
とある用事を頼まれまして、先週末、知床の後輩宅に行ってきました。
ここに至るまで、十勝ではほとんど雪が降っておらず、夏タイヤでも走れるんじゃないかと思えるほどでしたが、さすがに知床へ向かうためには、それまでのなんちゃってスタッドレスでは心許なく、本番用タイヤに換えてから出発。

てゆーか、なんちゃってスタッドレスはガチでプラットフォームが出ているので、さすがに冬タイヤとしては厳しい。^^;
出発時の朝、基地前には予報になかった雪がさらっと積もり、隣町ではそこそこの積雪とさらに吹雪まであって、やっぱりタイヤ換えてて正解でした。
しかしその後は晴れて路面に雪もなく、順調に知床まで走って所用を無事済ませ、帰途へつく…わけではありません。
なかなかこちら方面へ来る機会も減ってしまった昨今、この機会を逃すまいと、今回は温泉宿に泊まることにしたのでした。

選んだのは川湯温泉。泊まるのはたぶん10年ぶりくらいですが、宿泊したホテルは、本来なら温泉街の中心部なはずが、ずいぶんと静かな雰囲気。
それもそのはず、近隣の大型ホテル2棟がいずれもコロナの影響で、閉館となってしまっていたのです。
そのためもあってか、泊まったホテルはそこそこに部屋が埋まっているようでしたが、レストランも時間と席をうまく振り分けて、混み合わないように工夫されていました。

セットの料理はもともとこのスタイルですが、こんなザ・温泉な食事は実に久しぶりで楽しめました。
てなことで、まっすぐ帰るのもなんなので、翌日はちょっと遠回りしてのんびり帰ることに。

しかし残念なことに、どんにょり天気で、時折雪が舞っています。
本来なら、弟子屈近辺のこのあたりは広大な牧草地帯が広がる、綺麗な景色なのですが、こればかりは仕方ありません。
視界の効かない猛吹雪でなかっただけ、良しとしましょう。^^;
向かっていたのは浜中町。天気が良ければ、農道を乗り継ぐルートを愉しむのですが、この天気なので素直に道道で経由地の厚床へ向かいました。

目的地はここ。浜中町にある牧場レストラン、ファームデザインズ。約1年ぶりの来店です。
ひとりなので、カウンター席へ案内されましたが、隣席との間にはパーティションが設置されていました。
店内に入ると、席は1/3ほどしか埋まっていなかったのですが、わたしが席に着いてすぐに次々と新たなお客さんが入って来たので、いいタイミングだったようです。

いつもならオムライスをオーダーする確率が高いのですが、今日はひさびさにトスカーナプレートをオーダー。ホエイで育てた豚肉ソテーバターソースがけの一品。お肉も軟らかで味わい深く、いつものグラム98円の特売肉で作る焼き肉とは比べものになりません…ってか、そんなものと比べるなよ。
添えられているサラダもとても美味しく、かけられているドレッシングも、味わい豊かなので、たぶん市販のものではなく店で作っているのでしょう。
ここはエスプレッソも絶品ですが、なんと言っても牧場ですので、ここはミルクたっぷりのラテで。
朝ごはんをしっかり食べて、なおかつボリュームのあるトスカーナプレートとラテを平らげてなお、どうしても未練があって、ミニサイズがあったので、ついソフトクリームも追加。
ところが来てみると、どう見ても普通の店ではレギュラーサイズなものが。^^;
しかしソフトは別腹なので、ノープロブレム。(笑
さっぱりしたさわやかな味わいながら、ミルクの風味も楽しめるソフトで、デザートには最適でした。
しっかり堪能して、こんどはちゃんと帰途へ就きます。のんびり食事したので、帰りは順当に国道をてこてこゆったり。
実は今回の旅には、もうひとつ目的がありました。
先月の半ばころから、なぜかシフトの引っかかりを感じるようになりました。最初は気のせいかと思っていましたが、ふだん特に素早いシフトワークをしていたわけではなく、むしろゆっくりと意識してシフトしてさえ、たまに軽くギア鳴りが起こることもあったり、信号待ちで1速になかなか入ってくれなかったりしていたのです。

そんなわけで、11月半ば過ぎにはいつものお店で、急遽ミッションオイルを交換してもらったのですが、多少良くなったものの症状は改善されず。
わがエスクもオドメーターが12万㎞を越え、クラッチが減ったとしても不思議ではなく、昨今のクルマは油圧クラッチなので、遊び調整ができません。この点、スイスポはワイヤー式だったので融通が効いたなあ、なんて思い出したり。^^;
しかし、クラッチそのものが滑っているわけではないので、お店のメカさんと相談したところ、現時点でのクラッチ交換は時間、費用とも得策ではないとの結論になりました。
そこで、添加剤を入れて様子を見ましょう、と提案されたのが、
ワコーズのマジックファイブというギアオイル添加剤。
ちょうど長距離を走ることもあり、いつものお店に無理を言って出発前日にこれをミッションに投入してもらい、ついでにうっかり交換時期を過ぎていたデフオイルとファーオイルも交換してもらいました。
おかげで、乗り込むとほのかにギアオイルの香りが漂います。(笑
とまあ、そんなわけでこの添加剤の効果確認、がもうひとつの目的だったのでした。
で、その効果のほどは。効きました!
投入後に基地へ帰還する途上でも、シフトの入りがなめらかになっているのが体感できます。
今回のドライブでも、馴染むにつれたまにあった、かすかなギア鳴りが解消されたので、これまで「怪しそう」な時にはダブルクラッチを踏んでいて、昭和30年代か!とひとりツッコミをしていたのですが、その必要もなくなりました。
お値段もわりとお安い部類なので、これならデフ、ファーオイルにも入れてもらえば良かったかな、と思っています。(取り寄せだったので、1本しかなかった)
ミッションが調子良くなって、走って楽しいのと、浜中から天候も回復してきたので、順当に帰るつもりが、やっぱりちょっとだけ寄り道をして、海沿いを走ってみたり。

2日間で650㎞ほど、なので、一気走りには少なめの距離でしたが、それなりに楽しめました。
何も気にせず、ゆっくりのんびり、どこまでも走れる日々が早く来ると良いのですが。