買い物にお出かけしたついでに、なんでかVWのディーラーへ立ち寄りました。
対応してくれたお姉さんがじつに感じの良い方で、あれよあれよとトゥーランに試乗することに。このお姉さん、本当に丁寧な方で、夫婦のそれぞれに名刺を出してくれたのは、過去に回った各メーカーのディーラーで初めてでした。とくに、挨拶の基本が出来ていないMツダ某店の諸君は見習うといいと思うよw
で、短いコースを試乗。ちなみに、方向指示器を動かしたつもりがワイパーというお約束は、最初の一回だけで済みましたw
感想は「イイわ」が第一声。これで1.4リッターというのだから、ダウンサイジングターボ、おそろしい子。
低回転で充分に加速してしまう点に驚愕。1500rpmというアイドリング+チョイの回転域で充分な加速が得られてしまうので、シグナルスタートからたいして踏み込まずとも巡航速度に到達する。気のせいかと思ったが、帰宅後にカタログのトルク曲線を見て驚き。
まさに台形パワーならぬ台形トルクだわ。お前はNSRかw
車内の静粛性も格別。日頃、低扁平率タイヤに慣れてしまっているとはいえ、それを差し引いてもロードノイズの小ささには感動。そして日頃の発狂源である室内の異音も皆無に等しい。試乗車は6000kmを経過しているので「新車だから静かなんだよ」という言い訳も通らず。ドアヒンジ一つ見ても、設計が違うしなぁ……。
足回りも素敵。たぶん国産ミニバンに慣れていると「ちょっと硬い」と言われそうなフィーリング。でも、過剰なロールもないし、ウチみたいに車高調入れて「ピョコピョコ」くるのとは違う。なんというか「ピョン」が1回で収まるフィーリング。品が良い硬さ。あと、トーションビームと違ってリアがバタバタ跳ねる感覚が無いのも好みかも。これならば、乗り心地のために足回りをいじる必要は無いなぁ。見た目は気になるがw
いっぽう、気になった点も。
まず3列目が最悪。大人(というか中学生以上)が乗ると体育座りになってしまう足つき面の高さ。4リンクサスゆえ、床が高くなってしまうことの弊害か。揺れはコンフォータブルなのに着座姿勢が最悪で、そう言った意味では「3列目は80系ヴォクシーのほうが乗り心地が良い」と言わざるを得ない。普通に座れるのは、小学生までが限界でしょう。
慣れが必要なウィンカーとワイパーの位置関係。右ハンドルだけに混乱しやすい。これは、言っても仕方がないか。
貧乏人ゆえ、ハイオク仕様車というのも少しだけ気になる。今のヴォクシーの燃費が通年で8.0km/㍑なので、ハイオクとの価格差を11円/㍑で計算すると、8.6km/㍑は走ってくれないと帳尻が合わない。じっさいターボをブン回したら、どうなるんでしょうね?
あと、好みの問題だけれどデザイン。丸っこくて、かわいい(カミさん談)。でも、私は好きじゃないw まぁ、70系もデザインが好きで入手したわけじゃないし、見かけより中身重視なので、そのへんは気にならないんですが。
外車は維持費が高いというけれど、じっさいどんなもんでしょうかね。
なんだか、3列目以外、致命的な欠点が見付からないというオチ。
うーん、ちょっとだけ浮気心?w
まぁ、お金ないんで、衝動買いは出来ないんですけどねw
【追加】
あと、気になった点がもう一つありました。
0スタート時のアクセルフィーリング。低回転でトルクフルになるせいか、ガッコンといきなり加速してしまう感じ。プログラム書き換え前のカックンスタートヴォクシーより衝撃があるかも。新幹線のようにゆったりとした発進は、ちょっと慣れがいるかもしれません。
Posted at 2014/09/15 22:26:41 | |
トラックバック(0) |
試乗・展示会 | 日記