
幕営会が終わっても、かわねこの旅は終わりません。せっかくの連休なので帰投せずに、そのままあてのない旅に出ることにしたのです。
もっとも、連休前半がドタバタしすぎて、本当に何も考える余裕がなかったので、文字通りまったくのノープラン。
ちなみに昨年も幕営会以外の記憶がないなあ、と思ったら、あ~るくんの配備直後だったので、まっすぐ帰投して、ひたすらバラしと、かわねこ仕様化を進めていたからなのでした。(笑
そして一昨年は、オホーツク海側へ抜けてから、海沿いを南下していました。海沿いは昨年夏にもぐるっと回ったので、漠然と今回は内陸部を走ろうと思っていたのです。
そんなわけで、さらに遠くへと、まずは北上。幌加内を抜け、朱鞠内湖へ寄ることにしました。
ここへ来るのは、本当に何年ぶりでしょう。もう記憶にないくらい昔です。(笑
その広大さと自然環境から、自然湖のように見えますが、実はこの下流に「雨竜第一ダム」がある人造湖です。現在でも湛水面積としては日本一を誇りますが、竣工が昭和18年なので、実に81年前。自然湖のような風景になるわけです。
道内の釣人のメッカでもあり、ここから見えるだけでも、釣人が点在しているのが確認できるほどの人気スポット。
ついでに北にある「雨竜第二ダム」と、それによる宇津内湖も見ようかと思ったら、残念ながら通行止めでした。
朱鞠内湖にもキャンプ場はあるのですが、食料などを何も買っていなかったこともあり、買い出しをするため美深町に向かい、道の駅の隣りにある「びふか温泉」へ行きます。
町営なので、500円とリーズナブルなお値段。今回は焚き火を満喫したぶん、エスクの車内が薪臭くなるほど、燻されてしまっていたので。(笑
温泉の横はキャンプ場なので、ここへ泊まっても良かったのですが、人気なだけに、思ったより場内が賑わっており、8割方サイトが埋まっていた印象だったので、もう一か所目をつけていた場所へ行ってみます。
美深からもう少し北上すること約25㎞。音威子府町の「リバーサイドキャンプ場」です。ここは行ったことがなかったのがいちばんの理由ですが、シャレた名前だけど、オートキャンプ場と謳っていないぶん、昔ながらの簡素なサイトではないかと読んだのです。
で、行ってみると、ここ、天塩川温泉のすぐ裏なのですね。これならこっちで温泉に入っても良かった、と思ってももう遅い。(笑
しかし、肝心のサイトは、空いているどころか人っ子ひとりいません。
これは…と、トイレを確認すると、やっぱり。まだサイト開場前でした。
予想通り、場内はシンプルなつくりで、予約はおろか受付不要の無料キャンプ場なだけに、おそらくは7~8月しか開いていないのでしょう。自治体管理のキャンプ場だと、最近のようなキャンプブーム以前は、夏前に開けたところでよほどのもの好きしか来ないので、夏しか開いていないのも珍しくはありません。
まあ別に車中泊でも良かったので、ここでそのまま寝ても良かったのですが、トイレが温泉にしかないため、夜は閉館してしまうのと、人の気配がないながらも横の建物前にクルマが停まっており、なにか言われても嫌だなというかんじだったこと、なによりかなりの強風が吹き荒れており、コンロを出しても使えそうにないので、やむなく移動。
さらに北上すると、駐車帯があったので、そこにエスクを停めました。
道沿いでお世辞にもロケーションの良い場所とは言えませんが、実のところ温泉に入って以降、疲れたのか、かなりの眠気におそわれていたのです。
駐車帯ゆえに、コンロを出してお湯を沸かしたりするのもはばかられ、それ以前にここでもかなりの強風だったので、火器は使えません。食材は買い入れてあるので、適当に食べるつもりでしたが、その前にクルマを停めた直後から意識が飛びそうになるので、まずはちょっと仮眠でもするか、と、シュラフにもぐり込んだのが18時過ぎ。
…どれくらい時間が経ったのか、肩の辺りが寒くて目が覚めました。途中、駐車帯に出入りするクルマの音や人の話し声はなんとなく聴こえていたのですが、思ったより爆睡していたようです。
1~2時間くらい寝たのかな、と、時計を見ると、なんと深夜0時を回っています。しかもまだ頭がぼーっとしており、朝からの爆食が効いていたのか、お腹も空いていないので、毛布とカイロを引っ張り出して、再度寝ることにしました。
こんな早くに寝たら、夜中に目が覚めるのでは、と、思いつつ寝たのですが、明るさに気づくと明け方5時過ぎ。しかも、なおも目が覚めず、これもしかして、風邪が悪化して、体調がやばいのではなかろうかと、ちょっと頭の片隅で思いつつ、こうなったら寝られるだけ寝たほうがいいなと二度寝して、目が覚めたのは7時半でした。
起きてみると、別に身体に痛いところやだるさ、片頭痛などもまったくなかったので、単に眠かっただけらしい。おかしいなあ。キャンプ場でもあれだけ爆睡したのに。昨夜もカイロを3つ入れて寝たら、夜中に少し暑かった記憶もあるくらいなので、暖かさもあって爆睡したっぽい。どうも前日の幕営会ではしゃぎすぎただけのようです。(笑
いまだお腹も空いた感じがあまりしないので、菓子パンとヨーグルトで軽く朝食。ただひとつ残念だったのは、前日夕食用に買い出したちいさめの弁当を、クーラーボックスに入れ忘れて寝てしまったこと。買った時はすぐ食べるつもりだったので、見切り品だったこともあり、消費期限を9時間ほど過ぎています。
これが基地でなら、少し口にしてみて違和感がなければ食べてしまいますが、この遠方で下手にお腹を壊すと帰投できなくなるので、泣く泣く諦めました。
そしてエスクの方も燃料残量が心もとなくなっています。これまでだと、十勝で満タンにしてから出発するので、余裕で稚内まで行けるのですが、今回はどうせ途中で給油するからと、少し減ったまま出発したのです。
調べると、幌延にセルフスタンドがあることがわかったので、向かうことにしました。いよいよとなれば別ですが、基本的にはセルフで給油したい方なので。
Posted at 2024/05/18 21:18:14 | |
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