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輝哉のブログ一覧

2019年08月04日 イイね!

無題

無題4月初旬、ミニカのヘッドライトにもついにLEDバルブが導入されました。

そこから約3年前、本来の標準装備だったD4バルブ用ヘッドライトユニットから、ダンガンZZのH4バルブ用ユニットに換装した事で視野に入れるようになったLEDバルブ化。

ビートのそれと違ってハロゲンの王道H4であれば、車検対応の優良部品も豊富で選び放題。
出来る事ならば、すぐにでも導入したい思いは当時からありました。

…がしかし、大きなネックになっていた条件が「イエローバルブである事」。

それも、白色光源バルブにイエローフィルムを貼ったようなレモンイエロー発光ではなく、あくまで濃黄色光源、若しくは電球色バルブベースの黄色外装といった物を探していたので、黄色ヘッドライトが規制されて10年以上経つ今更、まともな製品の発売を待つのは無理筋かと思っていたのですが…

今年になって久々にネット検索してみたら、いつの間にか発売されてました。

株式会社HeartNetが"CRUIZE"ブランドで展開しているLEDヘッドライトバルブ。

旧車への装着を意識した電球色バルブに、昔ながらの後付け黄色ガラス玉キャップのオプション設定はまさに理想そのもの。
見つけた瞬間に「これを待ってた!」と即買いでした。

往年の雰囲気を再現したい旧車ユーザーには打って付け…と言うか、完全にそういう層を狙い撃ちした製品ですね。


H20系ミニカへの取り付けについては、助手席側ヘッドライト裏に鎮座するウォッシャー&リザーブタンクが、バルブ本体挿入の取り回しをする上で若干邪魔になるくらいで、取り付いてしまえば何も問題は無いです。


それよりも、バルブの台座とキャップの足の嵌合がいまいちな方が気になります。
これじゃ走行中に落ちないか心配だな…。


…カラン…

えぇ…

台座をライトユニットにはめようとしているうちに落ちました。
主にキャップ側のプレス部品の曲げの個体差も大きいですが、根本的に実用上の振動や衝撃に耐えるには頼りない形状なので、ここは接着剤で固定してしまった方が無難でしょう。


運転席側キャップ有り、助手席側キャップ無し状態での比較

キャップ有りは期待通りの色が出てますし、キャップ無しもしっかり電球らしい雰囲気は出てます。


今回のLEDバルブ(左)と、コイトの黄色ハロゲンバルブ(右)の比較

コイトのハロゲンバルブの方は、あんな仰々しいガラス玉を被っている割には、一般的な社外品としてのイエローバルブと比べると色味は淡いです。

一方のクルーズLEDの方は電球色光源+黄色キャップという、コイトのハロゲンと同等の構成とは思えないほどしっかりした黄色光になります。

ビートで使っている2400kのIPFフォグランプ用LEDバルブと比べるとやや淡い色で、明るさは劇的とまでは言えないもののまずまず向上。
現在の車ほど上向き光のカットが厳密でない当時のレンズカットタイプのライトでも、対向車や前走車を幻惑するような莫大な光量は有りません。

総じて、明るさ・色味とも高効率イエローハロゲンバルブのような印象です。

ただし、カットラインはハロゲンよりも気持ちはっきりしているくらいで、ヘッドライトテスターでの確認でも問題無し。

当時の基準に則ってハイビーム基準での測定をしてもズレはほぼ無く、全く無調整で「車検OK」とのお墨付きも貰えたので、玉石混交とは言え確実に良品が存在しているH4のありがたみを改めて実感します。702kじゃまずこうは行きません。

それから4ヶ月ほど使用している現在もトラブルは無く、大手ブランド製品に比べるとネームバリューこそ無いものの、クルーズの物も製品としては確かなのではないかと思います。
そして何より、あの時代錯誤なガラス玉をわざわざ再現しようとする姿勢が貴重です。

一応、個人的な比較対象としたIPFからも現在はイエローのH4LEDが発売されているようで、これまでのフォグ用バルブシリーズの色味からして、発光色の濃さを求める人には恐らくIPFの方が向いているのではないかと思われます。
Posted at 2019/08/04 12:19:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミニカ | 日記
2019年04月14日 イイね!

無題

無題年始早々から良く壊れ、なかなかにハートフルな展開だったミニカの外装メンテがようやく一段落付きました。

今回の課題は、ドアバイザーの破損から取り外しによるドアサッシの傷の対処と、本来の最終目標であったコーティングです。




…まあ、あれは本当にショックでした。

この車のドアバイザーは両面テープを併用するタイプではないので、取り外しによるダメージは比較的軽かったですが、そもそもの破損の原因は作業ミスによる人為的な入力だったため、固定用クリップの装着部分が箇所によっては上塗り塗膜を完全に削り取られるほどガッツリ逝きましたので、局所的なダメージはかなりのものでした。

更に、本来ボディ同色だったものをオールペンに際してセミグロスブラックでブラックアウト化させていた事が仇になって、一時的に誤魔化そうにも市販のツヤ消し黒タッチペンとは色調が全く合わず塗ったら塗ったで目に付いてしまい、ツヤの具合がムラになるため下手に磨く事も出来ません。なんてこった。



このドアサッシの黒色塗装はH20系ミニカの3ドア車では主に明色車の上級グレード向けに実際に標準設定されていたもので、元々画像と同じグレードのμgでありながら、恐らく費用対効果の面で省かれたと思われる暗色系カラーであるウチの車体で試したものでした。

そんな、ちょっとこだわってわざわざ塗り分けた場所がよりによって完成後わずか半月で傷物にされ、その後立て続けにセルモーターやら何やらが壊れていく訳ですから…そりゃ敵いません。



雨の日もエアコンが効くし、タバコもやめて久しい。
当時物のオプション品という点では生き残っているに越した事は無いですが、別にそれに執心している訳でもないので、正直なところ代品のドアバイザーが入手出来ないであろう事の方はさしたる問題ではありません。

それよりも車体側の修復を行うに当たって、補償での修復を交渉したとして望んだ通りに仕上がるのか、ミスト付着だのと新たな問題が発生しないのかという不安が拭えず、例え自費になってでも別の手段で直そうと検討した結果が…

ラッピング。

ステッカー仕上げのブラックアウトはメーカー純正の手法としても一般的ですし、何らかのメーカー指定色番号である必要も無いので、迷い無くこの選択肢を取れました。


そして今回作業を依頼したのは、所沢市のスピード・ワンさん。

実際にお店に伺って相談してみると、ラッピングフィルムは深い傷を覆い隠せるほど厚いものではないらしく、段が付くほどの塗膜削れは表面に見えるかも知れないとの事でしたが…

傷の部分を研磨でならして対応頂き、傷があった事などまず分からない仕上がりになりました。

また、ツヤのあるクオーターガラス・クオーターガーニッシュとの質感を合わせても良いように感じていたのでグロスブラックへと改めてみましたが、かすかなゆず肌で純正のような自然な仕上がりです。

…そしてようやく、年始から道草を食いまくっていたミニカのメンテ計画の軌道修正が出来ました。


また、このお店はコーティング施工も行っていたので同時施工をお願いして、これで9年越しの目標はひとまず全て達成です。

それにしても、染み一つ無い車体にはちょっとした花粉汚れや雨染みでも非常に気になるもので、青空駐車故にコーティングをして尚しつこくこびり付こうとするこれらの汚れには辟易してしまいます。

今のところ、メンテナンス剤できれいに落とせているから良いですが…
新車を買った事の無いカーライフで、まさか29年前のポンコツ相手にこんな思いをするとは思いませんでした。

こりゃ維持大変だ…
Posted at 2019/04/15 00:21:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミニカ | 日記
2019年03月16日 イイね!

無題

無題2018年末、それまで最大の懸案事項だったミニカのオールペンが終わり、2019年のスタートは落ち着いていられるかと思っていましたが、特にそんな事は無かった模様。

1月4日の艦これJAZZ祭りで新年早々、toshl氏の突き抜けるようなハイトーンボーカルと伊東たけし氏のシビれるほど格好いいサックスを聴いて今年は何か幸先が良さそうだぞ、なんて思っていたのに、それを境に全くもって悪い事ばっかりなもんだからたまりません。


まず正月休みが明けた直後、ミニカのルーフをデントリペアする羽目になり…



そしてデントリペアの付帯作業でドアバイザーが砕け…



更に追い打ちを掛けるかのようなタイミングで
セルモーター(28)「ほなまた…」

それも、昨冬の関東平野部は2018年末から雨も雪もさっぱりだったくせに、確か40~50数日振りと言われた本降りの雨になった1月下旬の夜、よりによって最後の退社で誰もいなくなった会社の駐車場でウンともスンとも言わなくなり、雨の中一人で押しがけせざるを得なくなるという鬼畜の所業を浴びせてくるのです。


…何でや!JAZZ祭りで一本釣りしたエトロフチャンは大吉言うてたやん!

まさか、これはエトロフチャンの名を騙った山城だったのか!?
…靖国のおみくじも小吉だったというのに…



…まあ凹んでばかりいても仕方ないので、外した天井周辺部品のクリーニングでもしましょうか…

プラスチックや人工皮革部分は普通の住居用洗剤で良いとして、天張りのような植毛部分は本来どんな洗剤が適切かよく分かりませんが、とりあえずカーペット用の洗剤でも使ってみましょう。

写真では何とも微妙ですが…これは結構イケますね。
現物でははっきり分かるほど色が変わり、拭き取りウエスを何度洗ったか分からないくらい、外気の汚れとたばこのヤニが混じった28年分の汚れは凄まじいものでした。


また幸いにも、天張りの固定クリップはまだ新品入手可能だったため、心置きなくクリーニングの済んだ各部品を戻して完りょ…バキッ…







































…オーマイ&ガーファンクル…


これら一連の破損・故障にはもちろん直接的な関係は無く、年数を考えればいつ壊れてもおかしくなかった物が偶然同じタイミングで壊れただけに過ぎません。

そしてこの車が直しても直しても次々とトラブルに見舞われるのだって今に始まったこっちゃないです。

…が、それにしたってオールペン完了から間髪入れず畳みかけるように壊れていくその様にはさすがに気分が沈滞しますよ。上げて落とす、みたいな。


一応、このサンバイザーホルダーもダメ元で確認してみたらまだ新品が出たので、とりあえず原状復帰は出来ましたが…

…ここに至るまでの流れが本当に良くないです。

正直なところ、おみくじだの占いだのを信じるような性格ではないんですが、立て続けにこうもうまく行かないと、これからまだ何か起きるのではないかと不安がよぎります。


そして未だにドアバイザー撤去で傷ついたサッシの後始末が出来ないまま引きずっている上、本来やりたかった肝心要のコーティングも出来ず…

ここから元の軌道に修正するにも、普段なら気にも留めないようなリスクを完全に排除できない事が今は何より怖い。

さて、どうしたもんでしょうかね。
Posted at 2019/03/16 22:06:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミニカ | 日記
2018年12月31日 イイね!

無題

無題ここまで来るのに本当に長いこと掛かりましたが、やっとミニカをオールペンしました。

これを漠然と考えるようになったのは2010年頃からだったと思いますが、常日頃小さなメンテが尽きないこの車そのものと、オールペンという相場が有って無いような作業に対して想定すべき費用の目安が分からなかった為、なかなか煮え切らず長く温める状態になっていました。


色が落ちたって普通に走れますし、車体のどこぞが朽ちている訳ではないので車検に影響するでもなく、棚上げ状態になってしまうのもやむを得なかったのですが、ここ2~3年で劣化が一気に進み、気が付けばルーフはまるで日本刀の刃文のように禿げ散らかし、

ボンネットは塗装下からの浮き錆。
こちらは恐らく裏骨とアウターパネルの間を支える充填剤が劣化した部分から貫通していると思われます。


こうなってはワックスを掛けても気休めにもならないどころか、むしろ拭き上げでガンガン落ちていく塗色にため息をつくばかり。

もういい加減腹を括ろう、と言うことで、2018年の10月初旬にようやくの板金屋さんへの入庫となりました。


そして、この日のためにストックしていた外装品も全力投入していきます。

…何とまあ、このH20系前期NA車用ボンネットと、アイビーグリーンM(G47)色の左右ドアアウターハンドルは奇跡的にも2017年春の時点でメーカー在庫が残っていたんです。

特にボンネットは、当時物の板金修正に金を掛けた挙げ句に錆再発→再修理…というイタチごっこになる最悪の展開を排除できる最善の方法ですから、部品商から「三菱にラス1の在庫有り」という返答を聞いた瞬間に迷う事なく即決でした。


ただ、さすがにありとあらゆる関連部品をストック出来ていた訳ではなく、中には確実に分解交換を前提としなければならないであろう部品が既にメーカー欠品で入手不可だったり、また実際に作業を開始しないと分からないダメージ等、性質的にレストアに近い要素もあったため、必要日数・工数・金額は全て未定という恐怖のスタートです。


まずは少なくとも、ルーフは総剥離しなければならない事は素人目にも分かりきっていたことですが

今回、未入手かつメーカー欠品になっていたパーツの中にフロントガラスのアッパーモールが含まれており、ここが作業前から一番の心配事となっていた箇所でした。

それ以外のルーフ・フロントサイドモールとリアガラスモールは2010年にバックオーダー待ちをして新品を用意していたのですが、当時はフロントのアッパーモール脱着の必要性は認識しておらず、ルーフの状態の悪さから分解前提だと気づく頃には時すでに遅しとなってしまっていたのです。

しかしあれほどまで傷んでしまったルーフを、前側だけモールを外さずに作業するのはやはりいろいろと望ましくないとの事で、旧車・珍車の扱いに慣れたベテランのガラス屋さんを指名して、再利用出来るよう相当ご苦労いただいて外していただいたようでした。



その他、ウェザーストリップの単品クリップ等、分解時要交換の部品も新品供給のある物はできる限り分解し、大きな部分でメーカー欠品により分解できなかった部品は水切りモールぐらいでしょうか。

当の水切りモールは何年か前に先走って両側交換していたため経年劣化の面では交換の必要が無く、塗装作業においてもルーフに比べればまだやりようがあるとの事で先には進めそうでしたが…

今となっては「何故保管しておこうとせず、その場で交換してしまったのか」と。
ホント、後悔というのは先には立たないものです。


お次の問題は左サイドシルの損傷と、ジャッキポイント全箇所の潰れ。

写真では分かりづらいですが、左サイドシルの中程が大きくへこんでいます。

これはかつておふくろが縁石に乗り上げて潰したもので、今回の再塗装作業にあたっても入庫当初はコストの兼ね合いで修復せず無視する旨を伝えていました。

が、いざ蓋を開けてみるとピンポイントのへこみだけでなく、サイドシル全体が弓反りして歪んでおりエアロパーツの立て付けにも影響が出ているので、折角ならば朽ちかけたジャッキポイント共々修復してはどうかとの事。

…何かもう、ちょっとした事故車の修理でもしていると言うか、だんだん毒を食らわば皿までと言う気分になってきます。


ボディもフロアも錆穴だらけになっているポンコツを起こすような次元に比べたら遙かに程度は軽いでしょうが、ボディ側面のほぼ全体に板金が必要なほどの無数のへこみに始まり、1990年11月の納車から丸28年分のカスダメが蓄積した車体は予算に対する現実を容赦無く突き付けてくるので、精神的プレッシャーはかなりの物です。



そしてサイドシル修復のついで、職人さんのこだわりで追加されていたのがダンガン純正サイドステップ固定用のスクリューグロメット。

これまでサイドステップは手っ取り早くタッピングビスで直止めしていたのですが、錆の発生が懸念されるとの事で左右とも本来のエアロ装着車と同様にグロメットを介して付けられるように加工されています。

また、直止めでは走行中の振動でビスが脱落している事も何度かあったので、このグロメット化は地味に重要な加工だったかも知れません。



この他にも何カ所も板金修正が発生し、想定が甘過ぎたと言わざるを得ない手間の掛かる内容となりましたが、その結果は


こんな感じになりました


子供だった28年前の新車当時の姿の記憶は無く、かっこ良くも何ともない”カーチャンの車”になんか関心も無かったので、どうしても自分でステアリングを握るようになったここ十数年のくたびれた姿のイメージがこびりついていて、ふと目をやった瞬間のテッカテカボディの違和感が凄いです。


そして、この比較的地味なダークグリーン色のボディの中から、思った以上に自己主張してくる赤いモール。これがやりたかった。

今でこそ純正で赤いパーツをワンポイントとして取り入れた車種をよく見掛けますが、よもやモールが赤いとは、今見ても斬新というか…奇抜というか…


H20系ミニカの新車販売当時、ルーフ・リアガラスモールはオーソドックスな黒以外にも、特殊カラーの物がメーカーオプション品を含めて数種類ありました。

その中でも、ダンガンZZ系(ターボ車)の更に一部のボディ色車にのみ標準装着されていたのがこの赤モール。

とは言えダンガンのボディ色といったら、赤モール対象色の一つである『ランプブラック/アージェント』を見掛ける事が圧倒的に多いため、このモール自体はさして珍しい物ではなかったのですが、それをウチの車体色である『アイビーグリーン』というマイナー色で再現しようという、実に下らない企てがそもそもの発端でした。
(ダンガンZZのアイビーグリーンも赤モール設定車だったので、ネット上の画像であれば紛れもない本物の姿を見る事もできますが…)


だから2010年の時点でルーフ・リアガラスモールだけを買っていたのも、この赤い部分さえあれば目的は果たせるという安易な認識だったためで、水切りモールを装着してしまった件もしかり、作業の質を考慮して部品を揃えておくなどという認識が全く無かったのです。



…が、実は作業中にまた奇跡が。

前出の懸念材料であったフロントガラスアッパーモールですが、これはあくまで美観目的の化粧部品のため、最悪は表面部分だけでも再利用出来るようにとガラス屋さんに切り取ってもらっていました。
しかしこの道30年になるというベテランでもかなり骨の折れる作業だったそうで、何と、並行して三菱部販には在庫が無かったはずの新品を探索、発見していたというのです。

これで当初の不安が一転、ボディ上部のモールは全て新品を組むことが出来ました。



これらの偶然のおかげで、2018年時点で取り得た手段としてはかなり良い内容で作業が行えたと思います。
これ以上行動が遅れていたら、入手できない部品がもっと増えていたことは想像に難しくありません。



結局、いざやり始めると「この期を逃したら…」という思いに駆られるようにもなるので、悔いの残らないようやり尽くした結果、お値段は…

…この車の、平成2年当時の新車乗り出し価格がこのくらいですよ…。


参考までに、塗装箇所はボンネットとリアゲートは裏表全体、左右ドアの内側は内張りで隠れない部分まで、エンジンルームはラジエーターコアサポート部のみ、室内側は各ドア開口部まで、といった基本的には外側塗装です。

ただあの総額は”塗り”よりも、やはりルーフ剥離やサイドシル修正、その他大規模な板金等、下地のダメージの多さ故であるのは間違いありません。

…これできっと2018年の煩悩は祓えたに違いないですね。
Posted at 2019/01/01 13:13:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミニカ | 日記
2017年12月10日 イイね!

無題

無題今年もハラハラ、ミニカの点検の季節がやってまいりました。

こんなもん、ごく普通の車に乗ってりゃ数日で済むような取るに足らぬ話が、ここ数年のコイツは数か月単位で部品を用意した上で整備に望んだ挙句にタダでは終わらないような、地味に精神的負荷の大きい行事になりつつある訳でして。


さて、今回の主なお題はクラッチ。

気が付けばこの車に乗るようになって丸10年経っていたようですが、その間の5万キロそこらの走行距離で少なくとも2回はクラッチ交換をしていて、いずれもエンジンやミッション交換時のついでだったとは言え、たったそれだけの期間でクラッチに異常を感じていた為の「ついで」であって、今回もやはりジャダーが出ていた事と、レリーズなのかメンドラなのか、何らかのベアリング異常と思しきクラッチ連結時のガラガラ音の酷さに単独メンテを決めたんですが…

まあ、時々相当荒っぽい使い方をしている事は確かです。
…にしても、極端な話一撃でおかしくなっているような気がする程に弱い…。

ビートやライフのクラッチはそこまで簡単にはヘタらないし、何故ミニカはこんなにすぐダメになってしまうんだろうかと考えた末、思い立ったのが他車用クラッチの流用。

そこで真っ先に思いつくのは同じH22系のターボ用ですが、クラッチ径が異なる為に基本的にはフライホイールとのセット移植が前提となるため、クラッチそのものよりもフライホイールを見つける事の方が難題になってしまって埒があきません。


またエンジン出力に対する容量についても、ウチのはH22系当時の3G83ラインナップ中でも最低クラスのトルクしかないキャブ仕様なので、絶版部品を探し出してまでターボ用の高トルク対応型クラッチを流用する必要性は無く、それよりも後年の車種で現在も容易に部品調達出来る車種を見つける方が余程現実的です。


…であれば…
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これなんてイケるんじゃね?

と、白羽の矢が立ったのは、よりにもよってクラッチ流用の標的とするにはいささか変態的な、友人所有のH92Wオッティ。

何と言っても書類があるのでショートパーツを含めた部品の整合性が取りやすいですし、部品供給の有無なんて気にする必要すら無い高年式なので新品フライホイールだってなんのその。
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そしてこのオッティのMT車は純正で3G83エンジン+F5M12ミッションという組み合わせなので、H22系当時で言うダンガンZZ用だったF5M12に換装したウチのミニカの現状と同じになり、適合する可能性は高いはず…って


…ん?
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うーん…フライホイールとフライホイールでフライホイールがダブってしまった。
このフライホイールは一枚で十分なんだが…。

…続いて現れた2枚目は、純正フライホイールを買った直後に友人が見つけてしまった、ekワゴン用とされる謎の中古クロモリフライホイール…

確かにクランクシャフト締結用の穴は3G83か4A30用っぽいし、クラッチフェーシングの接触面は、既に取り寄せてあったオッティ用クラッチの内外径と同じサイズ。

旧来のダンガンターボやトッポBJ-Rターボ向けだったらいざ知らず、下っ端NA車にしかMT設定が無くなってしまったekシリーズ向けにこんな物を作っていたメーカーがあったんだろうか…?

しかも不審な事に、クランクシャフトに締結された形跡はあるのに、クラッチに摩擦された痕跡が全く無いので、実際の走行に使用された事が無いのは明らか…


だがしかし…オッティ用のカバーはしっかり載っちまった…
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これを見てもまだ胡散くせえ…マジでなんなんだこれわ…


取りあえず、いずれのフライホイールを組むにしてもミッションを降ろさなければいけない事だけは確定なので、その次に問題になったのがラジエーターホース。
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以前から滲み始めていたホースは遅かれ早かれ交換が必要な状態だったので、今回のような本格的な脱着となれば再使用なんて出来ません。
…が、H22A型の純正ホースはアッパーもロアも既に生産廃止になっている上、純正ゴムタイプの汎用ホースを探しても適合サイズがまるで無く、やむなくSAMCOのシリコンホースを使う事に。
しかしまあSAMCOの汎用品は一々値が張り、あれよあれよと額が嵩んでたったこれだけで4万円オーバーとは…純正フライホイールとクラッチ類一式の総額より高いんですけど…


まあとにかく、これら部品をそろえて後は車検整備と一緒に工場にお願いして…終わらないのがこの車。


結局社外のフライホイールを組んだまでは良かったものの、いざ使い始めるとセルモーターのピニオンがリングギアへの飛び込みを頻繁に失敗するようになり、イグニッションキーをひねった瞬間にギア鳴りを起こしてエンジンを始動出来ない事態が頻発…
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ほんの数日使っただけでリングギア上にこんな傷が、だいたい120度間隔で3か所…
これは3気筒のいずれかの圧縮上死点付近でエンジンが止まった後、それぞれの場所で1回以上クランキングに失敗してるって事ですね。


この原因自体は、取り付け前から指摘はされていたんですが…
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社外品の方は、リングギアにチャンファー加工がされていなかったんです。
このわずかな加工の差で、まさかこれほどまで使い勝手が悪くなるとは…

1週間足らずでこのザマですからこんな物使い続けたらまずギアが持ちませんし、イレギュラーなエンストでも起こしたら状況によっては命にも関わりかねません。


それに…
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アイドリングの振動がとにかく酷い…
1000回転以下でアイドルさせるとバルクヘッドからルームミラーやステアリングといった前回り品が軒並みガタガタと音を立てて共振し始めてしまって、ルームミラーなんて夜間は後続車の車種が全く分からない程酷いものです。

ミニカ純正フライホイール+クラッチカバーと、オッティ(ekワゴン)のクロモリフライホイール+クラッチカバーとではカバーの重量差が大きく、単純な部品重量ではオッティのクロモリセットがミニカ純正セットに対して-300g程度にしかなっていないし、アイドリング以外の7000回転前後までの常用回転域では特に異常な振動は感じないのですが…一体何が悪いんだ…?

一応、アイドリング共振は回転数を上げてしまえば誤魔化せるし、エンジンの吹け上がりはわずかに軽くなっている気がするものの、それ以外のデメリットがあまりに大き過ぎてこれでは使い物になりません。


…結局すぐにオッティ純正のフライホイールに再交換する羽目になり、部品重量はミニカ純正に対し+700g程となったものの…意外にも吹け上りの悪さを感じる程ではありません。
当然ながらクランキングに失敗する事も無くなり、やっと普通の車に戻った感じです。

しかしアイドリング共振は軽減こそされたものの、何故か完全には消えてくれませんでした。
マスダンパー効果や、ダイナミックバランスの問題ではないのか…原因は未だ分からず。
…クランクシャフトやメタルに悪影響が出なきゃ良いんですが。
(このわずかに残った振動の原因は整備工場での作業中に、劣化したフロア下ロールロッドのブッシュに内緒でシーラー充填補修してくれていた為だったと後に分かったので、オッティ純正フライホイールやクラッチの問題ではありませんでした。)
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ただ、交換前に発生していたガラガラ音は幸いにもベアリング類ではなくクラッチのダンパースプリングのガタによるものだったようで、アイドリングだけでなく走行中の異音までも消えた体感効果は大きく、走行中に関してだけはエンジンが以前より滑らかに回っていると感じるほど印象が変わりました。


そういえば、これまで交換したクラッチもことごとくダンパースプリングにガタが出ていた事だけは記憶しているので、H22AミニカのNA用クラッチは基本的にここが弱いんでしょう。
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なので、今回の流用に意味があったかどうかは、オッティクラッチのスプリングの耐久性次第という事ですね。


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ラジエーターホースの方もどうにか取り回せたので今後のホースの心配は解消されましたし、この点については確実な前進です。

…まあ今回も総じて回り道が多かった割に大した結果が伴っちゃいないんですが…

これでまた1年は大丈夫。…だと良いなあ…
Posted at 2017/12/11 00:45:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミニカ | 日記

プロフィール

「[整備] #ミニカ フューエルフィラーホース流用交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/204131/car/99238/8242110/note.aspx
何シテル?   05/24 22:58
第三次の頃にぱらぱらしていたおバカ。 今では小学生レベルの分数計算すら出来ない正真正銘の馬鹿+割と雑食な気分屋です。
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