
今回のブログ、
セロー225WEのクラッチ交換作業になりますが、
オイル交換も含んだ作業となりますので、
オイル交換扱いのカウントで。(笑)
早速、書きます。
事の発端は、
うちのセロー、純正指定オイル粘度(10W-40)で使用していると、
信号待ちの時、ニュートラルに入れようとすると入りづらい
「熱ダレ」の様な症状が発生していました。
この症状を改善したいと思い立ち、
ネットで色々と調べてみると、
以前、チェーンテンショナーを購入した「工房きたむら」さんのところで
有力な情報がありました。
元々、セロー225の純正クラッチは
「乗車時間、状況によるタッチの変化が大きい。(熱ダレ)」、
「クラッチの切れが悪い。」、
「ニュートラルに入りずらい。」
等の症状があるらしく、
クラッチ板に「溝切り」と「面出し」加工する事により、オイルを保持して
「クラッチの切れ具合が変化しなくなる」との事なので、
ネットショップで「クラッチ板」をポチッと購入しました。
折角、クラッチカバーを開けるので、
クラッチ周りを一式、改善しようと
ネットショップでポチポチッと数点ほど追加購入。
事前説明が長くなりましたが、
ここから作業開始です。
まずは
今回交換する部品たち。

クラッチ周りの部品。
「クラッチ板」の他に、「リテーナー」と「フリクションプレート」も準備しました。
(クラッチ板とフリクションプレートは純正ではなく社外品です。)
続いて、

オイル交換の部品。
今回のオイルフィルター、
「モノタロウ」製で左上の2個のOリングとセットでも
512円と安かったのです。
左下のOリングはヤマハ純正のドレンボルト用Oリング。
あとは

使用するアッシュ製オイル(5W-40)と、トルクレンチ。
ブログに登場するのは初ですが、

小トルク用のソケット差し込み口が
1/4インチのトルクレンチも所有しています。
ここから作業開始です。
最初に、
空気の通り道を確保してオイルを抜けやすくするために

オイルフィラーキャップを外します。
続いて

ドレンボルトをスピンナーで緩めて外すと

オイルが排出されます。
昨年はあまり距離を乗っていないので綺麗なオイルですが、
酸化しているでしょうから定期交換します。
ドレンボルトに装着されている

Oリングを外して

新品のOリングに入れ替えておきます。
実は、
ドレンボルトのOリング、うちに在庫が3個ぐらいあるのですが、
今まで交換するのを忘れていて、
今回、10年ぶりぐらいに交換してます。(汗)
よく、今までオイル漏れしなかったなぁと
純正の品質の高さに驚いています。
ここまではいつものオイル交換と同じ手順ですが、
ここからクラッチカバーを外す作業。
クラッチカバーを外すには

「リアブレーキペダル」と「右ステップ」が
作業的に邪魔なので外します。

「ブレーキスイッチスプリング」と「リターンスプリング」を外して、

「割ピン」を外して

「シャフト」を外した後、
フレームに固定されているボルトを抜けば
ブレーキペダルは外せます。

右ステップもフレームに固定されているボルト2本を抜けば外せます。

外した右ステップとブレーキペダル、
ボルトのグリスが切れてました。(反省)
以前、セルモーターのOリング交換の時に書きましたが、
前オーナーは友人ですが、
前々オーナーがガチなオフロード乗りで、
メンテを怠らなかった人みたいで
セローの弱点でもある

色々な箇所を外しにくい「プラスネジ」から
工具で力が掛けやすい「六角頭ボルト」に変更してありました。

順番にボルトを外して

全部外しました。
クラッチカバーを外す際は、
各箇所でネジの長さが違うので

外した位置が判る様に
並べて置くことをお忘れなく。
あとは

オイルフィルターカバーも外して、
(オイルフィルターカバー固定ボルトの一本はクランクケース固定ネジです。)

オイルフィルターとOリングも外します。
あとは、
クランクケースカバーの突起部分をエンジンの反対側から叩いて外します。
コンコン(外す音)
・・・
・・・・
・・・・・

無事にカバーが外れました。
カバー側は

固着した汚れとか無く、綺麗な状態ですね。
エンジンとクランクケースに残ったガスケットを

スクレーバーで綺麗に剥がして
(ガスケットがプラスチックみたいに硬化していたので、
ここが一番、時間掛かりました。)

オイルストーンで表面を滑らかに研いでおきます。
ふぅ。
これでようやくクラッチ本体に手が出せます。

クラッチリテーナーを外して

プレッシャープレートを外します。

交換前のクラッチ板はかなり汚れてますね。
オイル汚れが固着してるのかな?
(パーツクリーナーでも落ちませんでした。)
外したフリクションプレートは

表面に粒状の物が見えるので、まだ寿命ではなく使えそうです。
(表面が黒く炭化していれば残り厚み関係なく寿命だそうです。)
改めて新クラッチ板は

工房きたむら製
うちのセローと同じ225WE乗りのオーナーが
自分のセロー用にカスタムし始めたのが最初みたいで

新クラッチ板はスリット加工入り。
何種類も試してこの加工に辿り着いたみたいで
今からどれだけクラッチが変わるのか、
効果が楽しみです。(^-^)

さぁ、新しいクラッチを組みますよ。
組む前に

焼き付き防止の理由でフリクションプレートをオイルに浸け込んでおきます。
本体に

「フリクションプレート」、「クラッチ板」を交互に組みます。
余談:
セロー225WEの純正はフリクションプレートが6枚、クラッチ板は5枚ですが、
WEより前のセローはフリクションプレートが一枚だけ幅が細く
幅を埋めるためのプレートを組む必要があります。
ちなみに、
フリクションプレートも

焼き付き防止用にオイルに浸してから

組んでいますからね。
余談2:
クラッチ板は表と裏があって、
エンジン側の方に、クラッチ板の角が丸くなっている方を
組むのが基本です。

この画像で、新の方は角が丸いのでエンジン側、
旧の方は角が丸くなっていないので外側になります。
そして

全部、組みあがりました。
あとはプレッシャープレートを組んで
ボルトでリテーナーを固定するだけなのですが、
リテーナーも

工房きたむら製を組みます。
このリテーナー、純正は

ただのワッシャーと同じ様な物なので
クラッチを握る度にスプリングが左右に動いて
クラッチの切れ方が毎回違うのですが、

工房きたむら製のリテーナーは
スプリングの外側を囲う様なコの字型をしていて
クラッチスプリングが左右に動かなくなるので
クラッチの切れ味が良くなるみたいです。
新リテーナーも組み込んだ後は、
ここで初登場、

1/4トルクレンチでボルトを締め込みます。

トルク値は6Nm
余談3:
いつも使用している3/8トルクレンチだと
最小値が20Nmなのでトルクが強すぎて使用出来ないのです
あとはクラッチカバーに新品のガスケットを取付けて
ボルト(8mm頭)をクラッチと同じ6Nmで締付けます。
最後に

オイルをなみなみと注いで

オイルレベルゲージMAXまで注入します。(昨年の画像を使い回し(笑))
この後、一度エンジンを掛けて一分ほどアイドリング。
エンジンを切った数分後、
レベルゲージを確認してMAXまでオイルが入っていればOK。
(今回はクラッチ周りを分解しているので、ほぼ確実に減ります。)

まだブレーキペダルと右ステップが装着出来ていませんが
組み上がりました。(^-^)
この後、ブレーキと右ステップのボルトをグリスアップしながら組み上げました。(画像なし)
フリクションプレートとクラッチリテーナーを購入したので、

工房きたむらさんのステッカーが2枚あるので、
一枚は

スイングアームの右側に。
もう一枚はオイルフィルターカバーに貼りました。
全て組み上がった後、
ガレージ内で何度か半クラッチで発進してみましたが
クラッチが今までは緩やかに繋がっていたのが
スパッと繋がる様になることが判明。
まだ、距離を走っていないので、
今から試運転が楽しみです。(^-^)
備忘録:
今回のオイル交換走行距離

46531kmでした。