名工とは、すぐれた工芸品を作る職人。名高い職人。名匠。
ものづくりの現場を巡るスタンプラリー 「名工探訪」 に参加させてもらったその続きです。
午前中の醤油蔵が期待以上の内容でもう満足だったのですが、工房巡りのスタンプラリーは午後も続きます。
午後の工房巡りに備えお昼ご飯を頂きます。 町外れの田畑に囲まれた環境にあるお店を初訪問。
民家のようだがラーメンの幟旗があることで、辛うじてここが飲食店であることを識別できた。
あまり商売っ気の無い店構え。 暖簾も掛かっておらず一瞬躊躇しましたが、
中から先客の話し声が聞こえたので、意を決して扉を開けてみました。
フロア席の先客グループを避け、奥の座敷席に座りました。
お店は年配の店主が一人で切り盛りしている。
見上げれば大きな梁のある天井。
何故かポリバケツがぶら下がっていた。 雨漏り対策?(謎)
壁にあるメニュー表を眺める。
「チャンポンラーメン」という聞き慣れないネーミングの品がとても気になりました。
麺通の人なら誰もが知っているが、チャンポンとラーメンは異なる麺料理です。
ラーメンは、うどんやそばと同じでスープ(出汁)に、茹で上げた麺を湯切りして入れ、それにネギや焼豚などをトッピングします。(茹で上げ麺料理)
チャンポンは、肉や野菜などの具を炒め、それにスープ(出汁)を入れ、最後に麺を入れて食べ頃になるまで煮るものです。(煮込み麺料理)
なので夫々の作り方に合わせて製造された麺そのものの性質が異なります。
それなのに「チャンポンラーメン」とは、いったい如何なる食べ物だというのか??
以前に遭遇し食べたことがある「
バイキング定食」と同様な違和感のあるネーミングに感じました。
気になる「チャンポンラーメン」を店主にお願いして、出来上がるのをドキドキして待ちます。
新聞が見当たらなかったので、名前は知ってるけど読んだことない漫画を読んで待ちました。
(実際にはチャンポンラーメンが気になって漫画には集中出来ずパラパラ捲っただけです)
ほどなくして、店主がこちらに歩み寄ってきた。 注目のチャンポンラーメンの着丼です。
ほほう、これがチャンポンラーメンですか。 未知との遭遇。
いざ実食!
すぐに判りました。 恐らくですが、この食べ物は世間一般で言うチャンポンです。
このお店のチャンポンラーメンの正体はチャンポン麺でした。 何故かホッと安心した。
並々スープに具だくさん。 普通に旨いチャンポンの味。 600円という良心的な価格設定。
スープ最後の一滴まで残さず美味しく頂きました。 どうも、ご馳走様でした(^^♪
『名工探訪』
ものづくりの現場を巡る2日間のオープン・アトリエ 匠の技が息づく工房めぐりの旅へ
陶芸、木工、和紙、刃物、革細工などなど、参加全22工房の中から自由に選び巡るスタンプラリー。
スタンプラリーで応募券をげっとして、当選すれば参加工房手作りの一品がもらえる。
午後に訪問する工房に選んだのは、実はこれが名工探訪参加のメイン目的だった酒蔵見学でした。
ただ、ついでのサブのつもりで午前中に訪れた醤油蔵は期待以上に面白かったです。
蔵見学ツアーは14時開始のところを、30分前の13時半に到着です。 やはり玄関前に停める。
こちらの酒蔵さんには、毎年春の新酒祭りでこれまで何度も訪れ蔵見学もしています。
今年春の新酒祭りでは、ビンゴ大会で大吟醸を見事げっとしたのは記憶に新しい思い出。
慣れ親しんだ場所ではある。 ただ、春ではなく秋に訪れたのは初めてかも?
早く着き過ぎたので、先に待合室に通されました。 パンフなどの資料も受け取る。
この場で蔵見学ツアーの参加者たちが集まるのを待つ。
開始時間の14時となって参加者全員(7名)揃う。
社長のご挨拶の後、専務からこちらの蔵の歴史やお酒についての説明を受けました。
その後、専務の案内で蔵見学ツアーの開始です。
蔵は3階建てのビルです。 最上階の作業場へ。 現在はまだ酒造りは始めていない時期。
ここでは酒米を洗ったり蒸したりする。 大きな機械は蒸した酒米を冷ます放冷機です。
春の新酒祭りでは蔵の中の撮影はNGでしたが、この蔵見学ツアーでは問題ありませんでした。
麹室(こうじむろ)です。
蒸した米に麹菌を降りかけ麹を造るところ。 麹菌が発育するよう適度な温湿度に保ちます。
タンクがたくさん並ぶ仕込み蔵に入りました。
ここは冷房で室温10℃に設定されておりとても寒く感じました。
ちなみに日本酒はこのような鉄製のタンクで仕込むのが主流。 午前中に訪れた醤油蔵では木桶やコンクリートの囲いで仕込むのは、醤油の場合は製法に塩を使うため、鉄製のタンクだと長持ちせず設備費用がかかるためでした。 前のブログで書き忘れたのでここに書いておきます。
簡単あっさりではありましたが、蔵見学ツアーは終わりです。 最初の部屋に戻りました。
蔵見学の後はお酒の試飲会が待っていましたが、参加7名のうちドライバーでないのは1名だけ。
本来これが一番の盛り上がりどころなのでしょうけど、ここでは1名が試飲するのをあとの参加者はただ眺めるだけの不完全燃焼に終わります。
テーブルの上で瓶を揃えカッコよく撮影してみました。
事務所内の販売コーナーで、お土産のお酒を1本買います。
秋の味覚、純米ひやおろしの4合瓶(720ml)を購入。 これが帰ってからのお楽しみ♪
これで、この名工探訪の工房巡りで購入したものは醤油とお酒となりました。
スタンプラリーは、訪問3箇所目となり応募券1口げっと。
そして、醤油とお酒の購入でさらに応募券2口げっと。
トータル応募券3口でプレゼント抽選申し込みをしておきました。 当たるのは10名だけなので当選確率は極めて低いと思います。
もし運良く何か当たりましたら、当ブログで報告いたしますが、外れればそのままスルーします。
「名工探訪」に参加させてもらい3箇所の工房(うち2つが蔵という)を巡り貴重な見学が出来ました。
大変ありがとうございました。(^^♪