• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

かーせんのブログ一覧

2009年06月30日 イイね!

ビアンテはそれ程快挙じゃありませんでした。

昨日29日の日記で、マツダのミニバン・ビアンテを礼賛しましたが、間違いでした…。
ESC(横滑り防止装置・マツダ名DSC)は、2リッターFFの全車標準ではありませんでした。確認不足でお恥ずかしい限りです。

ビアンテのグレード構成は、ポート噴射の直4・2300CCエンジンを積むグレードがトップにあり、その下に、DISIこと直噴の直4・2000CCエンジンを積むグレードがある。
そして、その2000CCグレードのFFは「20S」と、それより30万円くらい安い「20CS」というグレードに分かれる。

そして、新型アクセラから搭載が始まった、アイドリングストップ機構のi-Stopと、それに伴い付くESCは、高い「20S」にしか付かない。しかも、安い「20CS」には、オプションでもESCを装着出来ないようです。

期待してしまいましたが、マツダもビアンテも、まだまだ悪しき国産車の慣例から脱していないみたいですね。


アクティブセーフティたるESCと同じように、パッシブセーフティたるサイドエアバッグとカーテンエアバッグも、安いグレードにはオプション装着出来ないし。

買い手に対して、安全性を高める選択肢も与えないのは、悪い習慣ですね。

生産ラインとか、作業手順の都合がありのかと想像しますが、買い手の安全より優先しちゃうのは、共感出来ません。


いずれにせよ、マツダを応援することに変わり無いので、ぜひ環境に続き安全性でも、他の国産車をリードして貰いたいです!
Posted at 2009/06/30 19:54:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | 安全装備 | クルマ
2009年06月29日 イイね!

マツダ・ビアンテの快挙

国内市場における国産車の安全装備の話し。
今日はESCこと横滑り防止装置について。

もう1週間以上前になりますが、今月20日あたりの日刊自動車新聞で、マツダが新型アクセラの2リッターFFにESC(マツダの名称はDSC)を標準化した、という記事が載っていました。けっこうな文字数を割いた記事でした。
図書館にすら滅多に置いていないマニアックなメディアですが、マツダとともに、記事にした日刊自動車新聞の見識も感じますね。
記事によれば、マツダのESCはドイツのコンチネンタル社からの調達とか。ESCといえばボッシュのイメージが強かったですが、当然のことながら扱う会社は他にもありますよね。

そんなアクセラのESC、初代とは違い、最量販かつ廉価な1500CCのグレードにはメーカーオプション装着が出来なくなったのは、交替。
デミオが先代から現行にモデルチェンジしたときもそうでしたが、マツダの国内販売担当の人は1500CCにはESCは不要と考えてるのでしょうか。
廉価なクルマこそ、クルマを飛ばしがちな若者が買い、定員満載でスピード出しすぎ…とかのシチュエーションも考えられると思うのですが。
ってこのクラスは、マツダに限った話しじゃないですがね。


さてアクセラは一長一短な進歩をした一方で、そのアクセラのモデルチェンジから半月ほどで、ミニバンのビアンテに注目すべき改良が加えられましたね。

新車記事の紙面を飾るのは、新型アクセラから搭載されたアイドリングストップ機構ことi-Stop。
一時はビアンテへの搭載は今年の秋頃という予想記事が多かったですが、アクセラの半月後に投入とは思った以上に早く、驚きました。
しかし、市場の状況を見れば、ハイブリッドフィーバーに始まり、エコカー大合唱の報道やPR合戦にあることから、ハイブリッドカーを持たないマツダが、エコカー報道に乗り遅れまいとする戦術なのかと思います。
i-Stopの作動条件の1つには室内温度があるらしく、容量が大きなミニバンでの作動割合がどの程度になるかは未知数ですが、燃費向上には繋がるでしょうし、直噴化でパワーも上がるでしょうから、歓迎しない理由は無いかと思います。


さてしかし、話題になりそうなそんなi-Stopもさることながら、個人的に大注目なものがあります。

それが冒頭に書いた、ESCが2リッターFF全車に標準装備とされたこと!

i-Stop装着の副産物で標準装備となったらしいのですが、讃えられるべきことだと思います。
日本市場の国産車、特にビアンテのクラスにはESC標準装備など、夢のまた夢のような状況なので。
ビアンテのクラスとはすなわち、トールタイプのMクラスミニバンとでも言いますか。
具体的には、トヨタのノア、ヴォクシー。日産のセレナ。ホンダのステップワゴンですね。

ビアンテもそうでしたが、このクラスの国産車は、値段の割に室内スペースは広く、最大8人が乗車出来るなど、一見コストパフォーマンスは高い。
しかし、安全装備という視点から見ると、一見高そうなコストパフォーマンスが一気に見劣りしてしまう。

ESCなんて、オプション装着すら出来ないモデルが半ばこのクラスの国産車常識かのような感じですね。

背が高くて重心が高く、しかし5ナンバーサイズがクラスの標準と化していて幅は狭く、重心は不安定になりやすいと思われるクラス。

また使用条件は、運転手1人だけの乗車から、8人満載の乗車まで、幅広い荷重がかかり得るクラス。

そして、重心が高く、定員満員のこのクラスのミニバンが、もしも制御を失ったら…。
シチュエーションの例としては、路上の障害物を避ける急ハンドル、スピードが高すぎるコーナーへの進入、雨天時など滑り易い路面でのハイスピード走行…。

起こってはいけないもしもの事故。背が高く乗員がたくさんの乗員が乗れるミニバンは、そんなもしもの事故が起きた時、悲惨な目に遭う人の数は、例えば5人乗りで背が低いセダンよりも増えてしまう。

悲惨な事故につながるリスクが高いと思われるミニバン。
しかし言い方を変えれば、挙動を安定化させるESCを装着させることで、安全性を向上させる度合いが高いということ。
安全性の「伸びシロ」が高いとでも言いますか。

カタログの見た目の安さを優先させるためか、国産車にはほとんど標準装備もされず、メーカーオプションによる装着の機会すら消費者に与えてくれない車がほとんどのこのクラス。

そこに、一気に標準装備としたビアンテは快挙ですね!

しかも、二種類あるエンジン排気量のうち、小さい方の2000CC(ただしFFのみ)に標準装備というのが偉い。
日本市場の国産車は得てして、オプション装着可能だとしても、値段か高いグレードでしかオプション装着も出来ないことが多いですからね。


マツダにはぜひ、ESCのPRを頑張って貰いたいです。
折しも世間の雰囲気はエコ、エコ、エコ。
i-Stopを足掛かりに、一緒に展開するESCの有効さを世間に広めて欲しいです。

ハイブリッドカーは今はなくても、他メーカーが展開してない商品展開をすることは、差別化のチャンスかと思います。

ZoomZoomに、エコと安全を加えて、がんがん差別化して発展していって貰いたいです。


まあそんなマツダにも安全装備の上ではまだ足りない点はあり、トヨタや日産が標準装備化を進めているサイドエアバッグとカーテンエアバッグは、オプション装着すら出来ないグレードも依然ある。
また、かくいうビアンテもそうですが、定員分のヘッドレストと3点式シートベルトは、まだ装着出来ないクルマがたくさん。

ESCで他の国産車メーカーより先に行けそうなんだし、このまま更に充実させて貰いたいですねぇ。

i-Stop&ESCも、アクセラのエンジンルームには装備出来ないらしいですが、2300CCノンターボと2300CCターボのミニバンにも展開して貰って、ぜひ。


願わくばマツダのZoomZoomに、より日が当たることを…。
Posted at 2009/06/29 18:06:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | マツダ車 | クルマ
2009年06月28日 イイね!

ぶっちゃけたルノーの記事

先日、日本でのルノーが心配だ、という日記を書きましたが、同じようなタイミングで車雑誌にぶっちゃけたルノーの記事がありました。

26日(金)発売の「NAVI」に書かれていた、ルノーのSUVコレオスの試乗記事について。
記事を書いたのは、大乗フェラーリ教の教祖であり、首都高ジャーナリストでもある清水草一。
好みが分かれそうな文章だとは思いますが、個人的には、独特のいい加減さが人間臭くて好きな自動車ジャーナリストの1人です。

そして、このNAVIのコレオスの試乗記では、かなりぶっちゃけた書き方で、日本におけるルノーの事を書いていました。
歯に衣着せぬぶっちゃけた書き方に、思わずウケてしまったので紹介してみます。


記事の書き始めは、「ルノーは日本市場で比較的善戦している、といっていい。」と何だかポジティブな一文。
本当にそうか?といきなり首をかしげるが、続いて読むとこんなふうに続く…。
「ディーラーは日産の間借りで輸入車らしいセレブ感は皆無だし、日産から出向した営業マンは、やる気に欠けると評判だ。」

と、正に先日自分が書いたようなことが全国で売られる雑誌にぶっちゃけて書かれていて、驚き、同意し、掲載するのはNAVIらしいなと思いました。

輸入車ディーラーに行くと、その製品を取り上げた自動車雑誌を店内に置いてある店がありますよね。
でもこの号のNAVIがルノーのディーラーに置かれることはないだろうな(;^_^A


ちなみに、この記事の続きは、「それでもそこそこ売れているのは、ひたすらカングー人気による。2002年の日本投入以来、常に絶対的エースとして君臨し、現在も販売の約6割はカングーが占めている。カングーは黙っていても売れるという。」となっていて、冒頭で紹介される営業マンのやる気のなさを皮肉ってるようでもあり、個人的にはかなりツボにはまりました。

その後は、そんな大黒柱のカングーは本国で新型が売られていて、いずれ現行カングーは消えるという「ルノージャポンとしては、考えるのもおぞまし」い状態に陥り、「早くカングーの一本足打法から脱したいに違いない」。
そして、「しかしトゥインゴはいまひとつ。」とこれまたぶっちゃけ、「次の一手はコレオスだ。」と、コレオスの試乗記事の本題に入るという構成。


クルマ雑誌の新車試乗記事って、えてして、カタログやプレスリリースに書かれてるようなスペックを紹介し、当たり障りなく誉めて終わり、ということが多い。個人的にはそのように感じるのですが、NAVIの記事は批判すべきと感じたことは記事にすることも多く好きです。
そんな中でも、このコレオスの記事はぶっちゃけていて面白かったです。


コレオス、値段はVWのティグアンよりかなり安い。キャラクターは立ちそうだから、売れるかなぁ。
販売の現場がしっかりすれば、少しは期待できるでしょうか?
Posted at 2009/06/28 23:56:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 新車記事 | クルマ
2009年06月26日 イイね!

ルノーへの期待と不安

先週19日か20日の日刊自動車新聞に、ルノー・ジャポンが今後日本市場に投入する新車の記事がありました。

曰く、新型メガーヌを来年度に日本に導入する。
そしてそのパワートレーンは、1400CCガソリン直噴ターボ+CVTとのこと。
フランス車のライバルたるプジョーとシトロエンは、今年度から既に、BMWと共同開発したという1600CCガソリン直噴ターボ+4速ATでガソリン直噴ターボエンジンは先行してますが、そこに後れ馳せながらルノーも追随するのですね。

ルノーも、日本での商売を諦めたのかと危惧していたので、ちょっと安心。
日本の路上から個性的な車が減るのは、車好きとしては淋しいので。

で、勝手に何を「危惧」しているのかというと、ルノーのディーラーに行くと「本気で売る気あるの!?」と心配になってしまうこと。

以前、マニュアルのコンパクトカーに興味があって、千葉市内のディーラーにトゥインゴGTを試乗しに行ったのですが、輸入車維持のコストの高さというデメリットを妙に強調され、なんだか「おたくじゃ買えないでしょ」というような話し方をされて、非常に萎えたことがありました。
店舗も、日産の店の一部スペースだし営業担当のおじさんが一人いただけだし。

若造が1人でふらりとやってきて、アチラとしては「冷やかし客はお断り」と思ったのかもしれませんが。
しかしこちらとしては「頑張らないと買えない」けど「頑張れば買える」価格のクルマ。
他の同価格帯の輸入車だったら、MINIやアルファロメオにフィアット、アバルトなんかは、製品の魅力を積極的に訴えてきてくれて、「うーん頑張って買うのもありかな?」と思えたのですが、ルノーにその気配はなく。

千葉県内のルノーは、千葉市しかり幕張のカレストしかり、日産店舗の一部ブースになってます。

出店コストは非常に安く済ませられるでしょうが、本気で売るにはデメリットもある気がしました。

千葉の店では以前、メガーヌの隣に日産ティーダが並んでました。

一部のクルマ好きなら、見た目は似てるがプラットフォームはセグメントが違う。ティーダはマーチベースと知ってますが、車に興味ない人は、「なんでティーダそっくりの車に100万も高く払わなきゃいかんのか?」と、買わない理由が容易に出てくるでしょうね。

都内では売れてるのかな。ラグナや、メガーヌグラスルーフカブリオレをたまに見かけますし。

しかし都内で若干売れてるだけで良しとしていても、儲かる商売になるのかは疑問ですね…。心配。


日刊自動車新聞曰く、新型メガーヌ以外には、トゥインゴRS、ルーテシアRS、新型カングーに、カングーのショート版ビーポップが日本導入らしいですが、カングー以外はドニッチですね…。あ、カングー自体もニッチかぁ。



ちなみに、期待する点は、新型エンジンの日産車への導入です。
1400CCガソリン直噴ターボ!Bセグメントのホットモデルに始まりCセグメントにミニバンにと、国産メーカーの先を行き国内導入して貰いたいです。
そして、ハイブリッド以外の好燃費でファンなクルマを広めて欲しいですね!

それがルノーと日産のシナジーかと!
Posted at 2009/06/26 09:20:31 | コメント(1) | トラックバック(0) | 新車記事 | クルマ
2009年06月22日 イイね!

新型アクセラとゴルフVIの比較(安全装備編)

先々週ついに発売された新型アクセラ。
先週末に、ヨーロッパにおけるライバルであるらしいフォルクスワーゲンのゴルフVIと試乗して比較してみました。

新型アクセラのインプレッションを、世界のCセグメントのベンチマークと言われるゴルフとの比較を通して自分なりにやってみたいと思います。

まずは試乗したアクセラとゴルフのグレードと装備について。アクセラは2台乗りました。

1、新型マツダ・アクセラスポーツ・15C。
直4エンジン1500CC(ポート噴射)、CVT(セレクターレバーによるマニュアルモード付き)、195/65R15インチタイヤ(ブリジストンのBなんとかというベーシックタイヤ)。
安全装備オプション…バイキセノンヘッドライト(ロービームだけでなくハイビームも明るいキセノンヘッドライト)。

2、新型マツダ・アクセラスポーツ・20S。
直4エンジン2000CC(直噴)、5速AT(パドルシフト付き)、215/50R17タイヤ(トーヨーのトランパス)+アルミホイール。
安全装備オプション…バイキセノンヘッドライト、カーテンエアバッグ、フロントサイドエアバッグ。

3、フォルクスワーゲン・ゴルフVI・ハイライン。
直4エンジン1400CC(直噴)+スーパーチャージャー+ターボ、7速DSG(ツインクラッチトランスミッション)(パドルシフト付き)、215/45R17タイヤ+アルミホイール。タイヤ銘柄は確認し忘れ。
安全装備オプション…無し。

グレードと装備は以上のとおり。しかしゴルフにはオプション装着の安全装備が無し。
これはオプションではなく初めから標準装備されているものが多いことを意味している。
ということで、標準装備されている安全装備を比較して、アクセラとゴルフの安全性能を比較してみたいと思います。
なお、自分はシャシー性能やボディそのものの安全性能に対する専門知識は持ち合わせていない一介のクルマ好きなので、装備という視点からの比較となります。

アクセラ側から見て「1、ゴルフより勝ってる」「2、ゴルフに比肩している」「3、ゴルフより劣っている」の3つに分けてみます。


1、ゴルフより勝ってる
(1)バイキセノンヘッドライトを1500CCと2000CC両方のグレードにオプション装着出来る。
→「標準の安全装備の比較」と書きながらのっけからオプションの話題ですいません(;^_^A
が、新型アクセラがゴルフよりも勝る装備を探すと、自分が気が付けるのがメーカーオプションにしかありません。
アクセラより100万円以上高いゴルフですが、メーカーオプションでもバイキセノンヘッドライトが付かないんですよね。
自分がすんでいる成田界隈は夜になると真っ暗闇の道がざら。さらに雨が降ろうものなら、ハロゲンヘッドライトだと線が見えにくくなり怖い場面が多いです。
ゴルフはコミコミ300万円以上のクルマなのにバイキセノンヘッドライトが付かないので、都市部ユーザーならまだ大丈夫でしょうが、郊外を走るドライバーには物足りないですね。
対するアクセラは、ベースグレードの15Cにもメーカーオプション装着が可能なので、幅広いユーザーに選択の機会を与えていて優れていると思います。
しかも、先代ではハイビームはハロゲンヘッドライトでしたが、新型はバイキセノンヘッドライトという事でハイビームもキセノンに。
1500CCの国産車でバイキセノンヘッドライトを装着出来る車って、今のところ新型アクセラだけ?


(2)上記(1)に加えて、オプションながら、ステアリング操作に連動してヘッドライトが左右に動くAFS(アダプティブ・フロントライティング・システムだったか?)を装着出来る。
バイキセノンヘッドライトにこのAFSも付ければ、郊外の夜間ドライブでの視認性が高まり、安全性も高まるかと。

(3)やはりメーカーオプションながら、左右後方死角のクルマをモニタリングする安全装備を装着出来る。
ボルボで言うBLIS。マツダは上級のアテンザで初搭載されたが、Cセグメントのアクセラまで導入。
これも国産車のこのセグメントには新型アクセラにしか装備出来ないかと。そして、ゴルフにも付かない。
個人的には、マツダはこの装備をもっと強くPRしても良いんじゃないかと思うのですが。「ボルボとのシナジー効果により、国産車に先駆けて日本導入!」みたいな。
人のフンドシで相撲を取るようなことを嫌う、マツダのプライドか!?

2、ゴルフに比肩する点
(1)全席3点式シートベルトが全車標準。1500CCにも標準。初代後期型から続く美点だと思いますが、トヨタ・オーリスと日産・ティーダに差を付けていますね。
また以前の日記にも書きましたが、後席中央席の3点式シートベルトに進化が。
初代はCピラーから生えて、後席左席ヘッドレストに干渉していたシートベルトが、後席背もたれから生えるように改善。
装着が分かりやすくなった→装着率アップにつながる?かな。

(2)前席アクティブヘッドレストが全車標準。

(3)フロントディスクブレーキ(ベンチレーテッド)、リアディスクブレーキが全車標準。

(4)後席中央席のヘッドレストが全車標準。そして、この後席中央席ヘッドレスト高さ調整が一段階しか出来ないのは、意外にもゴルフも同じでした。マイナス面が比肩。

(5)ESS(急ブレーキ時に自動でハザードが点灯し、後続車に注意を促す)。
メーカーによって、ハザードが点灯する場合と、ブレーキランプを点滅させ、場合とがあるこの装備。後続車に注意を促し、追突の危険性を減らすことが目的らしい。
何年も前から、ヨーロッパ市場ではプジョーあたりから採用が始まり、最近では、ドイツ車あたりはだいたい標準装備化しているようです。
これを、日本市場の国産車の、しかも1500CCのグレードから標準装備としたマツダは偉い!全車標準装備しないと、志の高い装備も世の中に浸透しないでしょうからね。
オーリスにもカローラにも、勿論売りまくっているミニバン軍団にも採用していないトヨタや日産、ホンダにも見習って貰いたいですね。
特に、国産3大メーカーはやたらめったら3列シートのミニバンを売っています。が、3列目シートなんて、すぐ後ろがリアウインドウで、追突された時の乗員はどうなっちゃうのか…恐ろしいものです。
だからマツダには、プレマシーとビアンテ、MPVにもこのESSを標準装備化して、国産車の安全性向上を牽引して貰いたいですね!

(6)助手席シートベルトリマインダー。
これはトヨタのカローラとかから5年は遅れていますが、ようやくアクセラにも装備された。
ただシートベルトリマインダーは、助手席のがあるのはゴルフと一緒だけど、まだ見劣りするものがあるのでそれは後述。


3、ゴルフと比べて劣っている点。
(1)標準装備のエアバッグが2つしかない。運転席と助手席の。
20Sだと、メーカーオプションの組み合わせで半強制的にカーテンエアバッグとフロントサイドエアバッグが付いて、6つにはなる。でもオプション装備であることには変わりなし。
対してゴルフは、標準で9つ!
上記の6つに加えて、リアのサイドエアバッグ(左右で2つ)、更に運転席ニーエアバッグが標準で装備される。
アクセラに限った話じゃありませんが、ここは日本市場の国産車が輸入車に劣っている分野ですね。

(2)ESC(横滑り防止装置。マツダだとDSC、VWだとESPという呼称。)が、アクセラは2リッターFF(アイドリングストップ機能が標準装備される直噴エンジンのグレード)と2.3リッターターボFFのマツダスピードアクセラには標準装備だが、オプション装備すらできないグレードがある。1.5リッターFFと、2リッター四駆グレードには付かない。
ゴルフは、2グレードしか無いけど全車標準装備。
これも(1)と同じく、日本市場の国産車の悪しき伝統の範疇を抜けていなくて、残念。
売りにしているアイドリングストップ付きグレードに標準なんだから、アイドリングストップと一緒にPRすれば良いのに…と思います。

(3)後席左右席にヘッドレストは全車標準。なのは良いんだけど、高さ調整機構が「しまう」と「伸ばす」の2段階しかない。
ゴルフは、「伸ばす」に3段階の調整が出来て、幅広い体格の後席乗員が、適切な位置(ヘッドレストの中央と耳の位置を合わせるらしい)にヘッドレストを合わせることが出来る。

またまたこれも、アクセラに限った話ではない国産車の伝統的悪習ですが、国産車メーカーには「(特にコンパクトカーの)後席には小柄な乗員しか座らない」という調査結果でもあるのか?と皮肉でも言いたくなります。
またアクセラについては、このヘッドレストの形状がイマイチ。変な傾斜がついていて、頭をヘッドレストに当てて座ろうとすると、顔が上を向くという不自然な姿勢になってしまう。改善希望。
なお、2でも書いたように、後席中央席のヘッドレスト高さ調整機構は、ゴルフも「しまう」か「伸ばす」の2段階しかないので同レベル。

(4)シートベルトリマインダーが、全席分のリマインダーとなっている。
アクセラが、新型になって助手席シートベルトリマインダーがようやく標準装備となったのは既に書きましたが、ゴルフは後席3席全てのリマインダーが付いている。
この装備はフランス車のプジョーが何年も先を行っていましたが、ゴルフも追い付いた。そしてアクセラとその他大勢の国産車は、また差を広げられましたね…。
この間、アルファロメオのミトに試乗したのですが、ミトにも全席分のシートベルトリマインダーが付いていました。デミオクラスにも、欧州は続々と付けている…。

最後に、(5)。これはスゲー細かな重箱の隅なんですが、個人的には重要だと思える点です。
(5)ドアミラーウインカーの点灯状態が、運転席からドアミラーを見ても分からない。
ドアミラーウインカーは、アクセラの2リッター以上に標準装備され、ゴルフは全車標準装備される。
ドアミラーウインカーは、個人的に安全性向上に寄与すると思っています。
交差点の場面で、特にありがたさを感じる。ドアミラーウインカーを付けているクルマのドライバーとしてではなくて、その車の対向車のドライバーとして、もしくは後続の車のドライバーとして、ありがたい。
自然な目線の高さでウインカーが点灯するので、右左折しようとしているかがすぐに分かるので。

そして、この「他ドライバーに対する視認性向上」という点では、アクセラはゴルフと比肩している。後ろからも点灯状態が見えるし。

しかしながら、運転するドライバーから見たドアミラーウインカーは、アクセラはまだゴルフに及ばない。

何かと言うと、運転席からドアミラー自体を見たときに、アクセラはそのドアミラーのウインカーが点灯状態にあるのかが分からない。
対してゴルフを運転すると、ドアミラーの運転席から見た部分が、ウインカーと連動して点灯する。なので、例えば右ウインカーを点灯させた時に右ドアミラーを見れば、「今自分は右ウインカーを出している」ことが分かる。

車内オーディオやまわりの交通の音で、ウインカーの「カッチ、カッチ」という音が聞こえなくなることって無いでしょうか。自分はしばしばあります。

交差点の右左折や、レーンチェンジの時に。

んなもん、「アクセラのような場合でも、メーターに目を移せば確認出来るじゃん」というツッコミがされそうです。

でも、メーターに目を移せば、その瞬間は進行方向から視線が外れる。
交差点で停まってる間ならまだ良いでしょうが、レーンチェンジの場合などは一瞬がもしもに関わる可能性もあるかも。
特に高速道路を走っていて、ロードノイズがうるさくウインカー音が良く聞こえないときなどは、ゴルフのようにドアミラーが光ってくれるのはありがたいと思います。
光はすぐに目が認識する。
また、ドアミラーの位置は、運転中に自然と視野の端に入ってくれる。
なので安全性が高まるのではと思います。
こんな細かな部分ですが、ゴルフに追い付け追い越せで、アクセラ頑張れ!

ドアミラーウインカーの運転席からの視認性なんかは、部品メーカーと調整してわりかし早く改良出来そうですが…。頑張って貰いたいです。
Posted at 2009/06/22 12:57:12 | コメント(2) | トラックバック(0) | アクセラ礼賛 | クルマ

プロフィール

はじめまして。 車歴3台。 1.日産ラシーン(初期型)中古。AT。 2.マツダ・アクセラスポーツ15C(BK・2006年式)新車。4AT。 3.マツダ・...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2009/6 >>

  123 456
78910111213
14151617181920
21 22232425 2627
28 29 30    

愛車一覧

マツダ アクセラスポーツ(ハッチバック) マツダ アクセラスポーツ(ハッチバック)
2006年式アクセラスポーツ20S(5AT)を中古で購入しました。 2006年6月マイチ ...
日産 ラシーン 日産 ラシーン
社会人になって初めて買った自分のクルマ! 予算は数十万円ながら、何かこだわったクルマ選び ...
マツダ アクセラスポーツ(ハッチバック) マツダ アクセラスポーツ(ハッチバック)
2台目の所有車は、2006年に購入した初めての新車!同年6月のマイチェン後のモデル。 ア ...
トヨタ オーリス トヨタ オーリス
実家の車です。 ESCつき。後期型。

過去のブログ

2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation