
あ~るくんが配備されて、もうすぐ1年になります。振り返ると、昨年秋までは「かわねこ仕様化」改修で、あーでもない、こーでもない、と、かなりドタバタして落ち着かなかった記憶ばかりが蘇ります。
じゃあイジらないでそのまま乗ればいいじゃないか、というツッコミもごもっともですが、仕事車と言え、いや仕事車だからこそ、接する時間が長いぶん、割り切れる部分と、我慢できない部分というものがあるのは、クルマ好きならおわかりいただけるのではないでしょうか。
仕様としてはほぼ完成されたので、さほどなにかをイジることはなくなって、楽になった昨今ですが。
先日、とあるパーツを探して、第2ガレージを捜索していました。
タイヤ交換の時期でもあり、どっちにしろしまい込んでいるタイヤや除雪道具を片付ける必要があるので、オートバイなどを始め、中の物をいったん外へ出して片付け直すのが春先のルーティーン。
言わずもがな、整理整頓なんて単語が辞書にないかわねこのこと、大概のものは、なんでこんなところに、というわけのわからないところに無造作に入れてあることもしばしばです。今回もガレージ奥は、捜索も兼ねて段ボールなども開梱していたのですが、探しものは見つからないまま。
ところが片付けの終盤、何気に入り口付近に置いている、ラックに積み上げたウエスを持ち上げた時、その下から、違うけれどこれも探していたモノが見つかりました。
それは、先代のHT81Sスイスポに付けていた、ミツバサンコーワのプラウドホーンと、自作のリレーハーネス。
これ、スイスポを手放す時に外したはず、と、昨年5月のあ~るくん配備以降、ずっと探していたのですが見つからないままでした。
もしかして記憶違いで、付けたまま手放したのかも、とも一時は思ったのですが、ある時、スイスポ退役の際に、それまでいろいろ付けたパーツをどうしたのか、を記したメモが見つかり、そこに「ホーンはハーネスごと撤去、ノーマル化済」とあったので、外したのは間違いないと、機会あるごとに探し続けていたのです。
とは言うものの、そもそもホーンなんて、かわねこの場合、鹿か狐相手にくらいしか鳴らさないので、最初からなければ、新たに購入してまで換えようとは思いません。しかしあるはずならば、見つけたくなるのが人情というものです。
そして見つかったならば、付けたくなるのもまた人情。仮配線をして確認すると、ちゃんと鳴ることがわかったので、さっそく作業開始。
ノーマルホーンは、フロントバンパー裏の下部に付いていて、グリルの上からも確認できるのですが、これがまた微妙に手が届きそうで届かない狭さ。ならば素直にバンパーを外したほうが早い。バンパーはほとんどがクリップで止まっているので、割と簡単に外れるのです。
バンパーさえ外せば楽勝、と思ったら、プラウドホーンはコンパクトサイズとは言え、ダブルの渦巻き型なので、意外と大きさがあり、ノーマルホーンの取り付け位置はエアコンホースが走っているので、スペースがありません。
いろいろ検討し、エンジンルーム内なども考えたのですが、いずれもスペースがないか、ボルト止めができないかなのです。
ラジエーター前の上部には、比較的広い空間が開いていたので、ならばメンバー間にステーを渡してそこに吊るせば良かろうと、ホームセンターにエーモンのステーを買いに行きました。
が、その帰り道。ふと気付いたのです。ホーンをバラして1個ずつにすれば、収まるところがあるのではと。
さっそく検討してみると、メンバーに空きナットが見つかり、ホーン本体を上下に離して付けることで、取付可能と判明。
もうステー買っちゃったけど。ま、400円くらいなので、取っておけば今後なにかに活かせるかもしれません。
次いでハーネスですが、もともとシングルホーンのクルマ、特に電動パワステ車をダブルホーン化する場合、リレーを付けるほうが良いとされています。理由はホーンと電動パワステのヒューズが共用されていることが多く、消費電力の多いダブルホーンを鳴らした時に、負荷がかかってヒューズが切れると、パワステにも影響が出るかららしい。
調べてみると、あ~るくんの場合は、ホーンと共用されているのはハザードランプで、パワステはどうやら別系統のようですが、ヒューズボックスに表記がなくても、回路的には関わっていることもよくあることと、リレーを入れたほうが音が良くなることも、スイスポ時代に実証済みなので、そのままハーネスも活かすことにしました。
ハーネスはどちらにせよ延長などの加工が必要なので、一部を改修。リレーはその昔持っていた、シビエ純正のライトリレーを流用しているのですが、このリレー、実はけっこう特殊で、汎用品では合いません。
ずいぶん前のことですが、先代テラノに付けていたライトハーネスを自作した時に、当時でもこのリレーは既に廃盤になっていたので、カプラに合う汎用リレーを探したのですが適合するものがなく、ハーネスだけシビエ純正を利用し、リレーは整備性を見込んで、カプラごと汎用品に換えた記憶があります。
これ、その時に余った新品リレーを利用して、このハーネスを作ったのも覚えていますが、まあ、そうそうすぐに壊れないと思うので、今回はそのまま使いました。
てなことで、さくっと付けるつもりが、いろいろ考えながらやったので、2時間ほどもかかってしまいましたが、無事装着完了。
これまでの、軽自動車特有の「ピィッ」という、甲高く、安っぽい音から、いわゆるヨーロピアンタイプの「パアッ」という、少し低音の優しい音に変わりました。
鹿相手にこの優しい音でどれだけ避けてくれるのか、いささか疑問ですが、自己満足なのでいいのです。うんうん。
…あ!探していたモノ、まだ見つかってねーや。(笑
Posted at 2024/04/25 23:20:03 | |
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