F1ウィークの鈴鹿がこの上なく楽しいことは間違いありません。過去何回行ったか覚えてないけど特別な週末です。少し前に日本最大の祭りは阪神タイガースの優勝と書きましたが、次は鈴鹿のF1だと思います。
どこに住んでようがレースがあればどこのサーキットにも行くツワモノが日本には少なくないことを知っています。尊敬します。
富士WECもそうですが、世界的イベントのF1が日本で開催されることにとても感謝しています。
画像は数年前のメルボルンでのフェラーリピット。パワーユニットなる電気の仕組みが組み込まれた頃です。特別なエリアに入れて頂いているのですが、レースが楽しくなかったのですよね。現時点ではこれが最後のF1観戦。動力に電気が採用されてから、心が少し離れています。
80年代後半頃のF1はエキサイティングでした、特に予選。1ラップを速く走らせることに全ての関係者が常軌を逸した世界。予選用エンジン、予選用ガソリン、予選用タイヤでとにかく1周だけ速く走る。マシンが走り抜けると排ガスで目が痛くなるのです。あきらかにレースと違う燃料なことが体感できました。こうなるとノウハウと予算を持ってるチームが速いのですが、遅いチームもトップチームに一矢報いる気概を感じました。予選最速ラップは終了時間ギリギリに出るのですよね。最後の最後に狙いすまして一撃で仕留める的なことがたまらなく好きでした。
伝説になっているセナの予選鈴鹿の最速ラップはS字コーナーで観てたのですが、ひとりだけレベルが違いました。アクセルを小刻みに使う「セナ足」は現地で見てると神業なことがよくわかりました。2秒くらいにアクセルON-OFFを5回くらいやるのです。当時の他のトップドライバーはプロスト、マンセル、ベルガー、日本人だと中嶋悟ですが、彼らは3回です。3回でも凄いのですが5回はワケのワカラナイ世界。
鈴鹿のF1ウィークにはセナのエンジン音が脳内再生されるのです。現地の方は楽しんで!
Posted at 2023/09/23 12:27:26 | |
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