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かわねこのブログ一覧

2022年11月21日 イイね!

みちのくひとり旅 -1-

みちのくひとり旅 -1- 私的な話でなんですが、かわねこの親も既に齢90を超え、しっかり認知症が出ています。
 この歳にして医者通いをしておらず、健康診断をしても認知以外どこも悪くないという、健康優良老人ですが、とは言え老い先長いとは思えず、コロナの状況などから、年末年始より今の時期に帰省しておくべきかと判断しました。そこで文化の日後に休みをはさみ、急遽帰省することにしたのです。

 そんなわけで、ほぼ半分くらい介護をしに帰省しているようなものなので、昔のように実家でのんびり、などというのはもうありません。実家での話を書いても面白くもなんともないので、その途上のあれこれなど。

 この帰省、小改修を終えて好調になったエスクで行きたかったのはやまやまですが、問題は費用。エスクを積むとフェリー代がけっこう嵩むのです。今回のように実質3日の帰省だと、以前にもなんどか利用したことのある、人だけ乗船して八戸からレンタカーを使う方が、コスト的に有利なので、今回もこれ。

 残念だったのは、全国旅行割でのフェリー代割引を目論んでいたのですが、GOTOが政府主導だったのに対し、全国旅行割は、各自治体での対応のため手続きが煩雑になるそうで、苫小牧~八戸のシルバーフェリーは「対応せず」、新日本海フェリーも帰省を計画した時点では「対応協議中」となっていて、利用が望めなかったことですが、ぼやいても仕方ないので、順当に八戸~苫小牧のシルバーフェリーを予約。

 八戸のレンタカーも、連休中とあっていつものニコニコレンタカーは、時既に遅しで空いていません。しかし探してみると、八戸駅前のタイムズレンタカーで、幸いに軽クラスが空いていたので、早速予約。

 で、日程は決まったものの、実はこの週は31日月曜から、いつもの萌街定期便出張に行っていました。
 2日昼に十勝に戻り、夕方いったん基地に戻ってスーツケースのなかみを入れ替え、夜にそのまま出発、のタッチアンドゴー。(笑
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 朝から200㎞弱を走って十勝に戻り、さらにそれに近い距離を夜走りかけるのは、若かりし頃ならさて、さすがにちょっと億劫だなあと思いつつ出発したものの、穏やかな月夜と、明るくなったLEDヘッドライトのおかげで、意外なほど楽しく走れたのは幸いでした。

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 苫小牧西港の駐車場は、その昔は無料でしたが、そのぶん薄暗くて治安も悪く、大事な愛車を置いていくのは若干抵抗があったものでしたが、3年ほど前からタイムズパーキングの管理となり、ごらんの明るさ。
 スペースも十分にあり、安心感はかなり増しました。ちなみに料金は1泊500円の良心価格なので、安心料と考えても安いもの。
 もっともこの照明、最終便が出港してターミナルがクローズされても夜通し点灯しているのか不明なんですが、それでもなるべくライト下の明るいところに停めました。気休めで、なんちゃってですが、簡易セキュリティもONに。

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 今回の船は、「シルバーティアラ」で、2018年に就航した、シルバーフェリーでは2番めに新しい船です。乗船した時は、初めてかも、と思っていましたが、2019年に既に乗船していました。^^;
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 乗降口付近では、ガラス越しですがゴツい油圧シリンダーで舷側扉が閉まるのが見られるのは、機械マニア的に嬉しい。(笑

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 出港時には、いつも後部デッキから出帆風景を眺めていますが、久しぶりの船旅に、やっぱり少しだけですが、心が弾みます。
 出港して船が動き出すこの瞬間が、いつもいちばん楽しい瞬間かもしれません。

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 リーズナブルな2等寝台は、二段ベッド個室のA寝台と、カーテンで仕切るB寝台があり、今回は旅費をケチってB寝台にしました。最近主流の設計で、階段式二段ベッドに、無料のロッカーまで装備されているのがありがたい。
 通路側には仕切りのドアもあるので、閉めてしまえば廊下を歩く人の足音も響かず、静かです。

 ベッドは横幅が狭めなものの、昔のギシギシ言う木造ベッドに比べれば、飛躍的に快適度があがっています。
 驚くべきは、かつてはこのクラスでは考えられなかった、空調が付いていること。吹き出し口の開け閉めで、ある程度温度調整ができるようになっていました。ただそれでも船内は寒いとクレームが来るからか、暖房が強めなので、送風全開でも半袖で寝られるほど暑かったのは、ちょっと残念でした。
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 若い頃は、雑魚寝の二等室利用が定番でしたが、時代は変わり二等室もベッド位置は指定になり、昔のようにスペース争奪戦の心配はなくなりました。さらに女性専用室も用意されています。ちなみに新日本海フェリーに至っては、最低クラスがベッド室で、雑魚寝の二等室は廃止されて久しいです。
 ただ、かわねこがプラスフィーを払ってもベッドを取るのは、二等室の場合、消灯時刻を過ぎても、安全上真っ暗にならず常夜灯が点いているので、熟睡できないからなんですよね。ベッド代は1400円なので、そう高いものでもないと思います。ちなみに個室のA寝台でもプラス2800円なので、カプセルホテルより安い。(笑

 この日沖合はそこそこうねっていて、船らしい揺れを楽しめましたが、それでも穏やかな方。お疲れだったかわねこは爆睡でした。

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 どんにょりなのがちょっと残念でしたが、ひさびさの八戸港へ入港です。
 クルマを載せていると、着港後すぐ下船が始まるので、のんびり入港作業を眺めていると船内放送でクルマに戻れ、と、怒られます(後続の迷惑になるので当然ですが)が、徒歩下船だとデッキが接続されないと下船できないので、着港まで眺めても大丈夫。

 下船後は、最寄り駅までシャトルバスが出ていますが、なぜか「八戸駅」までは運行してくれず「本八戸駅」止まり。本八戸駅から八戸駅までは、とても歩いていける距離ではないし、逆にフェリーターミナル行きのバスは八戸駅発なのに不親切。どうも地元のバス会社の路線ダイヤに組み込まれている関係ではないかと思います。
 仕方ないので、本八戸駅から八戸駅まではJR移動。めんどくさい。

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 タイムズレンタカーの八戸駅前店は、駅東口を出てすぐにあるので便利。
 指定料がかかるので、今回あえて車種指定をせず、何に乗れるか楽しみにしていたところ、事務所前には、ワゴンRが待機していたので、やった!と喜んだら、それは先客のクルマで、こっちは日産デイズになりました。^^;

 タイヤはスタッドレスタイヤでしたが、この時期は、追加料金無しで装備されます。
 ただ、予約サイトでは4WDを指定すると指定料がかかることになっていたので、FWDでもいいやと、あえて指定しませんでしたが、土地柄やっぱり4WD仕様でした。

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 高速代をケチるのと、景色を眺めながらのんびり走りたかったので、一般道でてこてこと盛岡を目指します。
 ルートは内陸の340号線と150号線の乗り継ぎルート。
 しかし初っ端にやらかしました。左折と右折を間違え、どんどん西へ。(笑
 タイムズは、これも追加料金無しでナビ付きなので、ふだん使わないナビを頼りました。仕事で乗るハイエースにも付いているのと同じ、カロッツェリアのナビだったので、操作しやすかったのも幸い。

 八戸はなんども訪れていますが、城下町なので市内はけっこう入り組んでおり、未だにフェリーターミナルから海沿いに北上する県道と、本八戸駅間くらいしか、道がよくわかっていません。^^;

 デイズは、3年前にも旧型に乗っていますが、このデイズは令和元年登録の現行モデルだったので、オートライトに時間調整間欠ワイパーなど、じゅうぶんな装備が付いていました。
 走ってみた感想は、ノンターボの軽自動車なので、まあ、そういうもんだよね、という走りで、いちどスピードが乗ってしまえば、さほどストレスはありませんが、発進からの加速はCVTの特性や4WDの駆動抵抗もあると見えて、かなりもっさりしたものでしたが、これは仕方のないところでしょう。

 ただこれMTで引っ張れれば、それなりにキビキビ走るのではという印象で、デイズ/EKワゴンにはありませんが、スズキのワゴンRだとMT仕様があるので、乗ってみたい気はします。もっともレンタカーには望むべくもありませんが。^^;

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 てなことで、のんびりと南下します。
 九戸村あたりの集落は、国道ながら昔の街道のままの狭さ。両脇の商店の雰囲気が、とても懐かしいかんじです。
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 国道281号から4号線に乗ったあたりで、とうとう雨が降り出し、ちょうど昼になったので、どこかで昼食を食べようかと思いながら走っていると。

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 おお、これぞ「昭和のドライブイン」。昔は街道沿いに、こういうお店がよくありましたねえ。
 広い駐車場には、トラックも数台停まっており、これは、と、入店してみました。

 店内の造りも、昔ながらの広いホール形式でした。
 お客さんがけっこういたので、さすがに写真は撮れませんでした。このあたり、あまり飲食店がないので、今でも繁盛しているようです。
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 レジ脇の棚がこれまたザ・昭和。レトロ気分を盛り立てます。(笑

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 メニューを眺めて目に付きオーダーしたのは、豆腐ラーメン。地域によっては「マーボーラーメン」とも呼ばれますが、麻婆豆腐に麺を入れるこれって、岩手北部?では昔からよく飲食店で出されていたので、岩手の食文化のような気がします。
 その昔にわたしが住んでいた地域で提供されていたものは、もう少しとろみが強かったような記憶がありますが、細い縮れ麺の味は懐かしいものでした。^^

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 てなことで、どんにょり天気ではありましたが、紅葉も盛りのひさびさみちのく路、少しだけ愉しんだのでした。


ーつづくー 

Posted at 2022/11/21 22:49:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅路 | 日記

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