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かわねこのブログ一覧

2023年12月13日 イイね!

道と財布が凍る冬

道と財布が凍る冬 先々週のことです。仕事であ~るくんを走らせていると。

 この時期、十勝ではビート(ホンダのではなく、砂糖の原料となる甜菜)輸送がまっ盛りで、ダンプがたくさん走っています。
 と、1台とすれ違った瞬間。ミシッとイヤな音が響きました。

 あ、どこかに飛び石が当たったな、と思った30秒後に、さらにミシッという音がしたと思ったら、ダッシュボード上の右側にしっかりヒビが入っているではありませんか。オーマイガッ!
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 飛び石が当たるだけでも不幸ですが、それでも凹みで済めば、昨今はガラスリペアで補修可能です。しかし今回は無情にもこの有様なので、こうなるとガラス交換しかありません。

 ちょうどオイル交換の時期でもあったので、いつものお店へ持ち込んで修理の見積もりを取ったところ、純正ガラスだと、せっかく数日前にクソ寒い日曜日の現場で、丸1日がんばって稼いだ売上がマイナスになる総額と聞いて、比喩ではなく、マジメに吐き気がしてきましたよ。

 しかし、社外ガラスも探してくれ、そちらはほぼ半額とのこと。ならば選ばない選択肢はなく、発注してもらいました。
 お店によれば、今年はなぜか飛び石が多いらしく、先月だけでもすでに5台入庫したとか。でもうちのに当たらなくてもいいじゃないか。(泣

 かつてはガラス交換であれば、車両保険を使っても等級は変わらなかったものですが、昨今は1等級ダウンになるのですよね。不可抗力なのに。
 念のため、保険会社に問い合わせると、免責があるため保険で出る金額より、翌年の保険料増額分の方が多いことから、全額自己負担となりました。

 思えば昨年末も同じ頃に、エスクのラジエーター交換で大枚が飛んでいきましたし、いったいなんの嫌がらせなんでしょうか。(泣

 クルマを預けると、最近これが多い、モコが代車で来ましたが、これ、ATはトロいわ、ヒーターが効かなくて寒いわと、なかなかにお疲れの残念車体。
 昨年のエスク修理の代車もこれで、あの時は「軽自動車ってヒーターが効かなくて寒いんだな」と思っていましたが、あ~るくんだとそれなりに効いてくれるので、軽だから効かないわけではないのだとわかったり。(笑
 もっとも、お店ではいつも代車料なしで貸してくれるので、文句など言えるものではありません。

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 しかも師走に入って忙しい時期だったのに、週末にも乗ると配慮してくれたらしく、預けた翌日の夕方には早くも退院してきたのは、ありがたい限り。
 当たり前ですが、貼り直された車検票は、センターではなく、現在の規定位置である右端になっています。
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 その昔は社外ガラスだと、一部にゆがみが出ていたりするものもあったと聞きますが、さすがに最近のものではそんなことはありませんね。また、社外ガラスだと安いぶん、もしかするとルームミラー裏のサンシェードがないのではないか、とちょっと懸念していましたが、これもちゃんと付いていました。(笑
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 ちなみに、このガラス、右上に以前のにはなかった「A↓S1」の刻印があります。なんだろうと思って調べてみたら、ここから下は透過率が75%ある、という意味だそうで、逆にここから上は、信号が識別できればスモークフィルムを貼っても良いらしい。
 以前のガラスにはなかった、てことは、2010年以降に規定されたものなのでしょう。

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 てなことで、復活したあ~るくん。本来は仕事用なので、主に平日しか乗らないのですが、日曜日には、ちょっとドライブに連れ出しました。

 と言うのも、納車時にサービスで付いてきた、オートバックスブランドのスタッドレスが、圧雪路でどれだけ効くのか試したかったのです。
 しかし十勝は幸いにして、と言うべきでしょう。12月のはじめは、いちど少し積もっただけで、どこへ行っても、オートバイでも走れるのでは、というほどアスファルトが出ていたのです。
 そこで、足を伸ばして狩勝峠を越えることに。

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 その狩勝峠も、除雪と塩撒きのせいで、路面に雪はありません。
 とは言え、さすがに峠とあって、それまで晴天だった空が曇り始め、粉雪が舞い始めました。

 国道は除雪されているのと通行量が多いので、やはり雪は載っておらず、ならばとちょっと山の方へ向かってみました。

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 が。
 確かに圧雪ではあったものの、その後に暖気が入ったと見えて、表面が融け、さらに風でそれが凍っています。悪いことにその後の積雪がなく、完全に表面が凍りついたスケートリンク状態。

 少し前に、国道で大型トレーラーとバスの衝突事故が報道されていましたが、この路面状況ならば、もはやスタッドレスが効く効かないのレベルではありません。

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 なので残雪があるかな、と、さらに山の上の農道に行ってみましたが、除雪されていないので雪はあったものの、表面が固く凍っており、圧雪ではありませんでした。

 雪は思ったより深かったのですが、農場の見回りでもしたのか、小型トラックらしいわだちは付いていたので走れそうです。もっとも、4駆のエスクならさて、いちおう、冬装備としてスタックヘルパーとスコップなどは積んでいるとは言え、2駆でオープンデフのあ~るくんでは、無理は禁物。
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 しかしこれも、踏み固められていない、グズグズの雪だったのでスタッドレスの効きがどうとか、わかるレベルではありませんでした。 
 しかも、わだち幅が合わないので、ステアリングを慎重に切らないと、直線でもリアタイヤが時々ブレークするので、これはどうにもならないと、ほうほうの体で引き上げてしまいました。
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 まあでもそのうち嫌でも圧雪を体験しなくてはいけないでしょうし、ふだんあまり行かないところへの、ドライブができたので良いのです。


 てなことを言っていたら、その週明け。

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 降りましたよしっかりと。帯広市内でも圧雪になり、図らずもタイヤテストができる路面状況となりました。(笑

 いやしかし、だからといって、これ以上降る必要はまっっっったくありませんので、誤解されませんように!!(←誰に?





Posted at 2023/12/13 21:36:08 | コメント(1) | トラックバック(0) | WAGON_R | クルマ
2023年12月09日 イイね!

あ~るくん翼をさずかる

あ~るくん翼をさずかる てなことで、まごうかたなきボロ外装になってしまったあ~るくん。心折れて、もうこれ以上は手を入れるまい、と、思っていたのですが。

 よせばいいのに、なんかまた付けてしまいました。

 わがあ~るくんは、FXグレードなので、当然エアロパーツは一切付いていません。
 仮に付いていたところで、軽の実用車では機能的にどうこうしないものですし、当初はこんなもんだと思いつつも、街で見かける上級グレード車に比べると、後ろから見た時にお尻が寂しい気がしていたのも事実。

 特にスタッドレスタイヤに換えて、ホイールがZACKの黒になってからというもの、サイドビューが締まって見えるぶん、後ろ姿が気になりだしたことから、リアウインドへの泥はね防止効果があるのでは、と、自分に言い訳して、リアスポイラーを付けることにしたのです。
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 実のところ、外装補修があそこまで失敗すると思っていなかったので、傷補修後に付けようかと、夏のはじめに中古部品だけ入手していたのでした。
 もちろん当初はブリーズブルーのを探していましたが、やっぱり見つからず、格安で出ていたブルーイッシュブラックで妥協。幸か不幸かドアミラーも黒化しているので、これならさほど違和感もないだろうという目論見です。

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 しかし格安だけに、当然小キズやら色褪せも多く、補修が必要でしたが、なんだかんだと忙しくて、ほったらかしに。しかしここへ来て、どうせやるなら本格的に雪が降る前の今しかないな、と11月末に重い腰を上げたのです。

 傷も当初はタッチアップで、と思っていたのですが、思ったより広範囲なのと、普段は見えないとは言え、天板の色褪せも気になるので、これまた凝りもせず塗装することにしました。

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 もっとも、傷隠しがメインなので特にきちんと研ぎはせず、ミッチャクロン頼りのごまかし塗装。
 某ラリードライバーさんが、競技車両を直す際の名言によれば「5mクオリティ」ってやつです。(笑

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 取り付けに関しては、両面テープのほかに両サイドにビス止めが2ヶ所、またスポイラー本体裏側には本来、位置決めのプラスチックピンが3本付いていたようですが、1本を残して折れていました。
 これ、袋構造なので再度このピンを入れ直すのは不可能で、それ以前に部品もないことからこのピンは使わず、両サイドのビス止めだけにして、あとは両面テープを増やして対応することに。

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 脱脂して両面テープを張り替え、リアゲートに穴あけして、ビスを打って固定しました。
 ビスはボルトナットではなく、リアゲートの裏からナットを入れ込むことも困難なことから、手持ちの黒メッキタッピングビスを使用。
 純正部品だけに、位置決めも容易だったのは幸いでした。

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 しかし。安物だけに、ビス隠しのキャップが片方付いていなかったのは想定外。じーざす。
 さすがにビスむき出しはなんなのですが、Dラーで聞いても単品部品は出ない、と言われてしまい、オクでたまに出ているものは、かなり足元を見た高いものだったので、手元にあったDVD-Rのスペーサーを切って自作しました。

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 材質の関係か、塗装はなんだか縮み塗装みたいにシワが寄ってしまいましたが、これも近寄らなければ目立たないので良しとします。(笑

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 まあスポイラーなんて、付けたからどーした、という程度のものですが、後ろ姿がちょっとだけ締まって見えるなあ、などと思ってしまうのは、単なるオーナーバカですが。

 実は、小ネタ的にまだちょっと手を入れたいところもあったりします。(←凝りてない
 とは言え十勝はもう、マイナス気温の冬もよう。来春のお楽しみにして、今季の作業はこれで終了です。

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Posted at 2023/12/09 21:54:15 | コメント(1) | トラックバック(0) | WAGON_R | クルマ
2023年12月08日 イイね!

今年の〆会

今年の〆会 画像は脈絡なく載せた、2008年のラリージャパン、スーパーSS。(遠い目

 てなことで(←手抜き)、今年も行われました、ラリー(プロギャラリー)忘年会。

 と言っても、これまた毎回同じよーに、ジンギスカンを喰らい、かわねこ基地でダベリング、という流れなのですが、これが楽しいのだから仕方ありません。(笑

 白樺までは、毎回れいぽんさんに同乗させていただくのですが、今回初めてレヴォくんに搭乗。その静粛性とスムーズさに驚き「さすが最近のクルマですね」と褒めたら「最近のじゃないです」と返されました。(笑
 そうなんです、ウチのエスクと2年しか年式が違わないのですが、設計年度が5年程違うので、その間の進化ぶりはメーカーの違い以上に感じるのです。

 ダンピングが少し硬めなのは、わたしには好印象でしたが、そう言えばレヴォーグの登場時に「足が硬すぎる」と評価され、後の年次改良でだんだん柔らかくなったと聞きます。
 おそらくこれは、開発当時にスバルが目指したものが、レガシィツーリングワゴンGTの再来だったからではと。スバル好きではなく、他社からの乗り換えから、後に販売の中心が1.6となったと聞きましたが、それでも2.0をラインナップしていたのはWRXシリーズからの流れをくむ「2.0ターボ」の符号を大切にした、スバルの矜持だったのではないでしょうか。

 また、レヴォくんは革シート仕様ですが、これも意外なほど座り心地が良かったのも印象的でした。
 実はかわねこ、革シートの独特の感触が嫌いなのですが、レヴォーグのそれは、センターがパンチングになっていることもあり、これなら夏場とかでも快適だろうなと思わせるものでした。

 まあ、れいぽんさんご本人はMTじゃないことから「つまらない」と仰っておられましたが、この快適性は一般受けは良いものの、GDBの硬派さからするとヌルいと受け取られそうで、レヴォーグRAとかあっても良かったのに、と、思ってしまいましたが、それ以前にいろいろ事情はあれども、最後までMT設定がされなかったのは残念ですね。

 そんなこんなを話していたら、なんと白樺前を通過してしまいました。(笑
 開店は11時ですが、昨年、30分前に到着したにもかかわらず行列ができていたので、そのイメージだったのですが、今回は駐車スペースにもクルマがなかったことが原因。

 考えてみれば昨年は、まだコロナ禍の最中でしたが、徐々に解除されつつあり、みんな外食を待ちわびていた時期でもあったのだと思います。今年に入って、少しそれが落ち着いたのでしょうね。
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 でも入店してみると、奥の座敷がすべてテーブル席に変わっていましたが、スタッフの配膳や片付けのしやすさからと、自分も含めてですが椅子席のほうが座りやすいことでの変更かなと思ったり。
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 そしてこれも恒例の、マトンとラムの混合。これは何度食べても美味い。
 十勝にいながらも、そうそう白樺に行く機会はなく、今回も実に1年ぶりだったので、堪能できました。
 ただ以前、美味すぎて追加オーダーをかけたら、後で全員胃もたれに襲われたあたり、ナニカを感じるお年頃なので、ここはぐっと抑えます。
 どーせ基地で、おやつ三昧してしまいますし。(ぇ

 そして基地でも、散々食い散らかしたあげく、出てきたのは、美瑛番外地さん持参のホタテ、なんと1kg!
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 しかもれいぽんさんが、鍋とお米まで持ってきてくださったではありませんか。
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 炊きたてご飯での、ホタテ丼という、これ以上ない贅沢を味あわせていただきました。
 ちなみに、ホタテ丼用に粉わさびも持ち込んでくださったのですが、ふだん食べているチューブの練りわさびと違って、香りがすごく良かったのも印象的でした。

 しかしなにしろ1kgです。ホタテ丼を豪勢に盛ってもまだ余ります。
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 てことで、第2弾はバター焼きとなり、当初は「まあこれをちびちびとつまみながら…」と言っていたはずが、なぜか一瞬で消えてしまうという、怪現象が。

 うん、ホタテって飲み物だったんですね。(←違います

 これで今年のプロギャラリーの集いも無事終了。(ラリミが再開されないのが淋しい)毎度のことながら、遠路はるばるお越しいただくみなさま、ありがとうございました。
 また来年もよろしくお願いします。
 



Posted at 2023/12/08 23:50:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | 戯れ言 | 日記
2023年12月05日 イイね!

質実剛健

質実剛健 とかく不人気車と言われがちだった、わが三代目エスクードも、生産が終了して早6年。
 個人的には人気とか不人気とかは、わりとどうでもいいことですが、中古相場が下がってきたのか、最近でこそたまに見かけるようになったものの、かわねこが購入した頃の北海道内では、それこそ見かけるのが稀なクルマでした。

 それもそのはず、新車時の国内販売台数は、年5,000台程度しかなかったと聞いています。そもそも当時のスズキが、ろくにプロモーションもせず、エスクードをどれだけ販売する気があったのやら、いささか怪しい感じでした。

 しかし、実はこれは日本国内での話で、海外では少し事情が違っていたようです。

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 2012年に、スズキは北米市場から撤退してしまったのは周知の通りですが、それまでは、三代目も「GRAND VITARA」の名で、北米で年間数万台近くも販売されていました。あのボディ幅でも、北米においてはコンパクトサイズであろうことから、それなりの人気を博していたようです。

 さらにヨーロッパでは、手頃なサイズ感と価格、高い走破性からかなりの人気車種だったそうで、その販売台数は、実に日本国内の10数倍だったとも言われています。
 ために、日本国内では「ついでに」販売していた感が濃厚です。これは三代目だけではなく、ハイブリッド化された現行の四代目でも感じていますが、スズキはどこまで真面目に国内で販売する気があるのか、あるいはヨーロッパでそれなりの台数が売れているから、日本は「ついで」でいいや、なのか。

 そんな三代目エスクード。
 海外のドキュメンタリー番組を観ていると、たまに画面に映り込むことが見受けられ、オーナーとしてはつい目がいってしまうのですが。(笑

 例えばアフリカ。
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 野生動物保護レンジャー用のクルマとして、使われているようです。
 初代エスクードは、日本では望まれたサイズ感と、都会でもカッコよく乗れるデザインもあって人気を博しましたが、アフリカでもコンパクトで安価だけれど、走破性が高いことからか、かなりの人気車種だったようです。
 20年ほど前に現地に赴任していた友人も初代に乗っていて、頼まれて部品を手配し、送った記憶があります。
 また、現地での白サイ保護の活動にスズキが車両提供などの支援を行っているそうで、そんな流れで、三代目もアフリカで認知されているのではと想像しています。

 この他にも、ナショナルジオグラフィックとかを観ていると、研究者がフィールドに行くためのクルマとして三代目を使っているのが、意外なほど散見されるのです。

 勝手な推測ですが、ランドクルーザーやディフェンダーほどに堅牢性は高くないものの、それなりの走破性を持ち、乗り心地も良く、しかも安価で使いやすいあたりが受けているのはないかと思っています。

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 そして、現在ラリーのXCRクラスが盛り上がりを見せていますが、ヨーロッパでは、以前からクロスカントリーラリーが盛んなようで、現地の販売店で製作されたのであろう、こんなラリー車が数多く走っているようです。
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 日本では、ほんの一瞬しか販売されなかった3ドアも、レギュラーモデルとして販売されていて、人気を博していたとか。
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 ちなみに福岡県では「TDA」という名称で、2台が時間差で出走するという面白い形式での、4WDでのダートトライアル競技が開催されており、ここでも実際にエスクードが活躍しています。

 なのでXCRクラスでも、誰かエスクードでラリー車を仕立てて走ってくれませんかね。(パーツがないので厳しいのは承知の上)(笑

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 蛇足ながら、台湾でも三代目は「GRAND VITARA JP」の名で販売されていました。ネーミング末尾に「JP」が付くのは、ノックダウン方式により、台湾国内で組み立てられる車種が多い現地にあって、これは日本で生産されたものを輸入していたから。
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 現地の嗜好に合わせて、ウッドパネルとレザーシートを標準装備し、高額の関税もあって、その価格は日本での約2倍と、まさに高級車扱いだったそうです。


 振り返ると、確かに同時期の他メーカー車に比べると、室内のつくりがちょっとプラスチッキーだったりする面も散見していましたが、その代わり必要な装備はひと揃い付いていてお買い得感が高く、気軽に使い倒せる道具感が、かわねこ的には魅力なのです。

 当時のメディアやネットによるインプレッションは、高級感がないことを指摘するものが散見されましたが、これは的はずれな話で、そもそもが高級車などではなく質実剛健な実用車、としてこそが、三代目の立ち位置だったと思うのです。

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Posted at 2023/12/05 23:06:28 | コメント(2) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ
2023年12月01日 イイね!

えびすさんが居た!

えびすさんが居た! 十勝でも、ついに白いナニカが降るようになってしまい、冬を実感する今日この頃。
 除雪は大嫌いですが、雪そのものというか、圧雪路を走るのはむしろ好きだったりします。(←ワガママ
 今季はあ~るくんでの初雪道なのと、タイヤが新品なのでちょっとだけ楽しみだったり。

 先日も、山奥の現場に行く道路が、ところどころ圧雪になっていて、初スタッドレスの感触を確かめてきました。


 さて。昨今冬道で活躍する装備に、ABSがありますが。
 これ、1990年代後半から2000年代初頭当時、国内各メーカーがエアバッグとともに、こぞって採用し始めた装備のひとつでした。

 以前乗っていたHT81Sスイスポにも装備されていましたが、スイスポに乗り始めた2004年当時は、雪道でちょっとブレーキペダルを踏むと、リア側荷重が軽いこともあってか、すぐにABSが効いてしまったものです。
 当時のメイン車両だったD21テラノには、ABSが付いていなかったこともあって慣れておらず、うざいので、ヒューズを抜いて作動を止めてやろうかと思いつつも、ヒューズを抜くと、メーターパネルの警告灯が点きっぱなしになることから、それも邪魔だな、とガマンすること幾年月。

 しかし、道内の某有名ラリードライバー氏の「ABSは効かせたら負け」という名言にあるように、意識しながら 10年も乗っていると、さすがの鈍いかわねこもブレーキの踏み方のコツが掴め、やがてほとんどABSを効かせることはなくなりました。

 昨今では制御技術も向上して、スポーツABSも一般化し、ジムカーナ競技などでは、制御をいかにうまく使うかが、速く走るコツとも聞きます。

 ちなみにエスクにももちろん装備されていますが、冬道よりも、ブレーキングしながら路面の段差に当たったりすると、その一瞬だけ作動することがあるのは、制御の違いなのでしょう。


 そんなこんなのABSですが、あ~るくん導入にあたり資料を調べていてわかったのは、軽自動車用のABSは、車種にもよるかもしれませんが、意外なことに2010年まで、標準搭載はあまりなかったようなのです。

 ワゴンRのマイナーチェンジ履歴を見ると、2010年5月に行われたもので、それまでメーカーオプションだった、ABSとブレーキアシストがそこで全グレードに標準搭載されるようになりました。

 さらに調べてみると、法令による搭載義務はもっと後なので、先立ってメーカーが自主的に搭載を進めたようです。おそらくは、当時安全装備として盛んに喧伝されていたので、販売戦略上の理由もあったかもしれません。
 軽自動車への標準搭載が少し遅れたのは、言うまでもなく、コスト面の問題でしょう。量産効果でコストが下がったことにより、普及し始めたと思います。


 わがあ~るくんは、2010年2月登録車なので、当然ABSは標準装備ではなくメーカーオプションです。実際、納車直後にダートに乗り入れ、強めにブレーキを踏んでみましたが、あの「ガガガガ」という作動音もなかったので、やっぱりこんな安い足クルマに、わざわざ付けていないんだろうと、思い込んでいたのですが。
 
 納車後しばらく経った頃のこと。ウォッシャー液ではなく「ただの水」が入っていたウォッシャータンクを空にすべく、積極的にウォッシャーを使い続けていたらついに出なくなったので、さっそくウォッシャー液を補充することにしました。


 その時です。ウォッシャータンクの横に、なにか見覚えのある、バルブユニットらしきものがあることに気づきました。
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 「あれ?これなんのユニットだったっけ」と、よく観察すると、下部にはブレーカーらしきものも見え、複数の細い配管も伸びています。その配管をたどってみると、マスターバックに繋がっており、そこで思い出しました。

 このユニット、スイスポやエスクに搭載されているABSアクチュエーターにそっくりだと。いや、マスターバックに配管されている時点で、ABSアクチュエーターに間違いありません。

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 その後下回りの防錆塗装をした際にも、フロントフェンダー内に、しっかりと配線が通っているのを確認したり。

 これまでヘッドライトのバルブを交換したり、外気温計のセンサーハーネスを配線したりの際にも、エンジンルーム内のアクチュエーターや、納車直後のタイヤ交換時にフェンダー内の配線は、思い切り目に入っていたはずなのに「どーせ付いてるわけない」という思い込みで、光学迷彩化され、見えていなかったようです。(笑

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 さらに気づいたのは、イグニッションON時に、メーターパネル内にも、ちゃんとABS警告灯が点灯していたこと。ただこれは、わずか1秒ほどですぐに消えてしまうことから、印象に残っていなかったようです。

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 そんなわけで、実はあ~るくんにも住み込んでいた、えびすさん。
 まあこんな軽いクルマで、どれほど効力を発揮するものかわかりませんが、この冬はしばらく「負けないように」ペダルを踏むことになりそうです。(笑





Posted at 2023/12/01 22:09:10 | コメント(1) | トラックバック(0) | WAGON_R | クルマ

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何シテル?   06/19 23:02
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