
10月1日(日)、広島県三原市の尾道糸崎港で開催された海上自衛隊の掃海管制艇「ゆげしま」及び「くめじま」の一般公開。
一般公開開始10時と同時に、関係者駐車場が一般車両にも開放されるということで、周辺観光の三原城ぶらぶらから再び尾道糸崎港に戻ってきました。
実質ここからがブログ本編となります。
海上自衛隊 掃海管制艇「ゆげしま」&「くめじま」一般公開 in 尾道糸崎港

注意事項に ”駐車場は無いので三原駅⇔糸崎港間のシャトルバスを利用してください”とあったが、朝の偵察行動が功を奏して、駐車場係りの人に「式典が終わって10時になれば、ここに一般車両も停められますよ。」と親切にも教えてもらっていました。
10時前に戻ってきて関係者駐車場ゲート前でスタンバイ。 腕時計をチラチラ確認する駐車場係りの人の合図を待つ。 10時ジャスト、GOサインが出て関係者駐車場に堂々と入場です。

早速、駐車場内でなるべく近付けて、掃海管制艇「ゆげしま」&「くめじま」をバックに撮影開始。
前方にゆげしま、後方にくめじまが寄港しています。
ちょっとだけローアングルから。 掃海管制艇をバックに撮影が叶ったことで、

今回の艦艇一般公開はこの時点で既に満足度高いですね。 シャトルバスにも乗らなくて済んだ。
撮影後は、このようにラインに沿って駐車しておきます。

後で聞いた話によると、この関係者駐車場に一般車両は2,3台しか停まらなかったそうです。
すぐに海自上層部?から「一般車両を停めさせないように。」と改めてお達しが出たそうで。
帰り際は、駐車場係の人も少しシュンとしてました。 自分としては非常にラッキーでしたが。
まずは、前方に寄港してる「ゆげしま」のほうから乗艇して見学してみます。

これまで幾度も、海上自衛隊艦艇の一般公開イベントを観に行きましたが、掃海艇あるいは掃海管制艇の一般公開は初めてでした。 掃海管制艇を見るのも乗るのもこれが初。
掃海艇・掃海管制艇とは、海中に敷設された機雷の排除を目的とした艦艇です。
機雷は船舶の音や磁気などに反応して爆発するため、掃海艇及び掃海管制艇は、他の護衛艦などとは異なり、船体は木製、エンジンなど全ての金属部は非磁気性のアルミ合金などを使用することにより、磁気を帯びない構造となっています。
掃海管制艇「ゆげしま」 MCL-731

全長:57.7m、全幅:9.4m、喫水:2.9m、基準排水量:490t、乗員:30名
主機:ディーゼル機関(900ps)x2、速力:14kt(時速約16km)

兵装:20ミリ機関砲x1、遠隔操縦式掃海具x2
「ゆげしま」の艦名由来:
自衛艦の名称は艦種ごとにそれぞれ天候、海象、山岳、半島、河川、名所旧跡などから命名されることとされ、掃海艦艇については島から選出されています。

「ゆげしま」は瀬戸内海に浮かぶ愛媛県越智郡の「弓削島」から。
タラップを駆け上がり、ゆげしまに乗艇しました。

見学順路は、艇の前方からです。
20ミリ機関砲を正面から見据える。
銃砲身は6本ありますが、金色の蓋がしてありました。
”SALTY DOG YUGESHIMA” と書かれた横断幕が。

ソルティ・ドッグとは、グレープフルーツのさっぱりした口当たりと、グラス縁の食塩との組み合わせが絶妙であるとして人気が高いカクテル。 ・・ではなくて、ここではきっと別の意味を持つのだと思います。 ソルティ・ドッグには汗を掻き塩だらけになって働く「甲板員」の意味もあるらしいが。
梯子を上がって操舵室後ろに「掃海艇ゆげしま1996.12」と刻まれた鐘を見つける。

ゆげしまは、平成8年12月にうわじま型掃海艇の8番艇として就役しました。 20年間に渡り掃海艇として活躍した後、本年平成29年3月掃海管制艇に種別変更し現在に至っています。
望遠鏡があったので覗いてみます。
望遠鏡による捜索により、関係者駐車場に停めてるカマロを発見。
操舵室に入りました。
お約束で操舵ハンドルを握ってみる。
そして、これもお約束? 艦長席に座ってみました。
操舵室から急な階段を降り、下の甲板を見学します。
通路に降りて。 見学順路はどっち?

いい匂いがしたのでそちらのほうにつられて行ってみる。
調理室でした。

しばらくガン見する。 カレーを作っているのかな?
そのお隣にゆげしま食堂。
さらに先に行くと徐々に生活感を感じる区域に。
その向かいにはゆげしま湯。

他にトイレも見れましたが画像は割愛します。
通路に戻って反対方向に行くと士官室があったので入ってみる。

士官室とは、幹部自衛官が職務をするところ。
艦艇内から外の甲板、艇の後方に出て。
水中無人機(OZZ-1)REMUS100というもの。

海底の調査能力を有するサイドスキャンソナーはもちろんCTセンサー、ビデオカメラ、クロロフィルセンサー、酸素センサー等を搭載する事が可能。
遠隔操縦式掃海具 SAM (self-propelled acoustic and magnetic minesweep)

母艦(掃海管制艇)からの無線操縦により、磁気・音響機雷を排除する。
全長:18m、全幅:6.2m、喫水:1.7m、重量:25t、主機:ディーゼル機関(216ps)、速力:8kt(時速約15km)

掃海管制艇ゆげしまは、遠隔操縦式掃海具(SAM )を運用することで、主に掃海艇が入ることが出来ない浅海面の掃海を任務として担当します。
ゆげしまの甲板から望む「くめじま」です。

次は、くめじまに乗艇して見学します。
ゆげしまを下艇しました。

タラップの下で、嬉しいゆげしまパンフと海自呉基地のクリアファイルを頂きました。
”掃海管制艇「ゆげしま」&「くめじま」一般公開 in 尾道糸崎港”のブログ、くめじま編に続きます・・。
<(_ _)>
Posted at 2017/10/09 23:45:22 | |
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