
先日のエアダクト外れで、部品交換が必要になり、
就航停止していた、ちびくろが再び復活。
もう白いアノ子の便りが聞こえ始めている今さら、あがいてどうするのかと言われそうですが、これまでの経験上、故障は直して、春先はバッテリーを繋げばすぐ走れる状態にしておかないと、「あ~直さないと走らないんだよなあ。もうちょっとしてからにしよう…」と先送りにしてしまって、結局乗り出しがズルズル遅れるのが、目に見えています。
それにわずかとは言え、コンパクトなちびくろなら、まだなんとか乗れそうな日も何日かありそうなので、あえて修理に取りかかることにしました。
というか、実は
キャリパー塗装が予定通りに終了したので、暗くなるまでの時間で、と思い手を付けたのです。
本当はバラすところまでやって、残りは翌日にと考えていたのですが、やり始めたらハートに火が点いて(笑)結局ぜんぶ組み終わってしまいましたが。

今回発注した部品。一番上が問題のエアダクト。左下はエアクリーナーエレメント。右下はエアクリーナー蓋のシールです。どうせならと、必要な部品は交換することにしました。

エアダクトの比較です。
上が新品。下がこれまで付いていたもので、縮んで少し短くなってしまっています。そして、それ以上に触ると古いダクトは硬化してカチンカチン。そのためエアクリーナーケースから外すのも、少しやっかいでした。新品はかなり柔軟で、左側のリブをケースに押し込んではめ込みました。

エアクリーナーケースを車体から外して、ビス9本を抜いて割ってみます。
と、画像下の四角い凹み部分に、なにかゴミのようなものが詰まっていました。(矢印のがそれ)

ゴミだと思ったそれは、リザーバーのフィルター(の残骸)でした。パーツリストにもしっかり載っていますが、こんなふうになっているとは思わず、部品を取っていません。そもそも製廃部品が出始めているKSR。部品が出るのかも怪しい。

そんなわけで、隙間テープを切って入れてみました。まあ、リザーバーのフィルタなので、これで問題はないと思います。
本当は、画像下に写っている溝部分に入っている、シールも替えたかったのですが、残念ながら既に製廃で入手不能。

なので、二次エアの吸い込み防止に、ブラックシーラーを塗り込んでボックスを組むことにしました。
ここは基本的にバラすことはないと思われるので。
ボックス内に走っている線は、実はここにバッフルプレートがはめ込まれていた跡ですが、既に外しています。

右の黒いのがバッフルプレート。コレが付いていると、ちいさな丸い穴からしか吸気しないので、けっこうパワーに影響するはず。
外してからは、パワーはともかく、レスポンスが良くなったのは確かです。

ケースを組んだ状態。エアダクトの取付部も、ブラックシーラーを塗り込みました。
まあ、元のパワーが知れたものなので、やったからといって速くなるわけではありませんが、まあ気は心で。^^;

新車から26年使ったエアクリーナーエレメントは、既に破れてしまっています。消耗部品みたいなものだけに、部品が出たのは幸いでした。

エアクリーナーの蓋には、こんなシールが入っています。
言うまでもなく、左がこれまで付いていたもので、既に硬化して変形しています。
ここのシールも部品が出たのがラッキー。柔軟性と太さがまったく違います。^^;

蓋にシールを組んだ状態。ここはエレメントを掃除する際に外す関係上、ブラックシーラーを塗り込むわけには行かなかったので、シールにたっぷりシリコングリスを塗布して組み付けました。

シールが新品になって太くなったぶん、蓋を軽く抑えないと、ビスが締まらないほどでした。これなら二次エアの吸い込みもないでしょう。

エアダクトも、実にすんなりキャブにはまりました。
エンジンをかけると、意外なことに静かになっています。夏にバッフルを外したときから、けっこうボォボォにぎやかになったので、やはり静音のために付いていた部品なんだな、と、思っていましたが、どうもバラしたときから二次エアを吸っていたっぽい。
今回の組み直しで、ノーマルと変わらない音になり、ご近所さんにも気兼ねがなくなりました。^^;
今日も銀行までの用足しに少し走らせましたが、フィーリングそのものは、修理前とそう変わりはありません。
でも、少なくとも二次エアの吸い込みがなくなったことで、エンジンには優しくなったはず。
台風が過ぎて、冷え込みが厳しくなるので、どこまで乗るものやら、ですが、やはりアシとして稼働状態にあるのは心強いです。^^
Posted at 2017/10/30 22:07:18 | |
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ちびくろ | 日記