
昨年同様、イケダの朝は早いのです。
十勝管内なので移動時間はさて、池田駅裏の駐車場から、ステージまで山登りが必要なことと、野球場跡という立地から、全周を見やすいものの、撮影用のいい位置を確保するのにそれなりの行動が必要かと、早めに動いてみました。
さっそく池田駅裏の駐車場へ行き、パーソナルスポンサーのパスを見せると、オフィシャルから「奥の出口から出られますので」と言われ、「あれ?今年はここに停めちゃダメなの?」と馬鹿なことを聞き返してしまいました。
実は今年は、ステージ券以外の駐車場は、丘の上のステージ横に設けられていたのです。今年も同じだと思い込んで、情報をよく確認していませんでした。けど、山登りしなくて済んだのは幸いです。
そしてステージでのスペクテイターオフィシャルは、顔なじみのオフィシャルSさん。パスを見て「すぐそこにも入れますよ」と教えて下さいました。そこはプレミアムパス区画の横で、林で日影になっている絶好のポイント。さらに最前列も空いていたので、早速陣取りました。
昨年から設定された、イケダSSS。当初は、こんな狭いところで?という印象でしたが、元野球場だけあり、すり鉢状でコース全体が見渡せること、意外や狭いながらも迫力ある走りが見られるのです。
唯一の問題は、最後列以外は座る場所がかなり傾斜しているだけに、折りたたみ椅子の足が地面に潜り込んで、転びそうになること。そこで今年はアウトドア用の座椅子にしましたが、しかしこれも、おしりがずり下がってしまうので、来年は膝下にクッションを入れてもいいかも。
昨年は雨上がりのヘビーウェットで、かなりの番狂わせも生じましたが、今年は完全にドライ。
と思ったら、明け方のひと降りで、意外にもそこそこウェットなようで、0カーのこずゑ姉さんが、まさかのハーフスピン。
まーでも、4駆ターボのJN-1クラスには、あまり関係なかったようで。
ヒロキ選手のシュコダ丸、ここまで壊れずに走っています。タイムはかなり引き離しているので、ゴールまでたどり着けるか。
ここでもヌタ選手の、無駄のないいぶし銀の走りが実にきれいだったのは、さすが。
JN-2クラスは、GRヤリスが増えました。
セキネンさんもがんばっています。
唯一のGRカローラ。ボディが違うだけですが、けっこう好きなんです。
GVBって、個人的に好きなので撮ってしまいます。^^;
JN-3クラス。山本/立久井組のGR86は、迫力のドライビング。
GR86ばかりの中で、数少ないBRZの上原/漆戸組。しかし、ウー先生と言えば、白いボディのイメージだったので、未だにこのカラーはピンと来ません。(笑
交換したミッションに不安を抱えながらの、たくろー/マキ姉さん組。抑えてますね。前日に大量リードを築いているので、逃げ切って欲しい。
JN-4も逃げ切りとなるか、内藤/大高組。
こちらもチャンピオンの貫禄。天野/井上組。
XCRクラスは迫力の走り。番場/梅本組。
昨日のロールオーバーで、新車が満身創痍になってしまった、川畑/中谷組。
モモトン、順調です。
迫力のランクル。このロールで転倒しないかとちょっと心配になります。惣田/猿川組。
そして始まった、今大会2回目のデモラン。
デモランの迫力はさすがとしか言いようがありません。
今日は全体を見渡せる会場なので、ST185の走りをたっぷり堪能できました。
リクベツでのデモランは1回だけでしたが、ここでは2回走行してくれました。
寄って撮影すると、野球場跡で走行しているとは、一見わからない雰囲気になります。(笑
レジェンドに拍手喝采!
デモラン後の次のSSは、最後まで観てしまうと、北愛国での表彰式に間に合わなくなるので、残念ながら撤収。
しかし、ワイン城下の広場にRA20セリカが展示してある、という情報に、これは見たかったので徒歩で向かいました。
すぐそこ、のイメージでしたが、平坦ながらも意外と遠かった。(笑
おお、往年のGr.4ラリーマシンですね。今やRALLY1車両より貴重なものでしょう。よくぞ保管していたものです。
今回、旧車イベントも併催されていたようで、ほかにも旧車が展示されていました。
通路がリエゾンになっているので、駐車場に戻りながら応援もできました。
広場を見終わって、駐車場まで戻る際に、コース脇を歩いていたら、わあっという声が上がりました。何かあったな、とコースに目を向けると、ジムニーがみごとにころりんしています。
マウンドの傾斜地に引っ掛けたのでしょう。ここは速度も低速だし、そもそもラリーカーにはロールケージも入っているので、クルーふたりは無事。
レスキュー開始を見届けて、駐車場に戻りました。
昨年はSSSの入場を、池田町民は無料招待したこともあって、今年は思ったほどの人出ではありませんでしたが、それでもデモランのあたりには、そこそこ客席は埋まっている印象でした。
池田町も、陸別に続き「ラリーを成功させる会」が発足したので、今後も盛り上がってくれると嬉しいですね。
昨年と違い、旧車展示の近くに飲食店も少しだけ出ていましたが、これというものがなく、でも池田町にお金を落としたかったので、今回は町内のセイコマでパンを買って軽く昼食を摂り、北愛国へ戻りました。
そして、JN-1クラスから表彰式が始まります。
総合優勝は新井大樹/松尾選手組。シュコダ丸も無事壊れずに走りきったので、圧巻のタイム差でした。
これで、ヒロキ選手は2度目の全日本タイトルも確定。残るはラリージャパン、と思ったら、コドラの松尾選手のタイトルが確定していないため、最終戦のモントレーにも出場するそう。シュコダ丸、壊れないといいけど。
今回招聘選手のハリー・ベイツ/コーラル・テイラー選手組は、ポップオフバルブのトラブルもあって2位。でもスピードは見せてくれたので、来年も来てくれると面白い。
奴田原/東選手組が3位。ポディウムで喜んでいるかと思いきや、コメントでは悔しいと言っており、本人は勝つ気満々だったようです。気力はまだ衰えていないのだなあと、ファンとしてはちょっと嬉しかった。
そしてわれらがたくろー/マキ姉選手組は、見事優勝!
前日に2速を失って、夜のサービスで交換したミッションも、ノーマルなうえにファイナルが怪しかったそうで、今日は労る走りでしたが、初日に築いた圧巻のリードで見事逃げ切り。
これでたくろー選手は、全日本タイトルも2連覇。昨年逃した、マキ姉選手のコドラタイトルも、今年は見事取りました。おめでとうございます!
こうして、今年のラリー北海道が終わりました。
いやあ今年も楽しかった。
オーガナイザーのみなさま、選手のみなさまをはじめ、関係各位のみなさま、本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました!
また来年お会いしましょう!