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かわねこのブログ一覧

2024年09月02日 イイね!

週末幕営のちスナガワ -前-

週末幕営のちスナガワ -前- 先々週の盆明け土曜日。かわねこはお仕事でしたが、盆中にその半分を終わらせていたこともあり、午前中で終えることができました。
 そして当初は雨模様の天気予報だったものが、低気圧の影響が弱まったのか、予報は曇り後晴れに変わっています。

 こうなると現金なもので、やっぱり幕営に行きたくなってしまいました。
 今回、日曜日はスナガワでダートラ地区戦の応援に行くつもりだったので、これにからめての、前泊幕営をすることに。
 ということで、エスクにギア類を放り込んで出発です。
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 雨の心配がなさそうなことから、ひさびさにシェルパでのキャンツーもちょっと頭をかすめましたが、今日は午後からの出発のため、ツーリングと言うより移動になってしまうのと、やはり新幕を楽しみたかったので、今回はエスクで行くことにしました。

 この一週間というもの、盆明け早々からキツめの現場があったりで、かわねこはちょっとお疲れ気味。盆旅の休み疲れが残っていたのかもしれません。(ぇ
 てなことで、あまり欲張らないほうがいいだろうと、まずは2年前にも行った、芦別のキャンプ場へ行ってみました。
 ここからだとスナガワまでは1時間程かかりますが、広々としているうえ、あまりメジャーではないので、いつも人が少ないのがいいのです。

 と、思ったら。
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 広場になんか運動会テントが複数設営されて、地元商工会がイベントの準備をしています。なんてこったい。しかしここは公園でもあるので、これは仕方ありません。

 広場の反対側には、少しスペースは残っていたのでテントを設営することも可能でしたが、既に先客のグループが大型のスクリーンタープを2連結し、盛大に炭火を起こし始めています。
 停まっているクルマもヤンチャ系カスタムのランクルやハイエースなどで、個別のテントを張っていないことから車中泊らしく、夜通しの酒盛りが危惧されたので、残念ながらここはパスすることになりました。

 でも代案は用意してあります。
 それは、滝川から浜益に向かう途上にある、新十津川の吉野公園キャンプ場。これまで泊まったことがなかったので、先日の盆旅の帰りにも寄って様子を見たところ、良さそうだなと思っていたのです。

 ここから1時間ほどかかりますが、まだ明るいうちに展張できそうなので、さっそく向かいました。


 と、到着すると、先日寄った時は、盆中にもかかわらずほとんど誰もいなかったのに、今日は道からテントがずらりと見えたので、一瞬、激混みではと焦りました。
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 しかしここは奥が広いので、混んでいるのは手前側だけだったのです。
 なのでさっそく管理棟で受付を済ませ、場所探し。

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 見渡したところ、真ん中あたりにいい場所を見つけたので、設営開始。

 ちなみに展張作業を見ていた隣のテントのご夫婦が「設営が速いな」とつぶやいていたのを、かわねこは聞き逃しませんでした。さすがモンベル製品。(笑
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 近くの駐車スペースも1台分空いており、エスクを停めることができました。

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 夕刻とあって、無数のトンボが群れていてすごい。もう夏も終わりですね。でもこれなら蚊の襲撃も少なさそう。

 今日は日中も暑く、仕事でも汗をかいたので、設営後はさっそくお風呂に行きました。と言っても、受付をした管理棟内で入ることができるのです。温泉ではないようですが、300円という安さなので、文句などあろうはずがありません。

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 夕食は例によって簡単なもの。途中の生協で仕入れた海鮮丼です。ネタはそこそこ美味かったのですが、ご飯がカチカチに硬かったのがちょっと残念。

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 晴れているので、食後はランタンの照度を落としてローチェアに腰掛け、例の「堕落装置」で、小1時間ほど至福のひとときを過ごしました。

 展張前に見渡した時に気づきましたが、ここ、ファミリーキャンパーはほとんどおらず、夫婦ふたりとソロが多いようです。おそらくは最寄りのコンビニまで、クルマで20分かかるという立地のためと思いますが、そのぶん、慣れたキャンパーがほとんどで、実に静かで快適。
 聞こえるのは、近くの川か用水路に水が流れるせせらぎと、虫の鳴き声だけです。
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 道路向こうの管理棟前には街灯と、場内にも1箇所だけ水銀灯が点いていましたが、それもさほどうるさいものではなかったのは、幸いでした。

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 みんな食後はランタンの照度を落としたり、消したりして暗さを楽しんでいたので、新十津川市街の方向以外灯りがなく、前室にいても星が見えるほどだったのも嬉しい。

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 月も昇ってきてきれいです。しかし晴れていたせいでしょう。放射冷却でかなり気温が下がってきたのと、夜露が降り始めて、いささかベタついて来たので、前後フライシートを降ろし、居室に入りました。

 今回はLEDランタンを忘れず持ってきていたのですが、明るくして読書をするより、この暗さを楽しみたかったので、ランタンを消し、シュラフに入るとちょうど良い気温だったこともあって、22時前というのに爆睡してしまったのです。(笑

 

 
Posted at 2024/09/02 21:16:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 幕営 | 日記
2024年08月31日 イイね!

【祝20周年:みんカラでの思い出】

【祝20周年:みんカラでの思い出】 20年といえば、その年に生まれた子供が成人する年月。
 そりゃあ自分も歳取るわけです。(笑

 20年前は、クルマは先代のD21テラノがメインで、セカンドにHT81Sスイスポに乗っていた頃でした。
 ちなみにシェルパくんは、この当時もう乗っています。(笑

 81スイスポの購入前、そして購入後にも、みんカラになる前の「オートヴィレッジ」を参考にしたので、ならば自分の経験も発信したほうがいいかな、というのが、81購入半年後に登録した理由でした。

 当初はパーツレビューや整備手帳のアップをメインとし、乗っているクルマで個人が特定されるほどのど田舎住まいだったので、ブログは姿の見えない未確認生物として、勝手なことを書き殴るつもりだったのですが。

 気づけばいつの間にかオフ会なんてものに参加し、さらにラリージャパンの開催も相まって、くすぶっていた生来のラリー熱が復活して、地区戦まで観戦に行くようになり、プロギャラリー化してしまいました。(笑


 でも。
 おかげで、こんなかわねこと、未だに付き合ってくれる友人たちとも巡り会えたのは行幸です。


 当時とは、生活環境もクルマも、自分でも驚くほど変わってしまいましたが、まあ、これはこれで面白い20年だったなと。(笑
Posted at 2024/08/31 20:00:49 | コメント(1) | トラックバック(0) | みんカラ | タイアップ企画用
2024年08月29日 イイね!

2024夏のぶらり旅 -4-

2024夏のぶらり旅 -4- 前日まで寝不足だったのか、やっぱり爆睡していたようで、耳元でアラーム代わりの音楽が微かに流れ始めた瞬間、目が覚めました。
 時刻は1時。外へ出てみると、サイト内は静かですが、まだ起きているひともいるらしく、ひそかな話し声も聞こえてきます。

 見上げると、月も沈んで星空が広がっていました。ただ、思ったほどの降るような星空ではなかったのは、沈んだ月の残光が残っていたからでしょうか。

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 せっかくなので、撮影してみましたが、なにしろ◯眼のお年頃。もはやマニュアルで星にピントを合わせることが不可能で、遠くの灯台の灯りでオートフォーカスにピントを合わせてもらう始末。

 さらに、星を撮影するなら、50㎜F1.8を持ってくるべきだったなあ、などと先に立たない後悔を。さらにEOS70Dのバルブ機能を使うには、リモコンレリーズも必要なことを、ふだん星の撮影などしないので忘れていたのでした。
 仕方ないので、露光時間いっぱいの30秒を使って撮影。まあどうせまともな写真は撮れないのでテキトーに遊び、あとは椅子に座ってぼんやり星空を眺めます。
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 さっき騒いでいた親子の会話からすると、数日前に流星群が来ていたらしいのですが、さすがにそんなに流れません。2個の流れ星と、4基の衛星を見たあたりで寒くなってきたので、撤収してテントに入りましたが、それでも1時間以上は夜空を眺めていたようです。

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 寝直して明け方5時過ぎ。快晴なので、外が明るく目が覚めました。テント内もぐんぐん暑くなってきたので、前後メッシュにして風を通します。
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 今日は水平線上に雲がかかって、利尻岳の姿は見えません。それでも海を眺めながらだけでも満足して、朝食。
 ここはチェックアウトが12時と遅いので、ゆっくりすることができます。のんびりと大まかな片付けをして、今日も小1時間ほど「堕落装置」でダメ人間になりました。(笑
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 とは言え、ここから十勝まではそこそこの移動時間がかかるため、チェックアウトぎりぎりまでいると遅くなるので、意を決して腰を上げます。

 前のおねいさんは一向に出てこないので、最初はよくこの暑いのに寝ていられるなと思ったのですが、どうも早朝からツーリングに出かけたようです。今日1日走りを楽しんで、夕方またここに戻ってくるのでしょう。ツーリングのスタイルとして、それもいいかも知れません。

 撤収をしていると、後ろで設営していた女性ふたり組に声を掛けられましたが、友人同士かと思っていたこのふたり、若いお母さんと高校生くらいの娘の母娘のようでした。なんでも虫が苦手らしく、蜘蛛が数匹テント内に入ってきたとか。
 蜘蛛は基本大人しいので、よほどのことがないと人間を刺したりすることはなく、むしろ益虫ですよと告げましたが、娘は苦手のよう。

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 そんなこんなで、初山別村に別れを告げ、十勝への帰路につきました。

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 晴天で海がよく見えて、夏らしい気分を味わえたのと、盆も後半とあってか、思ったほど道も混んでいなかったのが幸い、気持ちの良いドライブです。
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 せっかくなので浜益まで海沿いを南下し、そうだ、昔エゾサマーラリーの時に、なんどかご飯を食べたレストランで昼食にしようと、楽しみに行ってみましたらば。
 なんとお店の前には、10人ほどもウエイティングがいるではありませんか。盆をナメてました。恐れをなして通過してしまい、豪勢に海鮮丼を食べるつもりが、セイコーマートのサンドイッチになってしまいました。(笑

 ここからは内陸に入ります。
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 すると夏らしく、通り雨があったり。
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 以前から通るたび気になっていたこの看板。
 今回、時間もあるので行ってみることにしました。
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 道中は人気のない、なかなかな山道です。
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 それでも途中には、驚くほど広大な蕎麦畑がありました。広さから元は牧草地だったところを、転作したものと思われます。ここは新十津川町の米どころですが、蕎麦も生産されていたとは。
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 そして徳富ダムに到着。
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 山中に、まさにひっそりとあるダムでした。
 
 完成したのは2013年と比較的新しいのですが、着手は1979年。竣工まで実に34年を要したダムだそう。洪水調整と農業用水、水道水確保の目的で造られたとのこと。
 ちなみに読み方は「とくとみ」ではなく「とっぷ」。
 このあたりがアイヌ語語源のトップという地名で、堰き止めているのも「徳富川(とっぷがわ)」。
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 なにせバッチリ圏外のうえ、いつ山の主がいてもおかしくない雰囲気だったので、とっとと退散します。(笑

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 国道に戻り東進すると、横を通るたび、これも以前から気になっていた、吉野公園キャンプ場に寄ってみました。
 周りにコンビニなどがないこともあり、盆も後半のためか、キャンピングカーが1台と、奥にテントを張っているキャンパーがふた組ほどいるだけ。
 トイレもきれいだし、静かそうなところなので、こんど来てみるのもいいかも。

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 出発すると、車内にはいつの間にかヒッチハイカーがいます。おまえ、十勝まで一緒に行く気か?
 窓を開けて走っていたせいか、これまたいつの間にか勝手に降りていってしまったようです。(笑

 芦別の道の駅では、トイレ休憩のついでに、ソフトならぬ、今日はジェラートなう。うーんでもちょっとイマイチの味でした。(写真はありません

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 富良野からは空がどんにょりし始め、らしからぬ涼しい気温。案の定、狩勝峠はかなりの濃霧で、リアフォグを点灯させて下りました。

 十勝は晴れてはいないものの、やはり少し涼しく、盆ももう終わりだなあと実感します。
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 さすがに今日は夕食を食べてから帰ろうと、ひさびさにカツカレーを堪能。

 これで今年の盆旅は、いつものようにああっとゆうまに終わりました。
 でもまあ、初山別でのあのなんにもしない、正しい1日を過ごせたので満足なのです。


 で。

 テント下でなるべく直射日光を浴びないようにしていたと言え、足がすっかり日焼けしてしまいました。
 しかも撤収中だけでもかなり焼けたらしく、一週間ほどお風呂に入る時に、足が痛かった。まあこれも、夏の思い出ってことで。(笑

 
Posted at 2024/08/29 21:15:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 幕営 | 旅行/地域
2024年08月28日 イイね!

2024夏のぶらり旅 -3-

2024夏のぶらり旅 -3- 明け方、昨日までのどんにょり天気が嘘のように晴れ渡りました。
 当然、陽が昇るとテントの中は暑くなってきましたが、ほどよく海風が吹いているので、暑苦しくないのが幸い。

 この晴天なら、地面やテントもじきに乾いてくれるだろう。

 しかし、どうも両足がだいぶ蚊にやられています。昨夜は蚊取り器が効いていなかったのか、と思ってテントの後方を見ると、居室のファスナー下部が、少し開いているではありませんか。
 実は昨夜、雨が止んだ後に急激に気温が下がってきたので、畳んでいた後室のフライを降ろした際に、居室のファスナーをメッシュにしたつもりで、開けてしまっていたのです。これはやられるわけだ。寝ぼけ眼での失敗で、このあとキンカンを塗りまくることになってしまいました。

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 朝食後にサイト内を散策してみると、なるほど、オートサイトは札幌圏はもとより、道外のナンバーも多く、リピーターのよう。
 フリーサイトも、早々に撤収を始めるグループも多く、サイトの北側へ行ってみると、今日は晴れているので海と、水平線に掛かる雲の上に利尻岳も望めます。
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 フリーサイトの端は、少し小高くなっており、ここならテント脇から海も眺められそう。
 天気が良いこともあり、ここでのんびりしたらさぞかし気持ち良いだろうなあ、という思いにかられました。

 そもそも、かわねこは明日もお休み。実は昨日電話があり、明後日の午後は予定していない仕事になってしまったのですが、今日帰投しても、明日の十勝は曇り予報で、オートバイもさほど楽しめそうにありません。ならばいっそのことここで1日過ごして、明日帰ればいいのだと、連泊することに決めました。

 さっそく受付が開くと同時に申し込みをすると、受付のおばさんは「今日は天気も良いので、海側に移動すると良いですよ」と言ってくれました。しかも、フリーサイトのキャンパーはほとんどが撤収するそうで、ここはチェックアウトが12時なので、午前中には空くはずだとも。
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 その言葉通り、先ほど良さそうだと思っていた、端の小高い場所に張っていたふた組は撤収。さっそくテントをそちらへ移動し、エスクも脇のスペースに移動することができました。
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 そうして移動した場所で前室の陽除けの下にいると、実に快適です。

 一昨年から愛用している、キャプテンスタッグのローチェアですが、これがレカロのSRばりにスーパーローチェアで、腰を落とし込むと快適すぎて立ち上がるのが面倒になるほど。
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 さらに今朝まで湿っていた草地で、足が濡れたままだったので、コンロケースの上にタオルを敷いて、サンダルを脱いで足を載せ、頭にクッションを置くと、これがまさに安楽過ぎて「人間を堕落させる装置」の出来上がり。(笑
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 眼の前に広がる海と山と青空、穏やかな海風。ほんとうに、もうこれ以上なにも要りません。

 よく、アウトドア雑誌やネット記事では、キャンプ初心者向けに「キャンプ場で何をするか」という記事を載せていますが、かわねこ的には「なにもしない」のが最高だと思っています。
 記事では物を売る必要があることから、何かをする提案をしなくてはならないのも理解できますが、何かをしなければならない、ふだんの生活時間の中で、寝ている時以外にこんな、なにもしない時間はありません。

 そんなの家にいても、と言うのは易し。実際に基地にいたら、ついネットやテレビを見たり、なにかをしたりするものですが、幕営の時こそ、日常を離れて、ほんとうになにもしない時間が取れるのです。これを贅沢と言わずして何と言うのか。

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 そんな、ただただひたすらぼぉっとする、最高の休日となりました。
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 なにしろ、お昼ご飯を買い出しに行くのすら面倒になり、手持ちのパンとカレー麺で済ますほど。(笑

 午後になると、昨日ほどではないけれど、ぼちぼちと新たなキャンパーがやって来ました。
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 すぐ下のサイトでは、札幌ナンバーのご夫妻が、ロゴスのドームテントとコールマンのスクリーンテントを設営し、火起こしの準備をしています。
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 うちの前に「お邪魔します」と挨拶をしてきたおねいさんが設営したのは、クロノスキャビンでした。どうも大きさから「2」っぽいな、でもおねいさんの佇まいから、クルマではなくアメリカン系のライダーっぽいから、「1」かな、と気になって訊いてみたところ、やはりクロノスキャビン2でした。なんでも「1」も持っていて、盆のツーリングの時だけ「2」を使うのだとか。
 ちなみにこのおねいさん、ライダーなのに小型のコンロまで持ち込んで、ひとり炭火焼き肉までしていたので達人と見た。(笑

 ともあれ、候補に上がっていた、「2」の実物を見られたのは行幸です。
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 こうして並べてみると、居室がちいさいのと、高さが低い「2より、ゆったり感は当然、「3」が勝ります。
 なにより、展張したかたちが「3」のほうが居室が長いぶん、ドームテントながら背が低く見えてカッコいいなあと、自画自賛。(笑

 ちなみに、サイト内を見て歩いていたら、やはり候補だったオガワのステイシーST-Ⅱも見かけました。こちらも大きさは思ったよりちいさめで、クルマでならクロノスキャビン3で正解だったと実感。

 さて、ウチの後方では、地元っぽい女性ふたりが来て設営をしていますが、梱包されたまさにド新品のテントで、ひとりが「なにこれ、どうやるの?わかんない!」などと説明書と首っ引き。久しぶりに見ました。買ってきたテントをそのまま持ち込んで建てるひと。(笑

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 陽が傾き始め、だんだんと日影がなくなって来た15時過ぎに腰を上げ、少しだけドライブを兼ねて、隣の遠別町に買い出しに行きました。
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 そして夕方早めの温泉とソフトを堪能した後も、夕飯の時間まで、陽影で当然ぼぉっと過ごすのです。

 そんな動かない1日でしたが、やっぱりお腹が空くので、陽が傾いて弱くなってきた頃合いを見て、夕食。
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 今日はちょっとだけ豪勢に寿司。と言っても、ご覧のようにスーパーのパック寿司ですが。
 いいんです。これでも外で食べると、じゅうぶんに美味しいのです。
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 そして夕食が終わった頃には、水平線上の雲も晴れ、日本海に沈む夕陽を眺めることができました。
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 空が暗くなると、ここは水銀灯などがないので、星が見え始めます。
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 近くの金毘羅岬灯台も、灯り始めました。
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 暗くなった空に、ぽつんと浮かぶのは、焼尻島灯台でしょうか。
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 ランタンを灯す頃、いつの間にか月も浮かんでいます。

 しかし今日は文字通りなんにもしていないはずなのに、なんだか眠く、21時そこそこだと言うのに読書もせずに寝ることにしました。この時間帯から寝ても、朝まで爆睡できる自信はありましたが、星空がきれいそうだったので、アラームを掛けて夜中にいったん起きることにして、ランタンを消し、横になりました。

 サイト内は話し声等でざわめいていますが、うるさいほどではなく、気持ち良く眠り始めたその時です。
 複数の足音がしたかと思うと、テントの横に止まりました。話し声から、どうも家族で星を見に来たようです。それはいいけど「アーッ!流れたーッ!」「お父さん、どっちの方向っ!?」などと大騒ぎをしていてやかましい。
 テント内に灯りを灯していなかったので、不在だと思ったのかもしれませんが、それにしても他にテントがない場所がいくらでもあるのに、なんでわざわざかわねこテントの横に来て騒ぐのかなあ。
 これ以上騒がれたら、さすがに文句を言おうかと思ったところで「まあ、見えたからいいか」と言い残し、去って行きました。まったくもう。

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つづく

 
Posted at 2024/08/28 21:21:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 幕営 | 旅行/地域
2024年08月27日 イイね!

2024夏のぶらり旅 -2-

2024夏のぶらり旅 -2- そんなわけで、次はどこへ向かおうか。南へ降りて、知床横断道路を越えて納沙布岬方面を目指すか、北へ上がるか。
 天気予報を見ると、どうもオホーツク側は天気が思わしくなく、今夜は雨の予報です。さらに日中は今日明日も曇り。せっかく海沿いならば、晴れたところが良いので、調べると太平洋側は全般に台風の影響が残って天気が悪く、道北の日本海側は曇のち晴の予報です。

 どちらにせよ、道北を目指すほうが良さそうなので、まずは北上することに決め、さっそく撤収。
 まだ8時前と言うのにすでに暑く、撤収の30分で汗だくになってしまいました。
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 網走を抜け、佐呂間を過ぎたあたりから海霧が出ているらしく、ガスって気温も下がってきました。涼しいのはさて、これではどうも夏らしくありません、などとワガママなことを思いつつ、北上。
 雄武でちょうど昼だったので、昨年タッチの差で閉店してしまったお店で、ラーメンの昼食。
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 しかし走れども予報どおりとは言え、どんにょり天気のままで、気温もどんどん下がって窓を閉めるほどに。当初は、状況が良ければ枝幸あたりで幕営も考えていたのですが、これではむしろ寒いキャンプになりそう。
 そこで、枝幸から内陸に入り、日本海側へ抜けることにしました。
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 山道はそこそこに楽しく、歌登なんてGSFでのツーリング以来、十何年ぶりに走るので既視感が薄く、楽しめました。
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 案の定と言うべきか、音威子府を過ぎたところから、雨が降り始めます。まあこれも海沿いに出れば上がるはず、という期待も虚しく、遠別に入っても霧雨のまま。
 これは想定外。さて困った。テントは新しいので雨中でも問題はないけれど、雨の中展張作業をするのは楽しいと思えず、せめてこの霧雨だけでもなんとかならないものかと、南下してみると、南の空は少し明るいのです。
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 これはいい兆しだと、初山別まで走ると、やはり霧雨は上がり、路面も乾いてきました。

 良かった、これなら幕営できそうです。
 さっそく、みさき台公園のキャンプ場に行ってみました。
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 初山別村のみさき台公園には、キャンプ場がふたつあり、天文台近くの高台とその一段下に、バンガローと無料のフリーサイトがあります。

 昨年の道北旅の途中で寄った際に、ここは激混みなのを知っていたので、その手前の国道側にある、もうひとつのオートキャンプ場を覗いてみました。
 こちらは、オートサイトとフリーサイトがあり、オートサイトは満杯のようでしたが、フリーサイトは7割程度と、まだ余裕がありそうです。

 さっそく受付に行ってみると「予約はされていますか?」と聞かれたので、今は要予約なのかとぎょっとしましたが、予約が必要なのはオートサイトだけで、こちらは既に満杯。しかし、フリーサイトは見えている通り、まだ空いているので大丈夫。ここは有料ですが、サイトが広々としているのと、トイレがきれいで、なんとウォッシュレット付。手洗いにはハンドソープまで置いてある充実ぶりなので、ひと張り500円の料金は安いものです。
 幸いに、サイト横の駐車場も、1台ぶんだけ空いていました。ここが空いていないと、近隣の駐車場は徒歩3分くらい離れているので、かなり不便です。

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 手前では、4人家族が設営を始めており、かわねこはその奥に陣取りました。
 少し前までこちらも雨だったらしく、草地が濡れていて、設営で靴下とスニーカーがびしょ濡れになってしまいました。横着しないでトレッキングシューズに履き直せば良かった。(笑
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 設営が完了して少し落ち着き、周りを見渡してみると、装備から、ここはどうやらある程度キャンプ慣れした方が多いよう。それにしてもコールマンテントの保有率高いなあ。

 ここ、10年ほど前の盆にも来たことがありますが、その時はキャンプブーム前だったので、オートサイトこそ混んでいたものの、こちらのフリーサイトはガラガラで、静かな幕営を楽しめたものです。
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 もっとも今回もテント数こそ多いものの、雰囲気は良く、そう騒ぐキャンパーはいなさそうです。

 さっそく夕食の買い出しに出かけることにしました。と言っても、初山別村にはAコープとセイコーマートしかないのですが。
 帰りには、すぐ近くのホテルで温泉に入りました。キャンプ場で受付をすると、朝湯の割引券がもらえるのですが、さすがに今日は風呂に入りたかったので。17時前のこの時間ならと読んだ通り空いていて、ゆったり温泉に浸かることができました。
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 そして温泉に入ったなら、当然ソフトなうです。ホテルの向かいが道の駅になっており、そこでソフトを売っています。普通にレストランなので、その気になれば食事をここで済ませることも可能なのです。
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 さっぱりしてテントに戻ると、なにやら空からぽつりぽつりと落ちてくるものが。
 次第にそれは強くなり、とうとう本降りになってしまいました。あれおかしいな。今日の天気予報だとこの後は回復傾向では、と、雨雲レーダーを見ると「しばらく雨が降る見込みはありません」と大嘘の表示が。
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 仕方ないので、前室に椅子を置いて、ここで夕食となり、図らずも新幕の前室の広さが活躍してしまいました。
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 ちなみに今日の夕食は冷蕎麦とおにぎり。え?昨日と同じじゃないかって?いえいえ、今日はとろろ蕎麦で、おにぎりもしっかりホットシェフなのです。(笑
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 クロノスキャビンのフライシートは、このフックを止めて張りを持たせることにより、雨を左右に流す設計になっているので観察してみると、少し溜まった雨は、うまいぐあいにフライの端に流れていきます。
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 雨量が多いと、立ち上げた庇に溜まりますが、これはどんなタープでも起こるので、こんなものでしょう。
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 そして居室が広いので、マットとシュラフはこんなふうに斜めに設置し、空間を贅沢に使っていました。実に快適。

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 今回、テントの他に新調していて活躍したのが、クーラーバッグ。これまではコールマンの中型クーラーボックスしか持っていなかったのですが、さすがにソロキャンプだと大きすぎて持ってくる気になれません。100均のクーラーバッグもどきを使っていましたが、クーラーショックという良い保冷剤を手に入れたので、バッグも新調しました。
 ネットで評判の良かったチルキャンピングというブランドです。
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 22Lと、ソロだとちょうどよいサイズ感に、ブラックというクーラーバッグらしくない色合いが気に入りました。
 もちろん、さしものクーラーショックでも、2泊目となると溶けてしまいますが、コンビニで氷を買ってきて入れておくと、ひと晩くらいは冷たさを保ってくれ、今回の旅では活躍したので、買って良かった。

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 日が暮れてもここは近くに天文台があることもあり、うるさい水銀灯はなく、通路にところどころぼんやりした灯りが灯るのみ。トイレこそ灯りが点いていますが、水場にも灯りはありません。そもそも日の長い時期の9月までしかオープンしないキャンプ場なので、明るいうちに夕食を済ませるか、ランタンで照らせば良いのです。
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 そして予想通り、わりと穏やかなキャンパーが多く、後方の3~4家族くらいのグループの子供たちが、ゲームに興じているらしいけれど、まだ時間も早く、うるさいではなく、賑やか程度。
 その子供たちも約束だったのでしょう。親の掛け声とともに22時で静かになってくれ、雨も上がると実に静かな夜になったのでした。


つづく

Posted at 2024/08/27 21:35:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 幕営 | 旅行/地域

プロフィール

「この気温って…もはや十勝、いや北海道とは思えない。…そしてこんな時に限って、明日は現場仕事だったり。(汗」
何シテル?   07/23 19:00
オートバイとクルマと、野遊びが大好きな「おやぢ」です。(^^ゞ 北海道のど田舎に住んでいます。どれくらい田舎かと言うと、地域で乗っている車種を言えば、...
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