ゆっくり進む私の備忘録シリーズ。自身5回目のモンテ参戦となった1984年の WRC Rallye Monte-Carlo が終わったので、時系列の関係でちょっとモンテを外れますが、2年後の1986年に遠征した WRC ニュージーランド・ラリーについて書いてみます。
正式名は AWA-Clarion Rally of New Zealand でした。
NZに着いたのは今からちょうど39年前の6月23日。日本では初夏で梅雨真っ最中でしたが、南半球のあちらでは晩秋ということになります。
NZは北島と南島に分かれていますが、ラリーが行われるのは北島のほうで、Auckland が基点となります。
オークランド入りしてすぐに訪れたのは現地の Wrightcars TOYOTA というトヨタの正規ディーラー。オークランド郊外の Papakura にあるここが我々のチームの拠点となります。日本から海路送ったラリーカーがキャリアカーでちょうど到着したところでした。
こっちのキャリアカーでっかいです、というか長いです。
今回は富山でラリーショップを経営していた山口義則さんという先輩のチームからの2カーエントリー。
元トヨタの17技という部門でバリバリのワークスチームのエンジニアとして働いていた山口さんは John Coker さんという地元オークランドの新聞記者をコドライバーとしてトヨタ・カローラGTでエントリー。私のほうはトヨタ・スターレット(EP7)で、ドライバーは
今年3月に全日本戦でも一緒に走った元トヨタのワークス・ドライバーでもあった松波登先輩。
あはは、この写真若いですねぇ、アタリマエですが。
カローラもスターレットも共にグループAでのエントリーですが、排気量の関係でスターレットはクラス2、カローラはクラス3でした。
私としてはまだ英語が拙かったうえに、カローラのコドライバーのジョンを紹介されたらバリッバリのNZ訛りで先が思いやられました。「アイム・ワーキング・フォー・ニュウズパイパー。」でしたから。例のロンドン下町訛りに近いやつです。”a”を「エイ」ではなくて「アイ」と発音するヤツですね。「I'm working for newspaper.」です。この日は月曜日でしたが、「トゥデイ・イズ・マンデイ。」じゃなくて「トゥダイ・イズ・マンダイ。」です。ちょっと経ったら少し慣れましたけど。
近くのモーテル住まいでのNZ生活スタートでした。
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Posted at
2025/06/18 23:07:57