
この週末、思ったより天候は落ち着きそうで、曇り空のうちに、ここしばらくほったらかしにしていた、庭草を刈ろうと張り切ったのですが…あいにく夜露で庭はびっしょり。これでは作業できません。
なので、洗濯と掃除など、ひととおりの家事をこなしてから、直売所へ野菜を買い出しに行くのに、エスクを出動させました。
無事、野菜ととうきびをゲットして、せっかくなので、そのままドライブ。
農道を気分良く流していると、運転席側窓の上を、なにか黒い影が飛んでいます。最初は鳥かと思いましたが、それにしては大きい。
ああ、飛行機か、と気づいた時には、機体は旋回して、前方へ出てきました。が。それにしてもずいぶん、低高度で飛んでいます。
視界の隅に捉えた際にも、セスナにしてはちいさいな、パイパーカブかな。このあたりでは珍しいと思っていましたが。
このあたり、帯広空港に近いといえば近いので、操縦訓練かと思いましたが、機体はそのまま南下していきます。しかし、高度を上げる様子がありません。
それどころか、どんどん高度を下げています。
ええ?このあたりに、農産物を運送するための、いわゆる農道空港なんてあったか?あれ、新得町にしかないはず…。
機体はそのまま着陸したようです。
おいおい、まさかトラブルで不時着?!
と、頭がグルグルして気になったので、飛行機が着陸したあたりに行ってみると。
道路脇の畑に、機体が置いてありました。
意外にも、パイパーカブよりも、もっとちいさく、これ、ウルトラライトプレーンかなあ。
ふと見ると「場外離着陸場」のちいさな看板がありました。不時着ではなく、ちゃんとした着陸だったようです。
畑の中に勝手に入るわけにはいかないので、遠巻きに機体を眺めていると、農作業用のつなぎを着たおじさんが、フォークリフトに乗って現れました。
お話を伺うと、この飛行機は趣味で飛ばしているそうで、この畑も、国の許可を受けているため「場外離着陸場」の看板を立てているのだとか。
機体は販売されているもので、帰宅して調べてみると、カナダ・マーフィーエアクラフト社製のマーベリックという機体のようです。
ウルトラライトプレーンと言うと、ハンググライダーに近いような、簡易な構造を想像してしまいますが、このような「飛行機」に近い形状のものは、「蛇面操縦型」と呼ぶのだそうです。
この機体は尾輪式なので、操縦がそこそこにシビアで、むしろセスナの方がずっと乗りやすいのだと、伺いました。
マフラーが機首下に突き出ているので、エンジンが気になり伺うと、オートバイやスノーモービル用のエンジンメーカーで有名な、ロータックス製だとのこと。
これも後で調べたところ、ウルトラライトプレーンでは、ロータックスはかなりのシェアを持っているようです。そしてなんと、あのHKSも、現在は生産をやめてしまいましたが、近年までウルトラライトプレーン用エンジンを生産していて、かなり好評だったらしいことも知りました。
オーナーさんによれば、このロータックスは「あまり良くない」そうで、「もっとウルトラライトプレーンが広まって、できればホンダなどの国産エンジンがあればいいのにねえ」と仰っていました。
「仲間を増やそうと、周りの知り合いを誘うんだけどね、みんな死にたくないからと言って、乗りたがらないんだよ」と笑っておられました。
道路の反対側には、オーナーさんのご自宅があり、表札にもちゃんと、雷電?を模したオブジェが付いていたのが、微笑ましい。
いやあ、いいものを見せてもらいました。
このあとは、せっかくなので、ウエモンズハートへ行ってみます。
もちろん、ソフトなう。が目的。
さすがの人気店で、駐車場はすでに9割方埋まっていました。
日も差してきて、気温は既に30℃台ヘ突入。写真を撮っている場合ではありません。とっとと食べないと、どんどん融けてしまいます。(笑
ショートドライブでしたが、楽しめました。
夕方には、雨も降っていないのに、空には虹が。どんだけ湿度高いんだ。雷も鳴っていましたが、結局降らなかったので、日が落ちても、蒸し暑いまま。
まあでも、嫌でもすぐに「寒い」時期がやってきます。
せっかくの夏の名残、まだ楽しみましょう。(笑
Posted at 2023/08/26 21:54:04 | |
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