http://www.daihatsu.co.jp/lineup/mira_cocoa/index.htm
ダイハツが新しい軽自動車を出しました。
ミラをベースにした「ミラ・ココア」。スズキの「アルトラパン」がもろにライバルでしょう。
ガチンコのガチガチに。
ミラココアは、「ミラココア・プラス」というグレードを用意することによって、アルトラパンにはないユーザー層を取り込もうとしているようですね。
7月25日発売の「ニューモデルマガジンX」が記事に書いていましたが、この「ミラココア・プラス」って、日産・ラシーンに似ているんですよ。
かなりの部分に、ラシーンのスタイリングのテイストを入れている。
リアクォーターピラーしかり。ルーフレールしかり。
パステル調のボディカラーも、ラシーンを髣髴させます。
自分は、社会人になって初めて所有したマイカーが日産・ラシーン(H8年式中古・前期型)でして、かなり思い入れがあります。
ABSも助手席フロントエアバッグも無いなど、安全装備はくそでしたが。
とういことでデザイン的には、このミラココア、嫌いじゃない。思い入れのあるラシーンをパクったことに対して、ちょっと反感も覚えつつ。
しかし、大切なこと。現代の車における安全装備をよく見ると、このミラココアは前進しているところもあれば、「相変わらず」なところもあります。
まずはよいところ。前進しているところ。
全グレードで、次の装備が標準装備。
ステアリングチルト調整機能、運転席シートリフター、そしてシートベルトアンカーの高さ調整機能。
これらはいずれも、安全性の基本のキであろう装備です。
すなわち、「ドライバーが適正なドライビングポジションを取ることができる」ということ。
ステアリングのテレスコピック(前後)調整がつかないのは今一歩ですが、シートベルトアンカーの高さ調整機構が全車標準なのは、軽自動車としては頑張ったものでしょう。
「正しいドライビングポジション」は、安全運転のもっとも基本と言われていますから。
しかし!
一方で相変わらずの部分も。それは、ABSが全車標準ではないこと。
ここは軽自動車の悪しき習慣ってやつですね。
ミラココア、ミラココア・プラスいずれも、ベースのLというグレードにはABSが31,500円のオプションとなっています。
ダイハツさん、、、燃費向上も結構ですが、安全も優先してください。
もちろん、ほかの軽自動車を生産するメーカーもですが。
ブレーキングの問題で事故がおきれば渋滞もおきて、エコどころじゃあなくなるですよね。
Posted at 2009/08/18 17:59:07 | |
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