引き続き、ジュネーブモーターショーのアウディネタ。
昨年10月のフランクフルトモーターショーから、アウディはEVにe-tronの車名を冠するコンセプトカーを、3台も登場させましたね。
怒涛の展開。
R8クラスの、脅威のトルク4,000Nmの最初のe-tron。
次に、北米で発表された、TTクラスのe-tron。
そして、ジュネーブにてベースのA1が正式発表したばかりなのに、そのA1をベースとして、3代目のe-tronが発表。
何年も前からシナリオが作られていたようにも思えるほどです。
日本メーカーには、ここまでのシナリオライターがいないような・・・。
それはさておき、マツダ党としては、このA1e-tronのパワートレーンには非常に非常に注目するしかありません!
駆動は電気。
そして発電用に内燃機関のガソリンエンジンを搭載する。
すなわち、「シリーズ式ハイブリッド」。いや、「レンジエクステンダー(航続距離延長装置付き)EV(電気自動車)」。
北米デトロイトスリーも、2年ほど前から発表していますよね。
そして、発電用の内燃機関が、ロータリーエンジン!!!!
アウディの前身、フォーシルバーリングス(エンブレムの4つの輪っか)のひとつのNSUというメーカーは、ヴァンケルユニットこと、ロータリーエンジンをその昔発売していたのでしたっけ。
いまや世界では日本のマツダしか市販車に搭載しておらず、先行きが危ぶまれているようなロータリーエンジンを、レンジエクステンダー型EVの動力源として復活させるとは!
全くもって予想外でした。
1ローター。コンパクトなエンジン。
短距離シティーコミューターか、200km程度の中距離用のクルマ向けとすれば、車体を小さくできる、もしくはエンジンルームを小型化してクラッシャブルゾーンに振り向け安全性能向上も図れると、非常に合理的に思えます。
ロータリーエンジンに関する特許収入が、マツダに入ることを期待しちゃうマツダ党です・・・(笑)。
ぜひ市販化して、側面的にマツダを応援して貰いたい。
いっそ、提携してもらいたい。
ちなみに、マツダが岩谷産業にリースしているプレマシーベースのハイドロジェンRE(でしたっけ)も、いわばレンジエクステンダー型EVですよね。
水素ベースの燃料電池であることにより、市販化のハードルが高いことと、水素タンクを収めるためにミニバンのプレマシーをベースとせねばいけないことが玉に瑕な一台。
このアウディA1e-tronは、マツダのロータリーエンジン存続のための非常に示唆に富むコンセプトカーなのではないでしょうか?
すなわち、レンジエクステンダー型EVの動力源としてロータリーエンジンを採用。水素にこだわらず、通常のガソリンを動力源として。
そして副産物として、RX-8の後継なりRX-7なりのスポーツロータリーエンジンの延命・発展にも役立てる、みたいな。
マツダの開発者のコメントを聞きたいですね!
Posted at 2010/03/02 23:35:14 | |
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