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かわねこのブログ一覧

2024年04月25日 イイね!

探しものを踊らずに探し続けたら発掘できた

探しものを踊らずに探し続けたら発掘できた あ~るくんが配備されて、もうすぐ1年になります。振り返ると、昨年秋までは「かわねこ仕様化」改修で、あーでもない、こーでもない、と、かなりドタバタして落ち着かなかった記憶ばかりが蘇ります。
 じゃあイジらないでそのまま乗ればいいじゃないか、というツッコミもごもっともですが、仕事車と言え、いや仕事車だからこそ、接する時間が長いぶん、割り切れる部分と、我慢できない部分というものがあるのは、クルマ好きならおわかりいただけるのではないでしょうか。

 仕様としてはほぼ完成されたので、さほどなにかをイジることはなくなって、楽になった昨今ですが。

 先日、とあるパーツを探して、第2ガレージを捜索していました。
 タイヤ交換の時期でもあり、どっちにしろしまい込んでいるタイヤや除雪道具を片付ける必要があるので、オートバイなどを始め、中の物をいったん外へ出して片付け直すのが春先のルーティーン。
 
 言わずもがな、整理整頓なんて単語が辞書にないかわねこのこと、大概のものは、なんでこんなところに、というわけのわからないところに無造作に入れてあることもしばしばです。今回もガレージ奥は、捜索も兼ねて段ボールなども開梱していたのですが、探しものは見つからないまま。

 ところが片付けの終盤、何気に入り口付近に置いている、ラックに積み上げたウエスを持ち上げた時、その下から、違うけれどこれも探していたモノが見つかりました。
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 それは、先代のHT81Sスイスポに付けていた、ミツバサンコーワのプラウドホーンと、自作のリレーハーネス。

 これ、スイスポを手放す時に外したはず、と、昨年5月のあ~るくん配備以降、ずっと探していたのですが見つからないままでした。
 もしかして記憶違いで、付けたまま手放したのかも、とも一時は思ったのですが、ある時、スイスポ退役の際に、それまでいろいろ付けたパーツをどうしたのか、を記したメモが見つかり、そこに「ホーンはハーネスごと撤去、ノーマル化済」とあったので、外したのは間違いないと、機会あるごとに探し続けていたのです。

 とは言うものの、そもそもホーンなんて、かわねこの場合、鹿か狐相手にくらいしか鳴らさないので、最初からなければ、新たに購入してまで換えようとは思いません。しかしあるはずならば、見つけたくなるのが人情というものです。
 そして見つかったならば、付けたくなるのもまた人情。仮配線をして確認すると、ちゃんと鳴ることがわかったので、さっそく作業開始。
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 ノーマルホーンは、フロントバンパー裏の下部に付いていて、グリルの上からも確認できるのですが、これがまた微妙に手が届きそうで届かない狭さ。ならば素直にバンパーを外したほうが早い。バンパーはほとんどがクリップで止まっているので、割と簡単に外れるのです。
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 バンパーさえ外せば楽勝、と思ったら、プラウドホーンはコンパクトサイズとは言え、ダブルの渦巻き型なので、意外と大きさがあり、ノーマルホーンの取り付け位置はエアコンホースが走っているので、スペースがありません。
 いろいろ検討し、エンジンルーム内なども考えたのですが、いずれもスペースがないか、ボルト止めができないかなのです。
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 ラジエーター前の上部には、比較的広い空間が開いていたので、ならばメンバー間にステーを渡してそこに吊るせば良かろうと、ホームセンターにエーモンのステーを買いに行きました。 
 が、その帰り道。ふと気付いたのです。ホーンをバラして1個ずつにすれば、収まるところがあるのではと。
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 さっそく検討してみると、メンバーに空きナットが見つかり、ホーン本体を上下に離して付けることで、取付可能と判明。
 もうステー買っちゃったけど。ま、400円くらいなので、取っておけば今後なにかに活かせるかもしれません。

 次いでハーネスですが、もともとシングルホーンのクルマ、特に電動パワステ車をダブルホーン化する場合、リレーを付けるほうが良いとされています。理由はホーンと電動パワステのヒューズが共用されていることが多く、消費電力の多いダブルホーンを鳴らした時に、負荷がかかってヒューズが切れると、パワステにも影響が出るかららしい。
 調べてみると、あ~るくんの場合は、ホーンと共用されているのはハザードランプで、パワステはどうやら別系統のようですが、ヒューズボックスに表記がなくても、回路的には関わっていることもよくあることと、リレーを入れたほうが音が良くなることも、スイスポ時代に実証済みなので、そのままハーネスも活かすことにしました。
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 ハーネスはどちらにせよ延長などの加工が必要なので、一部を改修。リレーはその昔持っていた、シビエ純正のライトリレーを流用しているのですが、このリレー、実はけっこう特殊で、汎用品では合いません。
 ずいぶん前のことですが、先代テラノに付けていたライトハーネスを自作した時に、当時でもこのリレーは既に廃盤になっていたので、カプラに合う汎用リレーを探したのですが適合するものがなく、ハーネスだけシビエ純正を利用し、リレーは整備性を見込んで、カプラごと汎用品に換えた記憶があります。

 これ、その時に余った新品リレーを利用して、このハーネスを作ったのも覚えていますが、まあ、そうそうすぐに壊れないと思うので、今回はそのまま使いました。
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 てなことで、さくっと付けるつもりが、いろいろ考えながらやったので、2時間ほどもかかってしまいましたが、無事装着完了。

 これまでの、軽自動車特有の「ピィッ」という、甲高く、安っぽい音から、いわゆるヨーロピアンタイプの「パアッ」という、少し低音の優しい音に変わりました。
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 鹿相手にこの優しい音でどれだけ避けてくれるのか、いささか疑問ですが、自己満足なのでいいのです。うんうん。


 …あ!探していたモノ、まだ見つかってねーや。(笑
Posted at 2024/04/25 23:20:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | WAGON_R | クルマ
2024年04月23日 イイね!

電気仕掛けの鮫を飼う

電気仕掛けの鮫を飼う かわねこ基地で使っている掃除機は、ダイソンのコードレス式。
 造りが昭和の建屋なので、仕切り壁が多めなこともありますが、クルマの室内を清掃するのにもコードレスは重宝していて、購入した時には、それまでのコード式に比べて、なんて使いやすいのだろうと感動したものです。

 もうずいぶんと長く、10年以上使っている気がしていましたが、意外や2015年3月の購入なので、ちょうど9年を過ぎたところ。毎日掃除機がけをしているわけではないので稼働率はそこそこと言え、一般的に寿命が6~7年と言われる掃除機としては、まあ長いほうかと思います。しかし、さすがにけっこうあちこちガタも出てきました。
 吸引力もまだそれなりにありますが、バッテリーがだいたい2年ごとに寿命が来るので、これまでもう数回は交換しています。純正バッテリーはお高めなので、ずっとサードパーティの中華製を購入していますが、幸いこれまでそれほどハズレは引いていません。
 
 しかしモーターヘッドは、何年か使うとブラシが回転しなくなってしまいます。基地内は床面のほぼすべてが、断熱のためにカーペット敷になっているので、そうなると掃除力がかなり下がるのが困りもの。

 このヘッド、床に付けるとブラシが回転し、持ち上げると止まるので、ブラシが回らなくなった当初は、内部スイッチの接触不良だろう、くらいに考えてバラしてみたのですが、どこにも物理スイッチが付いていません。1か所、プラスチックのレバーが付いているのですが、そこにもスイッチはなく、ヘッドの首振りを制限しているだけです。たぶん近接スイッチか何かを使っているのだと思いますが、時間をおいてトリガーを引き直すと、ブラシが回ったり回らなかったりするので、モーター不良だと判断しました。念のためモーター単体も探してみましたが、さすがに売られてはいないので、ヘッドごとの買い替えとなってしまうのです。

 実は、ヘッドを買い替えてからネットの記事でわかったのですが、これ、もしかするとモーターではなく、配線の断線だったかもしれません。同様の症状で、電気に強い方が丹念に導通を調べたところ、配線の被覆内で断線していたというケースもあり、あの首振り制限はどうやら断線防止のためだったのではないかと思っています。もう遅いけど。(笑
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 2年ほど前に換えたヘッドは純正品ではなく、安さに惹かれて中華製にしてみましたが、ブラシの材質等が違うので、純正より掃除力は下がってしまいました。
 それでもまあ、さして丁寧に掃除をするわけでもないので(ぇ、さほど不便はなかったのですが。

 ところが先月の初めに、長いノズルパイプの端にはめ込まれている、本体とのジョイントが外れてきました。パイプはアルミ製で、ジョイントは樹脂。どうせ接着が剥がれたのだろうと、瞬間接着剤で止めたところ、すぐまた外れたので、接着剤をスーパーXに換えてみましたが、それでもやはりダメです。
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 とうとうジョイントが完全にパイプから外れてしまったので、よく観察すると、このジョイントはただパイプにはめ込まれているのではなく、本来は内側もパイプ状の一体構造材になっており、その内側の樹脂部分が完全に折れたのだとわかりました。

 こうなると、内側の部品は外せないし、このジョイントはふだん最も力のかかるところだけに、接着してもまた折れるのが目に見えているので、修復はほぼ不可能。応急処置でスーパーXで固め、テープで巻いて補強しましたが、やはりグラグラします。
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 ノズルパイプは部品として販売されてもいますが、思ったより高価なことと、さらによく観察すると、本体側のジョイント接続部も樹脂が痩せてしまっており、ここでもガタが発生していることも判明。
 そもそも年数的に、本体のモーターもいつまで持ってくれるのかあやしいこともあり、こうなると仕方なく、掃除機ごと買い替えとなってしまいました。

 ダイソンを購入した時代は、少し余裕があったこともあり、オプションのアタッチメントをいろいろ付けて、ほぼフルセットにしたので、かなりいい値段がしたのを覚えていますが、昨今そんな余裕はないので、コスパも重要。

 ちなみに、前述のようにカーペット敷になっているとか、ドア枠に段差があることから、ロボット掃除機は使えないのです。いや決して床が乱雑すぎるからということはない…と思う。たぶん。きっと。(笑
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 手持ちのアタッチメントがそのまま使えるので、またダイソンをとも思ったのですが、いろいろ調べた結果、新興勢力のシャークを購入しました。 
 シャークにしたのは、バッテリーが交換式で、最初から予備バッテリーが付属していることと、アタッチメント類もセットになっているのに、これまでのダイソンフルセットのほぼ半額という圧倒的なコスパです。

 上位グレードでウリにしている、ゴミを貯めておけるBOX付スタンドは、高価なこともさることながら、そのBOXの清掃、メンテをする必要があることから不要と判断し、充電スタンドだけのグレードにしました。
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 実際使用してみると、ネットでの情報通り、ダイソンより少し重い感じがします。これは、ガンのようにグリップを握ってトリガーを引くアクションのダイソンに対し、シャークは筒型のグリップを握って操作する、という違いのような気がします。
 使っていて重すぎるほどではないのですが、構造上、本体をスリムなデザインにして、そこにメカニズムを詰め込んであるので、これは仕方のないところか。
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 ネットでは、吸引力は大した事ないとの評価も見ましたが、使ってみるとこれまでのダイソンと遜色ありません。センサーが付いていて、状況によって吸引力が変化する機能があり、ゴミが少ないと省電力モードになるので、こんな弱くて吸えるのか?と思いましたが、意外とちゃんと吸っているようです。
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 また、作動にはトリガーを引き続ける必要のあるダイソンに対し、シャークはグリップ上のボタンを押せば、手を離しても回り続けるとか、グリップ下のスイッチを握るだけでパワーモードになり、手を離すとノーマルモードに戻ってくれるのも便利。ダイソンのパワーモードは、いちいち切り替えボタンを押す必要があったのです。そしてバッテリーが交換できるのも、やはり安心材料のひとつ。
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 ただ、これもウリにしているベッド下などを掃除するために、ノズルパイプが途中で折れ曲がるフレックス機能は、曲げるとヘッドがまっすぐ走らなくなってしまうので、結局曲げずに身体を屈めて掃除するほうがやりやすいようです。
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ダストカップの後部にフィルターが入っているのですが、この形状、なんかチューニング系のエアフィルターを連想するのは、かわねこだけでしょうか。(笑

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 そして、クルマの室内清掃には、本体が長くなったぶん、ダイソンに比べると、ちょっと取り回しの悪さも感じます。
 そこで、これまでのダイソンも、本体はとりあえずまだ生きているので、車内清掃用及び充電切れ時用の予備として続投することになりました。
 
 実は、ダイソンの前に使っていた古いコード式掃除機も、当初「ダイソンを掃除するための掃除機」として使っていたので、これまで残していたのですが、昨今はコンプレッサーでエアブローするほうが早く、稼働することもなくなったので、これは近々処分ですね。

 …それにしても、年明けからなにかと散財が続いています。これと別に予定外の、ちょっと大きな買い物もしてしまったので、もう基地の財政がかなりヤバいことになっています。破綻する前にこれ以上の散財がないことを、祈るばかりの今日この頃。(笑

 

Posted at 2024/04/23 21:50:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | 散財シリーズ | 日記
2024年04月09日 イイね!

覚醒の季節

覚醒の季節 暦の上での啓蟄なんてのはとっくに過ぎていますが、その頃は3月なので、比較的温かな十勝でも、まだ雪の中。
 しかしこのところの暖気で雪融けが進み、やっと第2ガレージ前の雪塊も消え、シャッターを開放できるようになりました。

 こうなると、まだもう少し先だよなあと思っていても、やっぱりうずうずしてしまい、シェルパくんを覚醒させることにします。

 覚醒時には、まずエンジンオイルの交換と、各部の点検、給脂を行うのがお約束。
 記録を確認すると、昨年はエレメントの交換をしていません。一昨年が実用車としてかなり走ったことから、秋にもオイル交換をしており、その際にエレメントを交換していたためです。

 なのでエレメントも交換したいのですが、どうも4月に入った実感が薄くて、発注を忘れていました。いや、実は例年このパターンなのですが。はい、学習能力ありません。ちなみにオイルは昨年秋に交換するかもと、購入していました。
 慌ててエレメントを発注したので、週末には間に合わないだろうなと思っていたら、意外や日曜日の午前中に届いたので、さっそく作業。
 こんなこともあろうかと(嘘)、バッテリーは充電しておいたので、繋ぐとエンジンはセル一発で掛かってくれました。
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 昨年は春先の腰痛と、夏前のエンジントラブルでの入院などで、900㎞を切る程度しか走っていなかったので、オイルはきれいなものです。エレメントを交換したのは、昨年のエンジン整備後の状態を確認するためでもありましたが、幸いなことに銀粉が混じっていたりはありません。(←あったら大事
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 ちなみに今回購入したエレメントは、デイトナのリプレイスもの。現物の写真は撮り忘れましたが、付ける前に観察すると、純正品に比べても、さほど造りが悪くはなさそうです。(もちろんろ過能力は別ですが)オイルはいつものカストロールActiv 4T 10W-40。

 入院時に、なぜかスロットルケーブルの遊びをかなり大きくされてしまったのが気になっていたので、サイドカバーを外したついでに、キャブ側で調整。シェルパのVMキャブは強制開閉なので、ケーブルが2本付いていますが、なぜか引き側がゆるゆるだったのです。

 そんなこんなで各部の点検と調整も行ったので、試運転、という名目で走ってみます。

 が、当然のことながら、ひと回り、で済むはずもなく。(笑
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 この日は5月下旬並みの暖かさで、整備をしていて少し汗ばむほどだったので、これならRR7760ジャケットは要るまいと、古いジャケットで走り出しました。
 が、景色の良い高台に上がると、思ったより気温が下がって、襟元から入る風が冷たくなったので、開けていたジャケットのファスナーを閉めました。
 いやいいんです。快適すぎると、日が落ちるまで走り回ってしまうのが目に見えているので。下もアンダーパンツといつものライディングジーンズで、オーバーパンツは履いていません。今日はツーリングではないので、寒いから帰ろう、くらいがいいのです。(笑
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 この日は天気は良かったものの、残念ながら山は霞んで見えず。それでも、日差しを浴びながら、オートバイで走るのはやっぱり楽しい。

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 日陰になる路肩や、畑の一部にもまだ残雪は残っており、基地の敷地の雪も、一部はいまだ融け切ってはいませんが。
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 路面は雪解け水もなく、すっかり乾きました。畑も種まきの準備が進んでいて、農家さんが大忙しになる季節です。
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 景色を撮っていて、ふと足元を見ると、いつの間にかふきのとうが顔を出しています。春ですねえ。

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 今年こそは、ロングツーリングに行かねば。…って、毎年言ってますが。(笑




Posted at 2024/04/09 22:06:18 | コメント(2) | トラックバック(0) | シェルパくん | クルマ
2024年03月28日 イイね!

週末はリベンジドライブ -釧路編-

週末はリベンジドライブ -釧路編- 白糠を出た辺りで昼を過ぎ、お腹も空いてきました。
 釧路市内に入ったので、前回も行った竹老園も考えたのですが、昼を回ったこの時間だとかなり混んでいることが予想されるので、展示館を目指しつつどこかで適当にと思っていたら、道路脇に蕎麦屋さんを見つけました。

 昼時とあって、駐車場は満杯かと思ったら、ちょうど空いていたので、エスクを滑り込ませます。
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 しかし店内に入ると、入り口付近のウエイティング席はぎっしり埋まっていて、かなりの混みよう。これにはびびりましたが、意外にも、5~10分程度で案内できると言われたので、呼び出しベルを渡されてクルマで待つこと5分ほどで、入店。

 休日なので、ちょっと豪勢に天ぷらそばでも、と思っていたのですが、前日脂っこい夕食だったためか、若干胃もたれ気味。なので、かしわそばをオーダー。
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 これが、出汁がよく効いていてなかなかに美味でした。ちなみに、以前竹老園で「かしわ抜き」という、かしわそばから蕎麦を抜いたスープが美味しかったのですが、この店にもあったことから、あれは竹老園だけではなく、釧路の蕎麦屋の文化なのだと気づきました。
 もりやざるなど、冷たい蕎麦と組み合わせるのがおすすめだそうで、実際向かい席の常連さんは「ざると抜きね」と、粋なオーダーをしていたり。こんどはこんなオーダーをしてみたい。(笑

 さて、お腹も落ち着いたので、いよいよ本命の展示館へ向かいます。
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 さっそく入館、と入口に行くと、張り紙がしてあり、館内が無人のため体育館で受付してほしいとのこと。実は反対側に体育館があり、そこで受付をするのです。入館料は300円。受付のおねいさんに「展示館の鍵は開いていますので、ご自由に見学してください」と言われました。えらいフリーダムな資料館だ。(笑
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 ここは炭鉱を運営していた、旧太平洋炭礦が設立したもの。体育館も炭鉱の福利厚生で建てられたようで、その昔は市内に遊園地まであったとか。
 体育館は、この時なにか大会でも開かれていたらしく、子どもと保護者でかなり賑わっていたのですが、入口に、今月末で閉館する旨の張り紙があって、ちょっと驚きました。見渡すと、確かにかなり古い建物のようです。
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 展示館へ行ってみると、入口には、国内最大級の石炭の塊が鎮座していて圧倒されます。6tもあるそうですが、どうやって地上まで持ってきたのだろう、これ。
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 入館してすぐ左手には、受付がそのまま残っていました。おそらくは、元炭鉱従事者の受け皿でもあったのだと思われますが、高齢化などで難しくなったのかもしれません。
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 展示スペースは意外とそう広くはなく、中央に機具類が展示されていますが、数はさほど多くありません。ほかは模型が主な展示なのがちょっと残念。
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 もっとも、この炭鉱全体を表した模型は、規模といい、出来栄えといい、かなりのものです。
 これを見ると、海底を水平方向に掘り進める、トンネル工事のような独特の工法がわかります。
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 石炭を掘り出す様子の模型。ボタンを押すと、実際に動く、凝ったもの。
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 変わったところでは、通信に使われていた、光ファイバーケーブルの展示がありました。昭和50年代に、光通信がもう実用化していたのかと、ちょっと驚き。採炭が最先端の技術で行われていたことの証です。

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 展示品数があまりないので、意外とあっさりしているな、とちょっと物足りなく思ったその時、下へ降りる階段があることに気づきました。
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 あ、まだ展示室があるのかと降りてみると、いきなり坑道用の軌道車とトロッコが目に入ります。
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ふと横へ目を向けると、坑道内で使われていた、コンベアの実物も置いてありました。半地下室に坑道を模した展示がされていたのです。これはすごい。
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 圧巻はこれ。水平方向に掘り進める独特の工法のため、天盤を支えて崩落を防ぐ巨大なジャッキの実物。油圧シリンダーのゴツさが、マニア的にはたまりません。(笑
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 奥には主力だった、コンテニアスマイナーという、自走式の掘削機が展示されています。全体のヤレっぷりと、タイヤの摩耗ぶりが、過酷な作業をうかがわせます。
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 この掘削機はアメリカ製で、その他にも設備がドイツ製だったりと、この時代は技術的にと言うより、国産化しても採算が合わなかったのでしょう。大規模鉱山技術が進んでいる、欧米から輸入するほうが割安だったとみえますが、それでも相当に高額だったことは、想像に難くありません。
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 かわねこは、炭鉱について語れるほどの知識は持ち合わせていませんが、それにしても、採炭事業というものは、明治の開鉱以来、巨額の費用と最先端技術による大規模な工事、夥しい数の人員投入をしながらも、そのほとんどが昭和40年代半ばまでの、70年ほどで役割を終えたことになるので、エネルギー事業の見通しとは難しいものだなと感じます。

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 帰りに気づいたのは配電盤があったことから、係員がいた時代は、どうやらドラムカッターを、実際に動かす展示がされていたらしいこと。
 手紙なども飾られていたので、釧路市内の小学校が伝統的に課外授業で来て、歴史が伝え続けられているようです。

 展示館を出て当初の予定では、ここからさらに東進することも考えていましたが、資料館をゆっくり見ていたので、すでに午後2時。できれば日が落ちる前に帰投したいので、帰路へつくことにしました。

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 とは言え、まっすぐ帰るのもなんなので、ちょっと遠回りをして、白糠から北に本別へ抜ける国道392号線を走ります。昨今、道東道ができて以来、あまり通ることがなくなったので、ひさびさに走ってみました。

 その途上の茶路や北進などの地域も、かつては石炭輸送を目的に鉄路が開通したものの、直後に炭鉱閉山による不採算のため、わずか20年弱で廃止されたとか。
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 その遺構がところどころに残っており、以前は国道を跨いで上空に鉄橋が通っていたはずですが、老朽化による崩落を防ぐためでしょう。いつの間にか撤去されていました。

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 てなことで、少し日が長くなったとは言え、なんだかんだと遊んでいたら、もう日暮れどき。
 海沿いを走ったので塩落としの洗車をして、帰投した頃には暗くなり始めていましたが、見たかった資料が見られたので、満足な休日だったのです。
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おわり


Posted at 2024/03/28 22:02:15 | コメント(2) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ
2024年03月27日 イイね!

週末はリベンジドライブ -白糠編-

週末はリベンジドライブ -白糠編- 気づけば3月ももう後半。それはまああまり関係ないのですが。(←ないのかよ
 先週末のこと、翌週から、またガソリンの値上がり情報が伝わってきました。今回はかなり大きく、7円/㍑も上がるとか。ならば、今のうちに走ってしまえ。(←言い訳
 しかも天気が良さそうだったので、これは当然お出かけせずにおれません。

 と言うことで、今回は東の方へ走ることにしました。
 先月、東の端っこまで走ったので、違う方向へとも思ったものの、リベンジしたい場所がありまして。

 昨年の夏に、釧路へ炭鉱展示館を訪ねたのですが、あいにく休館日だったので、今回リベンジを考えました。もう少し暖かくなるのを待ち、オートバイでのツーリングを兼ねてとも一瞬思いましたが、オートバイだと、あっちへふらふら、こっちへふらふらと、走ることが主体になって、まともに目的地に着かないことが高確率で予想されるので、資料館を目指すなら今時期クルマでの訪問のほうが確実と、再訪することにしたのです。

 そんなわけで、エスクをお供に引っ張り出し、東へ向かいます。晴天で、気温も春らしく高めなのも幸い。
 この日はちょうど無風とあって、十勝川温泉では、観光用熱気球の係留飛行も行われています。
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 写真はちょうど降りてきたところなので、高度が低いですが、実際にはかなり高度を上げていました。着陸したので写っていませんが、もう一機飛んでおり、遠方の日高山脈は少し霞んではいるものの、十勝平野を見渡せるので、良い飛行日和だったことでしょう。


 さて、釧路に行く前に、実はもう一か所寄りたい場所がありました。
 これも昨年夏の帰りに、白糠の資料館を訪ねたところ、西庶路にも炭鉱資料館があると聞いたのですが、この時は釧路の帰りで、西庶路は既に通過していたため寄らなかったのです。

 なのでここもリベンジすべく、あらかじめ休館日ではないことを確認して向かいます。
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 しかし白糠に入ったとたん、あんなに晴れ渡っていたのに、急に霧に覆われてきました。白糠とか釧路あるあるですが。
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 ここは西庶路のコミュニティセンターと体育館を兼ねた施設ですが、国道から奥まった住宅街にあるので、地元の方以外は、あまり訪れる人も少なさそう。
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 入場は無料ですが、入口で受付をする必要があります。資料館を見たいと告げると、管理人の親切なおじいさんが2階に案内してくれ、明かりも点けてくれました。
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 昨年の、白糠の職員さんの話では、この資料館は炭鉱に特化しているので、資料は少ししかない、と聞いていたのですが、入ってみるとどうしてなかなかの充実ぶり。訪れた時は、老人会らしきカラオケ大会が開かれていて、響き渡る演歌をBGMに見学します。(笑
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 それにしても炭鉱は釧路が有名ですが、白糠町でもこんな盛んに採掘されていたとは。さすがかつての最重要エネルギー源。
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 広く海側に面した地域だけに入植しやすかったらしく、江戸時代から既に役人が配置されていたようですが、なんと北海道の炭鉱発祥の地は、白糠だそう。

 資料を見ると、海底を掘り進んだ釧路と違い、一般的な炭鉱同様、内陸の山を掘っていたのがわかります。一か所の埋蔵量が多かったわけではなかったらしく、あちこち近隣の山で採掘が行われ、昭和の採掘終盤時代にはかなり山奥の、隣の本別町との境付近まで採掘されていたのは、驚きでした。
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 これらの炭鉱は、いずれも昭和40年代半ばに閉山していますが、資料館に展示されているのは、かつて実際の炭鉱で使用された機具等で、大きな博物館ではあまり見たことのない、貴重な資料が何気にあったりするのが、地方の資料館の面白いところ。
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 いかにも炭鉱の装備を象徴する、坑内を照らすカーバイドランプ。これは携行用の小型タイプのもので、広く流通していただけに、現在でもアンティーク扱いでオクなどでも出ており、愛用しているキャンパーもいるとか。
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 しかしこんな大型のものは、19世紀が舞台の小説や映画には出てきますが、実物にはなかなかお目にかかれません。

 余談ですが、カーバイドランプはその照度の高さと使用時間が長いことから、高照度のディスチャージランプが普及する昭和後期まで、コンサート会場の照明や、LEDが普及するまではイカ釣り漁の集魚灯などで、意外と近年まで使用されていたようです。
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 ガスマスクや風速計などは、材質こそ違え、基本原理は現在のものと変わらないですね。
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 現在のキャンプ用ヘッドライトの元祖。バッテリーは展示してありませんでしたが、充電式ではなく、おそらく乾電池でしょう。
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 ヘルメットは金属製。生々しい凹みと、マジックで書かれた「庶路」の文字で迫力が伝わります。

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 クルマネタ的に、おおっ、と思った資料がこれ。
 他にも昭和30年代のトラックで、鉱石や資材を積み出している写真はありましたが、中でもこれは昭和12年と説明にあるので、トヨタが最初に量産化した自動車「トヨタGA型トラック」ではないでしょうか。
 GA型トラックは、前年の昭和11年から量産化されており、同年にトヨタ自動車が、販売網を整備して全国展開をはじめたそうなので、戦前の写真がそれほど一般的ではなかった時代に、GA型トラックが北海道まで販売されていた記録としても、貴重なものと思います。自動車そのものが珍しかった当時、納車記念に撮ったものかもしれません。
 
 なかなかに貴重な資料を見られて、これは幸先がいい。資料館を出て、そのまま国道に戻っても良かったのですが、炭鉱跡はもうないにせよ、市街地のすぐ裏手にある山を眺めに北側へ向かいました。

 ちなみにそのまま進むと、道東道の庶路インターがありますが、地図を確認する限りでは、この道はどこかへ通じているわけではなく、上庶路の山中、庶路ダムの先で途絶えており、国道からも10㎞以上も遠いので、ここを利用するクルマは多くないというか、ほとんど見たことがありません。なんのために造られたのか謎なインターです。ひょっとすると、事故や災害などで通行止めになった際の、エスケープルートの役割かも。
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 しかし、途中から東へ向かうと、山を大きく迂回して釧路市の手前に繋がっている道があると確認できたので、進んでみます。
 除雪されてなくて、冬期通行止めかもと思いつつも行ってみると、ちゃんと通じていました。
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 そして高台に上がると、意外なほど開けた牧草地帯で、雌阿寒岳も見えるではありませんか。
 こんないい景色だとは驚きで、こういう出会いがあるので、脇道探索はやめられないのです。
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 ちょっと残念だったのは、霧がまだ上がりきっておらず、遠景が少し霞んでいたこと。晴れ渡っていれば、もっときれいだったことでしょう。時期を変えて再訪するのもいいかも知れません。
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 看板には道立広域公園予定地入口とあり、調べると、これまで釧路地区には広域公園がなかったため、今後大規模な公園が建設される計画らしい。
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 さらに進むと、山中に赤い巨大な建造物が建っています。この特徴的な構造は、釧路空港の進入灯橋梁ではないですか。橋梁の高さは、ビルの14階にも相当するそうで、位置的に、この道路は空港のすぐ脇に隣接していたようです。

 山を降りても、そのまま国道に戻らず、せっかくなので少し内陸に並走する工業団地内の町道を走ってみると、ふだんと見える景色が違い、さまざまな工場が林立していることがわかったので、これも面白い。
 こうしてみると白糠町は、失礼ながら国道沿いにあまりにぎわいがないのですが、炭鉱閉山後、工場誘致で栄えてきたことがうかがわれます。

 町道の終わりで釧路市に入り、さらに釧路駅方向へ進むのでした。


つづく


Posted at 2024/03/27 22:01:27 | コメント(1) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ

プロフィール

「ちょいと野暮用があって寄り道をしたので、遅くなりましたが、先程無事帰投完了。現地でお世話になったみなさま、ありがとうございました。」
何シテル?   08/24 20:33
オートバイとクルマと、野遊びが大好きな「おやぢ」です。(^^ゞ 北海道のど田舎に住んでいます。どれくらい田舎かと言うと、地域で乗っている車種を言えば、...
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池から自転車で飛び出したり、自分でゴハンを炊いたりはしないけど「あ~るくん」です。(笑 ...
カワサキ KSR-II ちびくろ (カワサキ KSR-II)
1991年にわがやへ来て以来、林道探索に活躍。現在はそのコンパクトさと2ストの加速力で、 ...
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