
せっかくの連休なので、ほんとうは初日からエスクでのロングドライブを目論んでいたのですが、なにしろ前日に萌街定期便出張から帰投したばかり。
若かりし頃なら、無理してでも夜明けに起きて出かけたものですが、昨今はお仕事で体力を使い切ってしまい、早起きもできず。
なので、来るナニカの襲来に備えねばならない、この季節とあって、まずはタイヤ交換をすることにしました。
当初はこの連休、気温高めの予報で、路面凍結の心配もまずなさそうだったので、夏タイヤのまま出かけるつもりでしたが、チェックしてみると、夏用のグラントレックA/T-Sは、もう4部山程度まで減ってしまっており、ケチって温存する方向にしました。逆にスタッドレスのウインターマックスSJ8は、まだ7部山程度あることも、交換の理由のひとつでした。
ちなみに、新車時より使用して、2019年シーズンからは、根雪の前後に「なんちゃってスタッドレス」として使っていた、ブリザックDM-V1は、ついにプラットフォームが出てしまったので、なんちゃってとしても、もう使用終了。
今季から、エスクは基本的に週末の運行になるため、最初から本番用タイヤを履いていても、そう減ることはなさそうです。
てなことで、いつも通りにジャッキアップ。横着してリジットラックをかけていませんが、クルマの下に潜るわけではないのと、万が一に備えて、タイヤを下に敷いています。
今季は夏の車検で、下回りのシャシーブラック塗装もしてもらっていることから、ハブグリスを塗布して組み付けるだけ。ちなみにかわねこ、ハブグリスは専用のものではなく、ン十年前から持っている、パッドグリスを流用しています。
2017年に塗装したキャリパーも、だいぶ色褪せて来ました。来年春には再塗装しましょうか。気が向いたら、ですが。(笑
エアバルブのムシの増し締めはもちろんですが、バルブの頭頂部(ネジ部ではありません)に、シリコングリスを少量塗布しておくのも、ルーティン。以前バルブキャップ内側のゴム部が張り付いて、回らなくなってしまったことがあったので、その対策です。
最近はやる人が少なくなったような気がしますが、ホイールセットでの保管時には、タイヤのエア圧を下げておきます。
メーカーによっては、半分程度まで下げることを推奨しているようですが、かわねこは7割程度の、160kPaくらいにしています。
ちなみに、組み換えたスタッドレスは、指定圧よりも高めの240kPaに調整。まだアスファルトが主体のこの時期、段減りと唸り音防止のためで、根雪になったところで、指定圧に下げるようにしています。
翌日は7時過ぎに出発。東を目指します。
夜のうちに降っていたらしい雨もやんで、路面も乾き始めました。どんにょり天気なのと、ちょっと寝不足でテンションもあまり上がってないところに加え、30分ほど走ったところで、なぜか急に腹痛に襲われたり。
幸い、道の駅のトイレに寄って復活したのですが、テンションも低空飛行のまま。
足寄を過ぎると、雌阿寒岳、雄阿寒岳も見えてきたので、まあ、あまり天候が崩れることもあるまいと、先へ進んでみます。
途中の駐車帯で、ホイールナットの増し締め。このためにトルクレンチを積んで来ました。
今回、いつも通り指定の100N・mで締めていたのですが、なぜかいつもよりぜんぶのナットが緩めでした。なんでだろ?締め直したのでいいんですが。
しかし、阿寒横断道を登り始めても、天候はどんにょりのまま。
いつもなら見えるはずの、雄阿寒岳も望めません。もっとも、連休のわりにタイミングが良かったのか、他のクルマがいなくて走りやすかったのは幸いでしたが。
弟子屈まで順調に走り、小清水峠を目指します。が、藻琴展望駐車場でもやっぱりどんにょりのまま。ま、覚悟はしていましたが、やっぱりちょっと残念。
が。予定では、小清水峠から、道々587号線に入り、跡佐登小清水線を走るつもりでした。
目的地は例によって決めていなかったものの、盆休みの帰りにここを走るつもりで、うっかり国道391号野上峠を通ってしまったので、そのリベンジだったのです。
しかしなんたることか。
すでに冬期通行止めではありませんか。事前に知床横断道の通行情報は調べていて、日中のみなら11月6日まで通行可、とあったので、道々がまさかこんなに早々と通行止めになっているとは想定外でした。
通れないものはしょうがないので、そのまま藻琴峠を抜けて、小清水町まで移動。
天気も相変わらずどんにょり、テンションだだ下がりで、ドライブではなくまさに移動。
昼も過ぎたので、道沿いのお店で昼食。
メニューを見ると、どうやらとんかつが売りのお店のようでしたが、悲しいかな、まだお腹が本調子ではなく、大人しくとろろそばをオーダー。これはこれで美味しかったけど。
ほんとうは、このまま斜里を抜けて知床横断道を越え、根室くらいまで走って車中泊。明日は納沙布岬を回って海沿いに走る、というのが、なんとなく考えていたルートでしたが、テンション低め、体調も今ひとつとあって、残念ながら基地に帰投することにしました。のんびり車中泊旅を楽しみたかったのですが、無理はいけません。というか、無理ができない◯◯になってしまいました。(笑
ここで天気が良かったなら、状況も違っていたでしょうけれど、斜里岳もうすらぼんやりなので、素直に野上峠を目指すべく、国道を走ります。
しかしなんたることか、弟子屈を過ぎたあたりから、青空が見えるではありませんか。今日のお空は意地悪です。(泣
帰路は標茶から釧路に抜けて、そのまま高速でジャンプかな、と、思いつつ。
途中の駐車帯で20分ほど仮眠したこともあり、皮肉にもこのあたりから、体調も完全復活してきました。
釧路から戻らずに、そのまま東進して納沙布岬を目指す…とも、一瞬頭をよぎったのですが、どうしても納沙布岬へ行きたいわけでもなく、シェルパくんの冬眠作業を残していたのも気になっていたので、やっぱり帰投することに。
でも天候回復したので、高速には乗らずに海沿いをのんびり走ったり。
十勝に戻る頃には、日も落ちて夜景が見える暗さになりました。
なにしろこの時期、日暮れが早いこともあって、暗くなるとなにか早く家に帰りたくなるのです。
まあ、530㎞ほど走れたことだし、気ままな車中泊ドライブはまたの機会を楽しみにしましょう。
おまけ。
お腹が完全復活したので、夕食は味噌カツ丼を堪能したのでした。(笑