グラフを見なおしたり、各グラフに対してコメントを追記してみました。
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今日は燃費の感度です
OBD2アダプタで車両から拾えるデータをロギングしてエクセルで整理して見えるようにしてみました。
今日使うOBD2アダプタはコレ↓とAndroid TABとの組み合わせ。
使用アプリは、Torque Pro↓
普段は、インマニ部の温度が測れるためCarScanner Proを使っていますけれど
エクセルにした時に各項目のデータは並んでいるのですけれど、
項目同同士の時間がそろっておらず違うんですね。
こういうデータの場合は、項目同士を軸にしてグラフを書こうとするとうまくいきません。単純な時系列のグラフを並べるだけならばいいんですけどね。
Torque Proの場合は、項目同士同じ時間にデータがありますので項目同士で簡単にグラフにできます。
出来そうな関係の物を見てみました。
縦軸は燃費(0-50km/L)、横軸は各種項目です。
いろいろ感度があるのがわかりますよね ↑では小さく読めませんのでもう少し大きくしてみます。
クリックすれば大きくなると思います。
グラフの傾向から言えるコメントを追加しました。
速度x燃費
速度が高い方ほど最高燃費が高くなる傾向を示す。加速時ではないはず。
エンジン回転数x燃費
1500RPM辺りが最高燃費が高くなる傾向を示す。CVTの制御でこういう偏りができていると思われます。
相対スロットル位置x燃費
開度が低いほど最高燃費が高くなる傾向を示す。そりゃそうですよね。
燃料噴射量x燃費
噴射量が低いほど最高燃費が高くなる傾向を示す。そりゃそうですよね。
インマニ圧力x燃費
インマニ圧力が低いほど最高燃費が高くなる傾向を示す。そりゃそうですよね。
EGRコマンドx燃費
EGRコマンドが低いほど最高燃費が高くなる傾向を示す。
燃料噴射量x燃費
噴射量が低いほど最高燃費が高くなる傾向を示す。そりゃそうですよね。
空気温度x燃費
空気温度が低いほど最高燃費が高くなる傾向を示す。一概に言えない気がします。
命令された当量比(λ)x燃費
λ=理論空燃比に近い方が最高燃費が高くなる傾向を示す。
結果的にこうなっているだけでここにあまり意味はないと考えます。
大気圧x燃費
このデータでは燃費影響は大差なし。
エンジンオイル温度x燃費
このデータでは始動時からHOT状態すべての状態がごっちゃなため何とも言えないが、
温度が高い方が回転部やピストンの油脂分のフリクションが減る方向等があるため
燃費は良くなる傾向になるはず。
エンジン負荷x燃費
負荷が低い方が最高燃費が高くなる傾向を示す。そりゃそうですよね。
OBDアダプタ部電圧x燃費
電圧が高いほど最高燃費が高くなる傾向を示す。一概に言えない気がします。
オルタ稼働率x燃費
稼働率が低いほど最高燃費が高くなる傾向を示す。
もっとレンジの広いデーターで今後確認したい。
空気質量流量流量x燃費
空気質量流量が低いほど最高燃費が高くなる傾向を示す。そりゃそうですよね。
ブレーキSWx燃費
ブレーキを踏まない方が最高燃費が高くなる傾向を示す。そりゃそうですよね。
クーラント温度x燃費
このデータでは始動時からHOT状態すべての状態がごっちゃなため何とも言えないが、
温度が高い方が回転部やピストンの油脂分のフリクションが減る方向等があるため
燃費は良くなる傾向になるはず。
ECU部電圧x燃費
何とも言い難いですが、電圧が高い方が最高燃費が高くなる傾向の様に見える。
もっとレンジの広いデーターで今後確認したい。
キャタライザ温度x燃費
何とも言えませんが、大きく二山ありますね何だろう?
点火時期x燃費
点火時期が進角している方が最高燃費が高くなる傾向を示す。
空燃比x燃費
理論空燃比辺りが最高燃費が高くなる傾向を示す。
エンジン負荷x燃費
エンジン負荷が低い方が最高燃費が高くなる傾向を示す。そりゃそうですよね。
IN側VVT制御角度
角度が低い方(遅角)が最高燃費が高くなる傾向を示す。
0以下では排気側とのラップ量を増やし吸排気の効率を上げているのではないかと思われます。
燃料トリム短期×燃費
燃料噴射の短期補正ですがなんとも言えないです。
燃料トリム長期×燃費
燃料噴射の長期補正ですが何とも言えないのですけれど-5~-6の間が良いですね。
総じて、
燃費を取りに行くために一つ一つのグラフ内の関係だけで言うと、
燃料を噴かないようにアクセルを踏まずエンジンに負荷をかけない走り、
且つ、走行速度を高く、ブレーキを踏まず、ターボを効かさず、1500rpmを狙う。
ってどんな走り(;´Д`)
思うにイメージは、必要最小限の燃料で速度を一気にできるだけ高くし、
そこからはアクセルを離し行けるところまでひたすらブレーキを踏まず惰性で走行する。
というようなことを繰り返すと(;´Д`)
街中では信号の区間や他車両との兼ね合いでなかなか燃費に理想な走りが出来そうにありません。田舎道ならば可能かも。
アーシングやアルミテープでの帯電除去でのフリクション低減やボデーの空気摩擦抵抗を減らすこと等でグラフの関係性をずらしより実際に使える範囲を拡大しているということなんでしょうね。
一つ一つコメントをつけるのは大変なので省略しますが、
瞬間的には40km/Lを超える値は出ています。
こういう良い値はどういうときに出ているのかわかりますので
燃費を求める方にはヒントになるのではないでしょうか。
本当は単純に項目だけでの組み合わせで見るのではなく、
もっと細かく分析することもできますが手間がかかりますので今回はそこまでは止めておきます。
ボクのはVMGですからVM4をみるとまた違ったところに感度があるのかもしれませんね。
→ Breakさんお願いします(^^)/
ちなみにボクは燃費を求めていません。
もちろん良いに越したことはありませんが気持ちよく乗る方が大事 ^^) _旦~~
今日もまだ気持ちよさが継続しています。
出勤時
帰宅時
今日のスバル君
スバル君の背中にVABのマスクを乗せてみた
意味はありません(≧▽≦)
つづく