2022年05月05日
昨年知人から譲り受けたアドレスV125ですが、1年以上動かしていなかったため、バッテリーやプラグ、エンジンオイルの交換などを行っただけでしたが、その後調子よく走っていました
ところが、今年の4月に入ってから、通勤で駅に向かっているときに突然エンジンがストップし、そのままエンジンがかからなくなってしまいました
仕方がないので駐輪場まで押していき、仕事に行ったのですが、帰宅時に「もしかしたら時間が経過したことでエンジンがかかるかもしれない」と淡い期待をもって駐輪場に行き、セルを廻したのですが・・・エンジンがかかることはありませんでした
バイクを押して自宅まで歩き、週末にトラブルシューティングを実施
①プラグは火を飛ばしているか?→問題なくスパークしていました
②燃料は来ているか?→EFIは触ったことがないのでとりあえずパス
③空気は来ているか?→エアクリボックスを開けた瞬間・・・スポンジがなくなっており、スポンジを支えるパンチングメタルの板が横向いてました(笑)
やってしまった!譲り受けた時にエアクリーナーは純正品を購入して「とりあえず交換しなけりゃな」と思っていたんですが、ついついそのまま乗っていたんです
どうやら劣化でボロボロになったスポンジが崩れて、シリンダーのほうに吸い込まれてしまった可能性がある、いわゆるエアクリがエンジンに喰われたという状況のようです
はぁ・・・どこまでの影響があるんだろう?プラグを見た時には、プラグの先端に固着するスポンジの痕跡は見られなかったのですが、エアクリボックスの中にスポンジがない以上、吸い込まれたとしか考えられない
すると、センサーにスポンジが付着しているのか、それともインマニを閉塞しているのか、インジェクターに引っかかっているのか、いったい何が原因でエンジンがかからないんだろうか全くわかりません
自分はキャブ車しか触ったことがないので、EFIのOHは自信がない、はてさてということでいつもお世話になるバイク屋に修理相談をしました
お世話になっているバイク屋は修理依頼の車体が店に入りきらないほどたくさんあり、とても私のアドレスを修理する余裕はない状態でしたので、社長に状況を説明して相談したところ「簡単だからやってみるといいですよ」とインジェクターの確認方法などを教えてもらいました
その後時間が取れなかったのですが、GWに1日身体が空いたので、ようやくアドレスの修理に取り掛かりました
前回電気と空気は確認しているので、今回は燃料およびエアの経路の内部確認をすることにします、カウルが邪魔なので後ろ側を全バラシします
エアクリーナーボックスを取り外し、中にボロボロに崩れたスポンジカスと、ブローバイガスによる油分が混じってコテコテになっているので、思い切って洗剤で丸洗いして乾燥します
乾燥中にバタフライバルブ周りの確認をしたところ、少々スポンジがまとわりついているようなので、取り外してパーツクリーナーで洗浄します
続いてインジェクターの動作確認をします、インジェクターを取り外してセルを廻すと、先端から勢いよくガソリンがピュッピュッと吹き出しますので、問題はないようです、取り付け部などがコテコテに汚れているので、洗浄して綺麗にして組み直します
エア経路はバタフライバルブ周辺にスポンジカスが残るだけで、おおむね綺麗な状況でした
各配線のカプラーについて、取り外して接点復活材を吹いてから戻します、古い車体は結構大事なことですね
外した部品を元に戻して、エンジンを始動します、アクセルOFFでセルを廻しますが、エンジンがかかる気配はありません
次にアクセル全開でセルを廻します、これもエンジンがかかる気配は全くありません
次にアクセル全開でセルを廻しつつ、アクセルを閉じていくと、開度10%付近でエンジンに火が入りそうな感触が感じられました、繰り返すと同様の感覚が感じられます
ここまでで結構セルを廻していますので、プラグがかぶっている可能性があるため、一度プラグを取り外してバーナーでプラグをあぶって焼き飛ばします、まだ熱い状態でエンジンにプラグを取り付けて、今度はアクセル開度10%ほどでセルを廻したところ、ようやくエンジンがかかりました
写真を撮ろうと思ったのですが、手が真っ黒だったので結局写真は1枚も撮れませんでした、久しぶりに根をつめてバイクを触っていたので、背中と腰が筋肉痛になってしまいました(笑)
Posted at 2022/05/06 23:15:20 | |
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バイク | 日記