最初に、
今回のブログ、かなり長いですよ。(^^;)
以前のブログでムーヴカスタムのラジエターがヒビ割れた事を書きましたが、
今回のブログは修理内容です。
その前に、
ヒビが入ったラジエターに応急対策で

アルミテープを貼ったのですが、
すぐに剥がれるみたいで効果はありませんでした。
よく考えると
ラジエターキャップが1立方cmに1.1キロの圧力まで掛かるものなので、
アルミテープでは耐えられそうにないですね。
エポキシパテだとなんとかなったのかな?
そんなこんなで、

毎日、水を補充する日々を過ごしていましたが、
ようやくラジエター(ネットで見つけた5000円の純正同等品)が届いたので
交換することになりました。
注意事項:
エンジンが冷えている時でないと作業できません。
エンジン温度が高い時にラジエターキャップを開けると、
温泉の間欠泉の様に、熱いラジエター液が吹き出すので危険です。
さぁ、始めますよ。
その前に、最近の整備のお供。

充電式のMP3プレーヤー
(ラジオとボイスレコーダー機能付き)
バッテリーが半日近く持つので、重宝してます。
音楽を聞きながら作業してます。(^^;)
話が脱線しました。
元に戻します。

まず最初に、

フロントバンパーを外します。
ここで一つ気になった事が。

最初見た時に、一番前に設置されている
これがラジエターだと思っていたのですが、
構造を観察(配管の繋がり方とかを確認)していると、
エアコンのコアだと言うことが判明しました。
で、
気になった箇所は

これ。
コアが潰れてる。
何か当たったのかな?
このままでは風の抜ける量が減るので直しておきます。
マイナスの精密ドライバーを両手に二本持って、
片方を支えつつ、もう片方で起こしていきます。
クイッ(コアを起こす音w)

こんな感じになりました。
手で直すのでこんな感じになります。
あまり触りすぎるとコアがちぎれるのでこれぐらいで辞めておきます。

全体図はこんな感じ。
(左上にも潰れている箇所がありますが、この後、直しておきました。)
さぁ、ようやく本題です。

ラジエターキャップを

外しておきます。
その後、
ラジエター下部分にあるドレンボルトを外して

クーラントを抜きます。
ヘッドライトが装着されているとラジエター本体が引き抜けないので

片方だけヘッドライトを外しておきます。
ラジエター上部分に装着されている

ラジエターリザーバータンクも外しておきます。
あと、
「ラジエターを固定しているステー」 2箇所
「ラジエターホース」 2箇所
「AT用ラジエターホース」 2箇所
「エアコンコア固定用ボルト」 4本
「ラジエターファン固定用ボルト」 4本
以上を外します。
ATにも冷却用にラジエターホースが繋がっていたのですね。
確かにエンジンの隣りにありますから熱を持ちそうですよね。
ようやくラジエターを取り外す準備が整いました。
ラジエター上部を持って、
エアコンコアや、ラジエターファンに当てないように上に引き抜くと、

こんな感じになります。
上から見るとこんな感じ

手で支えているのがラジエターファン、
前側にあるのがエアコンコアです。
丸い円状の穴にラジエターの下側にあるピンが刺さって固定されてました。
ようやく

ラジエター外れました。
バイクのラジエターを外すのは簡単なのに
車のラジエターは周りに色々な物が付いているので大変ですね(汗)
ちなみにヒビ割れていた箇所は

ここです。
貼っていたアルミテープを剥がす時も、クーラントが付着していた影響で
簡単に剥がれました(^^;)
さぁ、新品に交換です。
まず、

新旧比較。
こちらが旧ラジエター

ダイハツ純正の75000円のラジエター(高)
こちらが新ラジエター

ネットショップで購入した社外純正同等品の5000円ラジエター(安)
比較してみるとよくわかるのですが、
フィン(横の波板)の数が圧倒的に違います。
ただ、冷却用の水の通路(縦の管)の本数は5000円ラジエターの方が多いです。
冷却効率は同じぐらいなのかな?
使用している素材の量の違いから
純正品が高価な理由がよく判りました。
ただ、75000円はちょっと・・・
遅くなりましたが、取付作業です。
AT用配管の取付ネジ

これに

念の為、シールテープを巻きます。
グルグル(巻く音w)

巻けました。
AT用の配管を取付ける前にラジエター本体を

車体に挿入。
(エアコンのコアにウエスを被せているのはコア潰れ防止の為です)
「ラジエターホース」 2箇所
「エアコンコア固定用ボルト」 4本
「ラジエターファン固定用ボルト」 4本
を取付けたら

ドッキング完了。

これで大部分は完了です。
あとは、
シールテープを巻いた部分にATの配管

これを繋ぎます
(純正品より幅が広いので繋いだ後だとラジエターが挿入できないので、
ラジエター装着後、取付けることにしました。)
車の下に潜り込んで、17mmのメガネレンチで
カチャカチャ(取付音)
エンジン下側から撮影。

片方出来たところです。
(奥側が取付後、手前は取付前です。)
手前側も取付けたあと、
「AT用ラジエターホース」 2箇所
を繋ぎます。
リザーバータンクの取付。
ゴソゴソ(取付音)
残りはラジエター固定金具(上側)を取付ければ

全ての取付が完成です。
ここまでくれば、
あとは
クーラント液を入れるだけです。

100均で購入したジョウゴ(大)を

ラジエターキャップ部分にセット。
使用するクーラントはこちら。

2Lのクーラント
(何シテル?で書きましたが、
仕事の休憩時間にホームセンターに購入へ行きましたw)

なみなみと注ぎます。

補充完了。
(リザーバータンクへの補充もお忘れなく。)
この後、エンジンを掛けてエア抜き作業です。
エンジンを掛けた時の振動で少し減るので、補充します。
エンジンが温まってサーモスタットが開くと、
ラジエター内のクーラントを使用して冷却しようとするので循環が始まります。
その際にエアが抜けてきます。
その度にクーラントが溢れてくるので、減った分の補充を繰り返します。
上記が正式な交換方法なのですが、
クーラントチェンジャーが無いと出来ないのです。
だっくはクーラントチェンジャーを持っていないので、荒技で行います。
エンジン温まる前まで暖気した際に減った分、
クーラントを補充してラジエターキャップを閉めます。
その後、普通に街中を走って水温が高くなると、
エアが抜けようとする分だけラジエターがリザーバータンクから補充しますので
リザーバータンクからクーラントの容量が減ります。
リザーバータンクからクーラントが減らなくなればエア抜き完了。
こんな感じで実施。
(今回、100キロ前後走ったところでクーラントが減らなくなりました。)
ちなみに、
今回のクーラント補充は1.8Lぐらいでした。
(エンジン内にはクーラントが残っている状態で、
ラジエターとリザーバータンクの補充、エア抜き分含む)
エア抜き(正式方法と仮定)が終わったら

ラジエターキャップを閉めて

ヘッドライトとフロントバンパーを取付ければ完成です(^-^)
Posted at 2016/11/17 11:40:40 | |
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