うちにセローが帰ってきてからしばらく放置状態でしたが、
半年ぐらい前から復帰のためのメンテンナンスを少しづつ始めていて
昨年の12月末には自賠責、任意保険も加入しまして
走れる状態になりました。
が、
バッテリーが寿命を迎えて交換したり、
スパークプラグも交換したり、
エンジンオイルも定期交換したりしていて
気付けば3月になりました。(笑)
前回の休みに
「試運転で近所を周ってみよう」
と、ようやく重い腰を上げて
走行してみました。
いざ、走り出してみると、
スピードメーターが動いていないことに気づきました。
あれ?
メーターワイヤーでも切れたのかな?
あとで、確認しよう。
と、
走行を続けて近所を周って帰って来たのですが、
他にも不具合個所を発見。
エンジンの低回転域がカブります。(燃料が濃い状態。)
キャブのセッティングを変えてないからカブるハズ無いのですけどね。
うーん。
しばらく考えた結果、
一つの答えが出ました。
以前のブログで、キャブのオーバーホールした後、
ガソリンタンクがガス欠状態で
家に保管してある「ガソリン携行缶」から給油したのですが、
中身は「ハイオク」でした。
ハイオクガソリンは高圧縮でもスパークプラグが点火するまで
自然発火するのを抑えたガソリンです。
逆に言うと、「火が点きにくいガソリン」と言う事になります。
他メーカーは判りませんが、
ヤマハに至ってはレギュラー仕様のエンジンにハイオクを使用すると
若干ですが、低回転がカブる現象が発生するみたいです。
実際に免許取りたての頃に乗っていた「ヤマハ FZR250R」に
ハイオクを入れると同様にカブっていましたし。
とりあえず、レギュラーガソリンに入れ替えて直るかどうか確認します。
そんな事より、
スピードメーター不動の事です。
スピードメーターギアに付いているメーターワイヤーを外して
手で回してみると、スピードメーターは動きました。
と、なると
原因は「メーターギアが正しく動いていない」ですね。
セローのスピードメーターギアはフロントホイールの根元に付いているので
早速、分解します。
まず、
オフロードスタンドでジャッキアップ。
このままだと、フロント荷重でリアの方が浮いてしまうので
リアキャリアにブロックを載せてリア荷重にします。
これでフロントが浮くのでフロントホイールが外せます。
外したらこんな感じ。
ホイール側にはグリスがしっかりと残っていました。
既に掃除した後ですが、ギア側にもしっかりとグリスは残っていました。
(画像は撮り忘れ。(笑))
ギアを掃除したので不具合個所の特定作業。
うーん。
変形もしていませんし、
特に変な個所は無いですね。
まぁ、とりあえず
グリスアップしなおして、もう一度組み直して確認します。
ゴソゴソ(組み直し音)
シャーーー(フロントホイールを回転させる音)
動きませんね。(泣)
再度、バラして徹底的に原因を探していると、
ギアをこの方向ではなく
逆方向に向けて確認した時、
ん?
変形してる?
判りますか?
ギアの歯の部分、段差が出来るぐらいに消耗しています。
この段差が限界値を超えて消耗していたので
メーターギア内のギア同士が嚙み合うことなく
空転していた為、メーターが動かなかった。との事ですね。
このメーターギアは寿命なので
ヤマハの純正部品サイトで検索していると「在庫あり」
注文しようかな?
と、金額を調べてみると、「6500円」
高い。
高いよ、ヤマハさん。(涙)
考えを切り替えてヤフオクで中古品を探すことに。(笑)
相場は2000円から6500円まで。
画像を確認しながら状態の良さそうな商品を探しますが、
良い商品は高額ですね。
そんな時、関連商品欄に「アクスルシャフト」(フロントホールのシャフト)出品でメーターギアが付いている物を発見。
メーターギアの状態もかなり良さそう。
ポチッと落札。
金額は500円でした。(安)
しかも、アクスルシャフトが新品同様ぐらいに状態が良い商品でした。
こちらはうちのセローのストックになりました。(笑)
数日後、
無事に届いたので、
早速、作業します。
届いたメーターギア(画像右)は予想以上に状態の良い商品でした。
既にグリスだらけになっていますが、
グリスアップ前は画像の撮り忘れ。(笑)
組み直し後、
フロントホイールを回して動作確認。
メーターが動いていない状態から
フロントホイールを死ぬ気で回します。(笑)
回しながら片手でスマホで連射撮影。
撮れた画像がこちら。
時速3kmぐらい出てました。
直ったぁぁぁぁ(喜)
ふぅ。
一時は諦めて新品のメーターギアで直そうかと考えましたが、
安く直せて良かったです。
本日の教訓。
「メーターギアも定期的にグリスアップ必要」
多分、動かなくなったメーターギアは
グリス切れでギア同士が削れたのだと思いますし。
これから気を付けます。
あと、メーターギア交換の作業中に気づいた事。
チョークワイヤーの外側が折れてました。
こちらもヤフオクで探してみましたが
同様に折れている物が多く出品されていました。
多分、セローあるあるなのでしょうね。
構造を観察していると、折れた箇所は、
ワイヤーが湾曲している直前の部分でしたので
負荷が掛かる部分みたいですし、
チョークを引っ張るごとに中のワイヤーが動くので負荷も相当なものでしょうね。
ちなみに、折れた部分、プラスチックでした。
とりあえず、直してみます。
ゴソゴソ(倉庫内を探索)
引っ張り出してきた物は
紫外線で固まる液体プラスチック「UVbondy」
液体プラスチックを
折れた箇所に塗り塗り
塗った後に
UVライトを照射
数秒後、
見事に繋がりました。(早)
チョークワイヤーを元通り戻して、数時間放置。
チョークワイヤーを引っ張ってみると、
1回目は問題なし。
2回目は・・・
「バキッ」
再度、折れました。
まぁ、しなるぐらいの強度が無いと無理ですよね。(知ってた)
チョークワイヤーはヤマハのサイトで確認すると
まだ新品が出ていますので、また、購入します。(3500円ほど)
痛い出費です。(泣)
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セロー225WE | 日記
Posted at
2023/03/17 12:01:07