
家族で明治村に行ってきました。
「ぐっさん家」というローカル番組を見た親が急に触発されて、明治村に行きたい!と言い出したのが発端です。
私は高校生の時に一度行ったことがありました。
しかし、高校の遠足(笑)が明治村かよ〜と文句ばかりで全然楽しめなかった覚えがあります。
レトロ物に興味がなかったので、、、
今となってはレトロ物大好きなので、なかなか楽しい場所だと感じました。
明治村に到着。
入場すると最初に現れたのは
古き良き赤帯客車!
これは村内を走るSLの客車部分なのです。
出発までは時間があったので他の建物から見ることにしました。
いきなりですが、明治村の一番の売りでもある
「旧 帝国ホテル 中央玄関」から。
1923年 東京都千代田区、皇居の前に建てられた旧帝国ホテルの玄関部分を移築した物です。
非常に複雑な外観。
壁はレンガとコンクリートで覆われています。
中は赤い絨毯が敷かれ、落ち着いた雰囲気です。
柱の彫刻。
ライトという人の設計だそうですが、柱のレンガの形まで念密にデザインされていて、ものすごいと思いました。
ここまで細かくやるんですね。ちょっとやりすぎなくらいです。当時の人はこの建物を見てどれほど驚いたのか?
逆に現代の人の方が驚くのでしょうかね。
ちなみに
こちらが当時の建物に実際に使われていた部品。
全ての材料をそのまま使って移築したわけではないようですが、それに気づかないほど精巧に再現されていました。
ここで昼食へ。
村内でも人気の洋食店へ。
明治に輸入されたハンバーグやオムライス、チキングリルなどを頂くことができます。
せっかくなので昔っぽくトマトソースのハンバーグを頂きました。
次はレストラン近くの
「高田小熊写真館」へ。
右上にはSLの走る線路の鉄橋が見えますね〜
せっかくなので待ち構えて
通りかかるところを撮影!
石炭を燃焼させる匂いがまた香ばしくてイイ!!
次は「金沢監獄」
こちらは1907年の建造物。
明治時代は洋風な建物が多いイメージでしたが、このような木造建築もあったのですね。
獄中はなんだか寒々とした感じ。
次はうってかわって
「聖ザビエル天主堂」
1890年に京都に建てられた教会です。
中に入ると
すごく神聖な感じ。
偶然にも地元中学生がハンドベルの演奏をやっていましたのでしばし鑑賞。
美しいステンドグラス。
次は本命の列車たちに乗ります!
こちらがSL乗り場。
「なごや駅」
このSLは12号機関車と呼ばれる汽車で、製造から130年以上経っていますが、この明治村で動態保存されています。
今となってはSLは滅多に走るものではありませんが、明治村では1時間に2往復のペースで毎日運行しています。
これって凄いことですよ!
ワクワクしながら客車に乗り込むと、汽笛が鳴って出発!
客車は木製。
左右にユラユラ〜
信号で木枠や窓ガラスがギシギシ、ガシャガシャ、
昔の列車に乗っている気分が味わえました。
車窓から写真館が見えました。
あっという間に「とうきゃう駅」に到着。
汽車が向きを変えるために転車台へ。
手動で回していました。
SLの次は
路面電車!
京都の市電として活躍していたこの車両は日本初の "電車" です。
こちらも製造から100年以上経っていますが、毎日運行しています。
入線してきました。
車掌がトロリーポールを外しました
そして180度回して反対側へ。
今で言うパンタグラフは、かつてはこんな風にいちいち方向を変えていたんですね。
この車両はドイツ製だそうですが、木製でした。
SLの客車と同じく、車内はガシャガシャと賑やかな音がします。
それから駆動式が"吊り掛け駆動"なので、力行時には特有の唸り音がします。最高!!
ゆっくり走りながら、品川灯台に到着。
駅からすぐのところには「品川灯台」
今のお台場にあった灯台です。
扉が非常に狭く、更に中の階段はもっと狭いので、子供しか通れないんじゃないか?!と思うほどでした(汗)
このエリアには灯台にまつわる物が多くありました。
灯台の光源のランプ。
こんなカッコいいものが回ってるんですね。
昔のトイレってオシャレ(笑)
濃霧時の信号砲
これは波の高さを示す信号だったと思います。
他にも明治の光景が多数(以下略)
そして次第に辺りが暗くなっていきます。
景色は一転、ライトアップされた建物たち。
一番最後に撮った帝国ホテルの写真。
外からホテルを見て、「ああ、あんな高級ホテルに泊まってみたいな」と思う時の気持ちがこみ上げてきました。
夜に外から見た時に憧れるように思わせるデザインのような気がしました。
滞在時間5時間で、明治村の半分くらいの建物しか回れませんでした。
これはまた来年も行くしかないですね。
願わくば、帝国ホテルの玄関に75を横付けした写真を撮ってみたいものですね。
Posted at 2016/12/21 05:42:05 | |
トラックバック(0) |
旅行記