トヨタブラインドの最小のクルマ、iQが一部改良されましたね。
かねてからの噂通りの内容と、ちょっとしたサプライズ。
前者は、エンジンラインナップの追加。
既存の直列3気筒1000CCに加えて、4気筒の1300CCを追加。
また、2シーターのグレードも追加。
あと、個人的には一番の注目なのは運転席のシートリフターが標準装備となったこと。
「今さらかよ!」という感じ満載です。安全な運転の第一は、正しいドライビングポジションからだと思うので。
シートリフターの追加で、より多くのドライバーが、適切なドライビングポジションで運転出来るようになるでしょう。
※8/21昼加筆 シートリフターは全車標準は誤りでした。一番高いグレード、1,300CCのレザーパッケージとやらにしか装備されないみたい。
じゃぁ、良いところないですね!(汗)
で、後者がいわゆるサプライズ的な。
スポーティーグレードの追加。
1300CCエンジンに6速MTを組み合わせ、さらにトヨタきってのカーガイという成瀬某氏がチューニングに携わったやつ。
グレード名は…GAZOO Racing MN。
「MN」が何の略かは諸説入り交じってますが、成瀬某氏のことかな。
今は亡きカルディナ最終型の前期型に設定されていた、四駆ターボの「Nエディション」と同じような手法っしょうか。
※8/22朝修正「バージョンN」と書いてありましたが「Nエディション」の誤りでした。
一度運転してみたい興味は、少しあります。
が、ベースのiQは試乗しても全く楽しくなかったので、正直期待は高くない。
そもそも、そのスポーティーグレードの試乗車がディーラーに来るのか?一般人が触れる機会がどれだけあるのか?というのが、普及への大きな壁でしょうが。
あ、数量限定だから、「スポーツ忘れてないよ」というメッセージを出せれば良し、なんですかね。
日本の安めのクルマ雑誌曰く、トヨタは新社長の下、各車にスポーティーグレードを展開するつもりとか。
AMGスポーツパッケージ、Mスポーツパッケージ、Sライン、Rラインの真似か。
いや、比較相手が高尚過ぎましたね。
マツダスピード、STI、ラリーアートのイメージですかね。
個人的にはiQという「クルマ」にはグッと来ません。
ですが、プラットフォームとドライブトレーン(ディファレンシャルの出力の向きを反転、ステアリングの位置を上に)、小型エアコンに非常に興味があります。
理由は、それらのメカニズムをトヨタのAセグメントとBセグメントに展開すれば、例えば今のヴィッツあたりを今と同じ室内長を確保しながら、今より車体全長を短くすることができる。
路上における占有面積を減らし、さらにそれがボリュームゾーンの車種であれば、トヨタならではの社会貢献になるでしょうに。
しかし欧州向けモデルのアイゴを初め、トヨタ内での展開の噂は聞こえて来ませんね…。
アストンマーチンのシグネットも良いけど、まずは内部から展開したら良いのに、と思います。
故に、今回のiQのニュースにはグッときませんね…。

Posted at 2009/08/21 08:18:10 | |
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