
それは、とある友人のブログがきっかけでした。
書き込まれていたのは、国際宇宙ステーション(ISS)の日本上空通過の情報で、それを基に調べてみると、十勝の上空でも観測できるらしい。
十勝は、ここ数日晴天が続いていたので、のこのこと観測に行くことにしました。
幸いなことにちょっと市街地を離れて走ると、街灯りが届きにくく、かつ、畑作地帯が広がっている場所があることは、夏にちびくろで散策して知っていました。
少し懸念だったのは、西の山脈頂上と、上空に若干雲がかかっていることと、月がやや明るすぎたうえに、日没間もなくで暗さが足りないことでした。
調べた情報では、西にそびえる山脈の向こうから飛んでくる光が見えるはず、です。
と、まさしくこちらへまっすぐに向かってくる、明るい光に気付きました。
これまで、人工衛星の光はなんどか見ていますが、ISSのそれは、はっきりとわかるほど明るく、力強いものでした。
一定方向へまっすぐに飛ぶのは、飛行機のそれにも似ていますが、飛行機と違って翼端灯の点滅がないことから、すぐわかります。
見るだけでも満足でしたが、せっかくなので手持ちの一眼レフを三脚にセットして、撮影してみたら、なんとか成功。
ことにこの1枚は、肉眼では気付きませんでしたが、帰宅してモニターを確認したところ、流れ星と交差していたのは僥倖でした。
なお、画像はいずれもコントラストなどを調整してあります。
後半はこんなかんじで雲に遮られたりしたものの、数分ほどは観測でき、北の方向へ光は消えてゆきました。
気付くと、空の深みが増していて、画像のISSの下にあるのは、昴で知られる、むつら星でしょうか。
ちなみに、ISS以外の人工衛星もけっこう見えました。
それも1基だけではなく、試しに数えてみたところ、驚くことに4基同時に観測することができました。
カーナビなどの需要増加に伴い、地球上を飛ぶ人工衛星が、かなり増えていることを実感しましたね。
なお、ISSの観測情報は、JAXAの関連情報URLから調べることができます。
晴れていたら、夜空を見上げてみるのもいいかも知れません。
Posted at 2017/12/02 21:54:31 | |
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