
職場PCの資料画像を整理していたら、こんな画像を見つけました。
社員駐車場で偶然に写り込んだ、スイスポが来る前の通勤車、スターレットです。
このクルマにはこだわりというものがほとんどなかったので、結局まともな写真はただの1枚も撮らず、残っている画像もこれだけ、ソレもたまたま写ってただけです。
ルーフキャリアが付いていないので、納車直後のものらしい。
この後すぐに余っていたルーフキャリアを常備し、手放すまで付けっぱなしでした。
このクルマはいまの職場に転勤になって、通勤車として知人の中古車屋さんに譲ってもらったものです。
「ディーゼル車で安かったらなんでもいい」と言っていたので、「スターレットならあるよ」との返事に現物も見ず即決。
スターレットのディーゼル仕様といえば、最下グレードのソレイユと相場は決まっています。
引取りに行くと案の定、そこにあったのは黒バンパーのみすぼらしい姿でした。
それでも5速ミッション、パワステ、エアコン、ハイマウントランプも付いているし、まあいいんじゃない。
そうは言ってもこれがまた、見事になにも付いていない「素」ターレット。^^;
シートはハイバックの部分ファブリック。もちろんチルトステアリングなんかないし、内装はほんとに久しぶりに見たセミトリム!パワーウインドはおろか、集中ドアロックも間欠ワイパーも時計も防眩ミラーさえもなし。リアトレイすらなく、ガラスも素通しだったので、荷室がまる見え。いちばん驚いたのは、このクルマでの初出勤時の朝、トリップメーターがないことに気付いたときだった。コストダウンしすぎだ、トヨタ。^^;
とまあ、ヘタな軽トラより貧弱な内装でしたが、その潔さは却って気楽でいいものでした。セミトリムには、ホワイトボード用のペンでトリップ代わりに距離を書き込んでいましたし、室内も汚れた作業着のまま乗り込んでも気にならない。
さすがにAMラジオのみではさみしいので、CDステレオとスピーカーを付け、ディーゼルの轟音の中聴いていました。
時計とリアのトレイは、後に中古部品をもらって取付け、後部ガラスには安物のフィルムを貼付け。あまりにもリムが細すぎて握りづらかったステアリングは、知人の店でパーソナルの中古ステアリングを買い込んで取り換えました。
なんだかんだで、愛着はないものの、それなりにかわいがっていたような気はします。
車重が軽くてそこそこに加速するし、足回りもどノーマルのわりには、耐えられないほどふにゃふにゃではありませんでした。
が、いかんせんアンダーパワーで、高速に乗ったら法定速度以上は出せそうにないのと、トルクが細すぎて峠では失速したのもご愛敬。なのでスイスポのように、休日にあえて乗ろうとはしませんでした。
ま、なんといってもいちばんの美点は、職場に置き去りにして帰っても、なんにも気にならないこと!でしたけどね。
こいつの欠点は、気に入らない点が多すぎて、手をかけたくなること。
「シートがショボ過ぎだよな」とか「ホイールが汚い鉄チンてのはちょっと」などと、いぢりの血が騒ぐのですが、「こんなクルマに金かけてどうする」と、そのたび我に返って押しとどまっていました。
スイスポに乗り換えた当初は、この(世間一般ではマトモな)感覚がまだ残っていて、「できるだけノーマルで乗ろう」「手を入れるにしても通勤車だから、安物でじゅうぶん」だったのが、いまや・・・・・・・・・。^^;
みんカラのみなさんには、より過激な方もたくさんいらっしゃるので、「うん。ウチのはまだカワイイもんだ」と、自分自身に言い聞かせております。(←いいのか?)
Posted at 2006/11/14 22:10:41 | |
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