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マスターの75と106のブログ一覧

2016年11月23日 イイね!

官能的"わ"ナンバー

官能的"わ"ナンバーアルファロメオ145のレンタカーを借りてきました〜


名古屋市西区にある「コスモ石油 上名古屋店」では、ガソリンスタンドとしての業務の他に、「スパイスレンタカー」という名でレンタカー事業を展開しています。


そのレンタカー事業というのがユニークで、中古車として仕入れた個性的な輸入車などをレンタカーとして貸し出しているのです。

貸し出し車両が気に入れば、それを中古車として買い取ることもできるようです。




以前から存在は知っていましたが、前に見たときはラインナップがそんなに惹かれるものではなかったのでスルーしでいました。


あいちトリコローレで再びその存在を知り、アルファロメオ145に乗ってみたいと思いまして、借りてみることにしました。


他にも、916スパイダーやクーペ フィアットにも乗ってみたいところですが、今回は初めてだったのと、前に乗っていた147の"FFアルファ"の感覚を久しぶりに味わってみたいと思ったので145を選びました。





22日の午後2時、

電話予約で「4時から借りれますか?」と聞いてみると

「大丈夫ですよ」とすんなり予約できました。




せっかくなので、アルファロメオにはアルファロメオを、

75で行きました。




お店、というかガソリンスタンドに着いたら、内容確認、免許証提示、代金支払い、車両確認をササッと済ませて、

「行ってらっしゃい〜」


こんなにすぐに乗れるとは思わなんだ、です(笑)


早速 発進しようとするのですが、1速のシンクロが死んでいるらしく、1速が入らない!

ガツンと強めに押し込まないとはいりません〜

ごめんよ〜145〜




無事に入れ方が分かったところでいざ出発!

しかし、初めて乗るクルマでいきなり名古屋の市街地に放り出されるのはなかなか怖いもんです。。。




周りはちょうど帰宅ラッシュ、、、


信号が青になって、1速が入らない!入らない!

クラクションを鳴らされることも、、、

ご迷惑おかけしました〜(汗)






そのまままっすぐ帰ろうかとも思いましたが、仲間たちに145を見せつけてやりたくて、呼び出してみました。



モスバーガーで夜ご飯を。


その後は145を観察。
内装も外装も面白い所ばかり。


結構盛り上がりました〜







家に帰って仮眠をとったら、夜明け前にドライブに出発。


慣れ親しんだ道で走らせることで真価を探ります。

国道1号で藤川宿まで。



コーヒー1杯飲んで、また先に進みます。


蒲郡周辺や三ヶ根の麓も走りながら、西尾の端っこへ。




ここからなら日の出が見えるかな?

145で音楽聴きながら、日の出を待ちました。居住性も悪くないね〜





だいぶ明るくなってきて、、、




三ヶ根山の横あたりからお日様が。

来年の初日の出はここから見ようかな?




今日は祝日なので、三ヶ根の麓に行けばどなたかいらっしゃるかな?と思いまして、三ヶ根に戻りました。




まあ誰もいなかったんですが(笑)

写真を撮るには場所も時間も最適でした。

では145というクルマのデザインをよーく観察してみましょう!





まずはフロントから。



このクルマは後期型なので同色バンパーです。
尖った目つき、大きな口、眉間に寄ったシワ。
悪巧みをしている様な顔つきですね。こういう顔はアルファでもあまりないかな?

欲を言えば前期の黒バンパー、網状グリルが好きなんですが。




横からの姿。

車体の1/3もあろうかという大きなドア。噂通りです。狭いとこではちょっと気を使うかな?
147ほどボンネットが長くなく、全体的なバランスはこちらの方がよく考えられている様に思います。

後ろ半分のデザインは商用車みたいでこれまたアルファらしくない感じです。





リアの姿。

特徴的なのは、5角形のガラス窓。
後のアルファロメオのハッチバックに取り入れられることになり、ある意味アルファロメオにとってデザインアイデンティティーとなったデザインです。

多くのクルマがこの5角形窓を真似しています。





145のデザインアイデンティティーといえば、車体を一周する1本のライン。



額に掲げられた盾グリル。


そこから左右に伸びたライン。



それはヘッドライトの上を通り、



フェンダーのアクセントとなり、



車体を横断する



それはドアノブを作り、



テールランプの上へ繋がり、



テールランプの下のラインは反対側のテールランプに繋がる。

見事に車体を一周するライン。


面白いですよね!

たった1つのラインで145というクルマのアイデンティティーを作り出しているわけです。




窓に注目。



後ろも凄いですが、サイドの窓も面白いです。
途中で一段高くなる。この窓、引くぐらい気持ち悪いです!マジ最高!\(^o^)/

この"段"が145らしさを作る一つの要素になっているんじゃないかと思います。


ジュリアだって、段ありと段なしでは"らしさ"が全然違いますものね〜







リヤのガラスはちょっと小さくなってます。
Cピラーが黒く、さらにガラスが被る格好なので、一見ピラーがないかの様に見えますね。

この辺もあまり他では見かけないですね。

例えば最近だと4Cの様にAピラーを黒くしてヘルメットの様に見せるデザインがありますが、145は逆にCピラーを消しているんです。

でBピラーの存在を強烈に引き立たせている、、、この技もあんまり見かけない気がします。




マフラーはオーバーレーシング。

この車両はセンターからリアまでオーバーに変わってるんですが、とても乾いた良い音で、振動も心地よくて、割と静かな音量でした。

見た目も145に合ってますし、音の質も良くていいマフラーでした。






梅ホイールは145が最初だっけ?
これがまた似合っています。





サイドスカートのエンブレムは、最上級グレードの証。
ここの色は薄い緑色だとばかり思ってました(笑)
本来はちゃんと緑なのですね。





イカしたスポイラー。
悪魔のツノみたいでカッコいいですね〜







大きなドアを開けて、車内も見てみましょう。




ハンドルはこんな角度の物です。

個人的には3時、6時、9時のタイプが好きですが。。。





メーターはもうちょっと凝っても良かったのに、、、と思ってしまいます。


ちなみに夜だと



コレはなかなか優しい感じでイイですね〜

シンプルで、視認性は抜群です。




センターコンソール。

エアコンの操作パネルがデカイ?!
まあ操作はしやすいんですが、ここにカーナビ入るだろっ!って突っ込みたくなりました。

ハザードは押しやすいです。

最後に気づいたんですが、ハザードの下のパネルを開くと灰皿とシガーソケットが出てきます。

どうりでシガソケが見つからないわけだ、、、



夜間だとこんな感じ。

無駄に明るい照明がないので、運転に集中できます。





こちらも有名な助手席グローブボックス部。

大きくえぐり取られています。アルファはどのモデルも助手席が広いように作られてますね。




ペダル周り。

147ほどではありませんが、右ハンドル仕様でもペダルの違和感などは感じられませんでした。
むしろ左ハンドルの方が違和感あるのはなぜ?
ヒル&トゥーもしやすいです。強いて言うならフットレストがちょっと狭いかな。




シートを撮り忘れました。。。

座った感覚は、柔らかいクッション入りのセミバケ、という感じでした。
サイドウォール部が凄く出っ張っているので、ホールド性は高い?のかな?
太ももの裏あたりにも分厚いクッションが入っていて、ペダル操作の邪魔でした(笑)

どうもシーポジが合わず、、、
腰が浮く感じになるので、腰が痛くなりました、、、

脚が長い方には良いかも。





ウィンドウスイッチとドアノブ。

まあまあ操作しやすい場所に着いてます。75と違って(笑)


内張りの形が良くて、窓のところに腕を置いて運転すると、腕がいい位置に来るんです。
このために窓が段付きなのかな?


夏に窓から手を出して走りたいですね〜






後席に座ってみました。

後席は前と違い、硬めのシート。
しかしコレは疲れないゾ!
前もこんな感じのシートが良かった。


窓が小さく、直線的で、特急電車のシートに座ってるような気分でした。

後席に座って移動してみたい(笑)

後席は屋根が高く、147の様な窮屈な感じが全くありませんでした。

何これ、、、後席の方が良いじゃん、、、(笑)









最後にエンジン。



これは見慣れた感じのエンジンルームです。

147とは吸気の取り回しが違う様です。
サーモがメッチャ変えやすそう(笑)

チタンのタワーバーが入っています。





あと見所といえば、スペアタイヤが赤い鉄っちんだと言う事でしょうか。撮り忘れました、、、











撮影後は三河湾スカイラインを走りに行きました。

2〜3速で走る中速コーナーが数十も連続するため、シフトアップ→減速→ヒル&トゥー→立ち上がり加速→シフトアップ…

という走り方をできるいいコースです。


145はこのくらいの中速ステージが一番楽しいと思いました。

借り物なので攻めたりはできませんが、フロントがしっかり沈んでロールする感じが面白かったです。


147ほどロールは強くなく、106ほど硬くなく、程よい感じでした。

私は147の鬼の様なロールも好きでしたが、、、





途中でブレラとすれ違った(笑)



展望台のとこで一休み。



今日は天気がとてもよく、名港までハッキリと見えました。



碧南の牛乳パック発電所や、



右側には名古屋駅のビル群 (群と呼んで良いのか?!)










慣れてきたら、だんだんと懐かしい気持ちになってきました。


やはり細かな違い、大きな違いあれど、145と147は血の繋がった車種同士。

前に乗っていた147の感覚がちょっとづつ呼び起こされてきます。


車体のサイズ感、視界、ハンドルの感触、トルクフルなエンジン、左手シフト、ペダル配置、、、


やはり近いものがありますね。






さらに慣れてきて、いろんなことを感じ取れるようになってくると、145と147の違いがちょっとづつ分かってくる気がしました。






やはり1番違うのは、エンジン。


145は2リッターTS。

147はテンロクTS。


違いは排気量だけではありませんでした。

ちょっと比べてみます。





まず、音。

エンジン音の良さは、2リッターTSの方がいかにも4気筒らしい野太く勇ましい感じです。




次はトルク。

これは私の感覚とモデルの世代の違いからくるものかもしれませんが、

発進はテンロクの方が楽、
低回転は2リッターの方が強い、
中回転は2リッターの方が断然強い、
高回転はどちらも変わらず、


って感じでした。

なぜか、発進はテンロクの方が楽だった気がします。エンスト知らずなエンジンだったのですが。
2リッターはエンスト仕掛ける場面もありました。

まあこれは145から147になってチューニングに違いがあるのかもしれませんが。


低回転、中回転は2リッターの方が強いですね。当たり前ですが、、、

2リッターの4000rpmからの音はかなりカッコいい音でした。あれは虜になりますね〜



高回転ですが、TSエンジンは6000rpm以上は回るだけでパワーがない感じがしますが、それはどちらも同じに感じました。



次にフィーリング。

これは誰がなんと言おうとテンロクの勝ちです!!


2リッターは回転の上昇に波があります。

低・中・高回転ではっきりとわかるくらい波がありました。


テンロクは、まるでモーターのようにスムーズに回るエンジンでした。

回転が上がるにつれて雰囲気が盛り上がるような味付けだったのです。








そして、、、

145に申し訳ないのであまり言いたくはありませんが、2リッターはダメな所がありました。














回転をあげると「ヒューん、ヒューん」という音が鳴るんです。

おそらくバランサーシャフトのの駆動音だと思うのですが、コレがせっかくの官能的なエンジンを邪魔しているんです!



主治医が、「2リッターには邪魔なバランサーシャフトが付いている」言っていて、それがなぜ邪魔なのかわかりませんでしたが、意味が良くわかりました。


バランサーシャフトのベルトを外しちゃう人もいるらしいです。
もし私が145を所有するとなったら真っ先にやると思います、、、




これだけはちょっと気になっちゃいました。。。








逆に、147よりも良かったこと。


それは何よりもデザイン!

これに尽きます!



私はエッジの効いたアルファが大好きなわけですが、145は他のアルファよりもキツいデザインで、、、


私には堪りません!!







さてさて、返却の時間が近づいてきました。

また帰宅渋滞に巻き込まれてもつまらないので、早めのお昼過ぎには返却しました。



最後に満タン給油して給油代を支払いました。


24時間借りて、ガソリン代含めて14000円くらい。

この値段で大好きなラテン車に乗れるなら安いものですね。


最安のメガーヌならガソリン代あわせても24時間7000円ww安い!





145〜バイバイ〜
また遊びに来るよぉ〜




次は、、、アレに乗りたいね〜(`∇´)





やっと145に慣れたところで急に75に乗り換えると、感覚が違いすぎてダメですね(笑)

アクセルが吹け過ぎちゃいます(笑)



帰りの高速。

合流で75のTSエンジンを思いっきり回してみたら、、、







ななな!!!

桁違いの官能性だ!!!


75の8Vツインスパークは神すぎるぞ!!




Posted at 2016/11/23 22:58:03 | コメント(6) | トラックバック(0) | クルマの話題
2016年11月08日 イイね!

ジュリアの選別法

ジュリアの選別法私はアルファロメオ好きを自称していますが、実は「ジュリア」というクルマについてあまり知りません。


ただ、ジュリアというクルマは、デザイン、エンジン音、ともにアルファロメオの中でも1番上の存在だと思っています。


蛇の毒をもつ者として、1度は乗ってみたい憧れのクルマであります。





しかしイベントなどで"ジュリア"を見かけても、「ジュリア?ジュニア?いや、、GTVってやつ??」なんて言っていたらさすがに恥ずかしいので、この際、"ティーポ誌"を参考にして覚えてしまおうと思います。


ティーポ2001年8月 増刊号。



こちらに見分け方が書いてあります。

本をそのままコピーした方がわかりやすいかもですが、それでは私が覚えれないので!私の言葉で簡略化!




まず私が大きく勘違いしていた事、

・「ジュリア」と「ジュニア」の言葉の意味。



「ジュリア」というのは、クルマの名前。

「ジュニア」というのは、ジュリアの1300cc版のグレード名のようなもの。



ここではわかりやすく、「Jr」と書きます。






ここからが本題。



ジュリアといっても、時代とグレードで6つに分かれます。

(ここではクーペのジュリアについて書いています)

・63年〜65年 スプリントGT
・65年〜67年 スプリントGTV
・67年〜71年 1750GTV
・71年〜77年 2000GTV

・66年〜77年 1300Jr
・72年〜77年 1600Jr


一般的にジュリアと言うとこれらの事を言うと思います。



こんなに種類がありますが、違いが分かりやすので、簡単に見分けることができます。






スプリント GT



特徴
・ボンネットが段付き
・グリルが細かい網目
・ヘッドライトが2灯



このスプリントGTが一番最初期のジュリアにあたります。
エンジンは1600cc。
数がとても少ないそうです。






スプリントGTV



特徴
・ボンネット段付き
・グリルに3本のバー
・ヘッドライトは2灯



スプリントGTにかわって、スプリントGTヴェローチェとして登場しました。
エンジンやボディに改良が施され、リヤには「veloce」のエンブレムが付けられました。
初期型ほどではなくとも、こちらも数は少ないそうです。




1750GTV



・ボンネットが段付きでなくなる(フラットノーズ)
・グリルのバーが1本
・ヘッドライトが4灯



それまでのスプリントが"段付き"と呼ばれていましたが、段がなくなりフラットノーズになりました。
エンジンは排気量が拡大され、1.8(1779cc)になりました。
車名の1750は、かつての名車6C1750にちなんだそうです。







2000GTV



・フラットノーズ
・グリルが細かい8本
・ヘッドライトは4灯
・テールランプが長い





グリルと盾が一体になり、テールランプがバックを内蔵した長いものになりました。
テールランプが長いのは2000GTVだけですので、このテールだったら2000GTVです。

エンジン排気量はさらに拡大され、2000ccになりました。





GT1300Jr



・ボンネットが段付き
・グリルのバーが1本
・ヘッドライトは2灯



Jrなのでエンジンが1300ccです。
トランクには「GT1300jonior」のバッヂが付きます。
ジュリアの中では最も廉価版だったこともあり数は多いそうです(2001年の情報 笑)




GT1300/1600Jr



・フラットノーズ
・グリルのバーが1本
・ヘッドライトは2灯



72年以降はJrもフラットノーズに変更になりました。
廉価版のJrにも、1300ccに加えて1600ccが追加されます。

これは初期型スプリントGTと同じユニットだそうです。
初期型と同じエンジンの1600、小排気量の1300、どちらも通好みで人気だそうです。




ちなみに、



リア窓の横にバッヂがつくモデルがあります。

・スプリントGTV
・1750GTV

にはクローバーのバッヂ


・2000GTV
・後期のJr

にはヘビのバッヂが付くそうです。



画像を調べてもバッヂが付いているクルマはほとんど出てこなかったので、外しちゃう人も多いのかもしれません。









この6種類のほかにも、

スプリントの軽量バージョン GTAや、

そのワイドボディバージョン 1750/2000GTAm




本気のレーシングカー TZ1、TZ2




オープンモデルもありますし、

ザガートがデザインしたスペシャルバージョン Jrザガート




なんてのもあります。


クーペ以外にも、セダンも多くの種類があります。





※上記に各グレードの特徴を書きましたが、細かな仕様の違いや、オーナーが変更している箇所がある、などによっては違うこともあると思います。

※雑誌を元に書いていますが、間違っている部分があったらおしらせください〜






さてさて、見分け方がわかったところで、もし私が理想のジュリアに乗れるとしたら?





それは、、、




小排気量の1300Jrのフラットノーズ、





それを4灯に変えたものです。




(見た目は1750GTVと同じ!)


そして色は濃い紺色。

バンパー付きで、ウェーバーツインチョークで…




なんて妄想はいくらでもできますものね\(^o^)/








ジュリアは近年値段が跳ね上がった車種です。


それでもモーガン3ホイラーよりは低い価格で推移していますし、部品の心配は"ほぼ無い"ようですし、、、


ジュリア系は愛好家が多くいる上に、アメリカでも販売していたことから、部品はまだ手に入るようです。

さすがに外装のパーツは無いかもですが、

例えばエンジンのOH部品やミッションのOH部品や足回りの部品なんかは今も開発が続いているほど、、、






私にとって、アルファ75のその先にあるのはモーガンかジュリアか、その2択なのかも(笑)




Posted at 2016/11/08 02:30:26 | コメント(9) | トラックバック(0) | クルマの話題
2016年10月21日 イイね!

灯り と 明かり

灯り と 明かり最近、イベントなどでアルファ147を見る機会が多くありました。

(主にトリコローレ)




自分も半年くらい前までは147に乗っていたわけですが、すっかり感覚を忘れてしまいました。







しかし、面白いことに、


106に乗っていて "147の事を思い出す瞬間" があります。




それは、クルマに乗り込んだ時と、降りる時に訪れます、、、


147に有って、106に無い機能がありました。
106には無いため、なんとなく違和感を感じるのです。









147には、当たり前ですが"ルームランプ"というものが備わっています。






ルームランプをONの位置にしておくと、夜間のドアの開閉に連動してランプが点きます。


普通のクルマはそうだと思います。(最新のクルマは知りませんが…)







しかし147は、その点灯のさせ方が凝っていました。







カギを開けてドアを開けると、「ジワーッ」と柔らかい光が灯ります。

ドアを閉めて5秒後くらいに「ジワーッ」と消えます。



つまり、乗り込んでから、キーを差すまで灯りを灯してくれるのです。











そして降りる時、駐車場にクルマを停めて、エンジンを切ります。

キーを抜くと、ルームランプにスイッチが入り、「ジワーッ」と灯ります。





クルマから降りて、ドアをロックしても、10秒くらいルームランプが灯りつづけます。



「アレ?ルームランプ消し忘れたか??」


と思ってクルマに戻ろうとしたくらいのタイミングでルームランプが消灯します(笑)



そうする事で、147は気を引かせようとしているのです(笑)




そんな意図があるかはわかりませんが、私にはそう思えていました。









プジョー106は、そういった雰囲気作りは特にありません。


ドアを開けたら「パッ」とランプが点き、閉めたら「パッ」と消える。





そのパターンだけです。






それでも十分なんです。


ルームランプとはそういうものです。


この2台には、「差がある」のではなく「違いがある」という事です。


なんとなくですが、アルファは灯り、プジョーは明かり。


そんなイメージでしょうか?









147は、残光という機能が付いているため、あと一つ「痒い所に手が届く」感があったのです。




それはアルファロメオに言わせれば"演出"。


エンジン音やデザインだけではなく、
そいいった"演出"が非常に上手なメーカーです。











アルファロメオのクルマは、機嫌を損ねる事があります。

これは迷信ではなく、割とマジな話です。。。

嫌がる時があるんです。

愛車(相棒)と呼ぶべき存在。



クルマを単なる移動手段としてでなく、"オーナーのステイタス" となるべく存在。

アルファロメオの目指す車作りとはそういうモノだと思います。












逆に、プジョー106は機嫌を損ねるという事は今までありませんでした。


良い意味で"モノ"であるという事、硬派なものづくり。

クルマは一つの生活必需品であり、"オーナーの意思に対して従順"である事。



プジョーの目指す車作りとはそういうモノだと思います。











私が海外のメーカーのクルマを好きな理由は、

メーカーの意思が商品車にしっかり出ているからです。




この2台は形は似ているけれど、作り手が全く違うから 乗り味が全く違います!






(と10年〜20年前のクルマを見て判断する私… 笑笑笑)
Posted at 2016/10/21 03:01:06 | コメント(7) | トラックバック(0) | クルマの話題
2016年10月05日 イイね!

ぎあのなく頃に

ぎあのなく頃に(惨殺シーンなどは無いのでご安心を笑)








アルファ75に乗り始めてから理解した事があります。





それは "ダブルクラッチ" です



かつての私は、ダブルクラッチなんて意味のない事だと思っていましたが、ミッションをいたわる上では大事なテクニックだと知りました。










ここからはちょっと昔話です。


147に乗っていた頃、ダブルクラッチがなぜ必要なのか知らずにダブルクラッチをやってみたことがありました。




「ブーーーン、ブーーーン」


「ブーーーン、ブンッ、ブーーーン」




何か意味あんのか??コレ??って感じでしたが、、、







そんな私は去年の8月から75に乗り始めました。











ショップで75を受け取り、


さあ〜初運転だ!





と思って1速にシフトした瞬間に「ガッ!」っという音がなりました。




えっ?なんの音??




という感じでしたが、気にせず発進、

2速へシフトアップ!


「ガッ!」



ん?また??




と不安になりながらも、75を楽しみ?ながら走らせていました。



別の用事で1度ショップへ戻ったのですが、、、

その時は音は鳴りませんでした。



しかしショップを出てまた街中を走っているとたまに、変速時に嫌な音が出ました。













その時は、"ギア鳴き" なんて全く知らなくて、どうすれば音が出なくなるのかもわかりませんでした。















…その後も75に乗っていく上で、何度かギアが鳴く事がありました。



どう考えても鳴ってはいけない音だという事は分かっていたので、音がなる理由、鳴らなくさせる方法を理解する必要があると思いました。


ミッションの構造について勉強しなおしました。


高校の自動車工学で習った事を思い出しながら、教科書を読んだりネットで調べたり、実物を手に取ったりして、ようやく理解しました(1年くらい前の事ですが…)






せっかくなので簡単に書いてみます〜

間違っているところがあるかもですが…








ここからが本題です(=゚ω゚)ノ



なぜギアが鳴くのか?



ギアが鳴く理由は、噛み合おうとする2つの歯車に回転差があるから、です。




ミッションの内部で回転しているものは、3つあります。



A がエンジンとクラッチの回転

B がインプットシャフトと歯車の回転

C がアウトプットシャフト(最終的にドライブシャフトやタイヤと繋がっている)の回転




この3種類です。



このうち、B と C に回転数の差があるとギア鳴きします。




下の絵で



青い歯車が B

黄色いスリーブとシャフトが C


例えば、B が1000rpmで回転していて、
C が0rpm つまり停止している時に、

無理やり歯を噛み合わせたら、、、




当然「ガガガッ」と音を立てて歯が削れますね。




上は極端な話でしたが、


B が1000rpmで
C が900rpmだったとしても、


100rpmの差があるので、多少は「ガッ」と音が出てしまうのです。








しかし近代の自動車のミッションは、そうならないために「シンクロ機構」というものが採用されています。




シンクロ機構とは要するに、







↑この緑のパーツ(シンクロナイザリング)が回転数の差を無くしてくれるのです!




(正確には写真の画像の緑のところはシンクロナイザハブの外側の歯なのですが、細かい事は無視です)




この緑のパーツは、

B と C を繋げようとした瞬間に「半クラッチ」のような状態になり、ギアのコーン部を滑るようにして回転数の差を無くします。



そして、B と C の回転数の差がなくなった事で「ガッ」と音を立てずにすんなりとギアをシフトすることができるのです。












ギアが鳴く理由と、それを防止するシンクロという機構について理解できました。








しかし、シンクロナイザリングは、何千、何万回と仕事をする事で、ヘタってきて本来の役目を果たしにくくなる、もしくは果たせなくなります。

(症状名 : アンダーシンクロ)




それはシンクロナイザリングの歯の減りであったり、シンクロナイザリングの内側の溝の減りであったり、スリーブの減りであったりと色々ですが、、、





私の75もおそらくこのアンダーシンクロが起きていて、ギアが入りづらいのにシフトしてしまって「ガッ」と音を立ててしまうのだと思います。(予想ですが…)








で、





多少シンクロがへたったからといって、「じゃあ オーバーホール!載せ換え!」ではやってられないので、ダブルクラッチをしてこれ以上シンクロがヘタらないように努める必要があるのです。









ダブルクラッチは、


クラッチを切る

ギアをニュートラル

クラッチを繋げる

アクセルを吹かす

クラッチを切る

ギアをシフト

クラッチを繋げる



と 2度クラッチを切って繋げるという動作を行う事です。

この動作で1番大切なのは、



アクセルを吹かす

クラッチを切る

ギアをシフト




この工程です。





さらに言うと、

ダブルクラッチをする最大の目的は、

B と C と シンクロナイザリングの回転数が同じになるようになるように回転数を合わせる事です。


つまり



ギアをシフト



全てはこのシフトの瞬間の為にあるのです。








走行中で、クラッチを切る前は、A、B、C 全ての回転が合っています。







クラッチを切ると、A と B が断たれます。

A はエンジンの回転なのでアイドリング回転まで落ちます。
B−C はギアが入っているため同じ回転数で回ります。








ギアをニュートラルにしてクラッチを繋げると、A と B が繋がり、 B と C が断たれます。

この状態でアクセルを吹かすと、A と B は回転が上がりますが、ニュートラルなので C には回転は伝わりません。








ダブルクラッチで「ニュートラルにしてクラッチを繋げてアクセルを吹かす」

という動作は、 B の歯車の回転数を上げたいから行うのですね。





目標の回転数が3000rpmだったとして、3000rpmまでアクセルを吹かしても、クラッチを切ってからギアをシフトするまでの"0.数秒間"に回転が下がってしまうので、ちょっと多めに吹かしたいのですが、
一瞬の吹かしでそこまで調整するのは難しいですよね〜



回転を上げ過ぎてもダメだし、下げ過ぎてもダメですものね〜











と、ここまでは走っている時のダブルクラッチについての話でした。







止まっている時のギアのシフトもかなり大事です。





例えば信号が青になって、発進するとき…



信号待ちの間は

アイドリング1000rpm、
クラッチは繋いだ状態、
ニュートラルだとします。


信号が青になり、クラッチを切って1速へシフトするのですが、


クラッチを切ってしばらくの間は B のギアは惰性で回り続けます!




なぜかというと、



ニュートラルで、クラッチを切った、


この状態の時、A と B と C はそれぞれの回転数はバラバラになるのです。



クラッチを切ってすぐの時の B は、惰性でしばらく回り続けます。





しばらくと言っても、数秒間だと思います。

数秒後には、B は回転が止まります。




クルマが止まっている状態という事は、C も回転が止まっている状態です。


というとは、B と C はどちらも0rpm、で回転が必ず一致するのです!











何が言いたいかというと、


クラッチを切って、数秒経ってからギアを1速へシフトすれば、回転差なくギアをシフトできるのです。


つまりシンクロを摩耗させずにシフトできるのです!







これは1速なら大した事ないのですが、バックの時にかなり大切になります。





私の乗るアルファ75とプジョー106は、おそらく"バックギアにシンクロが無い"と思います。


クラッチを切ってすぐにバックに入れると、「ガガガッ!」と凄まじい音をたてます。


しかしクラッチを切ってから3秒くらいしてからギアを入れると、何の音もせずすんなりとバックに入ります。




これは、クラッチを切って2〜3秒間は B (メーンシャフト、カウンターシャフト)が慣性で回っていて、3秒後に止まるからです。

シンクロが無いバックギアは、完全に回転が合っていないと鳴いてしまうんです。









たまにイベントなどで旧車が車庫入れする時に「ガガガッ!」と音を立てていますが、そういう時はクラッチを切ってすぐにシフトするのではなく、3秒くらい間を置いてから踏めば良いのです。



















このブログの内容は自分が理解するために自分なりに解釈したものなので、他の方にはわかりにくいかもしれません、、、



しかし、1年前の自分はこの事を知らずにギアを何度も鳴かせていたので、、、



その時の自分にこのブログを読ませてやりたいです。。。(泣)











147に乗っていた頃の私は、ダブルクラッチなんてただのカッコつけ、と思っていましたが、


75に乗り始めて、ダブルクラッチというのは、機関をいたわるための運転技術の一つであるという事に気付きました。



これは75から教わった事です。






しかし、この教えを説くために、我が75の2速のシンクロがダメになりました〜(笑)









(シンクロがしっかりしているクルマではダブルクラッチは不要です。ヘタにやると逆にシンクロを摩耗させてしまうこともあるので注意です。。。)
Posted at 2016/10/06 01:15:06 | コメント(9) | トラックバック(0) | クルマの話題

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何シテル?   06/04 21:27
マスターと申します。 アルファロメオ75、プジョー205、ルノー21などの四角いクルマが好きです。 憧れのクルマはフェラーリ ディーノ、F40、...
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