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2024年10月20日

水温計を考察する

水温計を考察する  なんかものすごく偉そうなタイトルですが、内容は大したことではありません。(笑

 先月末にあ~るくんに取り付けた、おーとがうげの水温計。走行中にチェックしては、やっぱりあるといいなあ、とほくそ笑んでいるのですが。

 取付直後にも、エンジン始動後5分くらい、針が上がって来ないことをネタにしましたが、朝晩冷え込むようになってきた昨今、青い水温表示灯が消えたら、ヒーターを入れるようになりました。
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すると、5分どころか10分以上も針が上がって来なくなったのです。

 そこで、その理由を考察してみました。

 エスクの場合は、エンジン始動後、ものの1~2分で針が動き出すことから、ずいぶん鈍いな、という印象だったので、最初はセンサーの初期感度が鈍いのか、とか、ひょっとしてサーモスタットがお疲れなのか、などとちょっと心配になっていました。
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 しかし観察していると、気づいたのは針の動き方です。
 ヒーターを入れず冷風の状態だと、エンジン始動後、5分ほどで動き始めた針は、すーっと上がり、街乗りで70℃~75℃付近を指し始めます。信号待ちが多いと、80℃手前くらいまで上がるかんじ。

 これがヒーターレバーを温風側にしていると、ファンは回さなくとも、先に記したように、針が10分くらい動きません。
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 それも、針の上がりそのものが遅く、45℃~50℃近辺をウロウロしてから、ゆっくりと上がって70℃台に入るかんじです。ちなみに上がってしまうと、動きに差異はなく、ちゃんと上下もします。
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 ヒーターレバーを温風側に入れると、冷却水がヒーターコアに流れて、ここで冷やされるので、オーバーヒート時の応急対策となることも、ご存知の方も多いと思います。
 また、オートエアコンが普及する前は、冬季にエンジンが冷えている状態のままヒーターを入れると、放熱されてエンジンが温まらず、結果ヒーターの効き始めも遅くなるので、エンジンが温まるまでヒーターを入れないのは、北国の常識でした。

 最近になって水温計の動きが遅いのは、K6Aの場合、排気量がちいさいことから、発熱量そのものが少ない可能性があるのではと思い始めました。
 考えてみればあ~るくんは、エスクの約1/4の排気量しかありません。オートバイでも、大排気量車と小排気量車のエンジンの熱さの違いは経験しているので、軽自動車だと思ったより水温は、上がるのが遅いのかも。
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 調べると、水温表示灯の低温側は、およそ50℃程度で消灯するらしい。当然そのセンサーが付いているのはエンジン側で、K6Aは、サーモスタットとアッセンブリーなのだとか。これなら水温上昇と消灯も早いわけです。そしてサーモスタットは、おおよそ80℃以上(88℃とも)で開き始めるので、それまでは、おーとがうげの水温センサーが付いているアッパーホースには、温められた冷却水は流れません。

 つまりこうです。始動後、エンジンブロック内の冷却水は温まりますが、街乗りであればそれほど回転数を上げないので、サーモが開き始めるのが遅い。開いてアッパーホースに冷却水が流れ始めても、冷えた冷却水も循環しているので、アッパーホース内の水温はすぐに上がらず、温まるのに、5分ほどかかっている。
 そしてヒーターをかけると、加えてヒーターコアで冷やされて、アッパーホース内の水温はさらに上がらず、45℃付近をウロウロしてから、穏やかに上昇していく、のではないかと思います。
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 そんなわけで、センサーの鈍さではなく、アッパーホース内の水温は、そんな上がり方なのかも知れません。
 チューンドカーならば、正確な水温を測るためにブロックに加工してセンサーを付けたりしますが、所詮は街乗りノーマル軽の、目安としての水温計です。
 サーモの劣化はあるかもしれませんが、水温が常時上がり気味であるとか、逆にヒーターが効かない、ということもないので、サーモ自体はとりあえず仕事をしているようです。

 そしてもうひとつ気づいたのは、エスクの場合はオートエアコンなので、ヒーターが最適制御されていること。
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 そして排気量もさることながら、Defiのメーターは、スタートが30℃です。これに対しておーとがうげは、スタートが40℃なのも、遅く感じる要因のひとつのような気がします。


 いずれにせよ、動かないとか、数値が変、というわけではないので、メーター自体は正常と見ていいでしょう。

 余談ですが、先日写真を撮るために、ヘッドライトを点けたまま数分ほどアイドリングしていると、電動ファンが作動する音が聞こえました。そこで何度くらいなんだろうと、水温計を覗くと約90℃。なるほど、走行風が当たらないと、これくらい上がっても不思議ではありません。そしてファン作動によって、80℃程度まで下がります。

 これらを踏まえて、これから来る厳冬期に水温がどの程度推移するのか、観察するのがちょっと楽しみ。
 この冬も、オーバークール防止の簡易グリルシャッターを作ろうと思っているので、水温計があれば安心なのです。
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Posted at 2024/10/20 22:06:41

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