• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

もんちっち_♂のブログ一覧

2007年03月31日 イイね!

「ひひょうの会」V36スカイライン~パッケージ編~

「ひひょうの会」V36スカイライン~パッケージ編~大変怠慢ですみません。やっとこさパッケージ編に進みます。
[ディメンション]
クルマのサイズは、全長4,755㎜×全幅1,770㎜×全高1,450㎜だそうで、ホイールベースは先代Ⅴ36と変わらず2,850㎜。このサイズだと、スカイラインがライバルというか、目標としたBMW3シリーズよりも1回り以上大きく、どちらかと言えばBMW5シリーズに近寄ったディメンションである。そう考えると、同じ日産のフーガとサイズ的に近い。ましてや今回フロントマスクをインフィニティブランドのアイデンティティと称して、フーガ調のデザインを与えてしまったことを考えるとキャラクターまでかぶってしまう。ここいらへんが商品企画として際どいし、うまくない。
しかし、実車を見ると、意外と前後が絞れていて、フロントマスクのデザインもそれほどフーガを意識せずに好感が持てた。ここいらが日産のデザインマジックというものか…
[取り回し]
話をパッケージの方に戻すが、実車を乗ってみての取り回しは、非常によく、意外とコンパクトであった。
ただし、前方の見切りは、先代の方がボンネットの稜線を意識的に膨らませていたのに対して、新型は、デザイン上の躍動感を狙ったおかげで、外から見る分には膨らんだグラマラスなデザインも、中から見れば失礼だが機能的には少々役不足。
ゆえに見切りは先代に比べよくない。ここら辺は先代の美点であったのでうまく引き継いで欲しかった。
[着座状況・前席]
座ると先代V35ほど広さは感じないものの、シートの大きさや足元の広さはきちんと確保されている。フロントシートは、着座位置が20㎜ほど下げられ、スポーツドライブをする上では非常にいい位置に収まったといえる。高速で飛ばすことを考えれば、低いほうが安定する。ただし、渋滞のことを考えたり、助手席の理論を持ち出せば、目線が高い方がいい。走りを標榜するスカイラインのキャラクターからすれば当然前者だといえるが…
それと先代はフロントシートのパワースイッチ(リクライニング、スライド機能)が、センターコンソール側にあったおかげで、便利であった半面、腿に干渉する弱点を持っていた。私のように腿が大きくなければ非常にありがたい装備だが、シートのゆとりを考えるとやはり普通にドア側のシートサイドに位置していた方が良かったということか。
シートの硬さは、新品の本革ゆえにしっかりしている。滑りも少ないし、感触も良好。BMWをはじめとする欧州車と伍するだけの素質はあると思う。できることなら、冬場対策のヒーター機能だけでなく、夏場のことも考えてフーガに採用さえているエアコンシートだったらよかったと汗掻き文次郎は思うのであった。
あと、先代に比べてAピラーの角度が寝てしまったおかげで、乗り降りする際に頭部が近寄りすぎて気になった。先代よりも空気抵抗が数値的に上がってしまったにも係らず、なんでAピラーが寝てしまったのか…
[着座状況・後席]
続く…
Posted at 2007/03/31 21:23:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2007年03月03日 イイね!

「ひひょうの会」レポートV36スカイライン~デザイン・パッケージ編~

「ひひょうの会」レポートV36スカイライン~デザイン・パッケージ編~ではお待たせしました「ひひょの会」V36スカイラインレポートを…
(2ヶ月も開けてからのレポートって信憑性に問題ありですが)
まずは見た目のデザイン、そして乗り込んでみてのパッケージについて。
今回「ひひょうの会」にご同行願ったゲストとして、我が相棒ビークロス&アクシオムの商品企画に携わったデザイナー氏のコメントも交えながらお伝えいたします。(氏のコメントは信憑性に間違いないッ!です。)

1.外観
 先代のV35スカイラインから引き継いだスタイル。それにインフィニティブランドの一員として強く意識したフロントデザインから、フーガに共通するデザインというのが一般的な新型スカイラインの第一印象だと思う。これに異論はない。
 ただし、キャッチコピーの「ときめき~(うんたらかんたら)」を問うとなればこのデザインでよかったのか議論の余地はある。まぁキャッチコピーは商品があらかた完成して、最後の最後で決まることだからそれに振り回される必要はないけれど、せっかくケンちゃん(渡辺謙)イッチャン(イチロー)が仲良く出て、印象深い宣伝にしているのだから少々惜しい気はする。
 外観をいくつかのポイントに整理して「ひひょう」してみた
(1)全体的なスタイル
   先代V35が、スカイラインとして開発されたかどうかはさておき、今までのスカイラインにはない、非常にクリーンで効率的なパッケージをうまく表現したスタイルであった。しかし、歴代スカイラインのキャラクターからするとスポーティなキャラクターとしては物足りなかったし、平面的なデザインで、立体感に乏しく、ゆえに質感も低く、高級車としての車格が不足していたように思う。
   ただ、北米でインフィニティGシリーズとして絶大な評価を得た以上、V35のデザインはなんとしても生かしたい。一見、先代のキープコンセプト的なデザインのため簡単に思うわれるデザインだが、V36のデザインは色々と課題の多いデザインだったといえる。
 そこで、平面的なV35デザインを、基本的な骨格は残しながら、うまく肉付けしてこさえたのが新型だといえる。とくにフロントのボンネットやフェンダーの稜線や質感の高さは、写真では少々わかり難いが、かなりグラマラスである。
 またリアエンドに行くに従い、かなり絞りが利いていて、全長が4,755㎜もある車にしてはスタイリッシュに見える。
 ある意味、先代のネガティブな印象を払拭しつつ、うまくキープコンセプトさせたデザインであるかもしれない。
 (2)サイドグラフィック
 ただ、サイドウィンドウのグラフィックは、質感は高くなってはいるものの、ほぼ同じようなデザインのせいかあまりにも新鮮味がない。キープコンセプトをする上で重要な部分だったので、あまり手をつけられなかったのかもしれないが、惜しい気がする。
 唯一、V36としての新しいキャラクターとして印象付ける箇所として、リアフェンダーの一筆書きみたいなはらいのキャラクターラインがあげられる。少々やりすぎるきらいもなくはないが、こんなところに歴代スカイラインのサーフィンラインを意識した部分に、Zのようなヘリテイジデザインを垣間見た。ただインフィニティブランドを意識してエレガントにしたかったせいか、リアバンパーにつながる最後のはらいが弱い気がした。
 (3)フロントマスク
 ナカムラ常務就任以降、ブランドアイデンティティを大切にする日産としては、フロントマスクの統一感は不可欠なものといえる。例外的にキューブなんかはその例から漏れ、独自色を打ち出しているものの、SUVならストラットアングルと呼ばれる中央に太いリブを用いたデザインや、セダン系に見られる横4本のグリル内の横線、L字型のヘッドランプなど。系統別にフロントマスクを整理している印象を受ける。V36スカイラインもしかり。インフィニティブランドとして、L字のヘッドライトに、上下に配置されたダブルアーチと横線4本のグリル。インフィ二ティG35として売り出すには申し分ない仕事だが、スカイラインとして売り出すには非常に印象の薄いデザインだと思う。せいぜいグリルくらいハニカミメッシュにしてみたり、バンパーをもう少しアグレッシブに開口部を変形させたりしてみたはいかがなものか。そこまでしてインフィニティと同じにして、バッチ違いで終わらせてコストカットを果たしゴーンさんにコミットメントしてスカイラインを買うお客さんは喜ぶのだろうか…あくまでもインフィニティとして買うのなら満足のいくデザインだが、それでもちょっと芸がなさすぎる。
 (4)テールエンド
 スカイラインといえば丸めのテールランプ。先代の前期モデルで消えかかったモチーフを、なんとか復活させ、スカイラインとしてアピールできるデザインにはしたようである。ただ、どこのメーカーも丸型デザインをしているせいか、それほどのアピール感はない。目新しいといえば、トラックリッド上端に配置されたメッキのフィニッッシャー。ただしこれもインフィニティブランドで意味の成すものであってスポーティな印象を与えるスカイラインにとって必要なものなのか?
 (5)総評
 スカイラインという日本では最強のブランドと、方や全世界で日産がプレミアムブランドとして展開するインフィニティブランドとしてのデザインがかなりせめぎあっていた。本来なら相容れないブランドのはずが、日本という小難しい市場の中でインフィニティブランドを展開できない以上、ひとつのクルマで2つのブランドを両立させなければならないとは、なんだかすっきりしないものを感じる。
 まぁ日産がはやくインフィニティを展開できるようしっかりと業績と国内販売が回復させれば問題ないのだが、ゴーンマジックもミスターマリックのようにはいかなくなったのだろう。いやはや大変なものである。
Posted at 2007/03/03 22:15:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

「流浪の遠征2022秋、欧州フランス編その2 ルマン24hrミュージアムその3 http://cvw.jp/b/174658/47015200/
何シテル?   06/10 20:36
いすゞビークロスオーナー&ファンクラブ【VehiSQUARE(ビースクエア)】の世話人にして、国内導入が見送られたいすゞ最後のSUV「AXIOM(アクシオム)」...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2007/3 >>

    12 3
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 31

ブログカテゴリー

愛車一覧

いすゞ その他 いすゞ その他
いすゞ最後の北米SIA生産SUVアクシオム。 最上級グレードXS4WD。 デザインは、ビ ...
アルファロメオ MiTo アルファロメオ MiTo
初代相棒ビークロスをお蔵入りにさせて、7年ぶりの新車をテイクアウトしました。 3代目相棒 ...
いすゞ ビークロス いすゞ ビークロス
初の愛車いすゞビークロス。 1997年5月発注、9月納車。 初 期:レッドロックマイカ、 ...
いすゞ ビークロス いすゞ ビークロス
グレード:175リミテッドエディション072/175 ボディカラー:アイアングレーメタリ ...

過去のブログ

2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2007年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2006年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation