http://www.hobidas.com/auto/newcar/article/105423.html
ちょっと嫌な言い方になるかもれ知れませんが、フォルクスワーゲンのゴルフVのGTIに遅れること何年が経ちましたでしょうか。
ゴルフのTSI、アウディのTFSI、BMW、MINI、プジョー、シトロエンといった各国の輸入車に続き、ようやく輸入車の雄、メルセデスベンツが日本にガソリン直噴ターボエンジンを投入しましたね!!
フォルクスワーゲンが作ったと言われる「ダウンサイジング」という潮流。
メルセデスは、先代Cクラスのモデル中期にV6エンジンに替えてポート噴射の直4スーパーチャージャーエンジンを搭載したことがありましたが、短命に終わったと記憶しています。
それももう3年くらい前の話でしょうか。
上記の各種メーカーが続々とガソリン直噴ターボエンジンを日本に導入する中で、なかなか持ってこなかったエンジンがようやく日本に入ってきました。
欧州のメルセデスでは、少なくとも現行Cクラスが登場していた時には既に、CGIなるガソリン直噴ターボはラインナップされていたと思いますが、日本で売られるのにずいぶん時間がかかりましたね。
この理由は何だったのでしょうか。
メルセデス日本法人の戦略?
つまり、日本におけるメルセデスの主要顧客層が、「直4エンジン」に良い印象を持っていない、ということなんでしょうかね。
アメリカ人みたいですが、日本のメルセデス主要顧客層≒富裕層には、V6、V8などの「マルチシリンダー信仰」が根強かった。
なので販売数をあまり期待できず、日本法人も導入に二の足を踏んでいた。
とか。
これは好意的な見方ですがね。
好意的でない見方をすると、日本法人の方々が、ダウンサイジングの世界的潮流を読めていなかった?!といううがった見方になるのですが。
ラジエーターグリルを閉じる装置とか、やはり少なくとも2年前くらいからは、かなり地味な部分まで欧州仕様のメルセデス車は効率アップを追及していたと思います。
ブルーエフィシェンシーコンセプトのメルセデス。ようやく日本登場ですね。
この流れで、Eクラスにも搭載されることは自動車メディアでは確実視されています。
車格がCクラスより上がる分、マルチシリンダー信仰がより根強い製品となるでしょうが、果てさて。
ちなみに細かな点で気づいたこと。
Cクラスのドアミラーウインカー、ようやく矢印形状のものに改良されましたね!
これも、本国仕様では1年くらい前には改良され、他のメルセデスラインナップにも当たり前になっていた装備。
やっと、本命のCクラスにも搭載ですね。
次に、ATが5速とは残念な!1世代前のですね。7速ATはV6以上のモデルにしか搭載しないのかな。
BMW3シリーズは6速AT。アウディA4は6速or7速DCT(Sトロニック)。格下のはずのVWパサートやプジョー407にも6速のATがついているはずですが、、、。
そして、このガソリン直噴ターボエンジンはアヴァンギャルトグレードだけに設定。
「従来からのメルセデス」顔=ボンネットフード上にスリーポインテッドスターが立つ仕様のエレガンスには搭載されない。
この点からも、直4ターボというシリンダー数が少ないエンジンは、従来からの日本のメルセデス顧客層には訴求力が弱い、と推測できそうですね。
スポーティーな、若年層をターゲットの中心とすえて、販売台数増加を稼ぐ。
従来の高年齢層のメルセデスファンは、V6エンジン買ってくださいよ。と。
不況の折、売れ行きが気になりますねー。
Posted at 2009/08/25 18:57:43 | |
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