
毎年恒例、かわねこ的最大のお祭り、ラリー北海道が今年も開催されました。
昔のラリホは寒いか雨、というイメージでしたが、ここ数年ありがたいことに、天候に恵まれています。
が、今年のそれは、3日間通して快晴という、これまでになかったもの。
文字通り雲ひとつない快晴だったので、しっかり日焼け対策と熱中症対策の飲み物を用意して、まずは北愛国に突撃します。
毎年のことながら、このサービステントが立ち並び、幟がはためく様を見ると、テンションが激上がりに。
さっそくこれも恒例の、ウルトさんのテントへ。毎年グッズ類のほか、工具もまさにお祭り価格で提供してくれるので、各チームのメカさん達で賑わっています。
みんな考えることは同じなので、ウルト前では見知った面々に会えます。これもまた、ラリホの楽しみのひとつ。
グッズ類を眺めていると、たくろー選手がいるではありませんか。今年はカムイも優勝で上り調子。最も応援に力の入る選手です。
今年はドライ路面なので、走りやすいのではと聞くと「でもダストが消えてくれなくて、視界が悪いんだよね。レッキで落ちたクルーがいるらしいよ。」とのこと。
そして名物、ウルトガチャに挑戦。張り込んで2回回しましたが、今年は2回ともアイススクレーパーでした。
と、そこへちょうどのりピー選手が通りかかり「みんな何当たったの?」と聞かれましたが、なんとその場の数名全員がアイススクレーパー。(笑
まあ、北海道の冬の必需品だし、ご覧のようにグリップ付きのしっかりしたもので、エスクとあ~るくんの2台分になったので、損した気分にはなりません。
ただ、ここ数年心待ちにしている、メカニックグローブは今年もありませんでした。(泣
もしかしてもう生産中止なのかと、スタッフに現物を見せて聞いてみると、生産中止ではなく、単に持ってきていないだけのようです。なので、毎年書いていますが、来年こそはぜひ持ってきてください!
ふと聞いたことのある声がするな、と振り返ると、なんと新井大輝選手が、飲み物片手に立っています。
思わず「ファビアのエンジン、治って良かったですね」と声を掛けると「いや~ほんと、出発の5日前に届いたので、ほっとしましたよ。」と満面の笑み。今回の優勝候補のひとりであり、プライベーターでがんばっているので、応援してしまいます。
サービスでは、各チームとも整備、調整の真っ最中。これもラリーらしい風景のひとつ。
今回気になっていた1台。オープンクラスで出走の、アウディTT。なぜアウディ?なぜTT?なぜグラベルラリー?なぜラリー北海道?と、謎だらけの1台。(笑
スバルチームでは、ちょうどクルー全員の記念撮影中。「スバルがいちばーん!」の掛け声に、新井とーちゃんもこの笑顔。
てなことやって遊んでいると、もう昼過ぎなので帯広駅前に移動。
昨年までは、駅西側の長崎屋の立体駐車場が、帯広市の公共駐車場を兼ねていたので無料で停められ、長崎屋内のインデアンでカレーも食べることができて便利だったのですが、残念ながら昨年閉店してしまいました。現在は解体工事が進んでいる状況なので、有料駐車場に停めるしかありません。
それ自体は仕方ないことですが、問題は空いているのか。駐車台数が多くて、最も無難な駅地下駐車場へ向かいましたが、幸い混んではいたものの、停められないほどではありませんでした。
ちなみにかわねこが停めた隣のクルマを何気なく見たら、ダッシュボードにタバートが置いてあり、フロントガラスに貼られたラリホの駐車券には、見知ったオフィシャルのお名前が。(笑
カレーのインデアンは、帯広駅構内に移転して再オープンしているのですが、そんなにガッツリ食べたいわけではなく、小腹を満たしたい程度、という同行したれいぽんさんと同意見だったので、構内のますやで調理パンを買い、休憩スペースで軽い昼食。と、タイミング良く、トム・リアッティさんが今年もJRで来られました。1年ぶりの再会です。
そしてラリーショーの会場へ行ってみると、ラリーカーが集結し始めました。今年もレジェンドのユハ・カンクネン氏が参加とあって、昨年ほどではないもののそこそこの人出。
しかし、規制線もないのに、時間まで誰ひとり会場内に侵入せず、歩道に並んで待っているのは、海外だとあり得ない光景ではないでしょうか。(笑
集まり具合からの判断で、ラリーショーは30分繰り上がり、15時スタート。司会のまのめっちの掛け声で、みんないっせいに推しのクルーに駆け寄ります。
かわねこは、まずは今回の優勝候補、新井大輝選手のもとへ。ここで勝てばタイトルも確定する、有力ドライバーだけにかなりの列があるのでは、と、思いきや、意外にも並ぶ人は少なく、かわねこの前はメディアの方でした。
参戦年数が少ないので、まだ知名度が低いのかなあ。むしろ新井とーちゃんの方が、相変わらずの人気ぶりでした。
大樹選手はちょうどインタビューを受けており、前戦カムイでも勝利しているので、ラリホも勝てるのでは、という問いに「うーん、クルマが壊れなければねー。」との答え。やっぱりそこですか。(笑
やっぱり一番人気はユハ・カンクネン氏で、長蛇の列。完全に持って行っていますね。選手ではないのに。(笑
今回いろんな選手にサインをいただきましたが、中でも人気が高かったのが、竹岡圭選手。
テレビにも出ていた有名人ということもさることながら、「トライトンどうですか?」と聞いたら「すっごい乗りやすいんですよー。でもパーツがないので、苦労しますね~。」とテレビのキャラそのままに、にこにこしながら応えてくださる人柄も、人気の秘密でしょう。
今回いただいたグッズは、トートバッグ。もちろんサインもいただきました。ただ、イメージカラーがピンクなので、ヲッサンが買い物に持って行くのは気恥ずかしいのが難点。(笑
ちなみにかわねこは、基本ラリーの場合はコドラも合わせてふたりのサインをいただくので、コドラの山田選手にも。「僕が書くと価値が落ちますよ。(笑」と冗談を言いながら書いてくださいました。
と、山田選手、左指に包帯を巻かれていたので「怪我、大丈夫ですか?」と聞いたら「痛みはないし、大丈夫大丈夫。」と。その横から竹岡選手が「この怪我、出発前日にやったんですよー。信じられますぅ~?」とツッコミが。(笑
昨年の盛り上がりも影響したのか、今年は旗を配るチームが増えました。
アイセロチームも今年は旗を配っていたので、ヘイキ・コバライネン選手と北川紗衣選手のサインはこれにいただきました。
かわねこのど下手な英語より通じるだろうと、受け取る際にあえて日本語で「ヘイキさん、おかえりなさい!」と言ったら、嬉しそうに笑っていました。
GRの旗は今回初JN-1参戦の大竹選手と橋本選手。コドラの橋本選手は、まだサインがないようで、そのまま名前を書いているのが微笑ましい。
そしてセレモニアルスタートが始まり、ラリーカーを見送ります。
帯広市の中心部を、RALLY2をはじめとする競技車両が駆け抜ける、非日常のひとコマがたまりません。
今年はXCRクラスが増えたこともあり、参加台数が増えて全車両を見送ると、かなり遅くなってしまうので、途中で失礼してセレモニアル会場すぐ横の老舗、ふじもりで夕食にしました。
食事を終えて外へ出てみると、残ったオフィシャルのみなさんが、セレモニアル片付けの真っ最中。ここはバスも通る公道なので、素早い撤収が必要なのです。
こういった陰ながらの働きがあるおかげで、我々ギャラリーはセレモニアルイベントを楽しめるので、本当にありがたい限りです。
こうしてLEG0の1日は、あっという間に過ぎていくのでした。