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かーせんのブログ一覧

2010年03月28日 イイね!

ABCテレビによるトヨタ報道の教訓

もう1ヶ月も前の2月23日(火)のブログ(下記リンク先)で取り上げた、ABCテレビのトヨタ車報道の嘘っぱち加減がようやく報道されているこの頃ですね。

最近、ブログを書く時間を確保できなくてなかなか書けませんでした。

タコメーターの回転が急にビューンと上がる画像が差し込まれていて、「いかにも編集しているな」とは思いましたが、まさか本当に編集の仕業だったとは(笑)。


素人の予想が当たった!と小さな自己満足を覚えつつ、感じるのは「ABCテレビ」という、「世間一般には「信頼できる」とされている企業」が、簡単に嘘っぱちな行為をする事実。そして、そんな行為も、国境を問わず、市民(有権者)は簡単に信頼してしまう怖さ。それに乗っかる政治家の怖さですね。

「情報は鵜呑みにしてはいけない」

南イリノイ大学の教授氏やABCテレビリポーターの軽率な行為は、そんな教訓を与えてくれますね。

もしくはそこから発展させれば、「情報に踊らされないような軸を自分に身に付けよ」という教訓でしょうか。


所詮は、マスコミなど営利企業。記者もサラリーマン。フリーランス記者がいたとしても、生活をかけている。
情報とは、恣意的なものだということを、認識の根底においておくことが重要なのだ、と考えさせられます。

大マスコミ?有名マスコミ?広告収入によって経営が成り立っている集団。また、365日24時間世の中に溢れる情報を処理するという仕事だから、1つ1つの報道は底が浅くなるのも必定。
また、ニュースを作るという仕事をこなすため、他誌の報道に追従した記事を作る、ということも必定。


なんか情けなくなるのは、2月23日のブログにも書きましたが、そんな報道に見事にコロッと乗っかり、国土交通大臣が、現行プリウスの電子制御を「サービスキャンペーン」でもなく「リコール」させてしまった事ですね。
ブレーキオーバーライドという、もっと安全に関わり得るであろうシステムよりもプリウス問題の過熱報道に乗っかってしまったことが。
経済産業省もトヨタをバックアップしなかったと思えますし。

やはり前回も書きましたが、自分はトヨタの車には魅力を感じません。しかしトヨタは日本に本店を置く、日本の企業であり、多くの日本下請け企業とその社員・家族の生活を支える大企業。

批判されるべきことは批判しつつも、安易な情報により、ピントがずれた圧力をかけることや、政府がバックアップしないことは、政府の能力の弱さを個人的に感じます。


トヨタ自動車がこちらのリンク先にあるように、米国にて反論もしていますね。
http://www2.toyota.co.jp/jp/news/10/03/nt10_0307.html

「ショー」を作り上げてしまったABCテレビ関係者は、正当に処分されて貰いたいものです。
Posted at 2010/03/28 16:26:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマの報道 | クルマ
2010年02月23日 イイね!

ABCニュースの動画~米国トヨタのアクセル問題

米国クルマサイトの「Leftlane」に、ABCテレビの動画とやらが載っていました。

曰く、大学教授が、トヨタ車の「ドライバーが意図しない急加速」を再現した、とか。

動画によって、その様子を見ることができます。

米国市民はこのようなニュースを目にして情報を鵜呑みにし、米国自動車メーカーの保護を図る米国議員はこのようなニュースを材料にして世論を自らの主張に適うように持っていこうとしているのでしょうね。

英語をよく聞き取ることができず、断片的な情報でブログを書くことに抵抗を感じつつ書くとすれば(汗)、けっこうツッコミどころ満載の動画だなぁ、というのが自分の感想です。

映像のテスト車は、トヨタのアバロンですね。
かつて、日本でも先々々代が販売され、先々代は「プロナード」として売られていましたね。FFのトヨタのセダンの最高峰として。北米企画のラージサイズ。
ベンコラ(フロントベンチシート+コラムシフト)でフロントに3人座ることができ、ホンダの短命ミニバン「エディックス(欧州名FR-V)」もかくやの6人乗りができたセダン。まさにアメ車。アメリカの消費者のために、日本のトヨタが開発・生産した(している)セダンですね。

ABCテレビのレポーターが運転席でステアリングを握り、助手席に大学教授氏が座っています。

そして、よく分からないですが大学教授が持っている装置にコードをつなぐと、アバロンが、ABCレポーターが意図しないのに急加速。ワォみたいな。

タコメーターの針が急上昇する画像が挟まります。

うーん「編集して画像をつなげている」とも突っ込めなくはないですねぇ。

そして、本文にもありますが、トヨタのアバロン1車種のみを紹介して、「トヨタの電子制御の設計に不備がある」と結論づけています。
本文では、「トヨタ・マトリックス」も欠陥がある、と書かれています。

しかしあれ、同じ工場で、同じラインで生産・販売されているGMのポンティアック・ヴァイブには問題がない、と結論付けられているようですねぇ。
「GM車では同じような現象はおきなかった」みたいに書かれていますので。

しかし、外板パネルの一部を変えただけで、同じラインで生産されているトヨタ・マトリックスとポンティアック・ヴァイブの電子制御に違いがある、と結論付ける理屈がわかりません。


またそもそも、ABCテレビはトヨタ・アバロン1台をテストしただけで、そのほかのメーカーのテストはしていない。
同じテストを、フォードのトーラス、いやGM大宇によるシボレー車や、オペルベースのシボレー車、あるいはフォード車でもみてみたい、「急加速しない」という画像を見てみたいですが。

「アクセルとブレーキを同時に踏んだときにブレーキを優先する」という制御ロジックとやらを、トヨタ車が採用しておらず、ほかメーカーは採用している、という報道は何日も前から日本語メディアにもありましたが。

自分の英語力では、この動画ではその点への言及は聞き取れませんでした。


しかし、ABCテレビという、影響力が大きいであろうメディアがこのような映像を放映したとなると、けっこうセンセーショナルなことになりそうですね。

そして、この大学教授氏は、今週金曜日の公聴会に出席するのだとか。
米国の世論は、かなりの脅威になりそうです。

また、この映像はあくまで「意図しない急加速」であり、「フロアマットがずれてアクセルペダルを押す」ことと「ハイブリッドカーのブレーキに違和感がある」という2つの問題とは全く関係ないと思います。
しかし、なんだか同時期に発生した一連の問題から、ひとくくりにされているような印象も受けます。


さて個人的に理解できないのが、現在の民主党政権の姿勢です。

トヨタという会社は、日本という国に有数の法人税を支払っているし、部品メーカーを含めて有数の雇用を抱えているし、関係企業を含めて有数の経済活動の根源になっている企業。

国土交通大臣は、トヨタに批判的と取れる発言をしているそうです。
経済産業大臣は、特にコメントが報道されません。

自分は、トヨタ車には魅力を感じません。しかし、日本の利益を考えると、批判すべきことは批判しつつも、最終的に自国の企業であるトヨタが傾かないようなことを政府はするべきと思うのですが。
報道されないところで、いろいろな手を尽くしているのかもしれませんが。

報道などあくまで、営利企業であるマスコミ会社が営利のために行っている情報発信に過ぎませんからね。記事の文章を埋めたり、番組の尺を埋められるような話題であれば、面白おかしく取り上げられているに過ぎないのかもしれませんから。


そうそう、最後にこのレポーターと大学教授氏。「安全」を論じるならばヘッドレストの高さをきちんと合わせろ!
これが最後のツッコミ所ですね。「ヘッドレストの中心を耳の位置に合わせる」というのが、衝突時のむちうち被害軽減につながる、というのが一般論のはずですが。
この映像はあくまで「ドライバーが意図しない急加速」がテーマとはいえ、影響力が大きいであろうメディアのものなのですから、気をつけて貰いたいものですね。
Posted at 2010/02/23 23:57:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマの報道 | クルマ
2010年02月10日 イイね!

日本経済新聞大丈夫か?!~プリウス等リコール関連記事にハテナマーク

「日本一の広告主」と呼ばれ、日本において一番広告宣伝費を使っているというトヨタ自動車。
それがゆえに、マスメディアでは批判的な報道が目立たないトヨタですが、最近はメディアらしく(?)、右へ習えのように、トヨタの報道が続いていますね。
個人的には、ここ数日のプリウス等ハイブリッドカーのABSプログラムの問題と、米国等海外におけるプリウスとはまったく関係ないモデルのブレーキペダル大量リコール問題とがごっちゃにされ、過熱した報道だなぁとも感じるのですが、これまで批判にさらされることが少なかったトヨタにはこれも良い薬のようにも思います。


さて、タイトルの件。

自分は、日経産業新聞を購読し、通勤時に駅のキオスクで日本経済新聞を買う、というサイクルで基本的に情報を仕入れています。

そして、本日2月10日(水)14版の日本経済新聞の3面「総合」欄に、おやや??という記事がありました。

見出しは「信頼回復へ陣頭指揮 トヨタ社長、リコール問題で会見」というもの。
2月9日(火)に行われた、トヨタ自動車の豊田社長自らの2回目の記者会見に関する記事でした。


日本経済新聞曰く・・・

本文にはこのような記載が。

「・・・凍結した路面などで横滑り防止装置(アンチロック・ブレーキ・システム)」が作動した時、油圧ブレーキが利くまでの時間が通常より・・・」

んんん???!


また隣の「Q&A」欄にはこのように。

「Qトヨタのハイブリッド車にはどんな問題があったのか。
A タイヤの横滑りを防止するABS(アンチロック・ブレーキ・システム)の制御プログラムに問題があった。・・・」


おややや????!


ABSの説明が、なーんかおかしいような。。。

「横滑り防止装置」は、「ESC(エレクトリック・スタビリティ・コントロール)」、トヨタでいる「VDC(ヴィークル・ダイナミクス・コントロール)」の事では?電子制御により、4つのタイヤを個別に制御して、車体の横滑り等を防ぐ電子制御の安全装備では。

そして、ABSとは、「アンチロック・ブレーキ・システム」という名前のとおり、急ブレーキ時に、タイヤがロックしてしまうことを防ぎ、急ブレーキとハンドル操作を両立させて危険を回避する装備かと思うのですが・・・。
路面の状態によっては、ABSによって車体の横滑りを防ぐこともあるかもしれませんが。


日本経済新聞の記者さんよ、大丈夫?!
毎日新聞等とは異なり、日本経済新聞は匿名での記事ですが、新人さんでも担当しているのでしょうか。
新聞社も企業であり、記者もサラリーマン。異動により、不案内な分野の記事を書くということもあるかもしれません。
それにしたって、上司という存在が記事をチェックするでしょうに。しかも3面という位置の記事。


参考までに、トヨタは本件リコールをどのように発表し、また国土交通省はどのように発表しているか見てみました。
リンク先は、国土交通省のURLになりますが、ABSとは書いてあるが、ABSが「横滑り防止装置」とはどこにも書かれていません。
日本経済新聞のこの記者さんは、なにをもってこのような記事を書いたのか・・・。
それなりの信頼を寄せられているであろう媒体ですが、心配ですね。


ちなみに日本経済新聞は、2010年年初の特集でも、「2010年の展望」として「プリウスのような世界的ヒット作品の登場が望まれる」みたいなことが書かれていました。

はてプリウスは欧州や中国やインドでヒットしていたっけ・・・?と新年早々に首をひねったのですが、今年の自動車担当の記者は、ちょっと危ういかも知れませんねぇ、日本経済新聞。
Posted at 2010/02/11 00:20:16 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマの報道 | クルマ
2010年01月14日 イイね!

1/13日本経済新聞記事の○と×

去りゆく愛読雑誌「NAVI」風に…。
マスメディアはピンキリだなぁ。また、1つのメディアでも更に細分化するほどピンキリだなぁという話題です。

私は、日常的に取ってるメディアは2つ。日経産業新聞を購読し、日本経済新聞をキオスクで買ってます。
たびたび取り上げてますが、前者は、後者の企業欄を凝縮しているかのような内容が魅力に感じています。

さて、後者こと日本経済新聞。
個人的には、その他の全国誌より好きで買ってます。クルマ記事は、日経産業新聞に比べればかなり劣るし、もちろん日刊自動車新聞に比べれば天地の差。

基本、マスメディアだから的外れに感じますが、たまに良い記事も。



昨日1月13日(水)の日本経済新聞には、○な記事と×な記事とが有りました。

NAVI風に…。


×:ホンダCR-Zに関する小さな記事にガッカリ。
同車の紹介に、「ハイブリッドカーながらスポーティーな…」と書いてあった。
この「ハイブリッドカーながら」の「ながら」にガックリ。
「ハイブリッドカー=スポーティーではない」という価値観に基づいているようですね。
広告代理店や他のマスメディア、一般市民らしい価値観でしょうか。
4.4リッターV8エンジンのハイブリッドカーであるBMWのアクティブハイブリッドX6を認知しろ!とまではマニアックな意見過ぎるかもしれませんが、何年も前から「ツインパワー」を謳い文句にパワーを強調していたトヨタのハリアー・ハイブリッド/クルーガー・ハイブリッドは忘れちゃいまいて。

ハイブリッドカーとドライビングプレジャーを対立要因と捉える日本社会を良く表しているように感じました。



○:一方、別の面にあったデトロイトモーターショーの記事に萌えた。
「識者の視点」みたいな囲みの人選が、山口京一さんと川端由美さん。
個人的は、うーんナイスチョイス。
しかも山口京一さんの解説に「フォードが最近強化し欧州でも流行しているガソリン直噴ターボエンジンは、日本メーカーは出遅れている」との記述。

全国誌の日本経済新聞にこのコメントがあるとは、なかなか画期的だと思いました。
「プリウスがある日本メーカーは磐石だ!」みたいな世の中の雰囲気に釘をさしている。
この記事の担当者に、○。
1つの新聞でも、ピンキリですねー。




ちなみに、日にちを失念したんですが、先週か先々週の日本経済新聞には更に苦笑の記事がありました。
新年に、「2010年の展望」みたいな記事にあった一文。

曰く、「日本にはプリウスのような世界的ベストセラー製品があり…」

いやいや、プリウス=世界的ベストセラーではないかと…。

異常過熱の日本だけでは?


ピンキリの極端な記事かもですが。
数日後の別の記事には「トヨタ・プリウスも世界的には売れてるとは言えず」みたいな記述もありましたので。

顔が見えないマスメディアにも、色んな記者がいるんですねー。
Posted at 2010/01/14 23:11:50 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマの報道 | クルマ
2010年01月13日 イイね!

見出しに疑問・・・毎日新聞のトヨタEV記事

Yahoo!ニュースのトップに「トヨタ 米国にEV大量投入」と踊っていましたが。。。内容を見ると、???な記事ですね。

自動車専門誌ではないマスメディアのクルマの報道の、内容の薄さが垣間見えます。だいたいこんなものなのでしょうが。

「大量投入」と言っても、「1,000台では済まない数」とありますが、日産リーフは世界戦略車でウン万台規模での生産・販売を計画していて、かなり見劣りしています。

また、将来の米国市場でのEVの展望についても、踏み込みの浅さを感じますね。
トヨタの方の言うとおり、EVは近距離向けでしょうが、北米で呼ばれているという「N-EV」(Nは近所(Neibour)のN)には言及せず。
また、レンジエクステンダー型(航続距離延長用エンジン搭載型)ハイブリッドも言及無し。

これで、一般の消費者の多くは、「大マスコミの毎日新聞が言っているから」という理由で、「トヨタはEVでも世界をリードする!」とか「トヨタは安泰!」と安心してしまいそうですね。

ペンの威力は大きいだけに、もうちょいと配慮すべきと感じるのは、クルママニアが故でしょうか。。。
Posted at 2010/01/13 12:44:47 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマの報道 | クルマ

プロフィール

はじめまして。 車歴3台。 1.日産ラシーン(初期型)中古。AT。 2.マツダ・アクセラスポーツ15C(BK・2006年式)新車。4AT。 3.マツダ・...
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