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かわねこのブログ一覧

2024年09月19日 イイね!

ラリー北海道2024観戦記 LEG-0

ラリー北海道2024観戦記 LEG-0 毎年恒例、かわねこ的最大のお祭り、ラリー北海道が今年も開催されました。
 昔のラリホは寒いか雨、というイメージでしたが、ここ数年ありがたいことに、天候に恵まれています。
 が、今年のそれは、3日間通して快晴という、これまでになかったもの。
文字通り雲ひとつない快晴だったので、しっかり日焼け対策と熱中症対策の飲み物を用意して、まずは北愛国に突撃します。

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 毎年のことながら、このサービステントが立ち並び、幟がはためく様を見ると、テンションが激上がりに。
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 さっそくこれも恒例の、ウルトさんのテントへ。毎年グッズ類のほか、工具もまさにお祭り価格で提供してくれるので、各チームのメカさん達で賑わっています。

 みんな考えることは同じなので、ウルト前では見知った面々に会えます。これもまた、ラリホの楽しみのひとつ。

 グッズ類を眺めていると、たくろー選手がいるではありませんか。今年はカムイも優勝で上り調子。最も応援に力の入る選手です。
 今年はドライ路面なので、走りやすいのではと聞くと「でもダストが消えてくれなくて、視界が悪いんだよね。レッキで落ちたクルーがいるらしいよ。」とのこと。

 そして名物、ウルトガチャに挑戦。張り込んで2回回しましたが、今年は2回ともアイススクレーパーでした。
 と、そこへちょうどのりピー選手が通りかかり「みんな何当たったの?」と聞かれましたが、なんとその場の数名全員がアイススクレーパー。(笑
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 まあ、北海道の冬の必需品だし、ご覧のようにグリップ付きのしっかりしたもので、エスクとあ~るくんの2台分になったので、損した気分にはなりません。

 ただ、ここ数年心待ちにしている、メカニックグローブは今年もありませんでした。(泣
 もしかしてもう生産中止なのかと、スタッフに現物を見せて聞いてみると、生産中止ではなく、単に持ってきていないだけのようです。なので、毎年書いていますが、来年こそはぜひ持ってきてください!
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 ふと聞いたことのある声がするな、と振り返ると、なんと新井大輝選手が、飲み物片手に立っています。
 思わず「ファビアのエンジン、治って良かったですね」と声を掛けると「いや~ほんと、出発の5日前に届いたので、ほっとしましたよ。」と満面の笑み。今回の優勝候補のひとりであり、プライベーターでがんばっているので、応援してしまいます。

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 サービスでは、各チームとも整備、調整の真っ最中。これもラリーらしい風景のひとつ。
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 今回気になっていた1台。オープンクラスで出走の、アウディTT。なぜアウディ?なぜTT?なぜグラベルラリー?なぜラリー北海道?と、謎だらけの1台。(笑

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 スバルチームでは、ちょうどクルー全員の記念撮影中。「スバルがいちばーん!」の掛け声に、新井とーちゃんもこの笑顔。

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 てなことやって遊んでいると、もう昼過ぎなので帯広駅前に移動。

 昨年までは、駅西側の長崎屋の立体駐車場が、帯広市の公共駐車場を兼ねていたので無料で停められ、長崎屋内のインデアンでカレーも食べることができて便利だったのですが、残念ながら昨年閉店してしまいました。現在は解体工事が進んでいる状況なので、有料駐車場に停めるしかありません。
 それ自体は仕方ないことですが、問題は空いているのか。駐車台数が多くて、最も無難な駅地下駐車場へ向かいましたが、幸い混んではいたものの、停められないほどではありませんでした。
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 ちなみにかわねこが停めた隣のクルマを何気なく見たら、ダッシュボードにタバートが置いてあり、フロントガラスに貼られたラリホの駐車券には、見知ったオフィシャルのお名前が。(笑

 カレーのインデアンは、帯広駅構内に移転して再オープンしているのですが、そんなにガッツリ食べたいわけではなく、小腹を満たしたい程度、という同行したれいぽんさんと同意見だったので、構内のますやで調理パンを買い、休憩スペースで軽い昼食。と、タイミング良く、トム・リアッティさんが今年もJRで来られました。1年ぶりの再会です。

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 そしてラリーショーの会場へ行ってみると、ラリーカーが集結し始めました。今年もレジェンドのユハ・カンクネン氏が参加とあって、昨年ほどではないもののそこそこの人出。
 しかし、規制線もないのに、時間まで誰ひとり会場内に侵入せず、歩道に並んで待っているのは、海外だとあり得ない光景ではないでしょうか。(笑
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 集まり具合からの判断で、ラリーショーは30分繰り上がり、15時スタート。司会のまのめっちの掛け声で、みんないっせいに推しのクルーに駆け寄ります。

 かわねこは、まずは今回の優勝候補、新井大輝選手のもとへ。ここで勝てばタイトルも確定する、有力ドライバーだけにかなりの列があるのでは、と、思いきや、意外にも並ぶ人は少なく、かわねこの前はメディアの方でした。
 参戦年数が少ないので、まだ知名度が低いのかなあ。むしろ新井とーちゃんの方が、相変わらずの人気ぶりでした。
 大樹選手はちょうどインタビューを受けており、前戦カムイでも勝利しているので、ラリホも勝てるのでは、という問いに「うーん、クルマが壊れなければねー。」との答え。やっぱりそこですか。(笑

 やっぱり一番人気はユハ・カンクネン氏で、長蛇の列。完全に持って行っていますね。選手ではないのに。(笑

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 今回いろんな選手にサインをいただきましたが、中でも人気が高かったのが、竹岡圭選手。
 テレビにも出ていた有名人ということもさることながら、「トライトンどうですか?」と聞いたら「すっごい乗りやすいんですよー。でもパーツがないので、苦労しますね~。」とテレビのキャラそのままに、にこにこしながら応えてくださる人柄も、人気の秘密でしょう。
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 今回いただいたグッズは、トートバッグ。もちろんサインもいただきました。ただ、イメージカラーがピンクなので、ヲッサンが買い物に持って行くのは気恥ずかしいのが難点。(笑
 ちなみにかわねこは、基本ラリーの場合はコドラも合わせてふたりのサインをいただくので、コドラの山田選手にも。「僕が書くと価値が落ちますよ。(笑」と冗談を言いながら書いてくださいました。
 と、山田選手、左指に包帯を巻かれていたので「怪我、大丈夫ですか?」と聞いたら「痛みはないし、大丈夫大丈夫。」と。その横から竹岡選手が「この怪我、出発前日にやったんですよー。信じられますぅ~?」とツッコミが。(笑

 昨年の盛り上がりも影響したのか、今年は旗を配るチームが増えました。
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 アイセロチームも今年は旗を配っていたので、ヘイキ・コバライネン選手と北川紗衣選手のサインはこれにいただきました。
 かわねこのど下手な英語より通じるだろうと、受け取る際にあえて日本語で「ヘイキさん、おかえりなさい!」と言ったら、嬉しそうに笑っていました。

 GRの旗は今回初JN-1参戦の大竹選手と橋本選手。コドラの橋本選手は、まだサインがないようで、そのまま名前を書いているのが微笑ましい。

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 そしてセレモニアルスタートが始まり、ラリーカーを見送ります。
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 帯広市の中心部を、RALLY2をはじめとする競技車両が駆け抜ける、非日常のひとコマがたまりません。

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 今年はXCRクラスが増えたこともあり、参加台数が増えて全車両を見送ると、かなり遅くなってしまうので、途中で失礼してセレモニアル会場すぐ横の老舗、ふじもりで夕食にしました。

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 食事を終えて外へ出てみると、残ったオフィシャルのみなさんが、セレモニアル片付けの真っ最中。ここはバスも通る公道なので、素早い撤収が必要なのです。
 こういった陰ながらの働きがあるおかげで、我々ギャラリーはセレモニアルイベントを楽しめるので、本当にありがたい限りです。
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 こうしてLEG0の1日は、あっという間に過ぎていくのでした。


Posted at 2024/09/19 22:03:54 | コメント(2) | トラックバック(0) | RALLY | 日記
2024年09月03日 イイね!

週末幕営のちスナガワ -後-

週末幕営のちスナガワ -後- 誰かが火起こしをしていて、薪が爆ぜる音で目を覚ましました。テント内が明るくなっているので、もう夜明け。5時前くらいかな、と、時計を見ると、なんと6時半を過ぎていて驚きました。

 外に出てみると、曇り空。陽が差さなかったのでほどよく暗く、暑くもない快適な気温だったので、夢も見ずに爆睡して見事に寝過ごし。
 辺りを見わたすとまだ静かなので、他のみなさんもけっこう爆睡しているようです。
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 スナガワまでは30分ほどで行ける近さと、昨夜の夜露と曇天、風もないのでテントが乾かず、撤収できないのを言い訳に、朝食後もだらだら。
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 9時前ころから陽が差し始め、やっとテントが乾いたので撤収を開始しました。
 最悪グランドシートは濡れていても撤収してしまいますが、テント本体はカビるので、乾くのを待ってから撤収しないといけません。
 幸い、グランドシートも乾いたのですが、出発予定時刻を10分ほど過ぎてしまいました。

 なので、スナガワに直行。
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 到着してみると、今回の目的、吉川選手の出走にぎり、間に合いました。
 コースは少し前の降雨の影響もあり、まだウエットが残っていながらも、乾き始めているもよう。
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 まあ、スナガワなので300㎜でも遠くて、ウデのせいもあり、例によって大した写真は撮れません。
 なので、画像はレタッチしています。

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 1ヒート目が終了したところで、パドックへご挨拶に行こうと思ったら、なんとご本人が登場。
 ひさしぶりにいろいろ話せましたが、FRの挙動の話やドライビング理論の話など、やはりクルマの運転は物理学なのだという、興味深いお話を聞くことができました。しかも解説がわかりやすいのです。さすが本職。(笑

 2ヒート目前には、ご家族にも、ほんとうに久しぶりにお会いできました。
 幼かったお子さんが、大きくなっていたどころか、すっかり大人になっていて驚き。同時にいかに自分が歳を取ったのかを痛感させられました。気分はもう親戚のおじさんです。(笑

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 そしていよいよ2ヒート目。
 吉川選手のBRZは、昨年エンジン修理と、クロスミッション化をしていて、戦闘力が上がっていることもさることながら、吉川選手のテクニック向上とメンタル的にも、ノッている時期です。
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 1ヒート目を上回る好タイムを出したので、もしやこれは…と思いましたが、ライバルは全日本にも参戦している強者。
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 さらに上回るタイムで、惜しくも優勝とはなりませんでしたが、好走を見られて嬉しい思いです。
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 風が吹けば寒く、吹かなければ暑いスナガワなので、そこそこに暑かったのですが、時折風も吹いてくれたので、これまでよりは過ごしやすかったのも幸いでした。

 そんなこんなで14時離脱。
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 のんびりながらも順調に走れたので、十勝はどんにょりながらも、まだ明るいうちに帰投することができました。

 しかしなんとしたことか。早めに帰れたら、盆はじめに刈ったばかりなのに、盆中の高温で一挙に伸びた基地の芝を刈ろうと、温泉にも入らず帰ってきたのに、芝刈機のバッテリーを充電し忘れていたという、大失態。(笑

 まあでも明るいうちにエスクの洗車もできたので、いいのです。


 幕営も応援もできて、充実した週末だったのでした。

 現地でお世話になったみなさま、ありがとうございました。


Posted at 2024/09/03 21:39:59 | コメント(1) | トラックバック(0) | ダートラ | 日記
2024年09月02日 イイね!

週末幕営のちスナガワ -前-

週末幕営のちスナガワ -前- 先々週の盆明け土曜日。かわねこはお仕事でしたが、盆中にその半分を終わらせていたこともあり、午前中で終えることができました。
 そして当初は雨模様の天気予報だったものが、低気圧の影響が弱まったのか、予報は曇り後晴れに変わっています。

 こうなると現金なもので、やっぱり幕営に行きたくなってしまいました。
 今回、日曜日はスナガワでダートラ地区戦の応援に行くつもりだったので、これにからめての、前泊幕営をすることに。
 ということで、エスクにギア類を放り込んで出発です。
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 雨の心配がなさそうなことから、ひさびさにシェルパでのキャンツーもちょっと頭をかすめましたが、今日は午後からの出発のため、ツーリングと言うより移動になってしまうのと、やはり新幕を楽しみたかったので、今回はエスクで行くことにしました。

 この一週間というもの、盆明け早々からキツめの現場があったりで、かわねこはちょっとお疲れ気味。盆旅の休み疲れが残っていたのかもしれません。(ぇ
 てなことで、あまり欲張らないほうがいいだろうと、まずは2年前にも行った、芦別のキャンプ場へ行ってみました。
 ここからだとスナガワまでは1時間程かかりますが、広々としているうえ、あまりメジャーではないので、いつも人が少ないのがいいのです。

 と、思ったら。
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 広場になんか運動会テントが複数設営されて、地元商工会がイベントの準備をしています。なんてこったい。しかしここは公園でもあるので、これは仕方ありません。

 広場の反対側には、少しスペースは残っていたのでテントを設営することも可能でしたが、既に先客のグループが大型のスクリーンタープを2連結し、盛大に炭火を起こし始めています。
 停まっているクルマもヤンチャ系カスタムのランクルやハイエースなどで、個別のテントを張っていないことから車中泊らしく、夜通しの酒盛りが危惧されたので、残念ながらここはパスすることになりました。

 でも代案は用意してあります。
 それは、滝川から浜益に向かう途上にある、新十津川の吉野公園キャンプ場。これまで泊まったことがなかったので、先日の盆旅の帰りにも寄って様子を見たところ、良さそうだなと思っていたのです。

 ここから1時間ほどかかりますが、まだ明るいうちに展張できそうなので、さっそく向かいました。


 と、到着すると、先日寄った時は、盆中にもかかわらずほとんど誰もいなかったのに、今日は道からテントがずらりと見えたので、一瞬、激混みではと焦りました。
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 しかしここは奥が広いので、混んでいるのは手前側だけだったのです。
 なのでさっそく管理棟で受付を済ませ、場所探し。

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 見渡したところ、真ん中あたりにいい場所を見つけたので、設営開始。

 ちなみに展張作業を見ていた隣のテントのご夫婦が「設営が速いな」とつぶやいていたのを、かわねこは聞き逃しませんでした。さすがモンベル製品。(笑
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 近くの駐車スペースも1台分空いており、エスクを停めることができました。

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 夕刻とあって、無数のトンボが群れていてすごい。もう夏も終わりですね。でもこれなら蚊の襲撃も少なさそう。

 今日は日中も暑く、仕事でも汗をかいたので、設営後はさっそくお風呂に行きました。と言っても、受付をした管理棟内で入ることができるのです。温泉ではないようですが、300円という安さなので、文句などあろうはずがありません。

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 夕食は例によって簡単なもの。途中の生協で仕入れた海鮮丼です。ネタはそこそこ美味かったのですが、ご飯がカチカチに硬かったのがちょっと残念。

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 晴れているので、食後はランタンの照度を落としてローチェアに腰掛け、例の「堕落装置」で、小1時間ほど至福のひとときを過ごしました。

 展張前に見渡した時に気づきましたが、ここ、ファミリーキャンパーはほとんどおらず、夫婦ふたりとソロが多いようです。おそらくは最寄りのコンビニまで、クルマで20分かかるという立地のためと思いますが、そのぶん、慣れたキャンパーがほとんどで、実に静かで快適。
 聞こえるのは、近くの川か用水路に水が流れるせせらぎと、虫の鳴き声だけです。
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 道路向こうの管理棟前には街灯と、場内にも1箇所だけ水銀灯が点いていましたが、それもさほどうるさいものではなかったのは、幸いでした。

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 みんな食後はランタンの照度を落としたり、消したりして暗さを楽しんでいたので、新十津川市街の方向以外灯りがなく、前室にいても星が見えるほどだったのも嬉しい。

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 月も昇ってきてきれいです。しかし晴れていたせいでしょう。放射冷却でかなり気温が下がってきたのと、夜露が降り始めて、いささかベタついて来たので、前後フライシートを降ろし、居室に入りました。

 今回はLEDランタンを忘れず持ってきていたのですが、明るくして読書をするより、この暗さを楽しみたかったので、ランタンを消し、シュラフに入るとちょうど良い気温だったこともあって、22時前というのに爆睡してしまったのです。(笑

 

 
Posted at 2024/09/02 21:16:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 幕営 | 日記
2024年08月31日 イイね!

【祝20周年:みんカラでの思い出】

【祝20周年:みんカラでの思い出】 20年といえば、その年に生まれた子供が成人する年月。
 そりゃあ自分も歳取るわけです。(笑

 20年前は、クルマは先代のD21テラノがメインで、セカンドにHT81Sスイスポに乗っていた頃でした。
 ちなみにシェルパくんは、この当時もう乗っています。(笑

 81スイスポの購入前、そして購入後にも、みんカラになる前の「オートヴィレッジ」を参考にしたので、ならば自分の経験も発信したほうがいいかな、というのが、81購入半年後に登録した理由でした。

 当初はパーツレビューや整備手帳のアップをメインとし、乗っているクルマで個人が特定されるほどのど田舎住まいだったので、ブログは姿の見えない未確認生物として、勝手なことを書き殴るつもりだったのですが。

 気づけばいつの間にかオフ会なんてものに参加し、さらにラリージャパンの開催も相まって、くすぶっていた生来のラリー熱が復活して、地区戦まで観戦に行くようになり、プロギャラリー化してしまいました。(笑


 でも。
 おかげで、こんなかわねこと、未だに付き合ってくれる友人たちとも巡り会えたのは行幸です。


 当時とは、生活環境もクルマも、自分でも驚くほど変わってしまいましたが、まあ、これはこれで面白い20年だったなと。(笑
Posted at 2024/08/31 20:00:49 | コメント(1) | トラックバック(0) | みんカラ | タイアップ企画用
2024年08月29日 イイね!

2024夏のぶらり旅 -4-

2024夏のぶらり旅 -4- 前日まで寝不足だったのか、やっぱり爆睡していたようで、耳元でアラーム代わりの音楽が微かに流れ始めた瞬間、目が覚めました。
 時刻は1時。外へ出てみると、サイト内は静かですが、まだ起きているひともいるらしく、ひそかな話し声も聞こえてきます。

 見上げると、月も沈んで星空が広がっていました。ただ、思ったほどの降るような星空ではなかったのは、沈んだ月の残光が残っていたからでしょうか。

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 せっかくなので、撮影してみましたが、なにしろ◯眼のお年頃。もはやマニュアルで星にピントを合わせることが不可能で、遠くの灯台の灯りでオートフォーカスにピントを合わせてもらう始末。

 さらに、星を撮影するなら、50㎜F1.8を持ってくるべきだったなあ、などと先に立たない後悔を。さらにEOS70Dのバルブ機能を使うには、リモコンレリーズも必要なことを、ふだん星の撮影などしないので忘れていたのでした。
 仕方ないので、露光時間いっぱいの30秒を使って撮影。まあどうせまともな写真は撮れないのでテキトーに遊び、あとは椅子に座ってぼんやり星空を眺めます。
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 さっき騒いでいた親子の会話からすると、数日前に流星群が来ていたらしいのですが、さすがにそんなに流れません。2個の流れ星と、4基の衛星を見たあたりで寒くなってきたので、撤収してテントに入りましたが、それでも1時間以上は夜空を眺めていたようです。

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 寝直して明け方5時過ぎ。快晴なので、外が明るく目が覚めました。テント内もぐんぐん暑くなってきたので、前後メッシュにして風を通します。
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 今日は水平線上に雲がかかって、利尻岳の姿は見えません。それでも海を眺めながらだけでも満足して、朝食。
 ここはチェックアウトが12時と遅いので、ゆっくりすることができます。のんびりと大まかな片付けをして、今日も小1時間ほど「堕落装置」でダメ人間になりました。(笑
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 とは言え、ここから十勝まではそこそこの移動時間がかかるため、チェックアウトぎりぎりまでいると遅くなるので、意を決して腰を上げます。

 前のおねいさんは一向に出てこないので、最初はよくこの暑いのに寝ていられるなと思ったのですが、どうも早朝からツーリングに出かけたようです。今日1日走りを楽しんで、夕方またここに戻ってくるのでしょう。ツーリングのスタイルとして、それもいいかも知れません。

 撤収をしていると、後ろで設営していた女性ふたり組に声を掛けられましたが、友人同士かと思っていたこのふたり、若いお母さんと高校生くらいの娘の母娘のようでした。なんでも虫が苦手らしく、蜘蛛が数匹テント内に入ってきたとか。
 蜘蛛は基本大人しいので、よほどのことがないと人間を刺したりすることはなく、むしろ益虫ですよと告げましたが、娘は苦手のよう。

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 そんなこんなで、初山別村に別れを告げ、十勝への帰路につきました。

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 晴天で海がよく見えて、夏らしい気分を味わえたのと、盆も後半とあってか、思ったほど道も混んでいなかったのが幸い、気持ちの良いドライブです。
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 せっかくなので浜益まで海沿いを南下し、そうだ、昔エゾサマーラリーの時に、なんどかご飯を食べたレストランで昼食にしようと、楽しみに行ってみましたらば。
 なんとお店の前には、10人ほどもウエイティングがいるではありませんか。盆をナメてました。恐れをなして通過してしまい、豪勢に海鮮丼を食べるつもりが、セイコーマートのサンドイッチになってしまいました。(笑

 ここからは内陸に入ります。
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 すると夏らしく、通り雨があったり。
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 以前から通るたび気になっていたこの看板。
 今回、時間もあるので行ってみることにしました。
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 道中は人気のない、なかなかな山道です。
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 それでも途中には、驚くほど広大な蕎麦畑がありました。広さから元は牧草地だったところを、転作したものと思われます。ここは新十津川町の米どころですが、蕎麦も生産されていたとは。
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 そして徳富ダムに到着。
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 山中に、まさにひっそりとあるダムでした。
 
 完成したのは2013年と比較的新しいのですが、着手は1979年。竣工まで実に34年を要したダムだそう。洪水調整と農業用水、水道水確保の目的で造られたとのこと。
 ちなみに読み方は「とくとみ」ではなく「とっぷ」。
 このあたりがアイヌ語語源のトップという地名で、堰き止めているのも「徳富川(とっぷがわ)」。
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 なにせバッチリ圏外のうえ、いつ山の主がいてもおかしくない雰囲気だったので、とっとと退散します。(笑

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 国道に戻り東進すると、横を通るたび、これも以前から気になっていた、吉野公園キャンプ場に寄ってみました。
 周りにコンビニなどがないこともあり、盆も後半のためか、キャンピングカーが1台と、奥にテントを張っているキャンパーがふた組ほどいるだけ。
 トイレもきれいだし、静かそうなところなので、こんど来てみるのもいいかも。

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 出発すると、車内にはいつの間にかヒッチハイカーがいます。おまえ、十勝まで一緒に行く気か?
 窓を開けて走っていたせいか、これまたいつの間にか勝手に降りていってしまったようです。(笑

 芦別の道の駅では、トイレ休憩のついでに、ソフトならぬ、今日はジェラートなう。うーんでもちょっとイマイチの味でした。(写真はありません

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 富良野からは空がどんにょりし始め、らしからぬ涼しい気温。案の定、狩勝峠はかなりの濃霧で、リアフォグを点灯させて下りました。

 十勝は晴れてはいないものの、やはり少し涼しく、盆ももう終わりだなあと実感します。
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 さすがに今日は夕食を食べてから帰ろうと、ひさびさにカツカレーを堪能。

 これで今年の盆旅は、いつものようにああっとゆうまに終わりました。
 でもまあ、初山別でのあのなんにもしない、正しい1日を過ごせたので満足なのです。


 で。

 テント下でなるべく直射日光を浴びないようにしていたと言え、足がすっかり日焼けしてしまいました。
 しかも撤収中だけでもかなり焼けたらしく、一週間ほどお風呂に入る時に、足が痛かった。まあこれも、夏の思い出ってことで。(笑

 
Posted at 2024/08/29 21:15:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 幕営 | 旅行/地域

プロフィール

「今年のラリホのパーソナルスポンサー、申込期限が盆前の8日までなんだ。気づいて良かった。」
何シテル?   07/28 20:44
オートバイとクルマと、野遊びが大好きな「おやぢ」です。(^^ゞ 北海道のど田舎に住んでいます。どれくらい田舎かと言うと、地域で乗っている車種を言えば、...
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