私のモンテ備忘録シリーズ。
94年のモンテは当時在籍していた英ローバーグループが製造していたミニがモンテで初優勝した1964年から30年目の記念として本社の肝入りで走らせました。
その3年後の97年はミニの3勝目、言わばハットトリックから30年の記念という”こじつけ”でまた本社が参加国を募ったのでした。
94年との違いは、優勝当時のドライバー起用(ジャパンチームはマキネン/イースター)だったのを変更して、各国のジャーナリストを起用してメディア展開を強化しようというものでした。
そういうことで、また”ミニでモンテ”プロジェクトの日本担当となった私が選んだドライバーは・・・高校時代のクラスメイトで私をラリーという”悪の道”に引きずり込み、当時既にモータージャーナリストとして活躍していた日下部保雄クンでした。もっと若くて速いドライバーを使うこともできたのですが、長いモンテを完走するためには所謂”枯れた”好ドライバーが欲しかったんです。
で打診をしてみたら・・・「モンテ経験者の森川がコドラをやるならいいよ。」ってことで私も走ることになってしまったのでした。
マシンは英国ローバーグループが仕立てた最新ミニ・クーパー1.3のグループN仕様。
日本からのエントリーの他に英本社とローバー・フランスからも1台ずつのグループN。そしてイタリアとドイツからはバリバリのグループA仕様がエントリーしました。
その中で我々とフランスチームが第1ステージ”コンサントラシオン”で仏 Reims をスタートタウンに選んだので、共闘を張ることになりました。因みにイタリアチームは Turin からで他2チームは Bad-Homburg )
まずは1997年の年が明けて14日にロンドン経由でパリ入りし、サンジェルマンにあるホテルで1泊。翌朝6:54発のTGVで仏東南部の街である Valence へ向かいました。
ヴァランス到着後すぐに市内のローバーのディーラーへ。
そこで我らがマシンのミニにご対面し、直ちに山のほうへ軽いシェイクダウンに出かけました。
このサーフブルー(だったかな)のペイントが我々のマシン。前方の赤いのがフランスチームのマシンです。
ディーラーに戻るとローバー・フランスの広報ボスの Jean-Philippe Coulaud とご対面。
彼とはそれまでにもローバー・グループ広報の全体会議で何回も顔を合わせていた仲です。
マシンには既に本社に注文をしていたとおりのリヴァリーが施されていましたが、その後に追加決定したものを持参していたので貼り付け作業を。
当時ローバージャパンのファイナンシャル施策だった MINI LOAN のロゴです。
この後、ヴァランスで1泊し、翌朝また6:27発という早い便でパリにトンボ帰りしました。
Posted at 2025/12/16 15:49:38 | |
トラックバック(0) |
モンテ | クルマ