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かーせんのブログ一覧

2009年10月12日 イイね!

【環境技術面から】東京モーターショー輸入車不参加問題の考察

あと2週間で開幕の、東京モーターショー2009。
前回2年前には26も参加した輸入車ブランドが、今年はわずか、2。しかも、英ロータスと独アルピナという、一般市民はおよそ知りえないし、購入対象にも上らないであろうブランドのみ。

ジャパンパッシング(バッシングでなく、パッシング。PASSING。)の象徴として、何ヶ月も前から話題にしていますが、今日また新たにこの問題を考察してみます。

「環境技術」面からの考察です。

10月1日に発売された月刊車雑誌「モーターマガジン」11月号の記事で、9月に開催されたドイツ・フランクフルトモーターショーの記事を読んで、考えが浮かびました。

「輸入車メーカーが一斉に東京モーターショー2009への参加を取りやめた理由は何か?」

これまで取り上げてきたものとしては・・・、

・東アジア市場から見れば、海を隔てた中国市場のモーターショーに出展するほうが新規顧客獲得にはるかに期待できる。
・世界的不況によりメーカーはモーターショー出展コストを抑えたい。
・東京モーターショーは、出展コスト(出展費用やブース設営の制約)が高い。主催者も柔軟ではなく、演出の制約があったり面倒。
・9月にはヨーロッパでフランクフルト/パリのモーターショー(隔年で交互に開催)があるばかりで、翌10月に極東の東京まで出展しにいくのは割高。わざわざ日本でワールドプレビューするコンセプトカーを用意するのも割高。
・しかも日本市場は、いわゆるエコカー減税などで輸入車が対応しにくい制度。

・じゃあ有望な中国市場がすぐ近くにあるし、東京はわざわざ出展しなくてもいいか。

というような感じです。


しかし今日、モーターマガジン11月号で、フランクフルトモーターショーにおいて欧州メーカー各社が、ディーゼルエンジンと、ディーゼルハイブリッドによるCO2削減モデルを中心に環境技術をPRし合っていた、という記事を読んで考えました。

仮説ですが、

「欧州メーカーにとって、日本市場では環境技術をPRしにくい。PRしても効果が期待できない」

という点も、東京モーターショー出展取りやめの理由のひとつであったのではないか、と考えました。

具体的には、こんな理由かなと。

1.日本市場ではクリーンディーゼルの環境性能が認知されていない。ハイブリッドとEVという、日本メーカーが「いかにも先行している」環境技術ばかりが喧伝されている。
→現在、ポスト新長期規制をクリアしている日本車は日産・エクストレイルGTのみで、しかもトランスミッションはMTのみ。
新長期規制では、メルセデスのE320CDIと、三菱パジェロのディーゼル(これはATがある)のみ。

2.欧州メーカーの環境車クリーンディーゼル車のトランスミッションは、MT。
→日本は、米国を抜いて世界一AT比率が高いといわれている。

3.近所のチョイ乗りという使われ方が多い日本では、クリーンディーゼルの優位性が発揮できない。
→低回転からの大トルクは、高速道路や郊外道路でのクルージングにおいて真価を発揮する。
また、クリーンディーゼルのクリーンさを保つには、排ガス浄化装置がある程度の熱を有する必要があるらしく、近所のチョイ乗りばかりをされると、排ガス浄化性能が低下するとか。
日産エクストレイルGTもこの問題はあり、わざわざ、排ガス浄化装置を作動させるスイッチを用意していますよね。

そして、

4.欧州市場において環境性能の指標と言われている「CO2排出量」の概念が、日本市場では浸透していない。
→欧州市場での環境性能の高さ/低さは、数年前からCO2排出量であらわされている。
具体的には、120g/kmを下回れば、2012年(たしか)から施行される、EUの環境規制を下回るので、環境性能が優秀とみなされる。
さらに、100g/kmを下回れば、非常に環境性能が優秀であるとみなされる。

でも、日本市場で上記の数値を示しても、みんなピンとこない。日本のマスコミもピンとこないから、日本の一般消費者にもピンとこない。

結果、欧州市場のモーターショーでの環境性能PR方法以外に、わざわざ、日本市場向けの環境性能PRの準備をする、という労力を払わなければならない。

しかし、その日本市場は、右肩下がりの縮小傾向。
政府のいわゆるエコカー支援も、アルファードみたいな馬鹿でかいミニバンは恩恵を受けられるのに、マーチクラスの輸入車コンパクトは恩恵が受けられない、と冷たい。

でもって、将来有望な中国市場がすぐ近くにある。


ということで、欧州メーカーが強みを持っている環境性能を東京モーターショーでPRするにしても、PR効果の効率が低い、と判断されたのでは、と仮定してみました。

フランクフルトでも、メルセデスのレンジエクステンダー型EV(リッター換算55km/L)やVWのEV、E-UP!も出ていたりするんですがね。

そういう材料もありながらも、PASSされてしまったのはやっぱり残念です。
Posted at 2009/10/12 16:12:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | 車業界全般 | クルマ
2009年10月11日 イイね!

有りそうで無かった?黒い軽トラ

三菱が面白い事をしましたね。
商用車3車種に、ブラックのボディ色を追加。黒!

三菱曰く、商用車を、普段使いとしても使ってるユーザーをターゲットにしたとか。
それで商用車3車種に。黒い3連星!?
どれが、ガイア、オルテガ、マッシュになるんでしょうか(笑)


対象は3車種。
ミニカ・バンとミニキャブのワンボックスと、そしてミニキャブのトラック!

これ、面白いと事は思うんだけど、黒い軽トラは、ビジネス的には成功は難しいと思いました。いや、スゲー面白い事と思ってるんですが(笑)

ミニカ・バンとミニキャブのワンボックスは、確かにプライベートと仕事の両方を1台で賄うことが出来そうな気がする。
もしくは、完全プライベートユースねらいで、とにかく安くクルマ買いたいユーザーを取り込めるかも。自分だったら、安くクルマ買いたいなら中古車狙いますがね。


しかし軽トラ。黒かー!
メッキグリルに黒いボディカラーに、荷台があるというボディシェイプ!

スバル・サンバートラックを、WRCブルーに塗るスバリストがいるようど、そんなカスタムを彷彿させてくれます(笑)
それをメーカーが販売しちゃうのが、面白い。


しかし、軽トラというクルマの使われ方を考えると、黒というボディカラーは販売の足を引っ張るように思えます。
つまりは、黒は汚れが目立つこと。黒みたいな濃いボディカラーは、ピカピカに洗車した時に真価を発揮できるボディカラーに思えます。


自分には農業をやってる同年代の知り合いが数人いて、白い軽トラ1台をマイカーにしています。
だけど、農業をやっている訳で、未舗装の農道を走り、土がついた荷物を荷台に載せて走り回る。

農業をやっている方には、ひとまずは黒い軽トラは売れないでしょうね。

建築やインフラ関係の仕事をする方?

もしくは、地方都市で、ホームセンター通いやDIYが趣味のちょっと裕福な方。あとは軽トラカスタムベースの人たち、その辺りが購買層って感じでしょうか。

Posted at 2009/10/11 09:07:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | 車業界全般 | クルマ
2009年10月08日 イイね!

ダイムラーは空輸がお好き!?

粋な演出ですね!

ダイムラーが、AMGに初めてクルマそのものから開発させたというSLS AMG。
ドイツで、ヘリを使って展示をしたのだとか。

レスポンスの記事がまさに書いていますが、ガルウイングがまさに鳥の翼のように広がり、クルマであってクルマ以上の何かのような存在感を感じますね。あくまでも写真越しですがね。


この記事を読んで思い出したのが、ダイムラーが、超高級サルーンとして復活させたマイバッハのお披露目方法。

確か、アメリカ初上陸は、ヨーロッパから豪華フェリーで米国に渡り、船から陸まではヘリコプターで上陸させる、という演出をしたような記憶があります。

ダイムラーはヘリを使った空輸がお好き!?


かなり面白く、大胆な演出だと思います。
日本メーカーにはなかなか出来なさそうな…。

あ、でも日産は3代目インフィニティMをペブルビーチコンクールデレガンスで「バーチャルワールドプレミア」をしたから、日本メーカーならではの道はあるようですが。


相変わらず、自分には全く縁遠い雲上界スポーツカーですが、SLS AMGはどこまで売れますかねぇ。

演出は粋なことをしますが、何げにダイムラーって、マイバッハもSLRマクラーレンも、計画より売れなかったらしいですし。。。


こういう演出を通じた、ブランド力向上効果も期待されてるのですかね。
Posted at 2009/10/08 23:46:10 | コメント(1) | トラックバック(0) | 車業界全般 | クルマ
2009年10月06日 イイね!

フランス車値下げの秋?

フランスはルノーから、ホットハッチが日本に導入。
春くらいから日刊自動車新聞でルノー・ジャポンの人がインタビューで話していましたが、リンク先のルーテシアRSに、さらにトゥインゴRSという2台のNAホットハッチが導入されるとか。

サスペンション、対向ピストンブレーキなど、かなり金をかけてチューニングされている模様。

で、価格は1万円だけだけど300万円を切る。

予想以上に安くて、びっくりしました。
というのが、1,200CCターボの5MTのトゥインゴGTが240万円。

対してイタリアのホットハッチ、アバルト・グランデプントが270万円で、アルファロメオのミトが280万円。

また、いわゆるホットハッチではない「小さな高級」なルーテシア・イニシアルパリがたしか250万円。

自分には新車でポンと買えるような金額ではないですが(;^_^A、アバルトグランデプントとアルファロメオミトの金額を見ると、ちょっとこれまでのルノーが割高に感じていました。

しかし、今回のルーテシアRSとトゥインゴRSの金額。

また、時期を同じくしてマイナーチェンジ時に値下げをしたプジョー207。


近々、ドイツのフォルクスワーゲンはポロも導入するでしょうし、この秋、フランス車は値下げをしていくトレンドがあるんでしょうか。


ここ1年の大不況で輸入車販売はガタガタ。

販売数確保のために輸入車ブランドエコカー政策の恩恵に授かれないこともあってか値下げキャンペーンで対策していました。
それだけ、従来は利幅があったのかもしれません。

短期的には、なので値下げも無理では無かったのか。


ただし、輸入車を日本に導入するには、ハンドル位置、ペダル周り、メーターのkm/h化、説明書の日本語訳やナビやら車検対策など、さまざまなコストをインポーターや販売会社は負担しているはず。

中長期的には、インポーターの経営体力をじわじわと削いでしまうかな、ともちょっと心配。

ただ一方で、輸入車の新車価格が下がることはユーザーとしてはちょっと嬉しい。


これからの輸入車。どうなりますでしょうか。
Posted at 2009/10/06 22:52:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 車業界全般 | クルマ
2009年10月05日 イイね!

北米のスバル

先程の、北米カーオブザイヤーのブログにも取り上げましたが、レガシィをはじめ、スバルが北米市場で好調だとか。

スクラップインセンティブが市場を賑やかす前から、レガシィと同じく北米市場志向で後席を広げたフォレスターを中心に販売題するが伸びていると話題になっていましたね。

そして、日本市場よりも北米市場を向いたと、日本ではちょっと非難めいた評価が多いレガシィ。
北米市場の志向を重視しただけあって、好調みたいですね。
2011年モデルが出たけど低調なトライベッカの穴も、アウトバックが埋めているとか。


絶対数はトヨタやホンダや日産にかなわないのは大きな問題でしょうが、この勢いは今や貴重ですね。

願わくば、スバルの良さを生かして年次改良の原資にして、安全装備の標準化や内装質感向上に振り向けて貰いたいですね。
Posted at 2009/10/05 22:50:10 | コメント(1) | トラックバック(0) | 車業界全般 | クルマ

プロフィール

はじめまして。 車歴3台。 1.日産ラシーン(初期型)中古。AT。 2.マツダ・アクセラスポーツ15C(BK・2006年式)新車。4AT。 3.マツダ・...
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