
既に先週末の話ですが、日曜は道東出張の疲れがどっと出てしまい、珍しく家でゴロゴロしていました。
が、さすがに家から出ないのは忍びなく、温泉でも行こうとエスクを引っ張り出して、山間のワインディングを走ったのですが。
この日は日中に暖気が入り、その融けた路面がちょうど夕刻の冷気で凍り始めているらしく、やたらと滑ります。
なのでちょっと突っ込み気味でコーナーに侵入すると、フロント側がブレークします。
あまり偉そうなことは言えませんが、経験としてこういう時、びびっておっかなびっくりステア操作をすると却って良くないので、少し思い切ってコーナーでアクセルを開けてみました。
と、ずずっ、とお尻が流れる感覚があります。
おお、この感覚。先代のテラノのそれに似ているではないか。
D21テラノはパートタイム4WDだったことから、4駆にシフトすると直結になり、大アンダーが出てしまうので、ふだんはほとんど2駆で走っていました。なので、まんまLSD入りのFR。
なので人気のないコーナーでは積極的にアクセルを開けて、リアを滑らせながら走ったものです。(もちろん、フルカウンター当てて、とかではないですよ。念のため ^^;)こうすることで、タイヤグリップの限界が掴みやすく、滑らなければアクセルをより開けて、滑れば閉じれば良いのですから、コントロールしやすかったものです。
フルタイム4WDのエスクじゃグリップ力が高くて、リアスライドなんてそうできはしないな、と思っていましたが、前後のトルク比が47:53とリア寄りにされていることもあって、こういうツルツル路面ではFRの特性が顔を出すようです。
では、と、タイトコーナーで少し思い切って進入してみると、駆動がかかっているフロントがやや粘るものの、アクセルを開けるとリアタイヤが路面を「蹴り出し」リア側から穏やかにブレークするあたり、なにかまるでFR車に乗っている感覚です。これですこれ。この感覚が愉しいのですよね。^^
しかもこれ、凍結路だけにそんなにムチャクチャに飛ばしての話ではなく、ごく普通の速度域でこうなのです。
なるほど、ドライ路面での操縦性の素直さも、恐らくはこの設定が効いているのでしょうね。
ちなみに、エスクはダイヤル操作でセンターデフロックもできるので、ロックしてしまえば直結4駆となり、よりグリップが必要な場面でも安定して走れます。この時の安定感はなかなかのもので、スズキもここを強調すれば、雪国でエスクの普及率も、もっと高まったのではないかとさえ思えます。
ちなみにもうひとつ、昨年導入した
PIVOTのスロコン。ふだんはSPモードで走っているのを、今回雪道でECOモードを試してみました。予想通りスロットルの反応が鈍くなるぶん、発進操作もしやすく、SNOWモードとしても使えそうです。スイッチひとつで簡単にSPモードに戻せるのも良いですし。
エスクで2シーズン目の冬。昨年末にとりあえず予定していたアップデートも完了し「かわねこ仕様」となったこともあり、だんだん特性もわかってきて、走るのが楽しい今日この頃。
日曜日は、のんびりドライブにちょっと出かけてみようかな。
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ESCUDO | クルマ
Posted at
2014/02/14 23:08:03