
かわねこ基地には、ちょっとした庭があります。
その庭がキャンプ後のテント干し場に使えそうだった、というのも、基地選定理由のひとつでした。
もともと芝が植えられていて、農家だった大家さんが、それはそれはきれいに管理されていたのですが、かわねこはこういうのが不得手の上に、かなりのものぐさなので、もはや芝なのか雑草なのかわからない状態になってしまいましたが、そうは言っても伸び放題のまま放置するわけにもいかず、時折芝刈りをしています。
移転後の2年ほどは、乱暴にも刈払機で刈っていたのですが、見た目はあまり気にしていないとは言え、さすがに刈払機で刈るには面積が広すぎて大変だったので、後に芝刈機を導入しました。
これがマキタの有線電動式のエントリーモデルでしたが、安かっただけに造りがチャチで、なんと購入翌年すぐ、それも保証が切れた直後に回転刃のベアリングが壊れてしまいました。そこで分解してみると、ベアリングケースが樹脂製という、驚きというか呆れた材質だったので、
耐熱パテで埋めて補強し、使っていたものです。
あれから4年。
5月に、今季初の芝を刈ろうと動かしたところ、異音がしてすぐに回転刃が停まってしまいます。見ると、刃の回転を知らせるモニターのビスが緩んでガタガタ。
これ、4年前にベアリングが壊れたときの症状なのを覚えていました。
分解してみると、稼働率はそれほど高くはないとは言え、とうとうベアリングがダメになってしまっており、もう御臨終。
これを交換するためには、パテを剥がしてベアリングを埋め直し、再度パテで固める必要がありますが、ここまで来ると本体のモーターも動作が怪しくなっていて、手間ひまかけて直しても、いつまで持つのやら不透明です。
そんなわけで、意を決して買い替えることになりました。
そんなに広くはないとは言え、これまで芝刈りにかなりの時間を割いていてけっこう億劫だったのと、エントリーモデルは造りがあまりにチャチなので、どうせ買うならもう少し大きいものにしようかと、いろいろ調べてみました。
一時は強力なのでいっそのことエンジン式を、と一瞬考えたのですが、エンジン式は燃料の管理が面倒なのと、機械の大きさがひと回り大きくなってしまい、収納場所を取ることから断念。
電動式は、有線だと安いのですが、それはエントリーモデルのちいさいものに限定され、京セラ(リョービ)やハイコーキ(日立)など、どのメーカーも造りはあまり変わりなさそう。
しかしもう少し大きいクラスだと、ほぼマキタのバッテリー式一択で、これまでのがマキタだったので、いまひとつイメージが良くなかったのですが、選びようがありません。価格も有線式モデルの約2倍になってしまいますが、思い切りました。
届いてみると、たためる構造とは言え、意外なほど箱が小さかったので、少し驚き。
本体もこれまでのものと、サイズ的にはほとんど変わりません。
バッテリーは、マキタ得意の18Vカセット式。もちろん充電器もセットのにしました。このバッテリーは、マキタの電動工具に広く使われているものなので、共通で使うことができます。
しかし実はかわねこ、これまで電動工具は日立派で、常用していた前職の時代から愛用しており、現在使っている電動ドライバーも、日立工機(現:ハイコーキ)の14.4Vだったり。
今後なにか電動工具を購入する際には、マキタのを選べば、本体だけ購入すればいいので、まあいいか。とか言っているとマキタの戦略にハマりそう。(笑
早速充電して稼働させてみると、思ったよりパワフルです。
刈り込み幅もこれまでの230㎜から、330㎜に広がっているので、意外なほど効率が良く、バッテリーもカタログに「フル充電でテニスコート2面分刈れる」と謳っていたように、途中で切れることなく、これまでの半分くらいの時間で芝刈りが出来てしまいました。
このあたりはさすが18V6.0Ahです。そして当然電源コードがないので、取り回しもすごく楽。
カッター刃もこれまでの円盤型ではなく、ブレードタイプの2枚刃になり、絡みにくくなっているようです。
刈り取った草を貯めるバッグも少し大きくなり、底板も樹脂製になって滑りが良くなっていたり、出口部分の設計がシンプルになって、詰まりにくく改良されているのも、効率が良くなった要因のひとつです。これまでは、けっこう詰まるので手間がかかっていました。
赤いレバーを握ると回転を始めるのですが、一度停めると、起動用ボタンを押しながら握らないと回転しないのは、ちょっと面倒ですが、安全上致し方ないところか。
このほかにも、バッテリー容量低下の警告灯が装備されていたり
さらにバッグ後端には、こんなインジケーターが付いており
作動させると、風圧で開きます。これが閉じてきたら、バッグ内が満タンであると知らせるもので、意外と便利。
あまり期待していなかったこともありますが、思った以上の性能でした。今後バッテリーがヘタってきたらどの程度稼働するかは要経過観察ですが、当面予備バッテリーは買わなくても済みそう。バッテリーは結構高く、2万円ほどもするので、おいそれと買えませんが、充電時間も40分ほどなので、なんとかなりそうです。
保管時はハンドルを折りたため、立てて収納できるので、場所を取らないのも電動式のメリット。
上部のレバー付きハンドルは、さらにたためて小さく出来ますが、そこまでたたむ必要はないので、この状態で収納しています。
なにより、これまで刈払機よりはかなりマシだったとは言え、芝刈機でもそれなりの手間と時間がかかっていたので、それが半分ほどになると、少しは芝刈りにも抵抗が少なくなりそうです。…たぶん。……きっと。(←あくまで希望
Posted at 2024/08/21 21:56:10 | |
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