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2016年12月14日 イイね!

“オートカラーアウォード2016” その4(最終回)

“オートカラーアウォード2016” その4(最終回)“オートカラーアウォード2016” についての4本めの記事です。

今回は授賞とならなかった車両のうち私の印象に残った車両のインテリアについて取り上げます。

その前に、本アウォードの審査方法や2016年の審査等について触れておきます。



【 審査委員のカテゴリーとカテゴリーによる持ち点の違い 】
■ ACA審査委員
  デザインの有識者によって構成されている。持ち点100を3ノミネートに配分する。ベスト(1ノミネート)に60点以上、残りの点数を二分し次点(2ノミネート)に投票する。

■ 分科会審査委員
  自動車色彩分科会に所属する会員企業の代表者で構成されている。持ち点30を1ノミネートに投票する。

■ 一般審査委員
  事前に一般募集した聴講希望者によって構成されている(受講料6,480円が必要)。持ち点1を1ノミネートに投票する。

2016年はACA審査委員3名、分科会審査委員12名、一般審査委員100名の投票により審査が行われた。



【 2016年の審査結果 】
審査結果はプロジェクターを使い、集計過程を棒グラフに積み上げ、3枚のスライドを切り替えながら発表されました。棒グラフには14ノミネート全てがプロットされていましたが、メモできた順位だけをお伝えします。

一般審査委員100名の集計結果(上位3位まで)は次のとおり。
 1位 ホンダ NSX
 2位 スズキ イグニス
 3位 ニッサン SERENA

分科会審査委員12名 + 一般審査委員100名の集計結果(上位3位まで)は次のとおり。
 1位 ヤマハ XSR900 及び Vino Deluxe
 2位 マツダ ロードスターRF
 3位 トヨタ プリウス

ACA審査委員3名 + 分科会審査委員12名 + 一般審査委員100名の最終集計結果(上位5位まで)は次のとおり。
 1位 マツダ ロードスターRF ⬅︎ グランプリ
 2位 ヤマハ XSR900 及び Vino Deluxe ⬅︎ 特別賞
 3位 ホンダ NSX ⬅︎ 特別賞
 4位 トヨタ プリウス
 5位 スズキ イグニス



【 2016年の授賞理由 】
授賞理由を公式webから引用します。

グランプリ マツダ ロードスターRF
● マツダが目指してきたCMF(カラー、マテリアル、フィニッシュ)によるブランド構築の集大成とも言える優れたカラーデザインである。
● CMFと形状が一体となって、非常に調和した美しさを持っている。
● マシーンの鉄をイメージさせるグレーを、液体を思わせるような金属感により、グラマラスでセクシーなデザインとして作り上げた。

特別賞 ヤマハ XSR900 及び Vino Deluxe
● 四輪とは異なるCMFが求められる二輪において、独自の新しい提案をしていることが評価される。
● 特にXSR900は、ヤマハの持つ楽器の技術を用いて、クラフトのようなデザインを完成させたことが注目される。「クラフト」は今の時代のキーワードと言える。

特別賞 ホンダ NSX
● 思わず足を止めて見てしまうような、存在感のある色。色の力を感じるカラーデザインである。
● 陰影へのこだわりが日本的であり、日本人デザイナーの感性が生きている。
● ヌーベルブルーパールは、手の届かない空の青を間近で見るような美しさを実現している。


さて、本論に移ります。一部の画像はネットから拝借したものを転載しています。



【 4社のトールワゴン及びミニバン(スライドドア車)5台(ノミネートの上では4件)】

▼ ムーヴキャンバス。インテリア識別名は “ファインミント ベージュ/ダークブルー”。パノラマモニター対応純正ナビ等はメーカー及びディーラーオプション。車両価格は1,544,400円(G “メイクアップSA II” 2WD CVT)。
Source:
https://www.webcartop.jp/2016/10/52355


▼ ボディカラーと調和するインテリアの配色です。
Source:
https://www.webcartop.jp/2016/10/52355


▼ 純正アクセサリーのシートカバー。
Source:
http://www.daihatsu-chiba.co.jp/blog/2016091669516/


▼ ポルテ特別仕様車 F"a la mode Trois"。特別仕様の一番のセールスポイントはファスナーで取り外しが簡単にできる専用シートカバー。インテリア識別名は “フロマージュ”。大胆なドット柄がシートのみならず天井にもあしらわれています。車両価格は1,949,400円(2WD)。


▼ スペイド特別仕様車 F"Queen II"。特別仕様の一番のセールスポイントはファスナーで取り外しが簡単にできる専用シートカバー。インテリア識別名は “ブラック”。シートのストライプ柄が凝っています。チャコールグレー × ベージュ、ネイビー × ベージュの組み合わせ。天井にはグレーの濃淡のダイヤ柄があしらわれています。車両価格は1,949,400円(2WD)。


▼ FREED HYBRID G・Honda SENSING。インテリア識別名は “モカ(ファブリックシート)”。画像中のナビゲーション(“Gathers”)はディーラーオプション。車両価格は2,496,000円(FF/6人乗り)。

▼ 白木調のパネルはマットで本物のような凹凸感がある。

▼ シート表皮をスペイド特別仕様車(前述)と比較すると地味に映ってしまいます。しかし、じっくり見ていると天候や光の当たり方によって異なる表情を見せてくれます。違いのわかるヒトには訴求力が強いインテリアだと感じます。

▼ SERENA。インテリア識別名は “プレミアムインテリア”。ボディカラーの “カシミアグレージュ × インペリアルアンバー” との調和を狙ったインテリアです。ステアリングホイールは本革巻き。ナビゲーション(日産オリジナル)はディーラーオプション。車両価格は2,847,960円(G グレード)。

▼ インパネ(ミドルエリア)にもステッチ入りの合成皮革があしらわれています。フローティング・センターパネルはピアノブラックで存在感のあるデザインです。

▼ シート表皮はグラデーション織物と合成皮革のコンビネーション。



【 SUV 2台 】

▼ XV HYBRID tS。インテリアカラーは “ブラック/オレンジ/アイボリー”。ステアリングホイールは本革巻き。ナビゲーションはディーラーオプション。車両価格は3,326,400円。
※ 画像はネットから拝借しました。

▼ 4種の素材を合わせた専用シート。高い位置の素材から見ていくと、本革(ブラック)、ウルトラスエード(ブラック、オレンジステッチ)、合成皮革(オレンジ)、トリコット(アイボリー)。
※ 画像はネットから拝借しました。

▼ イグニス HYBRID MZ。インテリアカラーは “ブラック × ホワイト × オレンジアクセント”。ステアリングホイールは本革巻き。全方位モニター付きメモリーナビゲーションはメーカーオプション。車両価格は1,641,600円(2WD・CVT)。






【 未来志向と伝統志向】

▼ プリウス。インテリア識別名は “クールグレー 上級ファブリック”。ステアリングホイールは合成皮革(本革では実現できない昇温・降温機能付き)。T-Connectナビはディーラーオプション。 シート表皮の “クールグレー 上級ファブリック” を選べるのは “S” グレードのみのはずですが、ステアリングホイールの加飾、エアコン送風口のメタリックブルー加飾等からすれば “A ツーリングセレクション” のように見えます。車両のグレードをTOYOTAの公式webで確認しようとしましたが複雑でわかりません。

▼ シート表皮は “クールグレー 上級ファブリック” 。この織物にも昇温・降温機能があるそうです。ジャージのような織物で、引っ掻き傷や汚れには弱そうな気がします。

▼ BRZ GT Yellow Edition(限定100台)。シート表皮はアルカンターラと本革のコンビネーション。ステアリングホイールは本革巻き(ゴールドステッチ入り)。ドアグリップはイエロー/シルバーのフィニッシャー。車両価格は3,369,600円。
※ 画像はネットから拝借した輸出仕様のものです。



【 最後にちょっと 】
オートカラーアウォードで最も楽しみなのはインテリアです。運転中に目に映るのはほぼ室内だけですし、インテリアデザインは見た目だけでなく、操作性や快適性にも繋がってきます。エクステリアデザインよりもむしろインテリアデザインこそ大事だと私は考えています。

XV  と イグニス はエクステリアに共通するテイストがありましたが、インテリアにも同様のことがいえます。従来でしたら黒とオレンジの2色使いだったものが、ホワイトやアイボリーを追加した3色使いとなった点は全く同じですネ。

シート表皮で最も注目したのは FREED です。最新のクルマにベロア素材は望めませんが、レザーよりもファブリックの方がシートに期待される機能としては優れていると考えています。ただし、個人的な好みでジャージ素材は除きます。FREED のファブリックシートは新たな価値を示してくれました。

ポルテとスペイドは特別仕様だからこそ実現した斬新なインテリアですね。天井に柄を使うなどという発想は高級車のビスポークだけのものと思っていました。またファスナーで簡単に取り外せるシートカバーは日本車ではトヨタが初かもしれませんが、ルノーのキャプチャー(ジップシートクロス)が先駆者ですね。

▼ ポルテとスペイドの特別仕様。天井に注目。
※ 画像はネットから拝借しました。

SERENA の “プレミアムインテリア” にはカジュアルな上質感が感じられます。ルノーのテイストに似てきたようにも感じます。あるいは逆に最近のルノー(ESPACE や TALISMAN などの上級モデル)がニッサンに似てきたのかも・・・。

ムーヴキャンバス のインテリア(特にインパネ)は造形的には好みではありませんが、ボデイカラーとの調和を最大限に追求した配色は好ましく感じます。


4回続けた記事でしたが、今回で最終回とします。ご覧いただいた皆様ありがとうございました。
2016年12月13日 イイね!

“オートカラーアウォード2016” その3

“オートカラーアウォード2016” その3“オートカラーアウォード2016” についての3本めの記事です。

2016グランプリ及び2016特別賞は2本めの記事で取り上げました。「これ以上何を書くの?」と訝かる方がいらっしゃるかもしれません。

確かに授賞されなかった車両については、自動車メディアが取り上げることはないですよネ。しかし、これは個人ブログですから、メディアが取り上げない情報に踏み込んでこそ価値があるはずです。

ちょっと大上段に構えたお話をしてしまいましたが、記事の内容は大したことはありません。お時間の許す方はお付き合いください。



【 私がこのアウォードに注目している訳 】
購入対象とするしないに関わらず、クルマに対してまず目を向けるのはデザインが魅力的かどうかです。そんな私がこのアウォードに注目しているのは次の理由からです。

■ クルマ(自動二輪含む)のCMFGデザイン(カラー、マテリアル、フィニッシュ、グラフィック)に特化したコンテストであること

■ エクステリアのみならずインテリアにも同じウエイトが置かれていること

■ 開発を担当したデザイナーのプレゼンテーションを聴講する機会があること(あるいはプレゼンテーションを聴講できなくとも、デザイナーが発信した文字情報をwebで閲覧できること)

■ 日系ブランドのクルマに注目するきっかけを与えてくれること(フランス車乗りの私だけかもしれませんが、最新の日系ブランドのクルマについては知らないことが多い)
 

一方で、知名度が低くマイナーなコンテストの地位から抜けられないのは次の理由が考えられます。

■ 社団法人内に組織された『自動車色彩分科会(会員企業で構成)』の内輪のお祭りという側面が強い

■ プレゼンテーションが事前申し込みにより公開される(聴講者には一般審査委員の資格が与えられる)のはデザイン系教育機関に通う学生のための講習会的位置づけと思われる



さて、前置きが長くなってしまいました。今回は授賞とならなかった車両のうち私の印象に残った車両のエクステリアについて取り上げます。



【 インパクト大のボディカラー2台 】

▼ プリウス “サーモテクトライムグリーン”。画像ではシエンタの “エアーイエロー” に似ているように見えますが全くの別物です。色名の頭に付く “サーモテクト” とは “遮熱” を意味します。なんと “遮熱” 機能を持った塗料を採用しているということです。温度上昇を約5℃抑制する機能(他の塗色との比較)を約4万円の追加投資で手にすることができます。そんな話を聞いてしまうとこの色もありだなと思えてしまいます。先進的なクルマがお好みの方にこそ選んでほしいボディカラーです。今ならアーリーアダプターの仲間入りができそうです。車両価格2,628,327円(S ツーリングセレクション)車両価格2,926,800円(A ツーリングセレクション)。サーモテクトライムグリーン価格43,200円(メーカーオプションの塗色)。

▼ BRZ GT Yellow Edition(限定100台)“チャールサイトイエロー”。限定100台は5日間で完売。スポーツカーにはエクスクルーシブな色が絶対に欠かせないと思う私にはこれまでの BRZ の中で最も魅力的な色に映りました。デザイナーさん自身「これまでのラインアップに欠けていたスポーツカーらしい色」と語ってくれました。富士重工の工場は他社に比較して小さいため、塗料タンクの確保をはじめとした製造設備や製造プロセス上の理由でカタログモデルにはできない色のようです。車両価格は3,369,600円。




【 SUV 2台。最大限の加飾と最小限の加飾 】

▼ XV HYBRID tS “クリスタルホワイトパール”。

▼ コスメを盛れるだけ盛った感がありますネ(笑)。しかし決して悪趣味ではなくセンスはよいと思います。車両価格は3,326,400円。“クリスタルホワイトパール” は車両価格に32,400円を加算。



▼ イグニス HYBRID MZ “ピュアホワイトパール × ブラックルーフ”。ルーフ、ドアミラー、アルミホイール、リアバンパーにブラックを配し、控えめながらも目標コストの範囲内で精一杯バイカラーを主張しています。この画像もそうですが、目の高さによってはルーフが塗り分けられている(ブラック)ことに気づきにくいのは残念です。この点ではダイハツのムーヴキャンバス(後述)に負けています。車両価格1,641,600円(2WD・CVT)。“ピュアホワイトパール × ブラックルーフ” は車両価格に64,800円を加算。



【 3社のトールワゴン及びミニバン(スライドドア車)7台(ノミネートの上では3件) 】
最初にお断りしておきます。ホンダの FREED (“ブルーホライゾンメタリック”)はお見せできる写真を撮れなかったため省略します(インテリア編で登場します)。

▼ ムーヴキャンバス “パールホワイトIII × ファインミントメタリック”(左)と “スムースグレーマイカメタリック × ブラックマイカメタリック”。このバイカラーは「マスキングをはじめとするたくさんの製造技術上のハードルを乗り越えた末に実現した」というお話を聞けました。車両価格は1,544,400円(G “メイクアップSA II” 2WD CVT)。実を言うと一般審査委員としての1票はこのクルマ(2台でのノミネート)に投じました。



▼ ポルテ特別仕様車 F"a la mode Trois"(⬅︎読み方はエフアラモードトロワでしょうか?? このネーミングセンスにはついていけません)。“シトラスオレンジマイカメタリック”(⬅︎品のいい優しいオレンジカラーです)。車両価格は1,949,400円(2WD)。

▼ スペイド特別仕様車 F"Queen II"(⬅︎読み方はエフクイーンツーでしょうか?? このネーミングセンスにはついていけません)。“ブラッキッシュアゲハガラスフレーク”(⬅︎色の名前は分かりやすいので許容範囲です。アゲハ蝶のように煌めく黒っぽい色という意味でしょう。ブラックというよりはミッドナイトブルーといった方がニュアンスが近い色です)。車両価格は1,949,400円(2WD)。

▼ SERENA “カシミアグレージュ × インペリアルアンバー”(左)と “アズライトブルー”(右)。“カシミアグレージュ” はルノー車にある “イヴォワール” にニュアンスの近い色ですネ。写真は色再現がよくないですが、実車はもっと温かみのある色で、私好みです。車両価格は2,847,960円(G グレード)。

▼ 右は SERENA Highway STAR “マルーンレッド × ダイヤモンドブラック”。車両価格は3,011,040円(ハイウェイスターG グレード)。



【 最後にちょっと 】
ホンダの FREED については取り上げない旨を理由とともに触れました。実は本記事で取り上げなかった車両はこのほかにもあります。富士重工の LEVORG STI  Sports(“ダークグレーメタリック”)、三菱のミラージュ(“ワインレッドパール”、“サンライズオレンジメタリック” の2台)、イグニス(“フレイムオレンジパールメタリック × ブラック”)です。

強いて理由をあげると、私が好むCMFGデザインではなかったということでしかありません。言い換えれば違うボディカラーでのノミネートであれば取り上げていたかもしれないということです。同モデルのオーナーさんが読まれましたら、他意はない(嫌っているわけではない)ことをご理解ください。

奇しくもオレンジ色の出展が3台重なりました。一口にオレンジとくくれない違いがあり、ポルテの “シトラスオレンジマイカメタリック” は私の感性を刺激しましたが、他の2台はそうではなかったということです。

※ XV 及び イグニスのキャプションに価格の追記をしました(2016/12/13 7:00)。

※ プリウスのグレードと価格を訂正しました(
2016/12/13 9:40)。
2016年12月12日 イイね!

“オートカラーアウォード2016” その2

“オートカラーアウォード2016” その2“みんカラ” 内で “オートカラーアウォード2016” をキーワード検索してもブログについては全くヒットしませんが、“2016-2017 日本カー・オブ・ザ・イヤー” をキーワード検索したところ、27件のブログがヒットしました。

私のブログは内容はともかく希少性では価値がありそうです(笑)。



【 アウォードの目的は「車両のカラーデザインを他業界や社会と共有する機会を創ること」 】
一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA)』によれば、“オートカラーアウォード” の目的は
車両のカラーデザインは、CMF(カラー、マテリアル、フィニッシュ)、ライフスタイル、安全性など様々な分野を視野に入れプロダクトデザイン業界の最新技術を開拓し、デザイン開発をおこなっており、社会環境、経済、他の業界のデザインに対しても大きな影響力を持ちます。

このような車両のカラーデザインの中で、今年最も魅力的な車両のカラーデザインを表彰し、その考え方や成果を他業界や社会とシェアする機会を創出することにより、日本のカラーデザイン全体の向上をめざしています。
という説明が公式webに見つかります。


一方、『一般社団法人 日本カー・オブ・ザ・イヤー』によれば、“日本カー・オブ・ザ・イヤー” の目的は
市販を前提として日本国内で発表される乗用車の中から、年間を通じて最も優秀なクルマを選定し、そのクルマに日本カー・オブ・ザ・イヤーのタイトルを与え、その開発・製造事業者を称えることにより、一層の性能・品質・安全の向上を促すと共に業界発展と地球環境保護、交通安全に寄与する。
という文言が『実施規約(平成29年9月吉日)』に見つかります。


要約すれば、“日本カー・オブ・ザ・イヤー” が自動車業界の発展を標榜するのに対し、“オートカラーアウォード” は他業界を含めた日本のカラーデザインの向上を謳っています。また、両賞とも社会に対し影響力を持つポジティブなメッセージを発信しようしている点では共通していると言えます。



【 “オートカラーアウォード2016” のスケジュールと JAFCA webによる公式情報 】
 ● 2016年 9月1日  エントリー開始
 ● 2016年10月31日 エントリー締切
 ● 2016年11月4日   応募色解説書等提出締切
 ● 2016年12月9日   公開プレゼンテーション・一般参加者投票
 ● 2016年12月10日 実車審査・グランプリ発表・表彰式
 ● 2017年 3月20日  季刊誌「流行色」記事掲載号発行

  オートカラーアウォード2016開催!
  http://www.jafca.org/seminarandevent/20160824_001.html

  オートカラーアウォード2016 公開プレゼンテーション参加者募集!
  http://www.jafca.org/seminarandevent/20160930_001.html

  オートカラーアウォード2016ノミネート車両をご紹介いたします!
  http://www.jafca.org/seminarandevent/20161110.html

  【速報】オートカラーアウォード2016グランプリ決定!!
  http://www.jafca.org/seminarandevent/20161208.html




すでに carview からは業界ニュースとして記事が上がっています。
2016年のオートカラーアウォード、グランプリはマツダ ロードスターRF
http://carview.yahoo.co.jp/news/market/20161211-10256728-carview/?mode=full

さて、前置きが長くなりましたが、授賞車両の画像を中心にアップします。尚、特別賞とは毎年必ずある枠ではなく、どうやらACA審査委員(3名)の裁量により臨時で設けられている枠のようです。今回は2つのノミネートに対して特別賞の授賞がありました。



【 特別賞:ヤマハ XSR900 & Vino Deluxe(2台+4台でのノミネート) 】

▼ ヤマハ XSR900についてはお見せできる写真がありません。替わりにYouTube動画をアップします。YAMAHA XSR900 Promotion Film JAPAN

 ヤマハ発動機公式チャンネル
 3:46
 2016/02/22 に公開

▼ ヤマハ Vino Deluxe(4台)。



【 特別賞:ホンダ NSX(2台でノミネート) 】
昨日の記事を御覧ください。



【 グランプリ:マツダ ロードスターRF 】
▼ ボディカラーは “マシーングレープレミアムメタリック”。1日目(12月9日)は曇天のせいか特別な印象は感じられません

▼ 2日目は晴天に恵まれ、 “マシーングレープレミアムメタリック” 本来の色を堪能できました。鉄(Fe)にインスパイアされた色とデザイナーさんは語ってくれました。右手に写るパネルを持った方はデザイナーではなく主催者サイドの方のようです

▼ YouTube動画。マツダの新色「マシーングレープレミアムメタリック」開発エピソード

 Mazda Channel
 4:58
 2016/09/30 に公開

▼ インテリアカラーは “オーバーン”。私には聞きなれない名前でしたが “Auburn”と表記する英語で、赤褐色を意味するようです

▼ 英語圏では髪色に対しても使われる語のようです。“20 BEST AUBURN COLORS”。左から Drew Barrymore、Kate Mara、Isla Fisher
Source:
http://www.marieclaire.com/beauty/hair/g904/brown-red-hair-color/




【 最後にちょっと 】
私は自動二輪の運転免許を持たないため、新車の実車を目にする機会はほとんどありませんが、存在感抜群のバイクに思わず引き寄せられてしまいました。それは往年のアドベンチャーモデル “XRV750 アフリカツイン” を彷彿させるホンダのデュアルパーパスモデルです。

▼ ホンダ CRF1000L アフリカツイン。ボディカラーは “トリコロール”、リムは “ゴールド”



▼ オーストラリアのYouTube動画。Honda CRF1000L Africa Twin

 Honda Motorcycles Australia
 1:00
 2015/11/16 に公開

2016年12月11日 イイね!

“オートカラーアウォード2016” その1

“オートカラーアウォード2016” その1一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA)が主催する “オートカラーアウォード”。本年で19回目となる自動車及び自動二輪のデザインコンテストが12月9日(金) と12月10日(土) の2日間にわたり開かれました。


本年は昨年と同様に横浜美術館と共同で開催され、14のノミネートで、27台の車両が同館ファサードに展示されました。

展示会場はオープンスペースですので、コンテストといっても一般の方も自由に観覧することができます。

一方、実車の審査とは別に館内のレクチャーホールにてデザイナーによるプレゼンテーションが行われます。有料になりますが事前申し込みをすることで一般の方も聴講することができます。私は今回これにも出席をしました。


プレゼンテーション会場ではプレス関係者以外は撮影及び録音が禁じられていました。展示車両の画像が中心になりますが、数回に分けて記事をアップすることにします。


初回は、なかなか見ることができないホンダのNSX の画像5点です。

▼ 2台のNSX。“バレンシアレッドパール” と “ヌーベルブルーパール” 

▼ パワーユニット

▼ インテリアは “レッド”





【 最後にちょっと 】
車両価格 23,700,000円(4WD)のクルマですから、なかなか実車を目にする機会はありません。

プレゼンターの話の中で最も印象に残ったのは、色の見え方が国や地域によって異なるということです。同じボディカラーを日本と米国の自然光の下で見比べた場合、米国の方が色の変化の幅が大きいということでした。

12月9日(金) が曇り空であったのに対し、12月10日(土) は太陽光が強い好天でした。色の印象は2日間で大きく異なりました。2枚目のエクステリアの画像は2日目に撮影したものです。やはりこのくらいの光の下でこそ映える色だと感じました。

また、日本スタッフのイチオシが “バレンシアレッドパール” であるのに対し、米国スタッフのイチオシは “ヌーベルブルーパール” ということでした。国民性による色に対する好みの現れでしょうか。
2016年12月10日 イイね!

ルノーの欧州市場向けセールス・ブローシャー(pdf)。DLするには Renault Belgique(FRANÇAIS)がオススメ

ルノーの欧州市場向けセールス・ブローシャー(pdf)。DLするには Renault Belgique(FRANÇAIS)がオススメ各ブランドともセールス・ブローシャー(カタログ)の電子化が進み、公式webからダウンロードできるようになってきました。

一般的な用語なのかどうかはわかりませんが、Renault では “E-BROSHURE” と呼んでいるようです。言語の好みにもよりますが、どの国の公式webが気軽(簡単で便利)にダウンロードできるかというお題です。



【 比較したのは France(FRANÇAIS)、Belgique(FRANÇAIS)、UK(ENGLISH)】

▼ Renault France(FRANÇAIS)のトップページ(https://www.renault.fr/)

▼ Renault Belgique(FRANÇAIS)のトップページ(https://fr.renault.be)

▼ Renault UK(ENGLISH)のトップページ(https://www.renault.co.uk/)



【 CLIO を例にしたダウンロード手順: Renault France(FRANÇAIS)の場合 】
※ 画像はわざとモノクロにしています。

▼ CLIO のトップページ(https://www.renault.fr/vehicules/vehicules-particuliers/clio-berline.html)

▼ 画面をスクロールするとそれらしきリンクボタンが見つかります

▼ 遷移したページでは個人情報の入力が必要になります



【 CLIO を例にしたダウンロード手順: Renault Belgique(FRANÇAIS)の場合 】

▼ CLIO のトップページ(https://fr.renault.be/vehicules/vehicules-particuliers/clio.html)

▼  画面をスクロールするとそれらしきリンクボタンが見つかります

▼ 遷移先のページは pdf ページになっています

▼ DLした pdf の スペック表。ガソリンエンジンとギアボックスの組合わせは6種類(“ENERGY TCe 90 GPL MT5” は特殊なためか記載なし)。ディーゼルエンジンとギアボックスの組み合わせは4種類
▼ DLした pdf の ボデイカラーページ(カラーコード名あり)


【 CLIO を例にしたダウンロード手順: Renault UK(ENGLISH)の場合 】
※ 画像はわざとモノクロにしています。

▼ CLIO のトップページ(https://www.renault.co.uk/vehicles/new-vehicles/new-clio.html)。それらしきリンクボタンがすぐに目に入ってきます

▼  画面をスクロールするともう一つそれらしきリンクボタンが見つかります

▼ 遷移したページはすべてのモデルの一覧になっています



【 最後にちょっと 】
本当は本国フランスのサイトからDLしたいところですが、個人情報の入力(氏名・郵便番号・e-mailアドレス)が煩わしいため試していません。おそらくフランス国内の郵便番号でないと弾かれてしまうと思われます。

これに対して、ベルギーのサイトの気軽さは大変ありがたいです。小さな市場にもかかわらず、フランスの隣国だからでしょうか、フランスとほぼ同じラインアップです。尚、言語はデフォルトがオランダ語ですがフランス語にスイッチしたURLを引き合いにしました。

3つめの英国のサイトは言語が英語である点は有難いのですがラインアップはフランス本国と異なります。英国で販売されないモデルをルノー・ジャポンが正規輸入することはまずありえません(カングーは稀な例外)。一例を挙げれば ESPACETALISMAN がこれに当たります。

セールス・ブローシャー(カタログ)からどういう情報を得たいかによりますが、私の一番のオススメはベルギー(フランス語)のサイトです。

また、ベルギー(フランス語)のサイトは私の欲しい情報も見つけやすいような気がしています。一例を挙げれば、 CLIO INITIAL PARIS  の画像もたくさん見つかりました。

▼ CLIO INITIAL PARIS のページ(関連情報URLからどうぞ)

▼ 画像7点(掲載されていた画像の一例)。特に注目したいのはインテリアです。シート表皮だけでなく、ダッシュボード及びドアトリムにレザー素材(あるいは合皮?)があしらわれています







おしまい。
Posted at 2016/12/10 09:04:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | ルノー ■ 豆知識 | 日記

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