
その昔、と言ってももう20ン年前のことですが。(笑
かわねこは、とある業界に身を置いていた時代に、常に身につけていたものがありました。
別に装備義務があったわけではないのですが、便利なので持ち歩いていたのです。
それは、ビクトリノックスのツールナイフ。いわゆる十徳ナイフなどと呼ばれるもの。

ケースは純正ですが、すっかりヤレてしまっています。ま、個人的にはそのヤレ具合も気に入っているのですが。(←自己満足
ちなみに左に刺さっているのは、ナイフ用のシャープナーです。
「クラフツマン№2」という今は無きモデルで、当時は珍しかった、プライヤーと、プラスドライバーを搭載しているのが気に入って、オートバイでのツーリングや野営でも活躍しました。

数年でその業界からは離れたので、これをふだんから持ち歩くのは、さすがに誤解を招くのでやめました。
さらに、現在では銃刀法が厳しくなったので、のべつに持ち歩いているとマズい状況でもあります。
まあこれだけテロやおかしな人間が増えた昨今では、やむなしかとも思えたりはするのですが。この話を書くと、長くなるので割愛。
でまあ、最近増えてきた頼まれ仕事では、けっこう山奥の現場などに行くこともあります。本業でもメンテ作業時には、ちゃんとした工具を用意しますが、ちょっとした下見のときなど工具箱を下げていくほどでもない場面で、あると便利かな、と、復活させようかとも思ったのですが。
これ、刃渡りが銃刀法上、微妙な寸法なんですね。純粋に仕事のときしか持ち歩かないので、業務使用と言えるのですが、面倒に巻き込まれたくないのと、実際装備されているプライヤーが小さすぎて、ちょっと役不足なこともあり、新たにガーバーのマルチプライヤーを購入しました。
昨今の事情に合わせた、ナイフレスモデルもあるようですが、ナイフ付きにしました。

プライヤー以外では、プラスとマイナスのドライバーが便利そう。ハサミは格納方式から、ビクトリノックスのよりは使いづらそうです。
缶切りと栓抜きは、まあ使う機会はなさそうですし、ノコギリも、短いので小枝しか切れそうにありません。(笑
ポイント高いのは、ナイフが小ぶりで銃刀法でも問題ないのと、波刃も装備されているので、ロープの切断に使えそう。
実は仕事上でロープワークを行うことがあり、その昔レスキュー講習で「ロープとナイフは基本的にセット。ナイフを持たずに、ロープを使うのは凶器と思え」と教え込まれた身としては、ナイフがないと不安なのです。
言うまでもなく、万が一にロープが身体に絡んだりした場合に、素早く切って脱出しないと命に関わる、ということなんですが、それ以外にもプライヤーがフルサイズなので、かなり実用的に使えそうです。
このタイプのマルチツールは、レザーマンツールが有名で、ビクトリノックスでも出していますが、なんと言ってもこの「サスペンション」というモデルが安かったので。^^;
中国製造なので安いようですね。
ナイロンケースを付属していたのも、ポイント。

現場で落としたらイヤなので、ショックコードとワンタッチジョイントを付けています。
ベルト通しが付いていますが、ベルトを外さないと通せないので、工事用品のヘルメットに付けるゴーグルフックを流用して、ベルトフックにしています。
プライヤーがフルサイズなので、若干重いのが玉に瑕ですが、使いやすさ重視ですね。
まあ仕事か、野営のときしか持ち歩きませんが、お守り代わりとして、あると心強いです。
Posted at 2017/12/20 22:44:19 | |
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