ジュネーブショー関連ネタを引き続き。
タイトルのとおり、世界では「2気筒エンジンウォーズ」の動きが本格化しそうですね!
フォルクスワーゲンが、L1なるコンセプトカーで2気筒ガソリンエンジンを発表したのは、秋のフランクフルトモーターショーでしたか。
1気筒あたり400CCの800CCエンジンだったでしょうか。
横置きで、DCTことDSGとの組み合わせが可能で、日本車で言うヴィッツ、マーチ、フィット、デミオに相当するフォルクスワーゲンのポロに搭載できる、と自動車雑誌の一部では注目されていました。
しかし、その時点では市場投入はしばらく先かな・・・と思っていたら、このフィアットの新型直列2気筒DOHC1,200CCガソリンターボエンジン「TWIN-AIR」の発表!
って記事には「ガソリンエンジン」とは書いていないのですが、「マルチエア」技術との組み合わせということはガソリンエンジンかと思われます。(勝手な予想)
しかも今年の7月から、FIAT500に搭載して、市場に投入されるのだとか。
馬力は65PS~と、「カタログ馬力信仰」が強い日本市場では、「64PSが自主規制上限の軽自動車並みじゃん」とバカにされかねません。
しかし、ターボとの組み合わせにより、低回転からのトルクはしっかり有りそうです。
また、1気筒あたり600CCと妙に排気量が大きいですが、ロングストローク型でトルクを稼ぐのでしょうか。
正式発表が楽しみですね。
燃費は、5.1L/100kmという欧州式記載で、日本風に言えばリッター約20km。
コンパクトカーの燃費としては、十分なんじゃないでしょうか。
従来の直4エンジンに比べて、エンジン長が▲23%というのは、気筒数を半分にしたにしては物足りない気がしますが・・・。それも正式発表待ちですかね。
これにより、フォルクスワーゲンが市場投入を急ぎそうですね。
2気筒エンジンウォーズの開戦か?!
日本メーカーはどうでしょう?
地味に、ダイハツが開発していますよね。昨年の東京モーターショーにて、直2エンジンを展示していました。
マルチシリンダー信仰が強いという日本市場ではバカにされてしまいそうです。
しかし、欧州市場では、ダイハツ・マテリア(日本名クー=トヨタbB=スバルデックス)や、ブーン(欧州名思い出せません)に搭載されそうですね。
すなわち、トヨタのアイゴ、ヤリス(ヴィッツ)にも搭載されるかも。
そして、アイゴ=プジョー107=シトロエンC1ということで、ダイハツが開発する直2エンジンは、トヨタグループとプジョー・シトロエングループに展開されそうです。
フォルクスワーゲン~スズキ連合。
フィアットグループ。
うーん大開戦の予感。
マツダは置いてけぼりをくらいそうなのが、マツダ党としては心配です。。。
Posted at 2010/02/25 23:25:27 | |
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