
そんなわけで、本気で次期主力機を選定する必要が生じてしまいました。
考え方や生活環境は、今後もさほど変わらないと考えられるので、そんな条件を自分なりに考え、好みなども入れて今回候補に挙がったのはこの4台。
マツダCX-5・XD
日産エクストレイル20GT
スバルフォレスター20XT
スズキエスクードXG
この先も長く乗ることを考えて、新車の可能性もあること、中古だとしても比較的年式の新しい現行車、もしくはそれに近いもの、となることから、数年ぶりにディーラーなどに足を運び、目星を付けた何台かに試乗してみることにしました。
やはりクルマは乗ってナンボ。乗ってみて「こんなはずでは…」とならぬよう、状況の違う中古車は別として、可能であれば実際に乗ってみないと、何百万円もの買い物はわたしにはできません。
というわけで、まずはマツダへ出向きました。登場直後から人気沸騰の感のある、CX-5。目当てはもちろんディーゼルのXD。
さっそく試乗車に乗り込むと、シートの出来が良いのが好印象。ニーサポートの張り出しも比較的大きく、多少乗降性を犠牲にしてもホールド性重視にしているのが好感を持てます。
始動は最新型らしく、プッシュスタートですが、ボタンがステアリングコラム左に付いているのは、慣れないと違和感がありそうです。エンジンを始動し、アイドリングから回転を上げていくと、思ったより「ゴロゴロ…」というディーゼル音が響きますが、わたしは嫌いではないので気になるレベルではありませんし、ある程度回転を上げてしまえば、実にスムーズに回ります。
アクセルペダルはオルガン式でしたが、これは違和感ありませんでした。
さすがに42kg/mのトルク感は素晴らしく、登りでもグイグイ進むので、運転していてストレスは少なそう。車体剛性も高く、足廻りも思ったよりダンピングが効いており、個人的にはかなり好み。
反してマイナスポイント(あくまで個人的に、です)は、やたらと大きいドアミラー。D21テラノのそれも、当時としてはかなり大きかったが、それと比較してもさらに大きく、若干邪魔に感じました。
そして後方が絞り込まれているデザインゆえ、後方の窓面積が狭く、暗い印象なこと。当然視界も良くはありません。また、ボディがコンパクトゆえに、ラゲッジルームの狭さは引っかかるところです。
もうひとつはスペアタイヤの搭載がなく、パンク修理キットであること。これが普通のミニバンやコンパクトカーであれば、それも許せますが、なんといってもSUV(このよくわからない言い回しは、個人的に好きではないのですが)。本格的に廃道に挑んだりはしないものの、林道を流したり、河原に降りたりすることはよくあるので、これはかなり不安。
ただディーラーの対応としては、マツダがいちばん良かったですね。CX-5をどのように使いたいのか、どんな走り方を望んでいるのか、をさりげなく聞き出す担当氏の話術はなかなかのものと思います。
ちなみにCX-5、やはり大人気で7月時点で発注しても納車は10月以降。レザーシートのLパッケージに至っては12月納車とか。
試乗の感触はなかなか良かったので、他人に聞かれたら問題なく勧めるとは思いますが、わたし的には「これじゃないと!」という強烈なインパクトに欠ける印象でした。
つづく
Posted at 2012/08/21 23:48:47 | |
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