
昨日今日と、北海道は荒れた天気となりました。
十勝はまだいい方でしたが、イブの晩には降らなくてもいい雪が降り、夜半には時ならぬ雷が轟きました。
翌々日には季節外れの雨が降り、上がったと思ったら、今度は大風。さらに今日になって、これが例年通りとは言えマイナス気温の冷え込み。
当然、雪が残った路面はガチガチです。
この時期、こんなに乱高下するのも珍しいのですが、そんな中、遠征を控えてちょっと心配事も。
言うまでもなく、フェリーの運航状況です。
ここ数年、年末の遠征は新潟行きのフェリーに、友人と乗っていましたが、今年は友人が1日早く出発するため、久々に単独での乗船です。
その友人から、乗る予定のフェリーが欠航になった、とメールが来ました。
例年乗船する新日本海フェリーは、その名の通り日本海を運航するため、低気圧の影響をもろに受けることもしばしば。
船首に位置するラウンジの窓が、冬の間は、高波を受けてガラスが割れないよう、鉄板で覆われるのは、フェリー好きの間では有名な話。^^;
これは今年1月に帰省から帰道する際に乗船した船。最上階の操舵室以外の窓がふさがれているのが、わかると思います。
別の船で、時化の最中を進んでいるのを見たことがありますが、このビルのように見上げる大きさの上甲板まで波間に水没し、操舵室付近にまで波が上がっていたのは驚きでした。
最も、船そのものは、日本最大級の大きさを誇るフェリーです。以前話を聞いた乗組員の方によれば、上甲板は水密構造なので、浸水することはなく、相当なうねりでも航行自体は安全にできるのだそうです。
なので、欠航の判断は船そのものよりも、積んでいる大型トラックに積まれている荷物が崩れそうか、とか、乗船しているお客さんがどれだけ船酔いするか、ということなのだそうです。
幸いわたしは船に酔わない体質なので平気ですが、時化になると、まず風呂が閉鎖されます。(入浴中の転倒事故防止のため)さらに酷くなると、レストランが閉鎖(汁物が出せないから)され、通称「時化弁」と呼ばれる幕の内弁当の販売に切り替わります。さらに酷いと、島影などに避難停泊ということもあり、実際わたしはかなり昔に、奥尻島沖に30時間避難停泊した時に、乗船していたことがあります。
本日10時現在では、27日までが欠航となっていて、わたしが乗船する予定の28日の便は、とりあえずは運航しそうな状況ですが、明日まで予断を許しませんね。
そういえば、11年前にも、年末に台風並みの大型低気圧が来て、海上ダイヤがメチャメチャになったことがありました。

その時わたしは、年内最終運航の、苫小牧発秋田行きの新日本海フェリーに乗る予定でしたが、舞鶴、敦賀などの関西航路は、実に「20時間遅れ」などというインフォメーションが出ていました。
ここまで遅れるともう欠航に近く、年内最終便なので、端折って運航しないのではないかと、さすがに不安になって、フェリー会社へ電話してみたのです。
すると電話口の職員さんの回答は「年内最終運航便なので、何時間遅れても絶対に出港させます。港には来てください。」と、なんとも侠気あふれるものでした。^^;
実際この時は、3時間半遅れで出港し、秋田の後、新潟まで運航することから、おそらくは機関全開で航行したとみえて、翌日は、予定の3時間遅れを大幅に追い上げた、1時間半遅れでの秋田入港だったのを印象深く憶えています。
もちろん、今回も念のために、代替案をいくつか用意してはいますが、ゆっくりのんびり、今年就航したばかりの新造船での船旅を楽しみたいので、なんとか運航してくれることを祈るばかりです。^^;
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Posted at
2017/12/26 21:39:38