そんなわけで、新千歳空港を堪能しまくり、満面の笑みの妹2号を見送って、帰投しようと、エスクを停めた駐車場に戻った時のことです。
余談ですが今回使ったのは、空港内のB駐車場。開設当初は強気の高額料金で不人気、ために近隣に安価な民間駐車場が林立することになったのですが、10年ほど前でしょうか、大幅に値下げをし、さらにターミナル内のテナントに呼び込むために、1時間まで無料、3000円以上の買い物で、2時間まで無料のサービスを始めるにあたって、ショッピングセンターなみになりました。
そのため、以前出張が多かった時もよく利用していましたし、今回も土曜日は10時間近く停めていましたが、料金は割引込みで1300円とまずまず良心的。
B駐車場でもターミナルにはそこそこ近く、駐車場所は平面と4階建ての立体のどちらも選べ、今回は、よりターミナルに近い立体駐車場に停めていたのですが。
と、なんか、エスクの右リアタイヤが妙に凹んでいます。
もしかして車止めにタイヤが当たっているせいかと、少し前に出してみましたが、状況は変わらず。
わたしは長距離走行前には、タイヤのエアチェックをするのがルーティーンで、今回も4本とも少し高めに調整してきたので、エア圧が低いのは考えられません。これは…パンクか。(-_-;)
エアは抜けきっていないので、スローパンクチャーですが、当然このエア圧のまま、十勝へは帰れません。
空港の敷地内にガソリンスタンドがあったな、と、行ってみましたが、なんと日曜休業。仕方なく国道に出て、新千歳モーターランドに近いスタンドまで、そろ、そろ、とエスクを運びました。
診てもらうと、異物がトレッドからサイドウォール方向に向かって刺さっているため、バーストが心配で修理できない、と言う。まあ、わたしが常連ではなく、飛び込み客なので、大事を取ってそう言うのもなんとなく理解はできます。
仕方ないからエア補充でだましだまし走るかとも思いましたが、石鹸水を吹くと、それなりな勢いでエア漏れしていたので、スペアタイヤに換えてもらいました。
実はスペアタイヤ、新車時からの夏タイヤのままなのですが、幸いこの日はプラス気温で春の陽気。路面も出ているし、日勝峠も晴れている予報だったので、この方が安全と判断したのです。
スタンドの兄ちゃんに「スズキの純正って、ずいぶんいいホイールなんですね」と言われましたが、いやいやこれ、
社外ホイールだから。
「えっだって、センターキャップがスズキ…」いやそれ、
キャップだけ純正なの、
純正ホイールは黄色いから、と言ったら、絶句されてしまいました。(笑
修理こそ拒否られましたが、工賃はスペアタイヤへの交換工賃だけで、ホイールナットもちゃんとトルクレンチ使って締めていたので、そこらへんの対応はしっかりしていました。スタンドの兄ちゃん、ありがとう。
ちなみに「エスクードって珍しいですね。僕、3台くらいしか見たことないです」とも言われました。エンブレムを外して自称国籍不明の、ウチのエスクを見てエスクードと言い当てたのはえらい。(笑
そんなわけで、国道はもちろん夏道のそれなので順調。日勝峠の頂上付近はマイナス気温でしたが、読みどおり路面は凍っておらず、下りもわずかな積雪はあったものの、日曜の夕方とあって、ほとんどクルマがおらず、殊に下りで後続車にせっつかれることがなかったのが幸いでした。
日暮れが近づいていたので、のんびり休憩を取る余裕もなく、千歳からノンストップなのがいささか疲れましたが、無事帰投できたことがなにより。
翌日、エスクの背中に背負ってきたタイヤを、さっそく主治医に持ち込みますと。
刺さっていたのは、こんな矢じりのような、鋭く割れた小石。雪が融けて、地面のゴミなどが出て来るこの時期、わりとある事例ですね。
急に峠越えの必要が生じることもあり得るし、気候をにらみつつも、なんちゃってスタッドレスに換えられるまでには、まだ2週間程度はかかりそうなので、最悪修理不能なら、一時的にリア側2本だけ、スタッドレスとしてはかなり怪しくなった、なんちゃってスタッドレスに換えるしかないかな、その間にSJ8の1本は、ヤフオクで探すしかないか、などとネガティブ思考がぐるぐるしていたチキンハートなかわねこなので、無事修理できてほっとしました。

このSJ8ももう、5シーズン使っていますが、ご存知のようにシーズンの初めと終わりは、なんちゃってスタッドレスを使って温存していることもあり、びんぼーなかわねこは、まだもう1~2シーズンは使えそうだなと見込んでいたので、捨てる羽目にならなくて良かった。^^;
思えばパンクは、かわねこ自身の確率は低いほうで、かつての仕事車のカルディナバンで1度、テラノ時代に1度、低速でのバーストを経験している程度ですが、実は自動車全体の「パンクの件数」自体はむしろ増えていて、
JAFによるとこの10年で10万件も増加しているそうで、2021年のロードサービス要請理由でも、パンクを含むタイヤトラブルは2位の多さなのだとか。
主治医も、近頃タイヤに無関心で、チェックをしないお客さんが増えたので、昨今タイヤトラブルは多いのだと言っていました。
先日も、タイヤがパンクしているのに気づきながらも、走れるだろうとそのまま10数㎞を走ったために、当然のことながら、ホイールもろともタイヤがダメになっていた、という、なんで?というか、呆れるばかりしかない、極端な例があったそう。
ウチのエスクは背中にスペアを背負っていますが、三代目エスクードはこれ以降の5型からは、スペアタイヤがなくなってしまいました。
昨今は重量軽減、コスト削減のために、スペアタイヤそのものを積んでいないクルマも普通です。かわねこの場合、外遊びで林道を走ったり、河原に降りたりすることから、エスク購入の際は、あえてスペアタイヤ付きの4型を選んだのですが、サイドウォール切れなど、パンク修理剤では対応できない事例もあるはずで、都市部ならさて、北海道のように都市間が離れている地域で、救援もすぐには来られない状況なのにスペアタイヤがない、というのは、けっこう危険な気がします。
ましてやいちどパンク修理剤を使うと、そのタイヤはもう修理不可能になってしまうので、それも問題ではないかと思うのですが。
今回の経験を機に、おそらくは、パンクの中でも多いであろう、スローパンクチャーを見越して、電動エアポンプを積んでおくのも、対応策になるかもと思ってみたり。いやそれ以前に、財布に余裕があれば(ないけど)エアモニター付ける方がいいかな。^^;
Posted at 2023/03/12 22:04:28 | |
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