アルピナB7ロングの続きです。
これらの点は未確認ですが、ベースのBMW7シリーズロングと同じかと思われますが、最上級サルーンとしてさまざまな装備が満載でした。
初めて実物を見たのが、写真の、窓。
静粛性やIRカットなどを狙った、合わせガラス。
2昔前のメルセデスなど高級車には定番のようですが、ほんとに(当たり前か)二枚のガラスが合わせられていました。
「おぉー」と感激。無意味に端を指でなぞってみたり。
そしてここからが、こもだきよしさんによるツアーの真骨頂。
様々な隠れ装備もしくは裏技を教えて頂きました。
まず合わせガラスであるこのサイドウインドウ。
クローズ時に挟み込みを感知すると、自動で戻る。
これは他のクルマにもたくさん装備されてる機能だろ…とは思われるでしょうが、なかなか試す機会は無いですよね。
この日は、助手席に座るこもださんが実演して見せて下さいました。
そして自分も、後席左席で試してみました。
「合わせガラスで重厚そうだし少し痛いかな…」と思いながら試すと、全く痛くない!
腕に触れた瞬間に、ウインドウはクローズからオープンに戻りました。
動きはスムースかつゆっくりと厳か!
また、高級サルーンらしく、サイドウインドウとリアウインドウには電動サンシェードがある。
さらには、リアドアのクウォーターウインドウにもサンシェードがある!
ホフマイスターキックなるサイドウインドウグラフィックを丁寧にカバーするようにサンシェードがありました。
この操作方法も、こもださんから裏技?が。
ドアアームレストにスイッチがあるんですが、ポンと押すことで、自分の席側のサイドウインドウのサンシェードを開閉できる。
しかし更に、長押しすると、全てのサイドウインドウ、クウォーターウインドウ、リアウインドウのサンシェードをいっぺんに開閉できるのでした。
これまた動作はスムース!
リアシートエンターテイメントには、前席ヘッドレスト裏にモニターが。
そして、五人乗り仕様でしたが後席中央のアームレスト(これがでかい!)を倒すと、iドライブ操作ダイヤルとスイッチが。
左右モニター別々に操作出来ました。音量も別々。
片やナビ画面、片や他のメディアも。
テレビでは、フジテレビの古畑任三郎再放送がやっていました。庶民の暮らしを思い出しました(笑)
そして車外へ出る。
なお7シリーズ。ドア内側デザインが独特でした。
グリップが見つからない!
最初は「高級サルーンだからドア開閉は人にやって貰うようになってるのか?!」とびびったんですが、当然さにあらず。
写真にでかでかと写っている艶のある木目。
これ全体がグリップになっているのでした。最初はパネルに見えました。高級…。
さて車を降りる。
ちなみにドアは、スライドドアじゃないですがオートクロージャー付き。すなわち、半ドア状態にしても車が自動でしっかり閉めてくれます。
ここでまた、こもださんから面白いお話を聞かせて頂く。
オートクロージャーには、指が隙間に挟まる、という問題も孕むのだとか。
しかし、アルピナというかBMWのリアドアは、ドアパネルとボディパネルとに隙間を確保することで、万が一指先を挟んでも、スッと抜けるそうです。
これがレクサスだと、隙間が狭すぎて、指先を挟んでしまい痛い!という声が寄せられるのだとか。
ボディのチリ(隙間)が小さいのも、メリットばかりじゃないんだな、と興味深いお話しでした。
BMWは隙間がある分、遮音材を増すなどして重量増かもしれませんがね。
さまざまな要素がトレードオフするのでしょう。
さてリアに回り込む。
トランクはもちろん?電動開閉。
そしてサイドウインドウと同様に、挟み込み防止機構がありました。
これも、せっかくなんで体験してみました。
トランクリッドにある開閉スイッチを押して、わざと体を屈めてトランク内に入れてみる。
そしてトランクが閉まって体に当たると…やはり痛いとも感じず、トランクは自動で開いてくれました。
うーむ。電気仕掛けの塊りだ。
そして、リモコンキーで鍵を閉めさせて頂く。オウナー気分!(笑)
ここで開け閉めを試させて頂く。
他のBMWモデルも同様らしいですが、リモコンキーの「開」ボタンを長押しすると、解錠と同時に、全てのウインドウをフルオープンにしてくれる。
車が自分を出迎えてくれるようで、またもオウナー気分!(笑)
これにより真夏などに、予め車内の熱を放出出来るとか。
この仕組み、簡単だからどんな車にも応用出来るのでは!?と思いました。
現行プリウスのように、わざわざ屋根に重そうな太陽電池を乗せて、何十万円もオプション代を払わせなくても、システムを書き替えればキーレスの車には安価に、真夏の熱を出す仕組みつけられるじゃんって思いました。
昔からやってるBMWは、さすがですな。
このように、色んな解説をして頂くことができました。
まるで、モーターマガジン誌の、こもだきよしさんによるBMW記事の実写版!でした。
大満足でありました。
Posted at 2009/11/03 23:53:06 | |
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