
引退鉄道を追いかける旅、3日目。
115系は、前日に記録写真を何枚か撮れたので、今度は沿線で撮りたいなと思いました。
と思って朝6時半の高崎駅周辺を歩き、いい場所を探しました。
しかし、1時間ほどの歩き回ってもなかなかいい場所が見つからなかったのです…
歩き回っているうちに115系が通り過ぎていくのを見過ごす始末…
(なんて無駄なことやってんだ…)
と焦りながら歩き回りました。
なんとか高崎問屋町駅の近くで写真を撮れそうな場所を見つけました。
でも住宅街の中なので、こんなところでパシャパシャとやっているのは恥ずかしい以前に迷惑!
「うわー…撮り鉄だ…」とか思われるのも嫌なので、結局 駅に移動して115系の入線を待ちました。
高崎問屋町駅で撮影。
LEDの表示が切れないようにS速度をなるべく下げましたが、それでも切れちゃってました。
1時間ほど待って、ようやく高崎行き普通がやってきました。
こんなマイナー?な駅ですが、私以外にも115系の写真を撮りにきた少年が1人いました。
結局は駅で停まっているところを撮るのが一番簡単だし、失敗率が低いので後悔することもなくて良いですね。
115系が行ってしまい、私も高崎へ戻りました。
3日目になり、愛知へ帰還ルートをなぞり始めます。
3日間滞在した高崎駅を後に、
前日の移動ですっかり味をしめた普通車グリーン車に乗車。
前日は1階席に座ったので、今度は2階席へ。
やはり眺めがよく、天井も高いので広々していて良かったです。
平日のラッシュ後、この時間に郊外をグリーン車で移動する、、、
なんとも贅沢なひと時でした。
しかし2階席の難点に気づきました。
それは、「他の乗客も2階を狙って座りやすい」という事です。
私としては、1人静かに座席で楽しみたいのですが、他の席で大笑いしながら雑談するオバちゃんとかが乗ってきたときは辛かったです、、、
1階席は景色とか気にしないサラリーマンの方々が多く利用するので、とても静かな方が多いです。なので私のようにひとり旅を満喫したい人は1階席の方が良さそうです。
2時間弱で新宿へ。
昨日と同じく、「スーパーあずさ」を見にきました。
縦画のE351を撮りたかったので、ホームに入線してくるところを狙いました。
陰っていますがなんとか縦画で一枚。
E351系が中央線特急乗り場に入るのも後わずかだったので、そのことを強調した一枚を撮りました。
ホームの壁には、
この様なポスターが。
お疲れさま。ありがとう。
そう言ってあげるのが1番喜ぶと思います。
よく見たらコレは素晴らしい編成だと思います。
デコが出ていない量産先行車、さらに連結器のカバーは袋みたいなのじゃないし。
初期車カッコいいです。
発車はこの位置から見送りました。
写真を撮るより、自分の眼で見送るのが吉だと思いまして、カメラはしまって発車を待ちました。
新宿を発車して、松本を目指して駆け出す姿を目に焼き付けました。
他にも新宿駅で軽く撮影。
E257系かいじ。
私は貫通扉が付いたこの顔が好きです。
隣のホームへ渡って、非貫通の方の顔。
このE257系も「あずさ・かいじ」の運用から外れる旨の宣告がされています。
「踊り子」に使われるとしたら結構似合いそうです。
E351系のない今、このE257系が私の好きな車両ということになるかもしれません。
成田エクスプレス。
コレは首都圏のいろいろな路線を走っているので、いろんなところで見かけました。
E233系は普通にとっても面白くないので、こんな感じで。
この中央線快速で東京駅へ移動。
常磐線からやってきた特急「ひたち」。
上野東京ラインの開通によりできた「品川行き」っていうのがなんだか中途半端な気がします。
「東京行き」「上野行き」という行き先はかなり減りましたね。
便利になったと同時に、東海道の始点というイメージがなくなったのはちょっと悲しいです。
私の鉄道旅も、ここまでで終了です。
あとは東海道をひたすら西へ進みます。
熱海行き普通のグリーン車に乗って熱海へ。
熱海から沼津へ移動し、
沼津からは「ホームライナー浜松」で浜松へ。
その車両がそのまま普通豊橋行きになり、
豊橋駅で下車、
駅の立ち食いそば屋できしめんを食べ、
名鉄線で地元まで帰ってきました。
東京から約6時間かかって家に到着。
本当に鉄道三昧の3日間でした。
こんなの久々、むしろ初めてでした。
見たかった車両は見れたし、乗りたかった車両には乗れたし、満足のいく旅でした。
最後にちょっとしたまとめを…
今年のダイヤ改正でなくなる、“なくなって欲しくない”電車たち。
それらを見ることが今回の旅の目的でした。
189系で感じたのは、昔ながらの特急列車の味でした。
快適なリクライニングシートや大きな窓、心地よく静かな走行音、列車名を彩るヘッドマーク、車内に流れる「鉄道唱歌」、そして誇らしげに掲げられた“シンボルマーク”。
趣とか懐かしさを感じられるモノは希少になるばかりの時代です。
この電車を見て喜んだりワクワクしたりするのは鉄道好きだけではないハズです。
便利な新型車に勝つ唯一の手段である“趣と懐かしさ”を備えている、
そんな189系です。
115系では、電車らしさを味わいました。
昔は全国の路線でこの形の普通電車が走っていました。
1番利用するのは特急ではなく、この様な普通列車。
だからこそ、妙な安心感があったり、懐かしさがあったりします。
それは、ガタガタいう窓や、うるさいモーター音や、音質の悪い車掌の案内放送など、何気ない部分が合わさって生まれているのかもしれませんね。
そして私が1番好きだったE351系。
初めて見て乗ったのは小学生の時、二駅だけ乗車しました。
名にスーパーと付くだけあって特別な感じがしました。
一緒に乗ったはずの母親は覚えていないといいますが、私は覚えています。
それと、親戚と行った長野旅行で乗りました。振り子電車の独特の乗り心地に酔ってしまい、辛い思いをしました(笑)
まあなんだかんだでいい思い出です。
私は長野県が好きで、よく旅行に行きました。その度にこのスーパーあずさを見かけました。
そうすると「ああ、長野に来たんだ」とそう思わせてくれました。長野県=特急あずさ、そんなイメージがあります。
大都会を12両編成で駆ける姿や、山の中で車体を傾けながら減速せずに走る姿はカッコよかったです。
2018年3月17日をもって、ダイヤは改正してしまいました。
これらの車両は消え、、、
いや、、、
、、、ココロに永遠に残ることでしょう (*^ω^*)