
かわねこ基地には、にゃんこの額、というか、にゃんこのお腹くらいの庭があります。
いちおう芝が張ってあるので、テントを張って干したり位はできそうで、それなりに手入れをしているつもり…でしたが、忙しさにかまけているうちに、すっかり芝ぼーぼーになってしまいました。(汗
以前は乱暴にも刈り払い機で刈っていたのですが、さすがに昨年電動の芝刈り機を導入しました。
コード付の安い物で、刈込幅も230㎜のちいさいものです。とはいえ、あまりに安いノーブランドでは信頼性がないので、メジャーメーカーのマキタにしました。
エントリーモデルとは言え、回転刃式なのでそこそこに刈り取り性能は良く、さすがに刈り払い機を使うよりずっと楽です。
てなことで、先日もぼーぼーになっていた芝を刈りに、さっそく引っ張り出したのです。(そんなになる前に刈るべきなのはスルーで ^^;)
が。
スイッチを入れて刈り始めたとたん、なんか異音に気付きました。
見ると、機体上部の回転刃インジケーターの固定ビスが外れています。
(矢印部分)

これまで外れたことがなかったので「なんでこんなの外れたんだろ」と、ビスを締め直し、再度始動。
が。
やっぱり異音がして、すぐまたビスが取れてしまいます。

回転刃が石にでも当たって歪んだか、と確認しても異常なし。
しょーがないので、やるべきことはひとつ。
そー、バラします。(笑

どうもモーターマウントの上部が少し削れています。てことは、モーターシャフトのズレが発生しているのか。と、モーターを取り外してみると。

うわ。瞬時に原因判明。モーター下部を支持していたベアリングが完全に固着しています。そのため、ベアリングケースになっている下部マウントが削れてしまい、ガタガタになっていたのです。
まーこれ、いくら安いとは言え、この構造はないよなあ…というのが、正直な感想。
まずもって、ベアリングケースがこんな柔らかい樹脂なのも問題だし、そもそもが、こういう埃や草の破片などが入る可能性の高い条件の悪い場所に、片側オープンの片面シールベアリングを使っていることが理解できません。大したコスト増ではないので、両面シールベアリングくらい使えよ。^^;
ちなみにモーター上部のベアリングは、両面ゴムシール。なんなんだ…。
さてどうするか。悔しいことに、保証期間をひと月半過ぎているので、保証対象外。まーメーカーに「部品出せ」と言ったところで、こんなマウントの部品など出るとは思えず、修理に出したら出したで、たぶん購入価格に近い金額がかかるんだろうなあ。
てなことで、ここは
インチキ修理しかないっ!
ベアリングはサイズを測って品番を割り出し、マウントの削れのガタは、パテで埋めてしまえ。
さっそくホームセンターで部品調達。
ベアリング品番は6001で、両面鉄シールのZZ(非ジェミニ)にしました。これが安かったので。^^;
パテは耐熱パテを購入。これで多少の熱には対応できるでしょう。
で、ベアリングを外すにはプーラーが必要です。チェストにあると思っていたのですが、どうも行方不明なので、これも仕方なくアストロで調達してきました。
パテはこんな風に、使うぶんだけ(今回はごく少量)カッターで切って。

粘土細工のように、よーく手でもみもみして練り込みます。
これをベアリングをはめてできた隙間に埋め込みます。パテがインナーレースに付いてしまわないよう気を遣いました。
ケースの表側は、スペースに余裕があるのでしっかりパテを盛り上げます。
パテは数時間で硬化しますが、どちらにせよその日の作業にはならないので一週間後、組み付けてみました。
しっかり硬化したので、まーなんとか組み上がり、さっそくスイッチを入れてみると…。
あ、なんか刃の音が違う。回転数が速い音がする。(笑
さっそく刈り込みを始めましたが、長めの草丈にもかかわらず、刃の回転数があまり落ちません。もともと葉が絡みやすい構造なこともあり、これまではすぐ回転が落ちて、そのたび止めては絡んだ葉を取っていたのですが。どんだけ回転抵抗がかかってたんだ今まで。(泣
そんなわけで、無事修理完了にて芝刈りも完了。
あまりにいいかげんなトラ刈りなので、刈った後の画像は公開できません。(笑
これでどのくらい持ってくれるかわかりませんが、しばらくは活躍してくれるでしょう。たぶん。いやきっと。てか、面倒なのでまたバラしてパテ盛りするの、イヤなんですが。^^;
Posted at 2020/07/21 21:37:16 | |
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