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かわねこのブログ一覧

2021年04月13日 イイね!

ちびくろ復活作戦始動

ちびくろ復活作戦始動 十勝にもやっと春というものがやってまいりまして、ついに基地敷地内から白いモノが姿を消しました。

 昨シーズンは、降雪量そのものは少なかったわりに、雪融け時期に第1、第2ガレージとも浸水事件が起きたりして、今年は早めに周辺の除雪をしていたこともあり、浸水がなかったのが幸い。


 てなわけで、シーズンインとなったので、さっそくオートバイを覚醒させることにしました。
 例年ならばまず、ちびくろKSRを覚醒させて実用車を確保した後、ツーリング車としてシェルパくん、となりますが、今期は事情でシェルパくんが実用車となるので、まずはこちらを覚醒。

 シェルパくんもわが基地に配備されて早17年。車齢では19年になりますが、メインのオートバイでもあり、ここ何年かちょこちょこ手は入れているので、機関は好調です。

 で、今年の覚醒メニューはスロットルケーブルの交換。シェルパのキャブはVMの強制開閉式なので、オープンとクローズの2本があり、もちろん両方とも交換です。昨今はツーリング中にケーブルが切れて走行不能、なんてことも聞かなくなりましたが、昔はけっこうあったものです。(遠い目
 なんとな~くスロットルが重くなってきたなあ、と思ったら換え時ですが、毎年インジェクターで潤滑していたこともあり、実は交換は初めてです。さすがにこの年数ならいつ切れても文句が言えないので。
 ケーブルは昨年秋に購入済みで、タンクを降ろして入れ替えるだけなので簡単。ただ、ケーブルの取り回しを間違えるとスロットルが戻らなくなったり、ハンドルを切ると回転数が上がってしまったり、はあるのでそこは注意。
 
 まあ、取り立ててスロットルが軽くなったりはしなかったので、まだ持ったのかもしれませんが、安心料と思えば高くはありません。
 あとはいつものエンジンオイル交換と各部の点検、給脂とキャブクリーナーがけ。例年だと冬眠中に、キャリパーピストンの動きが少し渋くなったりするので、バラして「揉みだし」をしますが、昨年はギリギリまで稼働させていたせいか、ブレーキフィールが非常に良かったので、今年は割愛。

 そんなわけでシェルパくんは無事覚醒。とは言え、例年ならキャブに燃料を送ってやれば、セル1~2発でかかるところが、今年はかなりぐずり、セルの長回しを3回くらいやってやっと初爆が来たので、そろそろお疲れのプラグも換えてやるべきだったか。

 ということで、足は確保しましたが、問題はちびくろ。昨年秋にエンジンが突然死してしまったので、まずはバラしてみないことには始まりません。ちびくろはちいさいくせにいっちょまえに水冷なので、クーラントを抜いて、チャンバーとキャブを外して、と、ヘッドを外すまでにちょっと手間がかかります。ヘッド外しはここ数年、クーラントのにじみ対策などでなんどかやっていましたが、腰上をバラすのは、実に25年くらいぶり。
 シリンダーがナット止めになっているので、分解はしやすいですが、LLCに浸かっているので錆びてないか心配でしたが、幸い普通に外れてくれました。


 で、外したピストンを見てみると…。

 キックの踏み応えの異常さから、予想はしていましたが、やっぱりこのありさまで、ガッツリ傷が入っています。
 しかもピストントップには、ディトネーションらしき傷もあったのは、けっこうショック。

 実はこのエンジン。25年ほど昔に、やはり突然死して、バラしたらピストンばかりかシリンダーにも傷が入っていたので、ホーニング加工をしてもらい、0.5㎜のオーバーサイズピストンを入れて復活した経緯があるのです。

 あの当時、もう1段階オーバーサイズもあったように記憶していますが、果たして今でもあるのか。
 ここは素人判断ではマズいので、知っているオートバイ屋さんに駆け込んでみました。

 が。
 「2ストKSRの部品はもう出ませんよ」との答え。
 ま、まあ、生産が終了して既に21年。後継の4スト110でさえ、生産終了から数年経っています。車体や足回りはまだ110のが流用可能とはいえ、2ストエンジンの補器部品が次々製廃になっているのは、パーツ発注の度に実感していたことでした。

 気の毒に思ったのか、店主はネット上でエンジン修理を専門に行っているショップがあり、KSRにも強く、オリジナル部品も製作しているので相談してみたらどうか、とアドバイスしてくれたので、礼を言って基地に戻りました。

 そのショップは検索ですぐに見つかり、エンジンOHのみならず、チューニングまでも行っていて、かなりのノウハウを持っていそう。
 記事を見ていると「悪名高き桜ピストン」という記述があり、これは店主も言っていましたが、当時の純正ピストンは、製造精度が悪く、割れや不具合が多発したりで、その後製造メーカーが変わったそうです。

 ウチのもまさにその桜ピストンなので、もしかすると、それが遠因となってのトラブルか、とも思います。
 なんでほぼ毎日元気よく走っていたのに、突然焼き付いたのか疑問でしたが、まれに出ていた、ジェネレーターカバーのビビリかと思っていた振動音は、もしかするとディトネーションだったのかもしれません。
 小排気量の2ストゆえ、そりゃあ公道を走っていても全開になることも多く、思えばこのピストンで1万㎞も走れば壊れるか、と、乗り方の悪さを棚に上げて、自分を無理やり納得させました。(笑

 ネットの店はオリジナルのピストンまで製作しており、ミクロ単位でホーニングしたシリンダーに合わせてピストンを選定するのだとか。シリンダーは既に入手困難なようですが、それさえ加工可能なら復活できそうです。
 しかもOH工賃が実に良心的。これは頼もうか、と心が傾きましたが、記事を読み進めると、やはり1万5000㎞を超えた個体はそれなりに手をかけた方が良いらしく(当然ですが)、ショップは本州なので、エンジンAssyを降ろして梱包し、送って作業してもらうことになるので、どうせならキャブやクラッチも含めてフルオーバーホールに…と欲が出ます。
しかしそこまでやるとなると、いくら工賃単価が安めとは言え、部品代を合わせた総額は、数万円では済まなさそうです。

 KSRは、そこまで手を掛ける価値は十分にあるオートバイとは思うものの、残念ながら今のかわねこには、その費用を捻出する金銭的余裕がありません。

 ネットで中古のエンジンを見つけて載せ換えるか、いやそれも履歴がわからないのでそのまま使えるか不明だし、やっぱりOH費用を貯めるまでガマンして待つか、でも走ってナンボのオートバイ、いっそのこと諦めて廃車に…などと最悪のシナリオも思案しつつ、ダメ元でカワサキのHPで部品を検索してみたところ。

 なんと、エンジン部品がまだ出ることがわかりました。
 ピストンも現行の0.5㎜オーバーサイズが、リングも含めて出ますし、その上の1㎜も供給されているではありませんか。

 これは少し光が見えてきました。
 シリンダーは筋は見えるものの、触診でわかるほどの傷はなく、ダキツキ程度なので、ペーパーがけで均し、新品のピストンを入れてやれば復活するのではないか。

 これはかなりの賭けです。そもそも素人ホーニングでシリンダーだけ換えて、、どの程度復活するかわかりません。エンジン屋さんにからすれば、なんて無謀な…と思われることでしょう。

 しかしとりあえず復活してくれることが、今のかわねこには重要なのです。
 往時の性能は取り戻せなくても、近隣のお散歩オートバイとしてのんびり走らせ、お金を貯めていつかフルオーバーホール(果たしてその頃部品が残っている確証はないんですが)してやる…。というのが、今回の作戦の全容です。

 さて果たして吉と出るか凶と出るか。(笑




Posted at 2021/04/13 22:18:42 | コメント(4) | トラックバック(0) | ちびくろ | 日記
2020年05月29日 イイね!

ハゲが気になる

ハゲが気になる なんか物議を醸しそうなタイトルを付けてしまいましたが、いや別に、頭皮の話ではございません。
 これまたちびくろの話でございます。しつこいとお思いでしょうが、もうしばらくお付き合いのほどを。

 そりゃまあ、30年近くも経とうものならハゲてもおかしくないんですよね。…って、ここだけ読んだら絶対誤解されそうな事書いてますが。(笑

 ちびくろのメーターバイザーのマーキングですが、寄る年波で、数年前からこのありさま。
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 昔はこんな感じでビシッとしていたんですが。
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 つってもボケボケ写真ですいません。当時はデジカメなんてものはまだない時代で、紙焼き写真でも、ちびくろはあんまり撮っておらず、これくらいしか残っていないのです。

 このブルーのラインは純正品ですが、当然とっくに製廃で入手不能。さてどうするか。選択枝は3つ。

1) 当時モノを探す……某オクで出品されているのを見つけましたが、論外のお値段。
2) 自作する……ちょっと考えて型も取ってみましたが、バイザーは曲面なので、意外と複雑な曲線で断念。
3) いっそのことぜんぶ剥がす……さすがにちょっと殺風景。

 てなことで、考えたあげく、やっぱり 3)がいちばん現実的かなと、これに傾きかけました。
 こんなのもシンプルで,それはそれでいいかなとも思いまして。
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 この画像はKSR110なので、バイザーやライトの形状が異なるから、あくまでイメージですが。

 で、これがビフォーの状態。
 バイザーまわりをぐるりと囲うラインが、途中で剥がれて切れてしまい、ずいぶんみっともなくなってしまいました。
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 どう処理しようかと眺めていてひらめいたのが、欠けているラインだけを剥がし、キレイに残っている部分を左右対称に残すというもの。
 で、アフター。
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 センターの「KSR」デカールは、新車当時からのモノで、もちろん製廃なのでとても剥がす気にはなれませんでした。

 バイザー上部のステッカーも欠けていたので剥がして、手持ちのステッカーに貼り替え。これ、30年くらい昔のものですが、ちゃんとカワサキ純正品です。
 ほんとーは「K」マーク入りの方がカッコいいのですが、手持ちにはなく、意外にも手に入りにくいので、妥協。

 画像では剥がしたラインの跡が目立ってしまっていますが、この後コーティング剤をかけて艶を出したので、あまり目立たなくなっています。

 で完成。

 …ではなく。

 こうなってくると、もう少し色を付けてやりたくなりまして。(笑

 ふだん装着状態がデフォルトの、トップケースがほぼ黒一色で殺風景なので、ピンストライプでも貼ってみようかと思い立ちました。

 が、意外にもピンストライプって、売ってないんですね。以前はホームセンターでもあったような気がしていたのですが。
 いろいろ探し回っても見つからなかったので、ネットでコレを入手。
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 おなじみハセプロのラインシートです。
 色のきれいさと幅の細さが自分的に気に入ったのと、わりとお手頃価格だったので。

 で、こんなふうにぐるりと蒼い差し色を入れてみました。^^;
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 前側はヒンジがあるので、その部分はカットして、ほぼ一周貼ってみました。
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 てことで、こんどこそ完成。
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 ええ、ええ、自己満足ですともさ。
 いいんです。これでかわねこ的には、気分アゲアゲなので。(笑

 はい。これで今年のお色直しは無事完成です。

 手を入れた機関部分も好調で、小粒ながらやっぱり乗って楽しい1台になりました。
 今シーズンも活躍してもらいましょう。^^



Posted at 2020/05/29 22:46:48 | コメント(2) | トラックバック(0) | ちびくろ | 日記
2020年05月28日 イイね!

今年のお色直し

今年のお色直し 先日までゴチャゴチャ書いていたように、今月はちびくろの整備に明け暮れておりました。^^;

 昨年、サビが浮いていたホイールとスイングアームを塗装し直したのですが、その際に塗装せずに残っていたのが、ステップとペダル廻り。ただこれらはふだんブーツで触れる部分でもあり、塗り直したところでどーせすぐ剥がれて汚くなるので…と、言い訳をして端折ったのですが。

 しかし他を多少なりともキレイにしたぶん、最近このサビ色がみょーに浮くというか、目についてしまい、気になることこのうえありません。
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 てなことで、意を決して塗り直すことにしました。

 今回塗るのはこれ。
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 左右ステップとプレーキペダル、チェンジペダル、サイドスタンドの5点。

 当然、これらを外すと走行はもちろん、自立もできなくなるので、ビールケースで支えてました。

 実はチェンジペダルのゴムは、かなり以前に切れてなくなっており、てきとーな油圧ホースを切ってタイラップで固定する、という、まあ、まことにインチキ修理でごまかしていたりもしますが。^^;
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 それは置いといて、昔なんどか林道で転倒しては、てきとーに曲げ直していたので、ペダルアームがいわゆる「曲がりまっすぐ」になっていたので、この機に叩いて曲がり修正をしました。

 そしてサビ落としは今回もこれ。
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 電動工具がないと、ペーパーでしこしこサビ落としなんて、根性と集中力と持久力がないことで定評のあるわたしには到底できません。^^;
 サビと格闘、いや戯れる、旧車レストア趣味の方は、本当に尊敬します。

 てなことで、サビを落としてマスキングをして、塗装準備。
 磨きがそーとーにいいかげんなところは、ぜひとも見ないフリの方向で。(笑
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 それでもミッチャクロンと、プラサフを吹いて、下地はそれなりに作ったつもりです。
 でもミッチャクロンって、厚塗りはいけないらしいのですが、塗料が透明なのでどれだけ乗ったのかわかりにくい…。^^;

 で、今回使った塗料はこれです。
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 蒼なのはデフォルトとして、なぜかマツダ車用のイノセントブルー。
 実はガレージのスプレー在庫の中に、未使用のこれがあったのですが、わがやにはマツダ車なんて在籍したことはないし、先代テラノのブルーは、もっと濃い紺色だったので、何に使うつもりで買ったのか、で、なんで使わなかったのか…。謎です。(笑

 まあいいや。あるものは使いましょう。ということで、3回ほど(かわねこ的には)丹念に塗りました。
 天日で5日ほど乾燥して組み付け。
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 塗る前のイメージ的には、もっと明るいブルーを想像していたので、ここだけ浮きそうだなー…と思っていましたが、仕上がってみると、意外や落ち着いた色合いです♪
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 ちなみに件のシフトペダルには、最近流行?のペダルカバーも付けてみました。
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 そんなわけで、ずいぶんとスッキリしました。
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 ま、言わないとわからないし、言うまでもなく完全自己満足です。ええ。
 でもいいんです。これでなんとなく気分はアゲアゲなので。(笑
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 で、実はついでにもう少しお色直しした部分もあるのですが、長くなったのでまた次回。(←ってまだ続くんかい






Posted at 2020/05/28 22:46:25 | コメント(1) | トラックバック(0) | ちびくろ | 日記
2020年05月08日 イイね!

連休最終日もタイヤ交換(笑

連休最終日もタイヤ交換(笑 そんなこんなで、連休中はちびくろ整備、シェルパ覚醒、ちびくろ塗装、シェルパタイヤ交換、エスクコーティングがけ、エスク夏タイヤ交換、ちびくろタイヤ交換、と、ひたすらに整備の毎日でした。あー忙しかった。(笑

 そんなわけで、連休の最終日もまた、ちびくろのリアタイヤ交換。

 空模様がどんにょりでちょっと怪しかったので、車体を第2ガレージに入れ、タイヤホイールだけ外して作業することにしました。リアホイールの取り外しはもう手慣れたもので、ビールケースでタイヤを浮かせて外します。


 ホイールからタイヤ脱着の工具はこれ。左からビードワックス、リムガード、タイヤレバー。


 実際にはチェーンを緩めるスパナ、シャフトナットを緩めるメガネレンチ他、こまごま工具ももちろん必要ですが、割愛。^^;

 まずはビードを落とさなくてはいけません。ちびくろのタイヤはチューブレスなので、ビードが固く、チューブタイヤのシェルパよりかなり作業しづらいです。
 リムとタイヤの隙間にレバーを入れて、リムガードをかませてごりごりこじります。比較的新しいタイヤだから落ちてくれるかと思ったら、そう甘くありませんでした。(泣


 ビードに潤滑剤を吹いて、かなりこじってやっと落ちてくれました。チューブタイヤなら、足で踏んづければ落ちるのですが。


 かわねこは要領悪いので、30分近くも格闘してやっとビードが落ちてくれました。
 ビードさえ落ちてくれれば、タイヤを外すのは同じ要領でこじれば外れます。

 で、今回チョイスしたタイヤはコレ。


 IRCのスクータータイヤ、MB48。
 
 本当はこれまで履いていたのと同じ、台湾タイヤのDUROにしようと思っていたのですが、これまでのHF-908というモデルがいつの間にかなくなっており、タイヤパターンがかなり変わってしまったことから、パターンが似た感じのこれを選択しました。
 ちなみに、このMB48はメーカーのHPでは「フロント用」となっています。(リア用はMB47)が、ちびくろのタイヤサイズ110/90-12は前後兼用で、このサイズはMB48にしかないのです。と、無駄な情報。(笑

 このタイヤもネットで発注しましたが、製造は2018年なので許容範囲。ちなみにこれも回転方向指示があります。


 製造国はタイなんですね。初めて知りました。


 てなことで、新品のタイヤ組み。当然ビードが固いので、なかなかホイールに入ってくれず、力業で入れました。ぜえぜえ。
 あ、今回は回転方向間違えたりのネタはありません。^^; でもバランスマークを合わせるのを見事に忘れて、気付いたのは翌日。しかし、ちょうど180°反対側に合わせたためか、もともと公差がちいさいのか、今のところバランスの影響はありません。


 で、これもコンプレッサーで4kpaくらい入れるとビードが上がりますが、上がる瞬間、バンッ!バゴンッ!と、けっこう心臓に悪い音がします。^^;

 順番が前後しますが、今回はバルブも新品に交換しました。前回交換し忘れたので…。^^;


 でもほんのちょっと小細工。と言っても大したことではありませんが。
 エアバルブの向きは、本来は車体左側に出ていましたが、これを180°振りました。
 と言うのも、左側だとすぐそばをドライブチェーンが走っているため、エア圧調整の際に毎回手が汚れるのが気になっていたのです。

 バルブがその向きになっていたのは、車体右側にあるリアキャリパーとの干渉を避けるためと思われましたが、タイヤ交換の際にエアを抜いてバルブをぐいっと振り、タイヤを回転させてみると、キャリパーには干渉しないことがわかりました。


 ならばエア調整しやすい方が良いわけで、あえてバルブを右出しにしたのです。

 とまあ、こんなかんじでなんとか終了。


 タイヤのパターンが前のDUROに似ているのは、フロント側と違和感なくてちょっと気に入っています。ま、スクータータイヤなんで、パターンはほとんどデザイン性だけなんですが。^^;


 これで春のタイヤ交換祭りは無事終了。安心してちびくろを走らせることができます。


 が。

 実はタイヤ交換の前に、別の作業もしていました。
 それについてはまた次回。^^; (←まだあるんかい
  
 
 




Posted at 2020/05/08 22:46:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | ちびくろ | 日記
2020年04月30日 イイね!

フライホイールを外してみた

フライホイールを外してみた 世間は大型連休だけど、かわねこの日常はさして変わりません。まあ、昨日29日は祝日だったのでお休みでしたが、言うまでもなくStay Homeとやらなので、というかそれ以前に引きこもりなので、さらに言うと日中雨模様だったので、いつも通り引きこもるつもりが、意外に早く先日発注したちびくろのリアタイヤが届いてしまいました。


 思わず、雨を押して(もちろん雨の合間に)組み直そうかと思った次の瞬間、エアバルブを発注し忘れていたことに気付くぢぶん。^^;

 これ、前回のタイヤ交換時も発注を忘れて使い回しているので、事実上28年モノ。さすがにヤバイので、発注し直し。

 しかし、なにかはやりたくなってしまったので、急遽フライホイールを外すことにしました。

 それというのもどうも最近、走行中の足元から「ビィーンンンン……」という共振音が響くのです。いや、以前から少しは聞こえていたよーな気もするのですが、以前は加速中の一定の回転数の時だけだったのが、最近は巡航中にも聞こえるようになった気がします。

 シュラウドやラジエータースクリーンといった樹脂部品など、どこが共振しているのかとあちこち探ってみましたが、どうもジェネレーターカバーのあたりから聞こえるような気がします。ここはそれこそ新車以来開けたことのない「開かずのカバー」。(笑

 ならばフライホイール内にゴミでも溜まっているのかと思い、開けてみることにしました。

 てなことで、ジェネレーターカバーを外します。ボルト4本で留まっているだけで、ガスケットの張り付きもほとんどなく、外してみると、なぜかカバー裏側にステッカーのはくり紙みたいなクッション材が貼り付けてあります。

 パーツリストで確認すると、ダンパとあるのでなんらかの音か振動(あるいは両方)の吸収材のようです。もしかするとこのダンパ自体の劣化が異音の原因かもしれませんが、カバーを閉じてから気付いたのと、この部品自体が既に製廃なので、確認のしようがありません。どなたかこのダンパについて知見をお持ちの方は、ぜひご教授ください。

 とまあ最初に結論めいたことを書いてしまいましたが、とりあえず作業の続き。^^;

 カバーの中はこんなふうになっています。これがフライホイール(正確にはローター)で中心のシャフトがクランクシャフトに連結されていて、エンジンがかかると回転します。まずは真ん中の14㎜ナットを外しますが、そのままソケットで外そうとしても供回りするので電動インパクトで外すのが吉。

 
 さらにフライホイールを外すためには専用のプーラーが要ります。で、買いました。(笑

 2000円弱で、4種類のボルトサイズに適合します。フライホイール側に逆ネジが切ってあるので、このようにプーラーの先端をねじ込み、十字の部分を回すと真ん中のボルトが締め込まれて外れるしくみです。

 ボルトがいっぱいまで締め込まれたら、モンキーレンチをかけて一気に締め込みます。
 これまで外したことがない部位なので、相当苦労するだろうなと、あらかじめネジ部にラスペネを吹いていたこともあり、力を入れると「ぱきっ」という音と共に意外なほどあっさり外れてくれました。


 フライホイールが外れると、中のジェネレータ(ステータ)が現れます。


 この時気をつけなければいけないのは、シャフトの上に乗っている沈みキーを落とさないこと。小さな部品なので落とすとかなり苦労すること必至。なのでフライホイールを外す時は気を遣ってそっとやりました。


 ちなみにフライホイールの裏側はこんなかんじ。内側がマグネットになっていて、これがコイルの周りを回転することによって電力を発生します。


 で、見ての通り、中が意外なほどキレイだったのには驚き。
 ガスケットのシール性が良かったのでしょう。ジェネレータも驚くほどキレイです。
 ちなみにジェネレータは外していません。目視では裏側もキレイそうだったのと、古い部品なのでヘタに外して振動を与えると、コイルが切れるのではと恐れたからです。これが切れるとエンジン始動不能になり、ジェネレータの交換となります。

 そんなわけで、フライホイール内側のホコリを軽く拭いて組み直しました。カバーのガスケットも用意していましたが、キレイに外れたので今回はそのまま再使用です。

 エンジンをかけてみた感じでは、なんとな~く共振音が少なくなったような気がしたりしなかったり。…まあ、プラシーボの範疇です。(笑

 で、本日乗ってみましたところ。

 なんと、あの共振音がなくなっていました。

 最初は気のせいなのではと、ギアチェンジを繰り返しいろいろな回転数域を試しましたが、加速中、巡航中を問わず異音が出ていません。

 うーんなんだったのだろう。フライホイールの共振音だったのか、ジェネレーターカバーが共振していたのか。実のところ、もともと聞こえていた共振音が、シールチェーン装着でドライブ系のノイズが減った分、聞こえ始めたのかとさえ思っていたのですが。(笑

 いずれにせよ、異音がなくなったので良しとしましょう。(←いいのか?

 安かったとは言え、わざわざフライホイールプーラーを買ったかいがありました。次にいつ使うのかは不明ですが。いや、使う事態にもなりたくはありませんが。^^;
 
 




Posted at 2020/04/30 23:48:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | ちびくろ | 日記

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「盆なのに、サイト一区画独り占めの静かな…いや、ツクツクボーシがうるさいくらのキャンプ場で、至福のひととき♪」
何シテル?   08/11 16:11
オートバイとクルマと、野遊びが大好きな「おやぢ」です。(^^ゞ 北海道のど田舎に住んでいます。どれくらい田舎かと言うと、地域で乗っている車種を言えば、...
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