
わたしと「師匠」との付き合いは、もう20数年になります。
もともとは、オートバイ乗りどうしの繋がりだったのですが、なんか生き方そのものの師匠でもあったりします。
その師匠、某大手企業の技術者として、英国と日本を行ったり来たりしておりましたが、一昨年にめでたく定年となり「定年延長?これから思いっきり遊ばなきゃならんのに、そんなものするか!」とあっさり退職して、悠々自適の生活に入っていたのであります。
昨年から、9月は北海道で過ごすようになり、今年も来ていましたので、今日は道東まで久しぶりに会いに行って来ました。
その道東のキャンプ場、ロケーションと設備の良さが気に入って、昨年も長逗留。今年も今月の初めに来道してからというもの、苫小牧からまっすぐここへ来て、そのままずっとここにいるという、なんと贅沢な時間の過ごし方!
もちろん「ここで何やってんですか」などという、野暮なことは聞きません。
世間一般の感覚ならば「そんな何もないキャンプ場にひと月もいるなんて、信じられない」と思われるでしょうが、天気が良ければ海をのんびり眺め、雨ならばシュラフにもぐって気ままに読書。浜で地元の魚を分けてもらい、好きなだけ食べて、たまに近隣をのんびり見て回る、という、まあなんとも羨ましい日々を過ごし、久しぶりに会った師匠は、すっかり潮焼けして見た目は地元の漁師かと思うほど。(笑
さてその師匠「魚介類は食い飽きた」と、世間一般が聞いたら殴りたくなるようなリクエストで、じゃあ肉でも食いに行きますか、と昼食に出かけることにしたのですが。
空は晴天。夏のような積乱雲まで見えているし、風もおだやか。9月末の道東と思えない陽気の良さに「師匠っ!師匠のコペンで行きましょう!」と提案。
そう、画像の通り、師匠の愛車はコペンのアルティメットⅡ。長年オートバイはBMWのフラットツインを愛車としてきた師匠が、初めて買った4輪車がこれです。理由は他でもなく、コンパクトで乗りやすいのと、屋根が開くから。
「運転するか?」という師匠の問いに「イエッサーっ!」と喜びいさんでキーを回します。
もちろんルーフはフルオープン。乗っているのがヲッサンと、漁師みたいな風貌のじいさんなのは気にしないことにして。^^;
いやー楽しいっ!ハンドリング良し、足廻り良し、何よりオープンはいいねえ!
「たまに助手席も楽だなー」と師匠もご機嫌。
6月にはイギリス滞在経験を生かし、スコットランドをひと月ほど旅し、そろそろ観光客も減っただろうから、と9月いっぱい北海道で、贅沢な時間を過ごす。
「『いいですねえ、優雅ですねえ』と言われるから、否定しないんだ。『そうだよ、そのために汗水垂らして40年も働いてきたんだ』と言ってる(笑」と師匠。
ああ、早くこんな「老後」になりたいもんです。(笑
Posted at 2012/09/23 23:52:37 | |
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